ファルコン9の打ち上げ履歴

ファルコン9のシリーズ。左からファルコン9 v1.0英語版v1.1英語版v1.2「フル・スラスト」ブロック5ファルコンヘビー

ファルコン9の打ち上げ履歴ではこれまでに打ち上げられたファルコン9ロケットとその発展型ファルコンヘビーの詳細について記述する。

打上げ年別データ

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形式
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  •   v1.0
  •   v1.1
  •   FT
  •   FT(再利用)
  •   ブロック5
  •   ブロック5(再利用)
  •   ヘビー
射場
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'24
  •   ケープカナベラル
  •   ヴァンデンバーグ
  •   ケネディ
ミッション成否
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'19
'20
'21
'22
'23
'24
  •   失敗(打ち上げ前)
  •   失敗
  •   部分的失敗
  •   成功
  •   成功(スターリンク)
  •   打ち上げ予定
  •   予定(スターリンク)
着陸成否
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'19
'20
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'22
'23
'24
  •   着陸失敗
  •   着艦失敗
  •   着水試験失敗[† 1]
  •   パラシュート試験失敗[† 2]
  •   着陸成功
  •   着艦成功
  •   着水試験成功[† 3]
  •   試みなし
  1. ^ 制御降下、着水制御失敗、回収せず
  2. ^ パラシュート展開前に無動力再突入に失敗
  3. ^ 制御降下、緩やかに垂直に海面に着水、回収せず

打ち上げ履歴

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2017年以前

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No 打上げ日時 (UTC) 形式 射場 搭載物 結果 備考
1 2010年6月4日18時45分 v1.0 ケープカナベラル空軍基地 ドラゴン宇宙船の認証モデル(模型) 成功 ファルコン9ロケットの初飛行[1][2]。第1段をパラシュートで回収しようとしたが、パラシュートを展開する前に再突入で燃え尽きた[3]
2 2010年12月8日10時43分 v1.0 ケープカナベラル空軍基地
  • ドラゴン宇宙船 (COTS Demo Flight1)
  • CubeSat 8機
成功 ドラゴンは無人の状態で、地球の軌道を2周回後に大気圏に再突入して、太平洋上に無事着水し回収された。
民間の宇宙船として初めて地球の軌道を周回した後に帰還した。
3 2012年5月22日7時44分 v1.0 ケープカナベラル空軍基地 成功 ISSに結合させた後、ドラゴンカプセルを回収するミッション。
当初打ち上げは19日に計画されていたが、第5エンジンの異常燃焼により打ち上げ0.5秒前に中止された[5]。22日の再打ち上げにより打ち上げ成功。
4 2012年10月8日12時34分 v1.0 ケープカナベラル空軍基地 ドラゴン宇宙船(スペースX CRS-1、略: SpX-1) 成功 初の商業補給サービス (Commercial Resupply Services, CRS)。打ち上げ中に第一段ロケットのうち1基に圧力低下の異常が発生したため、このエンジンを停止させ、自動制御により残り8基のエンジンと第2段の燃焼時間を長くした。
ドラゴンをISSへ向かう予定通りの軌道に、相乗り衛星のORBCOMM-G2を予定より低い軌道に投入した。ORBCOMM-G2を運用するオーブコム社は軌道を上昇させることを望んだものの、エンジントラブルで推進剤の残量に余裕がなかったことから主ペイロードを所有するNASAが許可しなかった(上昇自体は可能だったが推進剤が十分に残っていなければISSにリスクが及ぶと判断された)[6]

ORBCOMM-G2はオーブコム社の新世代衛星コンステレーションの先行試験機で、4日後に軌道減衰のため大気圏に突入するまでの間に技術的なデータを取得した。

ORBCOMM-G2(通信衛星の試験機)

部分的失敗
5 2013年3月1日 v1.0 ケープカナベラル空軍基地 ドラゴン宇宙船(スペースX CRS-2、略: SpX-2) 成功
6 2013年9月29日16時00分 v1.1 ヴァンデンバーグ空軍基地 成功 v1.1の初打ち上げであり、かつ西海岸からの初めての打ち上げであり、カナダ宇宙庁からの受注によるドラゴン宇宙船以外の宇宙機のみを搭載した初の商業ミッションでもある。
第1段分離後には、第1段の再使用に向けた回収実験も行われ、着水前に逆噴射が行われたが海面へ激突した[7]
7 2013年12月3日22時41分 v1.1 ケープカナベラル空軍基地 SES-8英語版(通信衛星) 成功 GTOへの初打ち上げ[8]
8 2014年1月6日22時06分 v1.1 ケープカナベラル空軍基地 Thaicom 6(通信衛星) 成功
9 2014年4月18日19時25分 v1.1 ケープカナベラル空軍基地 成功 1段に着陸脚4本を装着して初めて飛行[9]。1段の洋上着水試験に成功するも、機体回収には失敗。オーストラリア南西部上空での第2段の制御再突入も初めて行われて成功した。
10 2014年7月14日11時15分 v1.1 ケープカナベラル空軍基地 ORBCOMM-G2(通信衛星)6機 成功 着陸脚を装備。1段の洋上着水試験が行われ、軟着水には成功したが、機体の回収には失敗[10]
11 2014年8月5日4時00分 v1.1 ケープカナベラル空軍基地 アジアサット8(通信衛星) 成功 打上げ能力を優先するため、着陸脚は装備せず[11]
12 2014年9月7日1時00分 v1.1 ケープカナベラル空軍基地 アジアサット6(通信衛星) 成功 8月26日の打上げ予定を27日に延期、さらに9月7日に再延期して打ち上げられた。着陸脚は装備せず[12]
13 2014年9月21日1時52分 v1.1 ケープカナベラル空軍基地 ドラゴン宇宙船(スペースX CRS-4、略: SpX-4) 成功 9月20日の打ち上げ予定を悪天候により1日延期。前回の打上げからわずか14日の準備期間で打ち上げを実施。
当初着陸脚を装備した1段目を使用する予定であったが、装備していなかった12号機の1段と交換して打ち上げられた。このため着陸脚は装備しなかったが、着水前の噴射試験は行われた[13]。NASAはこの超音速逆噴射試験の様子を航空機から撮影したビデオを公開した[14]
14 2015年1月10日9時47分 v1.1 ケープカナベラル空軍基地 ドラゴン宇宙船(スペースX CRS-5、略: SpX-5) 成功 1月6日の打上げ予定だったが、第2段目ロケットの不具合により延期された。
第1段機体を大西洋上に浮かべた無人船に着陸させる試験は失敗[15]。1段の機体は無人船上にまで降下させることが出来たが、姿勢制御用グリッドフィンを動かすための駆動流体を使い果たしたため、傾いた状態で落下し爆発した。映像はこちらで公開[16]
15 2015年2月11日23時3分 v1.1 ケープカナベラル空軍基地 DSCOVR (Deep Space Climate Observatory) 成功 ファルコン9ロケットによる初の深宇宙探査機の打ち上げ。ロケット1段の洋上回収試験は波が高すぎたため断念したが、機体は予定していた降下ポイントの10m以内に垂直状態で着水させることに成功した[17]
16 2015年3月2日3時50分 v1.1 ケープカナベラル空軍基地 成功 ファルコン9ロケットによる初の衛星2機同時打ち上げ。衛星2機搭載による燃料等の重量増のため、回収用の着陸脚は装備されなかった[18]
17 2015年4月14日21時10分 v1.1 ケープカナベラル空軍基地 ドラゴン宇宙船(スペースX CRS-6、略: SpX-6) 成功 14号機と同様の着陸回収試験を実施。打ち上げそのものは成功したが、再び着陸に失敗した[19]
18 2015年4月28日1時3分 v1.1 ケープカナベラル空軍基地 トルクメンアーレム52E/モナコサット 成功 トルクメンアーレム52E/モナコサットはトルクメニスタン初の通信衛星。打ち上げから約32分後に衛星を分離し、所定の軌道への投入に成功した[20]
19 2015年6月28日14時21分 v1.1 ケープカナベラル空軍基地 ドラゴン宇宙船(スペースX CRS-7、略: SpX-7) 失敗 打上げから139秒後に爆発。搭載された物資が全て失われた[21]。3度目の再使用試験に挑戦する予定であったが、打上げ失敗により実施できなかった。
爆発の原因としては、第2段タンクの支柱の強度が規定より弱く飛行中の負荷で破断した、との分析がなされている[22]
20 2015年12月22日1時29分 FT ケープカナベラル空軍基地 ORBCOMM-2 成功 改良版となるファルコン9 フル・スラストの初打ち上げ[23]。第一段分離後、第一段はLZ-1着陸地点に軟着陸成功、第二段は搭載していた11機の衛星全ての軌道設置に成功[24]
21 2016年1月17日18時42分 v1.1 ヴァンデンバーグ空軍基地 Jason-3 成功 ファルコン9 v1.1の最後の打ち上げ。打ち上げ後、再度洋上への着陸回収試験が試みられるもこちらは着陸後に脚が折れ転倒、失敗に終わった。
22 2016年3月4日23時35分 FT ケープカナベラル空軍基地 SES-9 成功 積荷の重量過多のため、着陸試験は部分的な実施に留まった。
23 2016年4月8日20時43分 FT ケープカナベラル空軍基地 ドラゴン宇宙船(スペースX CRS-8、略: SpX-8) 成功 フル・スラストでは初となる洋上への着陸回収試験を実施。同じく初となる無人船への軟着陸に成功した。
積荷には、ISSに設置する膨張式モジュール試験機BEAMが搭載された。
24 2016年5月6日5時21分 FT ケープカナベラル空軍基地 JCSAT-14 成功 GTOへの打ち上げ。GTOへの打ち上げでは初となる無人船への軟着陸に成功した。再突入の速度が早いため、ブーストバック噴射を行わない代わりに着陸噴射を3基のエンジンで行う手法が取られた(これまでは1基)[25]
25 2016年5月27日21時40分 FT ケープカナベラル空軍基地 Thaicom 8 成功 GTOへの打ち上げ。無人船への軟着陸に3回連続での成功。
26 2016年6月15日14時29分 FT ケープカナベラル空軍基地 成功 GTOへの打ち上げ。無人船への軟着陸は、エンジン3基中1基の推力が不足し失敗。
27 2016年7月18日04時45分 FT ケープカナベラル空軍基地 ドラゴン宇宙船(スペースX CRS-9、略: SpX-9) 成功 ケープカナベラル空軍基地の着陸ゾーン1への着陸に初めて成功した。
28 2016年8月14日05時26分 FT ケープカナベラル空軍基地 JCSAT-16 成功 GTOへの打ち上げ。無人船への軟着陸も成功。
N/A 2016年9月1日13時07分 FT ケープカナベラル空軍基地 Amos-6英語版 失敗 打上げ前燃焼試験の準備中に上段液体酸素タンクが爆発し、衛星ともども破壊された[26]。試験は無人で行われていたため人的被害はなかった。
爆発の原因としては、LOXタンク内に搭載されているCOPV (Composite Overwrapped Pressure Vessel) と呼ばれる炭素繊維複合材を用いたヘリウムタンクの隙間に、燃料の液体酸素が浸透または固体酸素となり付着、引火して爆発したとの分析がなされている[27]

