パンツスーツ

パンツスーツとは、女性用のスーツの1つで、ジャケットズボンがワンセットになったスタイルのことである。

特徴[編集]

パンツスーツを着用するヒラリー・クリントン
パンツスーツを着た女性

パンツスーツは女性の体型を特に深く考慮して作られる服である。ジャケットはボタンが左側で胸の膨らみとウエストのくびれを強調し、パンツは女性の股間の形状を考慮して股上が浅く、女性器が当たる部分に余裕がなく、ヒップの膨らみを強調するなど、女性専用として作られている。裾はフレア気味かすぼんだタイプが多い。

男性の着用[編集]

一見、男性用のスーツと形状が似ているため、男性が着用することも出来なくはない。しかし、男性の場合、ジャケットは肩幅などが合わず窮屈で、パンツはヒップの膨らみが大き過ぎ、男性器が考慮されていないため股上が浅く感じ窮屈である。他者から見た場合、体に丸みを帯びたシルエットが出てしまい、女性的な印象が出てしまう。ジャケットのボタンの方向が男性用のジャケットとは逆である点にも明確な違いがある。ただし、LGBT用に大きめのサイズが用意されることはある。

歴史[編集]

1920年代に導入され、第一次世界大戦中にはイギリスで使用されていた。 マレーネ・ディートリヒ1930年代から着るようになり、1960年代にはますます広まった。普通の通勤着や、リクルートスーツタイプや、結婚式などでの着用に適したタイプも発売されるようになった。