2017年の打ち上げ

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No 打上げ日時 (UTC) 形式 射場 搭載物 結果 備考
29 2017年1月14日17時54分 FT ヴァンデンバーグ空軍基地 イリジウムNEXT 10機 成功 2016年の事故後初となる打ち上げ。対策として推進剤やヘリウムの充填手順の変更がなされた。10機の衛星の投入ならびに無人船への軟着陸いずれも成功[28]
30 2017年2月19日14時39分 FT ケネディ宇宙センター ドラゴン宇宙船(スペースX CRS-10、略: SpX-10) 成功 2500kgの消耗品や研究用の資材を国際宇宙ステーションへドラゴン宇宙船で輸送したミッション。SpaceXによるケネディ宇宙センターからの初めての打ち上げである。ケープカナベラル空軍基地のスペースXランディングゾーン1(LZ-1)への第1段着陸に成功した[29]
31 2017年3月16日6時00分 FT ケネディ宇宙センター EchoStar 23 成功 EchoStar Corp.の放送衛星EchoStar 23の打ち上げ。ペイロードである衛星の重量が大きいため、第1段ロケットの回収は試みられなかった(着陸脚・グリッドフィンともに無し)[30]
32 2017年3月30日22時27分 FT ケネディ宇宙センター SES-10英語版 成功 ファルコン9における再利用機体による初の打ち上げ。2016年4月8日打ち上げの23号機で回収された第1段ロケットが再利用された。打ち上げおよび、この第1段ロケットにとって2度目となる回収(ドローン船へ着陸)ともに成功した[31][32]。また、人工衛星を覆っているロケット先端のフェアリングの回収も試みられた。2つのフェアリングのうち1つの回収に成功している[33]
33 2017年5月1日11時15分 FT [34] ケネディ宇宙センター NROL-76英語版 [35] 成功 アメリカ国防総省国家偵察局軍事衛星 NROL-76 の打ち上げ。スペースXのロケットにおけるペイロードとしては初となる軍事衛星の打ち上げとなった [36]。ペイロードが軍事衛星であるため、YouTubeでのスペースX公式ライブで32号機打ち上げまで表示されていた第2段ロケットのスピードと高度は表示されなかった。その代わり、第1段ロケット搭載カメラと地上のカメラで打ち上げから着陸に至る連続映像をライブする試みが行われた[37]。第1段は、ケープカナベラル空軍基地のスペースXランディングゾーン1(LZ-1)への着陸に成功している。
34 2017年5月15日23時21分 FT [38] ケネディ宇宙センター インマルサット F4 [39] 成功 今回のペイロードの重量は6,070kg[40]。このペイロードは当初、ファルコンヘビーで打ち上げ予定だった。ファルコン9の性能向上によりファルコン9で打ち上げられたものである[41]。2017年5月現在、ファルコン9で静止トランスファ軌道へ打ち上げられた最も重いペイロードとなった[42]。ペイロードの重量ゆえに、第1段ロケットの回収は試みられていない(着陸脚・グリッドフィンともに無し)。
35 2017年6月3日21時07分 FT
B1035[43]
ケネディ宇宙センター スペースX CRS-11 成功 地球画像プラットフォームであるMUSES [44] とソーラーアレイROSA [45] とともに、中性子星内装組成探査機(NICER) [46] をISSへ届けたミッション。2014年9月の13号機で打ち上げられたドラゴンカプセル(シリアル番号C106) [43] を改装したドラゴンが再利用されている [47]。もともとは6月1日に発射される予定だったが、天候が悪いために6月3日に打ち上げられた [48]。第1段は、ケープカナベラル空軍基地のスペースXランディングゾーン1(LZ-1)への着陸に成功している。
36 2017年6月23日19時10分 FT
B1029.2[42]
ケネディ宇宙センター BulgariaSat-1英語版 [49] 成功 2017年3月30日のB1021に続き、再利用機体による2度めの打ち上げ。[42] 用いられた機体は2017年1月に打ち上げられたB1029である。半年のインターバルでの再利用となる。ペイロードはブルガリア初の通信衛星であり、ヨーロッパ南東部におけるテレビ放送やその他の通信サービスに利用される予定。[42] 再利用機体はドローン船に帰還。回収された。
37 2017年6月25日20時25分 FT
B1036.1[50]
ヴァンデンバーグ空軍基地 Iridium NEXT-2 成功 36号機の翌々日に行われた打ち上げ。グリッドフィンの熱対策としてチタン製のグリッドフィンが採用された最初の飛行である。第1段ロケットはドローン船に帰還。回収された。[51]
38 2017年7月5日23時38分 FT
B1037[52]
ケネディ宇宙センター Intelsat 35e英語版[53] 成功 6,761kgという重い衛星をGTOに打ち上げるという制約のため、第1段ロケットは回収されなかった。[54]
39 2017年8月14日16時31分 ブロック4 ケネディ宇宙センター スペースX CRS-12 成功 ブロック4と呼ばれる改良型の機体の初打ち上げ。打ち上げ並びに陸上への着陸ともに成功。
40 2017年8月24日18時51分 FT
B1038.1[55]
ヴァンデンバーグ空軍基地 Formosat-5 成功 台湾初の純国産衛星である福衛5号(光学解像度2メートル級の地球観測衛星(偵察衛星))の打ち上げ。相乗りの衛星がなかったため、ロケットの性能に対してペイロードの重量が非常に軽かった(たったの450kg)。この衛星の打ち上げは当初は2016年を予定していたが、打ち上げ失敗の影響で大幅に遅延していた。そのため、打ち上げ費用は大幅に値引きされ、SpaceX社に損失が出たと言われている。
41 2017年9月7日12時00分 ブロック4
B1040.1
ケネディ宇宙センター Boeing X-37B OTV-5 成功 ペイロードが軍事用の実験機体(再使用型宇宙往還機)であるため、スペースX公式ライブネット配信では第2段ロケットのスピードと高度は表示されなかった。ボーイング社はロッキード・マーティン社と合弁で政府向けの衛星打ち上げに用にULA社を運営しているが、今回は会社立ち上げ時に反トラスト法違反で裁判まで起こされたSpaceX社のロケットを使用して打ち上げた。
42 2017年10月9日12時37分 ブロック4
B1041.1
ヴァンデンバーグ空軍基地 Iridium NEXT-3 成功 ブロック4を使用した三回目の打ち上げ。Iridium NEXTも三回目の利用となった。
43 2017年10月11日22時53分 FT ♺
B1031.2
ケネディ宇宙センター SES-11 / EchoStar 105 成功 この打ち上げでは三回目の再利用となる第一弾ロケットが使用された。condosat調整(相乗り調整)で2基の主ペイロードが同時に打ち上げられた。※通常は大型の主ペイロードと小型の副ペイロードを打ち上げ、異常発生時の調整権は主ペイロードの荷主にある。
44 2017年10月30日19時34分 ブロック4
B1042.1
ケネディ宇宙センター Koreasat 5A 成功 韓国初のファルコン9を利用した打ち上げ。また、ファルコン9にとって初めて3週間で3回の打ち上げを実施し、15回目の無人船への着陸成功となった。第一段ロケットは着陸に成功したが、着陸後にエンジン付近で小さな火災が発生し、エンジンを損傷して再び飛行することができなくなったとみられる。
45 2017年11月15日15時36分 FT ♺
B1035.2
ケープカナベラル空軍基地 スペースX CRS-13 成功 ケープカナベラル空軍基地の射場が2016年の事故で損傷した後の初めての打ち上げ。二回目のドラゴンの再利用(前回はCSR-6で使用)、4回目の第一段ロケットの再利用(前回はCSR-11で使用)となり、第一段ロケットは通算20回目の軟着陸に成功した。
46 2017年11月23日01時27分 FT ♺
B1036.2
ヴァンデンバーグ空軍基地 Iridium NEXT-4 成功 イリジウム社が打ち上げの遅れを回避するためと、リスクの上昇は無いと判断したため今回は回収された第一段ロケットを再利用することとなった。ファルコン9にとっては同じ荷主に対して2回同じロケットを使って衛星を打ち上げる初めてのケースとなった。また、今回は第一段ロケットの回収は行わず、海上への着水実験が行われた。打ち上げが夕暮れ時に行われたため、高高度のロケット雲に夕日が反射して非常に神秘的な光景がカリフォルニア南部を中心としたエリアで観測され、SNS等に多くの写真が投稿された。

2018年の打ち上げ

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Flight No. 打上げ日時
(UTC)
形式 射場 搭載物 搭載物の重量 目標軌道 荷主 打ち上げ
結果
着陸
結果
47 2018年1月8日
01:00
Falcon 9 Block 4
B1043.1
CCAFS SLC-40 Zuma 機密 LEO ノースロップ・グラマン
(政府機関の依頼)
成功
(※衛星は分離後軌道に乗らず)
成功
(陸上)
フェアリングに問題が見つかり、打ち上げが2ヵ月近く延期されていた。打ち上げには成功したが、衛星が2段目から分離できなかったのではないかという噂があるが、スペースXはロケットは正常に動作したと発表を出した。この衛星は軍事用と思われ、その性質上正確な情報がほとんど発表されないため真相は不明である。1段目のブースターは17回目の回収に成功した。
48 2018年1月31日
21:25
Falcon 9 Full Thrust♺
B1032.2
CCAFS SLC-40 GovSat-1 / SES-16 4,230kg GTO SES 成功 成功
(海への着水)
2017年5月にNROL-76を打ち上げた1段目を再利用した。3機の主エンジンを使用した海上着水実験に成功したが、1段目は沈没せずにそのまま残ってしまったため、破壊して沈没させた。
FH 1 2018年2月6日
20:45
Falcon Heavy core
B1033
KSC LC-39A SpaceX社CEO
テスラ・ロードスター
(※電気自動車)
1,250kg 太陽周回軌道
0.99–1.67AU
(ほぼ火星遷移軌道)
SpaceX 成功 失敗
(無人船)
B1023.2 (side) ♺ 成功
(陸上)
B1025.2 (side) ♺ 成功
(陸上)
ファルコンヘビーの初打ち上げ。Thaicom8およびCRS-9の打ち上げで回収した1段目をサイドブースターとして再使用した。打ち上げは成功し、サイドブースターは2本同時に着陸に成功したが、中央コアのドローン船への着陸はTEA-TEB化学点火装置が使い果たされ、2つの主エンジンの再点火に失敗したため無人船近くの海上に落下して失敗した。その時に無人船に損傷を与えてしまった。今回の打ち上げは試験目的のため衛星等は積み込まず、積み荷はスペースX社のCEOであるイーロン・マスクが保有するテスラ・ロードスター(マスクはテスラ社のCEOでもある)と、宇宙服を着せた人形が載せられた。打ち上げ前の1月24日に行われた発射台上でのエンジン点火試験では、初めてロケット3基分の27個のエンジンが一斉に点火された。これは開発中止されたロシアのN-1に迫る非常に多いエンジン数である。第二ステージの後、火星遷移軌道への最終燃焼を行い、イーロン・マスクは3回目の燃焼が成功したとツイートした。ペイロードはヴァン・アレン帯の中を6時間かけて通過し火星へ向けて順調に飛行した。インターネット上での生配信はYouTubeで史上2番目に視聴された生配信となり、同時視聴数は230万以上に達した。分離されたテスラ・ロードスターに搭載されたカメラからは地球をバックに遠ざかる様子が映し出された。
49 2018年2月22日
14:17
Falcon 9 Full Thrust♺
B1038.2
VSFB SLC-4E Paz英語版 /Tintin 2,150kg SSO Hisdesat
exactEarth
SpaceX
成功 実施無し
フル・スラスト(ブロック3)の最後の打ち上げ。Formosat-5打ち上げに使用した1段目を再利用した。Paz(スペイン語で平和)は、ドイツの衛星と共同で運営されるスペイン初の偵察衛星である。積み荷には副ペイロードとして、2台のSpaceX社の衛星通信ネットワーク試験衛星が積まれており、これらは低軌道へ投入された。この1段目には着陸用の装備は搭載されず、海上に落下して消費された。また、フェアリング(2つで600万ドル相当)の回収も試験され、フェアリング2.0と呼ばれる誘導システムとスラスタ、パラフォイルを装備したフェアリングが搭載された。船の上に網を装備したMr. Steven号と呼ばれる有人船による回収が試験されたが、船から数100m離れた位置へ軟着水したため回収は成功したが直接捕まえることはできなかった。
50 2018年3月6日
05:33
Falcon 9 Block 4
B1044
CCAFS SLC-40 Hispasat 30W-6 6,092kg GTO Hispasat
NovaWurks
成功 実施無し
積み荷はスペインの通信衛星。SpaceXによって現在までに打ち上げられた最大の衛星で、「ほぼバスのサイズ」とされる。1段目は無人船への着陸が計画されたが、気象条件が悪いため実施されなかった。打ち上げ日程の遅延を防ぐためと、フェアリング内の加圧と3月1日にアトラスV によって打ち上げられたGOES-Sとの軌道の競合に関する懸念があったことから、回収の予定はないが着陸脚とチタン製のグリッドフィンは搭載されたまま打ち上げられた。
51 2018年3月30日
14:14
Falcon 9 Block 4 ♺
B1041.2
VSFB SLC-4E Iridium NEXT-5 9,600kg 極軌道LEO イリジウムコミュニケーションズ 成功 実施無し
5回目のイリジウムNEXTの打ち上げ。3回目のイリジウムNEXTの打ち上げに使用した1段目を改装して使用した。最新の再点火エンジンを搭載し、より多くの打ち上げで1段目を回収できるようにするための試験が行われた。また、海上でMr. Stevenを使ってフェアリングの半分を捕まえる2回目の試験を行ったが、パラフォイルがねじれてしまい上手く捕まえることができなかった。
52 2018年4月2日
20:30
Falcon 9 Block 4 ♺
B1039.2
CCAFS SLC-40 スペースX CRS-14

(Dragon C110.2 ♺)

2,647kg LEO (ISS) NASA 成功 実施無し
この打上げでは、CRS-12で使用された1段目を改装したものと、CRS-8で使用されたドラゴンを改装したものを使用した。ドラゴンの外部ペイロードにはISSで使用する、材料研究プラットフォームMISSE-FF、ロボット給油ミッションTSIS、ASIMヘリオフィジックスセンサー、宇宙ゴミ除去実験装置等が積まれた。1段目は使い捨てにされ、ドラゴンの大気圏再突入では多くのデータを収集した。また、コスタリカ初の衛星ProjectIrazúとケニア初の衛星1KUNS-PFも同時に打ち上げられた。
53 2018年4月18日
22:51
Falcon 9 Block 4
B1045.1
CCAFS SLC-40 TESS 362kg HEO NASA 成功 成功
(無人船)
NASAの重要な科学ミッションの第一段。TESSは太陽系外惑星の広域探索を目的とした宇宙望遠鏡で、SpaceXにとっては地球観測を目的としない科学衛星の初めての打ち上げとなった。2段目で衛星は長楕円軌道に投入され、その後は衛星自身のブースターで加速して、月フライバイ等の複雑な制御を行った後、2か月後には月と2:1の軌道共鳴に入る。2018年1月にFalcon 9 Full Thrustは今回のようなNASAの「中リスク」ミッションを担当するために必要な「Launch Services Program Category 2認証」を取得していた。新造ブロック4の最後の打ち上げとなり、1段目は24回目の回収に成功した。また、フェアリング回収のための海上への着水実験が行われた。
54 2018年5月11日
20:14
Falcon 9 Block 5
B1046.1
KSC LC-39A Bangabandhu-1 3,600kg GTO タレス・アレーニア・スペース
バングラデシュ電気通信規制委員会(BTRC)
成功 成功
(無人船)
最初のブロック5の打ち上げ。最初の積み荷は2017年12月にアリアン5で打ち上げを予定していた、タレス・アレーニア・スペース製のバングラデシュ初の商業衛星(衛星通信サービス用)となった。1段目は25回目の回収に成功した。
55 2018年5月22日
19:47
Falcon 9 Block 4 ♺
B1043.2
VSFB SLC-4E Iridium NEXT-6
GRACE-FO 1, 2
6,460kg 極軌道LEO イリジウムコミュニケーションズ
GFZ  • NASA
成功 実施無し
6回目のイリジウムNEXTの打ち上げ。Zumaを打ち上げた1段目を再使用した。1段目の再利用間隔は4.5ヶ月の新記録であった。GFZは、2015年にGRACE-FOのウクライナのドニエプルよる打ち上げ契約が解除された後、Falcon 9によるイリジウムの打ち上げにライドシェアをするように手配していた。イリジウムのCEO Matt Deschは、2017年9月にGRACE-FOがこのミッションで打ち上げられると発表していた。
56 2018年6月4日
04:45
Falcon 9 Block 4 ♺
B1040.2
CCAFS SLC-40 SES-12 5,384 kg GTO SES 成功 実施無し
SES-8と同じく中東やアジア太平洋地域にサービスを提供する通信衛星を打ち上げた。SESの最大の衛星だった。第1段ロケットはブロック4が用いられたが、GTOに衛星を乗せるために第2段ロケットにはブロック5が用いられた。
57 2018年6月29日
09:42
Falcon 9 Block 4 ♺
B1045.2
CCAFS SLC-40 スペースX CRS-15

(Dragon C111.2 ♺)

2,697 kg LEO (ISS) NASA 成功 実施無し
MISSE-FF 2、ECOSTRESS、Latching End Effector、Birds-2などをペイロードとしてISSに輸送した。使用されたブースターは4月のTESSの打ち上げで使用されてから2か月半しか経過しておらず、当時の記録であった4か月半を大幅に更新した。ブロック4ブースターは今回で最後の使用となり、大西洋に落下させて廃棄された。
58 2018年7月22日
05:50
Falcon 9 Block 5
B1047.1
CCAFS SLC-40 Telstar 19V英語版 7,075 kg GTO テレサット 成功 成功
(無人船)
Telstar 14Rの後継機として、アメリカ大陸上空の西経63.0度に配置する通信衛星を打ち上げた。衛星は7,075kgと当時打ち上げられた民間通信衛星としては最も重量が大きかった。そのため、衛星は通常のGTO軌道よりも低い軌道で投入された。
59 2018年7月25日
11:39
Falcon 9 Block 5
B1048.1
VSFB SLC-4E Iridium NEXT-7 9,600kg 極軌道LEO イリジウムコミュニケーションズ 成功 成功
(無人船)
7回目のIridium NEXTの打ち上げで、10機の通信衛星が搭載された。気象条件がこれまでの着陸の中で最も悪かった中、ブースターはドローン船上へ着陸を成功させた。フェアリングの回収も試みたが、悪天候に阻まれ失敗に終わった。
60 2018年8月7日
05:18
Falcon 9 Block 5 ♺
B1046.2
CCAFS SLC-40 Telkom-4英語版 5,800kg GTO テルコム・インドネシア 成功 成功
(無人船)
東経108.0度に配置されていた老朽化したTelkom-1を置き換えることを目的としたインドネシアTelkom-4英語版を打ち上げた。ブロック5としては初の再利用ブースターが使用された。
61 2018年9月10日
04:45
Falcon 9 Block 5
B1049.1
CCAFS SLC-40 Telstar 18V英語版/Apstar-5C 7,060kg GTO テレサット 成功 成功
(無人船)
衛星はアジア・太平洋上空の東経138.0度に投入された。
62 2018年10月8日
02:22
Falcon 9 Block 5 ♺
B1048.2
VSFB SLC-4E SAOCOM 1A 3,000kg SSO CONAE 成功 成功
(陸上)
アルゼンチン宇宙活動委員会のSAOCOM 1Aが打ち上げられた。当初は2012年に打ち上げの予定であった。
63 2018年11月15日
20:46
Falcon 9 Block 5 ♺
B1047.2
KSC LC-39A Es'hail 2 5,300kg GTO Es'hailSat 成功 成功
(無人船)
カタールの通信衛星の打ち上げ。東経26.0度に投入された。
64 2018年12月3日
18:34:05
Falcon 9 Block 5 ♺
B1046.3
VSFB SLC-4E SSO-A (SmallSat Express) 4,000kg SSO Spaceflight Industries 成功 成功
(無人船)
Eu:CROPIS、HIBER-2などの小型衛星64基を打ち上げるライドシェアミッション。使用されたブースターは3回再使用された初のブースターとなった。
65 2018年12月5日
18:16
Falcon 9 Block 5
B1050.1
CCAFS SLC-40 SpaceX CRS-16
(Dragon C112.2♺ )
2,500kg LEO (ISS) NASA 成功 失敗
(陸上)
ファルコン9ブロック5で打ち上げられた初のCRSミッション。搭載されたドラゴン宇宙船も再使用されたもの。ブースターは帰還時に失速し、制御不能となって海上にタッチダウンして大きく破損した。地上パッドを着陸目標としたブースターの着陸では初めての失敗となった。
66 2018年12月23日
13:51
Falcon 9 Block 5
B1054.1
CCAFS SLC-40 グローバル・ポジショニング・システム ブロックIII-01 4,400kg MEO USAF 成功 実施無し
衛星は当初デルタIVで打ち上げが予定されていたが変更された。55.0度という高い軌道傾斜角のため、ブースターの回収と再利用の試みはなかった。

2019年の打ち上げ

[編集]
Flight No. 打上げ日時
(UTC)
形式 射場 搭載物 搭載物の重量 目標軌道 荷主 打ち上げ
結果
着陸
結果
67 2019年1月11日
15:31
Falcon 9 Block 5 ♺
B1049.2
VSFB SLC-4E Iridium NEXT-8 9,600kg 極軌道LEO イリジウムコミュニケーションズ
成功 成功
(無人船)
イリジウムNEXTの最後の打ち上げ。衛星10基を打ち上げた。
68 2019年2月22日
01:45
Falcon 9 Block 5 ♺
B1048.3
CCAFS SLC-40 Nusantara Satu

ベレシート S5

4,850kg GTO PSN

SpaceIL/イスラエル・エアロスペース・インダストリーズ

空軍研究所

成功 成功
(無人船)
Nusantara Satuは、東経146.0度に配置されたインドネシアの民間商業衛星。空軍研究所の小型衛星S5はNusantara Satuに相乗りしてGEO軌道付近に展開された。ベレシートはイスラエルの月探査機であえり、月軌道に乗ることができたが、月面着陸には失敗した。
69 2019年3月2日
07:49
Falcon 9 Block 5
B1051.1
KSC LC-39A Crew Dragon Demo-1 12,055kg LEO (ISS) NASA 成功 成功
(無人船)
「クルードラゴン」と呼ばれる有人飛行用の宇宙船ドラゴン2の初飛行。このミッションは無人テスト飛行であり、ISSに4日間滞在した。
FH 2 2019年4月11日
22:35
Falcon Heavy
B1055 core
KSC LC-39A Arabsat-6A 6,465kg GTO Arabsat 成功 成功
(無人船)
B1052.1 (side) 成功
(陸上)
B1053.1 (side) 成功
(陸上)
ファルコンヘビーの2回目の打ち上げ。また、商業用としての初飛行で、ブロック5のブースターが使用された。サウジアラビアの商業通信衛星アラブサット6Aが軌道に投入された。使用されたブースターはすべて着陸に成功し、フェアリングの回収にも成功した。フェアリングは同年11月のスターリンクの打ち上げに使用された。ブースターの1つはドローン船への着陸に成功したものの、その後荒波などの影響で輸送中に転倒した。
70 2019年5月4日
06:48
Falcon 9 Block 5
B1056.1
CCAFS SLC-40 スペースX CRS-17(Dragon C113.2 ♺) 2,495kg (貨物) LEO (ISS) NASA 成功 成功
(無人船)
およそ2.5トンの貨物を搭載した国際宇宙ステーションへの補給ミッション。当初ブースターは地上に着陸する予定であったが、ドローン船に変更された。
71 2019年5月24日
02:30
Falcon 9 Block 5 ♺
B1049.3
CCAFS SLC-40 スターリンク v0.9

(60 satellites)

13,620kg LEO スペースX 成功 成功
(無人船)
スターリンクの最初の試験的な打ち上げ。合計60基が放出された。この衛星群はそれぞれ227kgの質量で、合計の重量は13620kgと、当時スペースXが打ち上げた中で最も重い積載物であった。使用されたフェアリングは回収され、2020年3月のスターリンクミッションの打ち上げで再使用された。
72 2019年6月12日
14:17
Falcon 9 Block 5 ♺
B1051.2
VSFB SLC-4E RADARSAT Constellation 4,200kg SSO カナダ宇宙庁 成功 成功
(陸上)
カナダのRADARSAT計画の、老朽化したRadarsat-1とRadarsat-2の後継となる3基の衛星が打ち上げられた。この打ち上げミッションは当初2月には行われる予定だったが、B1050ブースターの着陸失敗によって、B1051ブースターに変更されたことで打ち上げが延期された。
FH 3 2019年6月25日
06:30
Falcon Heavy
B1057 core
KSC LC-39A Space Test Program 2 3,700kg LEO/MEO USAF 成功 失敗
(無人船)
B1052.2 (side) ♺ 成功
(陸上)
B1053.2 (side) ♺ 成功
(陸上)
ファルコンヘビーの3度目のフライトミッション。小型衛星が24基搭載された。初めての使用だったセンターコアのB1057はエンジンルーム内の破損によって制御不能となり、ドローン船への着陸に失敗したが、他のサイドブースターは着陸に成功した。初めてフェアリングの半分が支援船に着陸成功した。
73 2019年7月25日
22:01
Falcon 9 Block 5 ♺
B1056.2
CCAFS SLC-40 スペースX CRS-18(Dragon C108.3 ♺) 2,268kg (貨物) LEO (ISS) NASA 成功 成功
(陸上)
1トン以上の科学実験装置を含む9000個近い貨物が輸送された。ドラゴンの外部ペイロードにはCRS-7の打ち上げ失敗で失われたものの代替品となる国際ドッキングアダプタ(IDA-3)が積み込まれていた。使用されたドラゴン宇宙船は3回目の飛行を行った初めての機体となった。
74 2019年8月6日
23:23
Falcon 9 Block 5 ♺
B1047.3
CCAFS SLC-40 AMOS-17 6,500kg GTO Spacecom 成功 実施無し
アフリカに通信衛星サービスを届ける人工衛星AMOS-17を打ち上げた。2016年9月にAMOS-6の打ち上げに失敗していたことから、その損失の補償として今回は無償での打ち上げとなった。
75 2019年11月11日
14:56
Falcon 9 Block 5 ♺
B1048.4
CCAFS SLC-40 スターリンク 1 v1.0 (60 satellites) 15,600kg LEO スペースX 成功 成功
(無人船)
スターリンク衛星群の初の運用ミッションとしての打ち上げ。重量は15600kgと当時スペースX社が打ち上げたものの中で最重量の貨物だった。使用されたブースターは4度目の使用で、フェアリングも初めて再利用したものが使われた。
76 2019年12月5日
17:29
Falcon 9 Block 5
B1059.1
CCAFS SLC-40 スペースX CRS-19(Dragon C106.3 ♺) 2,617kg (貨物) LEO (ISS) NASA 成功 成功
(無人船)
3回再利用されたドラゴン宇宙船の打ち上げとしては2回目のフライトミッション。国際宇宙ステーションの老朽化に伴う空気漏れを調べる機器を格納するためのドッキングステーションであるRobotic Tool Stowage(RiTS)や、改良された冷原子実験室(CAL)、各種実験装置などが輸送された。
77 2019年12月17日
00:10
Falcon 9 Block 5 ♺
B1056.3
CCAFS SLC-40 JCSat-18 / Kacific 1 6,956 kg GTO スカパー / Kacific Broadband Satellites 成功 成功
(無人船)
シンガポールと日本の人工衛星のコンドサットミッション。

2020年の打ち上げ

[編集]
Flight No. 打上げ日時
(UTC)
形式 射場 搭載物 搭載物の重量 目標軌道 荷主 打ち上げ
結果
着陸
結果
78 2020年1月7日
02:19:21
Falcon 9 Block 5 ♺ B1049.4 CCAFS SLC-40 スターリンク 2 v1.0 (60 satellites) 15,600 kg LEO スペースX 成功 成功
(無人船)
スターリンク衛星群の2度目の運用ミッションの打ち上げ。地上からの天体観測への影響を小さくするため、60基ある衛星のうちの1つには試験的に、衛星本体からの反射を抑えるコーティングが施されている。
79 2020年1月19日
15:30
Falcon 9 Block 5 ♺
B1046.4
KSC LC-39A Crew Dragon in-flight abort test (Dragon C205.1) 12,050 kg 弾道飛行 NASA 成功 実施無し
ドラゴン2(クルードラゴン)の最大動圧点後での打ち上げ脱出システムの大気圏試験。カプセルは大気圏再突入後にパラシュートを無事展開し、発射地点から31km離れた海上に着水した。
80 2020年1月29日
14:07
Falcon 9 Block 5 ♺
B1051.3
CCAFS SLC-40 スターリンク 3 v1.0 (60 satellites) 15,600 kg LEO スペースX 成功 成功
(無人船)
スターリンク衛星群の3度目の運用ミッションの打ち上げ。
81 2020年2月17日
15:05
Falcon 9 Block 5 ♺
B1056.4
CCAFS SLC-40 スターリンク 4 v1.0 (60 satellites) 15,600 kg LEO スペースX 成功
(無人船)
失敗
(無人船)
スターリンク衛星群の4度目の運用ミッションの打ち上げ。地球に再突入した使用済みブースターは風のデータ取得が不正確で、ドローン船への着陸に失敗した。
82 2020年3月7日
04:50
Falcon 9 Block 5 ♺
B1059.2
CCAFS SLC-40 スペースX CRS-20 (Dragon C112.3 ♺) 1,977 kg (貨物) LEO (ISS) NASA 成功 成功
(陸上)
CRSの契約ミッションの第1フェーズが本ミッションで終了した。当初は同月の2日に打ち上げの予定だったが、第2段ブースターのエンジンに不具合が見つかり、延期された。このミッションで第1段ブースターの着陸成功は50回目を迎えた。
83 2020年3月18日
12:16
Falcon 9 Block 5 ♺
B1048.5
KSC LC-39A スターリンク 5 v1.0 (60 satellites) 15,600 kg LEO スペースX 成功 失敗
(無人船)
スターリンク衛星群の5度目の運用ミッションの打ち上げ。使用されたブースターは5度再使用された最初のブースターとなった。第1段ブースターの燃焼終了間際、エンジンが早期停止するトラブルが発生した。これは2012年10月のCRS-1ミッション以来の出来事であった。幸いにもトラブルはミッションに大きな影響を及ぼさず、衛星は当初の予定通りに目標軌道に投入することができた。後にこのトラブルはセンサー内に残留していた洗浄液が原因であることが分かった。
84 2020年4月22日
19:30
Falcon 9 Block 5 ♺
B1051.4
KSC LC-39A スターリンク 6 v1.0 (60 satellites) 15,600 kg LEO スペースX 成功 成功
(無人船)
スターリンク衛星群の6度目の運用ミッションの打ち上げ。今回でファルコン9ロケットの84回目の打ち上げとなり、アメリカ合衆国で最も多く運用されたアトラスVの記録を上回った。
85 2020年5月30日
19:22
Falcon 9 Block 5 ♺
B1058.1
KSC LC-39A Crew Dragon Demo-2 (クルードラゴン・エンデバー C206.1) 12,530 kg LEO (ISS) NASA 成功 成功
(無人船)
2011年7月のスペースシャトルによるSTS-135以降で初の有人宇宙飛行を行った。スペースX社のライブストリームには410万人、NASAよるライブストリームにはおよそ1000万人が視聴した。また、新型コロナウイルス感染症の世界的流行にもかかわらず、およそ15万人が打ち上げを見守るためフロリダに集まった。
86 2020年6月4日
01:25
Falcon 9 Block 5 ♺
B1049.5
CCAFS SLC-40 スターリンク 7 v1.0 (60 satellites) 15,600 kg LEO スペースX 成功 成功
(無人船)
スターリンク衛星群の7度目の運用ミッションの打ち上げ。ファルコン9ロケット初打ち上げから10周年の節目に打ち上げられた。
87 2020年6月13日
09:21
Falcon 9 Block 5 ♺
B1059.3
CCAFS SLC-40 スターリンク 8 v1.0 (58 satellites)
SkySats-16, -17, -18
15,410 kg LEO スペースX / Planet Labs 成功 成功
(無人船)
スターリンク衛星群の8度目の運用ミッションの打ち上げ。ライドシェアミッションとして3基の小型衛星SkySatsが相乗りして打ち上げられた。フェアリングはどちらも再利用されたものだった
88 2020年6月30日
20:10:46
Falcon 9 Block 5
B1060.1
CCAFS SLC-40 GPS III-03 (Matthew Henson) 4,311 kg MEO アメリカ宇宙軍 成功 成功
(無人船)
新型コロナウイルス感染症の世界的流行のため、打ち上げが2020年4月から延期されていた。フェアリングの回収はネットによるキャッチではなく海面から引き揚げられる形で行われた。
89 2020年7月20日
21:30
Falcon 9 Block 5 ♺
B1058.2
CCAFS SLC-40 アナシス2号 5,000 - 6,000 kg GTO 大韓民国陸軍 成功 成功
(無人船)
2014年に契約されていた重量5~6トンの韓国初の軍事専用衛星を打ち上げた。フェアリングが両方とも支援船による回収に成功した。使用されたブースターは51日前の同年5月30日にも打ち上げで使用されており、当時の再使用スパンの最短記録を更新した。
90 2020年8月7日
05:12
Falcon 9 Block 5 ♺
B1051.5
KSC LC-39A スターリンク 9 v1.0 (57 Satellites)
SXRS-1 (BlackSky Global 7 and 8)
14,932 kg LEO スペースX / Spaceflight Industries 成功 成功
(無人船)
スターリンク衛星群の9番目の運用ミッションの打ち上げ。このミッションでは57基の衛星群とともに2基のBlackSkyと呼ばれる衛星をライドシェアとして搭載された。今回のスターリンクの衛星は57基全てが、衛星からの光の反射を抑えるバイザーサットと呼ばれる仕様だった。
91 2020年8月18日
14:31
Falcon 9 Block 5 ♺
B1049.6
CCAFS SLC-40 スターリンク 10 v1.0 (58 Satellites)
SkySat-19, -20, -21
~ 15,440 kg LEO スペースX / Planet Labs 成功 成功
(無人船)
スターリンク衛星群の10番目の運用ミッションの打ち上げ。6回目の再利用されたブースターを使用したのはこのミッションが初めて。
92 2020年8月30日
23:18
Falcon 9 Block 5 ♺
B1059.4
CCAFS SLC-40 SAOCOM 1B
GNOMES 1
Tyvak-0172
3,130 kg SSO CONAE
PlanetIQ
Tyvak
成功 成功
(陸上)
今回をもってスペースX社の総打ち上げ回数が100回となった。アルゼンチンのCONAEによる観測衛星と他2基のライドシェアが搭載されて打ち上げられた。
93 2020年9月3日
12:46:14
Falcon 9 Block 5 ♺
B1060.2
KSC LC-39A スターリンク 11 v1.0 (60 satellites) 15,600 kg LEO スペースX 成功 成功
(無人船)
スターリンク衛星群の11番目の運用ミッションの打ち上げ。スターリンク衛星の総数は713基となった。
94 2020年10月6日
11:29:34
Falcon 9 Block 5 ♺
B1058.3
KSC LC-39A スターリンク 12 v1.0 (60 satellites) 15,600 kg LEO スペースX 成功 成功
(無人船)
スターリンク衛星群の12番目の運用ミッションの打ち上げ。使用されたブースターB1058は129日の間で3回の使用がされており、それまでのブースターB1046の記録を77日上回った。
95 2020年10月18日
12:25:57
Falcon 9 Block 5 ♺
B1051.6
KSC LC-39A スターリンク 13 v1.0 (60 satellites) 15,600 kg LEO スペースX 成功 成功
(無人船)
スターリンク衛星群の13番目の運用ミッションの打ち上げ。フェアリングは今回で初めて3回再利用されたものだった。分離したフェアリングのうち片方が、回収の際に船のネットを破った。
96 2020年10月24日
15:31:34
Falcon 9 Block 5 ♺
B1060.3
CCAFS SLC-40 スターリンク 14 v1.0 (60 satellites) 15,600 kg LEO スペースX 成功\ 成功
(無人船)
スターリンク衛星群の14番目の運用ミッションの打ち上げ。ファルコンロケットの100回目の打ち上げ成功でもあった。
97 2020年11月5日
23:24:23
Falcon 9 Block 5
B1062.1
CCAFS SLC-40 GPS III-04 (Sacagawea) 4,311 kg MEO アメリカ宇宙軍 成功 成功
(無人船)
2018年3月に打ち上げ契約が結ばれた。2020年10月3日に打ち上げ予定であったが、ファルコンロケットの2つのエンジンが早期に始動してしまったため、発射2秒前に中止されていた。
98 2020年11月16日
00:27
Falcon 9 Block 5
B1061.1
KSC LC-39A スペースX Crew-1 (クルードラゴン・レジリエンス C207.1) ~12,500 kg LEO (ISS) NASA 成功 成功
(無人船)
クルードラゴンによる最初の有人宇宙飛行。マイケル・ホプキンス英語版ヴィクター・グローヴァー英語版シャノン・ウォーカー野口聡一が搭乗し、ISSに6ヶ月滞在した。当初、有人プログラムの最初の打ち上げは2017年を予定していたが、最終的に2020年11月までずれ込んだ。
99 2020年11月21日
17:17:08
Falcon 9 Block 5
B1063.1
VSFB SLC-4E Sentinel-6 Michael Freilich 1,192 kg LEO NASA / NOAA / ESA / EUMETSAT 成功 成功
(陸上)
アメリカのNOAAとNASA、欧州のESA、EUMETSAT、CNESの提携で開発されたJason-3の後継機となる海洋観測衛星を打ち上げた。
100 2020年11月25日
02:13
Falcon 9 Block 5 ♺
B1049.7
CCAFS SLC-40 スターリンク 15 v1.0 (60 satellites) 15,600 kg LEO スペースX 成功 成功
(無人船)
同一のブースターとして最多の7回の打ち上げと着陸に成功した。また、スペースX社が1か月のうちに4回打ち上げを行ったのは初めて。
101 2020年12月6日
16:17:08
Falcon 9 Block 5 ♺
B1058.4
KSC LC-39A スペースX CRS-21 (Dragon C208.1) 2,972 kg (貨物) LEO (ISS) NASA 成功 成功
(無人船)
2016年1月に契約が締結された6回の打ち上げから成るCRSフェーズ2の最初の打ち上げが行われた。ISSに自動でドッキングできるように改良されたドラゴン2宇宙船が初めて使用された。
102 2020年12月13日
17:30:00
Falcon 9 Block 5 ♺
B1051.7
CCAFS SLC-40 SXM-7 7,000 kg GTO シリウスXMラジオ 成功 成功
(無人船)
シリウスXMラジオ社のデジタル・オーディオ・ラジオ・サービス英語版向けの放送衛星SXM-7を打ち上げた。これはSXM-3の後継機として製造されたもの。軌道上にある商業衛星の中で最も高い出力密度を持っている。
103 2020年12月19日
14:00:00
Falcon 9 Block 5 ♺
B1059.5
KSC LC-39A NROL-108 機密 LEO アメリカ国家偵察局 成功 成功
(陸上)
打ち上げの計画は9月に連邦通信委員会に出願され、アメリカ国家偵察局が10月に確認するまで公にされていなかった。ペイロードの重量は機密であるが、使用したブースターを発射場に戻すことができたことから比較的軽量のものであると思われている。

2021年の打ち上げ

[編集]
Flight No. 打上げ日時
(UTC)
形式 射場 搭載物 搭載物の重量 目標軌道 荷主 打ち上げ
結果
着陸
結果
104 2021年1月8日
02:15
Falcon 9 Block 5 ♺
B1060.4
CCAFS SLC-40 Türksat 5A 3,500 kg GTO Türksat 成功 成功
(無人船)
トルコ、中東、ヨーロッパ、アフリカにテレビ放送サービスを提供するTürksatの衛星を打ち上げた。
105 2021年1月20日13:02:22 Falcon 9 Block 5 ♺
B1051.8
KSC LC-39A スターリンク 16 v1.0 (60 satellites) 15,600 kg LEO スペースX 成功 成功
(無人船)
同一のブースターとして最多の8回の打ち上げと着陸に成功した。また、同一ブースターで2回の打ち上げの間にわずか38日という記録を達成し、スターリンク衛星は1000基以上に達した。
106 2021年1月24日15:00 Falcon 9 Block 5 ♺
B1058.5
CCAFS SLC-40 トランスポーター 1 (143 satellites) 5,000 kg SSO 多数 成功 成功
(無人船)
初の小型衛星のライドシェアミッション。120基のCubeSat、11基の超小型衛星、10基のスターリンクなどの合計143基を打ち上げた。
107 2021年2月4日
06:19
Falcon 9 Block 5 ♺
B1060.5
CCAFS SLC-40 スターリンク 18 v1.0 (60 satellites) 15,600 kg LEO スペースX 成功 成功
(無人船)
この打ち上げに使われたブースターは27日前の打ち上げにも使われたもので、1か月以内に2度使用されたのは初めてのこととなった。
108 2021年2月16日
03:59:37
Falcon 9 Block 5 ♺
B1059.6
CCAFS SLC-40 スターリンク 19 v1.0 (60 satellites) 15,600 kg LEO スペースX 成功 失敗
(無人船)
積載していた60基のスターリンク衛星は軌道に投入することができたものの、エンジンカバーに穴が開いたことで、高温の排気ガスがエンジンを損傷し、ブースターの着陸は失敗した。
109 2021年3月4日
08:24:54
Falcon 9 Block 5 ♺
B1049.8
KSC LC-39A スターリンク 17 v1.0 (60 satellites) 15,600 kg LEO スペースX 成功 成功
(無人船)
第二段エンジンが軌道離脱に失敗し、同年3月26日に制御不能のままアメリカ西海岸上空で大気圏に再突入した。
110 2021年3月11日
08:13:29
Falcon 9 Block 5 ♺
B1058.6
CCAFS SLC-40 スターリンク 20 v1.0 (60 satellites) 15,600 kg LEO スペースX 成功 成功
(無人船)
20回目のスターリンク衛星の打ち上げとなり、その総数はプロトタイプを含めて1,265基となった。
111 2021年3月14日
10:01:26
Falcon 9 Block 5 ♺
B1051.9
KSC LC-39A スターリンク 21 v1.0 (60 satellites) 15,600 kg LEO スペースX 成功 成功
(無人船)
同一のブースターとして最多の9回の打ち上げと着陸に成功した。
112 2021年3月24日
08:28:24
Falcon 9 Block 5 ♺
B1060.6
CCAFS SLC-40 スターリンク 22 v1.0 (60 satellites) 15,600 kg LEO スペースX 成功 成功
(無人船)
22回目のスターリンク衛星の打ち上げ。
113 2021年4月7日
16:34:18
Falcon 9 Block 5 ♺
B1058.7
CCAFS SLC-40 スターリンク 23 v1.0 (60 satellites) 15,600 kg LEO スペースX 成功 成功
(無人船)
23回目のスターリンク衛星の打ち上げとなり、その総数はプロトタイプを含めて1385基となった。
114 2021年4月23日
09:49:02
Falcon 9 Block 5 ♺
B1061.2
KSC LC-39A スペースX Crew-2 (クルードラゴン・エンデバー C206.2 ♺ ) ~13,000 kg LEO (ISS) NASA 成功 成功
(無人船)
クルードラゴンの2度目の運用飛行。NASAのシェーン・キンブローK・メーガン・マッカーサー、JAXAの星出彰彦、ESAのトマ・ペスケが搭乗した。
115 2021年4月29日
03:44:30
Falcon 9 Block 5 ♺
B1060.7
CCAFS SLC-40 スターリンク 24 v1.0 (60 satellites) 15,600 kg LEO スペースX 成功 成功
(無人船)
24回目のスターリンク衛星の打ち上げとなり、軌道上の衛星数は1,434基となった。
116 2021年5月4日
19:01:07
Falcon 9 Block 5 ♺
B1049.9
KSC LC-39A スターリンク 25 v1.0 (60 satellites) 15,600 kg LEO スペースX 成功 成功
(無人船)
25回目のスターリンク衛星の打ち上げとなり、軌道上の衛星数は1,494基となった。
117 2021年5月9日
06:42:45
Falcon 9 Block 5 ♺
B1051.10
CCAFS SLC-40 スターリンク 27 v1.0 (60 satellites) 15,600 kg LEO スペースX 成功 成功
(無人船)
同一のブースターとして最多の9回の打ち上げと着陸に成功した。
118 2021年5月15日
22:56
Falcon 9 Block 5 ♺
B1058.8
KSC LC-39A スターリンク 26 v1.0 (60 satellites)

Capella-6 &Tyvak-0130

~14,000 kg LEO スペースXCapella Space Tyvak 成功 成功
(無人船)
119 2021年5月26日
18:59:35
Falcon 9 Block 5 ♺
B1063.2
CCAFS SLC-40 スターリンク 28 v1.0 (60 satellites) 15,600 kg LEO スペースX 成功 成功
(無人船)
120 2021年6月3日
17:29:17
Falcon 9 Block 5 ♺
B1067.1
KSC LC-39A スペースX CRS-22 (Dragon C209.1) 3,328 kg LEO (ISS) NASA 成功 成功
(無人船)
121 2021年6月6日
04:26
Falcon 9 Block 5 ♺
B1061.3
CCAFS SLC-40 SXM-8 7,000 kg GTO シリウスXMラジオ 成功 成功
(無人船)
122 2021年6月17日
16:09:35
Falcon 9 Block 5 ♺
B1062.2
CCAFS SLC-40 GPS III-05 (Neil Armstrong) 4,331 kg MEO アメリカ宇宙軍 成功 成功
(無人船)
123 2021年6月30日
19:31
Falcon 9 Block 5 ♺
B1060.8
CCAFS SLC-40 Transporter-2 (88 payloads Smallsat Rideshare) 不明 SSO 多数 成功 成功
(陸上)
124 2021年8月29日
07:14:49
Falcon 9 Block 5 ♺
B1061.4
KSC LC-39A スペースX CRS-23 (Dragon C208.2 ♺ ) ~2,200 kg LEO (ISS) NASA 成功 成功
(無人船)
125 2021年9月14日
03:55:50
Falcon 9 Block 5 ♺
B1049.10
VSFB SLC-4E スターリンク グループ 2-1 (51 satellites) ~13,260 kg LEO スペースX 成功 成功
(無人船)
126 2021年9月16日
00:02:56
Falcon 9 Block 5 ♺
B1062.3
KSC LC-39A インスピレーション4 (クルードラゴン・レジリエンスC207.2 ♺ ) ~12,519 kg LEO Jared Isaacman 成功 成功
(無人船)
127 2021年11月11日
02:03:31
Falcon 9 Block 5 ♺
B1067.2
KSC LC-39A スペースX Crew-3(クルードラゴン・エンデュランス C210.1) ~13,000 kg LEO (ISS) NASA 成功 成功
(無人船)
128 2021年11月13日
12:19
Falcon 9 Block 5 ♺
B1058.9
CCAFS SLC-40 スターリンク グループ 4-1 (53 satellites) ~15,635 kg LEO スペースX 成功 成功
(無人船)
129 2021年11月24日
06:21
Falcon 9 Block 5 ♺
B1063.3
VSFB SLC-4E DART 624 kg 太陽周回軌道 NASA 成功 成功
(無人船)
130 2021年12月2日
23:12
Falcon 9 Block 5 ♺
B1060.9
CCAFS SLC-40 スターリンク グループ 4-3 (48 satellites)

SXRS-2: BlackSky Global

~14,500 kg LEO スペースXSpaceflight, Inc. 成功 成功
(無人船)
131 2021年12月9日
06:00
Falcon 9 Block 5 ♺
B1061.5
KSC LC-39A IXPE 325 kg LEO NASA 成功 成功
(無人船)
132 2021年12月18日
12:41
Falcon 9 Block 5 ♺
B1051.11
VSFB SLC-4E スターリンク グループ 4-4 (52 satellites) ~15,600 kg LEO スペースX 成功 成功
(無人船)
133 2021年12月19日
03:58
Falcon 9 Block 5 ♺
B1067.3
CCAFS SLC-40 Türksat 5B 4,500 kg GTO Türksat 成功 成功
(無人船)
134 2021年12月21日
10:06
Falcon 9 Block 5 ♺
B1069.1
KSC LC-39A スペースX CRS-24 (Dragon C209.2 ♺ ) 2,989 kg LEO (ISS) NASA 成功 成功
(無人船)

2022年の打ち上げ

[編集]
Flight No. 打上げ日時
(UTC)
形式 射場 搭載物 搭載物の重量 目標軌道 荷主 打ち上げ
結果
着陸
結果
135 2022年1月6日
21:49
Falcon 9 Block 5 ♺
B1062.4
KSC LC-39A スターリンク グループ 4-4 v1.5 (49 satellites) ~14,500 kg LEO スペースX 成功 成功
(無人船)
前回に回収されたブースターが悪天候で損傷されたことを受け、打ち上げ方位を北東から南東に変更した。
136 2022年1月13日
15:25:38
Falcon 9 Block 5 ♺
B1058.10
CCAFS SLC-40 トランスポーター 3 (105 satellites) 非公表 SSO 多数 成功 成功
(陸上)
3度目のライドシェアミッション。小型衛星105基を打ち上げた。
137 2022年1月19日
02:02:40
Falcon 9 Block 5 ♺
B1060.10
KSC LC-39A スターリンク グループ 4-6 v1.5 (49 satellites) ~14,500 kg LEO スペースX 成功 成功
(無人船)
138 2022年1月31日
23:11
Falcon 9 Block 5 ♺
B1052.3
CCAFS SLC-40 CSG-2 2,205 kg SSO イタリア宇宙機関 成功 成功
(陸上)
139 2022年2月2日
20:27
Falcon 9 Block 5 ♺
B1071.1
VSFB SLC-4E NROL-87 機密 SSO 国家偵察局 成功 成功
(陸上)
140 2022年2月3日
18:13
Falcon 9 Block 5 ♺
B1061.6
KSC LC-39A スターリンク グループ 4-7 v1.5 (49 satellites) ~14,500 kg LEO スペースX 成功 成功
(無人船)
打ち上げは成功したものの、49基のうち38基が磁気嵐により喪失した。
141 2022年2月21日
14:44
Falcon 9 Block 5 ♺
B1058.11
CCAFS SLC-40 スターリンク グループ 4-8 v1.5 (46 satellites) ~13,600 kg LEO スペースX 成功 成功
(無人船)
142 2022年2月25日
17:12
Falcon 9 Block 5 ♺
B1063.4
VSFB SLC-4E スターリンク グループ 4-11 v1.5 (50 satellites) ~14,750 kg LEO スペースX 成功 成功
(無人船)
143 2022年3月3日
17:12
Falcon 9 Block 5 ♺
B1060.11
KSC LC-39A スターリンク グループ 4-9 v1.5 (47 satellites) ~13,900 kg LEO スペースX 成功 成功
(無人船)
144 2022年3月9日
13:45
Falcon 9 Block 5 ♺
B1052.4
CCAFS SLC-40 スターリンク グループ 4-10 v1.5 (48 satellites) ~14,160 kg LEO スペースX 成功 成功
(無人船)
145 2022年3月19日
04:42
Falcon 9 Block 5 ♺
B1051.12
CCAFS SLC-40 スターリンク グループ 4-12 (53 satellites) ~16,250 kg LEO スペースX 成功 成功
(無人船)
ファルコン9がこれまでに打ち上げた中で最も重い積載物となった。セットアップと飛行プロファイルの最適化によって実現した。
146 2022年4月1日
16:24
Falcon 9 Block 5 ♺
B1061.7
CCAFS SLC-40 トランスポーター 4 (40 satellites) 非公表 SSO 多数 成功 成功
(無人船)
4度目のライドシェアミッション。小型衛星40基を打ち上げた。
147 2022年4月8日
15:17:52
Falcon 9 Block 5 ♺
B1062.5
KSC LC-39A Axiom Mission 1 (クルードラゴン・エンデバー C206.3 ♺ ) ~13,000 kg LEO(ISS) Axiom Space 成功 成功
(無人船)
2020年3月に公表された、世界初の民間主導ISS滞在ミッション。 
148 2022年4月17日
13:13:12
Falcon 9 Block 5 ♺
B1071.2
VSFB SLC-4E NROL-85 機密 LEO アメリカ国家偵察局 成功 成功
(陸上)
149 2022年4月21日
17:51
Falcon 9 Block 5 ♺
B1060.12
CCAFS SLC-40 スターリンク グループ 4-14 (53 satellites) ~16,250 kg LEO スペースX 成功 成功
(無人船)
150 2022年4月27日
07:52
Falcon 9 Block 5 ♺
B1067.4
KSC LC-39A スペースX Crew-4 (クルードラゴン・フリーダム C212.1) ~13,000 kg LEO(ISS) アメリカ航空宇宙局 成功 成功
(無人船)
151 2022年4月29日
21:27
Falcon 9 Block 5 ♺
B1062.6
CCAFS SLC-40 スターリンク グループ 4-16 (53 satellites) ~16,250 kg LEO スペースX 成功 成功
(無人船)
152 2022年5月6日
09:46
Falcon 9 Block 5 ♺
B1058.12
KSC LC-39A スターリンク グループ 4-17 (53 satellites) ~16,250 kg LEO スペースX 成功 成功
(無人船)
153 2022年5月13日
22:07
Falcon 9 Block 5 ♺
B1063.5
VSFB SLC-4E スターリンク グループ 4-13 (53 satellites) ~16,250 kg LEO スペースX 成功 成功
(無人船)
154 2022年5月14日
20:40
Falcon 9 Block 5 ♺
B1073.1
CCAFS SLC-40 スターリンク グループ 4-15 (53 satellites) ~16,250 kg LEO スペースX 成功 成功
(無人船)
155 2022年5月18日
10:59
Falcon 9 Block 5 ♺
B1052.5
KSC LC-39A スターリンク グループ 4-18 (53 satellites) ~16,250 kg LEO スペースX 成功 成功
(無人船)
156 2022年5月25日
18:35
Falcon 9 Block 5 ♺
B1061.8
CCAFS SLC-40 トランスポーター 5 (59 satellites) 非公表 SSO 多数 成功 成功
(陸上)
157 2022年6月8日
21:03
Falcon 9 Block 5 ♺
B1062.7
CCAFS SLC-40 Nilesat-301 4,100 kg GTO Nilesat 成功 成功
(無人船)
158 2022年6月17日
16:09
Falcon 9 Block 5 ♺
B1060.13
KSC LC-39A スターリンク グループ 4-19 (53 satellites) ~16,250 kg LEO スペースX 成功 成功
(無人船)
159 2022年6月18日
14:19
Falcon 9 Block 5 ♺
B1071.3
VSFB SLC-4E SARah 1 ~4,000 kg SSO 連邦情報局 成功 成功
(陸上)
160 2022年6月19日
04:27
Falcon 9 Block 5 ♺
B1061.9
CCAFS SLC-40 Globalstar-2 M087 (FM15)

USA 328-331

~700 kg LEO Globalstar

不明な米国の政府機関

成功 成功
(無人船)
161 2022年6月29日
21:04
Falcon 9 Block 5 ♺
B1073.2
CCAFS SLC-40 SES-22 ~3,500 kg GTO SES 成功 成功
(無人船)
162 2022年7月7日
13:11
Falcon 9 Block 5 ♺
B1058.13
CCAFS SLC-40 スターリンク グループ 4-21 (53 satellites) ~16,250 kg LEO スペースX 成功 成功
(無人船)
163 2022年7月11日
01:39
Falcon 9 Block 5 ♺
B1063.6
VSFB SLC-4E スターリンク グループ 3-1 (46 satellites) ~14,110 kg SSO スペースX 成功 成功
(無人船)
164 2022年7月15日
00:44:22
Falcon 9 Block 5 ♺
B1067.5
KSC LC-39A スペースX CRS-25(Dragon C208.3 ♺ ) 2,668 kg LEO(ISS) アメリカ航空宇宙局 成功 成功
(無人船)
165 2022年7月17日14:20 Falcon 9 Block 5 ♺
B1051.13
CCAFS SLC-40 スターリンク グループ 4-22 (53 satellites) ~16,250 kg LEO スペースX 成功 成功
(無人船)
166 2022年7月22日17:39 Falcon 9 Block 5 ♺
B1071.4
VSFB SLC-4E スターリンク グループ 3-2 (46 satellites) ~14,110 kg SSO スペースX 成功 成功
(無人船)
167 2022年7月24日13:38 Falcon 9 Block 5 ♺
B1062.8
KSC LC-39A スターリンク グループ 4-25 (53 satellites) ~16,250 kg LEO スペースX 成功 成功
(無人船)
168 2022年8月4日23:08[56] Falcon 9 Block 5
B1052.6
CCSFS,
SLC-40
タヌリ(韓国の月探査機))[57] ~679 kg (1,497 lb)[58] 弾道月トランスファ(BLT) KARI 成功 成功
(無人船)
"Launch Your Photo into Deep Space Orbit"のモザイク[59] (hosted) 太陽周回軌道 テスラ 成功
韓国の初めての月探査ミッション

第2段には、自動車メーカーのテスラが2018年に顧客に提供した紹介ボーナスとして、顧客が選んだ画像を送るとレーザーでモザイク銘板に印刷し、深宇宙に打ち上げるというプロモーションを実現するペイロードが搭載されていた[59][60]

169 2022年8月10日02:14[61] Falcon 9 Block 5
B1073.3[62]
KSC,
LC-39A
スターリンク グループ 4-26[63] (52 satellites) ~16,000 kg (35,000 lb) LEO SpaceX 成功 成功
(無人船)
東海岸のスターリンクネットワークの高度540 km、軌道傾斜角 53.2°の円軌道への打ち上げ
170 2022年8月12日21:40:20[64][65] Falcon 9 Block 5
B1061.10
VSFB,
SLC-4E
スターリンク グループ 3-3[66] (46 satellites) ~14,100 kg (31,100 lb) SSO SpaceX 成功 成功
(無人船)
西海岸のスターリンクネットワークの高度560 km、軌道傾斜角97.6°の太陽同期軌道への打ち上げ
171 2022年8月19日19:21:20[67] Falcon 9 Block 5
B1062.9
CCSFS,
SLC-40
スターリンク グループ 4-27[68] (53 satellites) ~16,250 kg (35,830 lb) LEO SpaceX 成功 成功
(無人船)
東海岸のスターリンクネットワークの高度540 km、軌道傾斜角 53.2°の円軌道への打ち上げ
172 2022年8月28日03:41[69] Falcon 9 Block 5
B1069.2[70]
CCSFS,
SLC-40
スターリンク グループ 4-23[71] (54 satellites)[72] ~16,700 kg (36,800 lb) LEO SpaceX 成功 成功
(無人船)
これは、2023年1月に記録が更新されるまで、ファルコン9が打ち上げた最も重いペイロードだった[73]。この打ち上げでは東海岸のスターリンクネットワークが高度540 km、軌道傾斜角 53.2°の円軌道へと輸送された。このフライトは、39B打上施設でのアルテミス1号と競合しないように、39Aから40打ち上げ施設へと変更された。ブースターB1069.2は、1回目の着陸で損傷したエンジン9基全ての修理が行われて再利用された[74]
173 2022年8月31日
05:40[75]
Falcon 9 Block 5
B1063.7
VSFB,
SLC-4E
スターリンク グループ 3-4[76] (46 satellites) ~14,200 kg (31,300 lb) SSO SpaceX 成功 成功
(無人船)
西海岸のスターリンクネットワークの高度560 km、軌道傾斜角97.6°の太陽同期軌道への打ち上げ
174 2022年9月5日
02:09[77]
Falcon 9 Block 5
B1052.7
CCSFS,
SLC-40
スターリンク グループ 4-20 (51 satellites)
Sherpa-LTC2
~16,000 kg (35,000 lb)[78][79] LEO SpaceX
Spaceflight Industries
成功 成功
(無人船)
東海岸のスターリンクネットワークの高度540 km、軌道傾斜角 53.2°の円軌道への打ち上げ。シェルパ LTC2 宇宙タグに搭載された唯一のペイロードは、計画中のブロードバンド衛星群の先駆けとなるボーイングのヴァルナ技術実証ミッションだった。シェルパ LTC-2 の初期軌道はスターリンクと同じだが、後にスラスタを噴射して高度1060 km、傾斜角54度の低軌道に遷移する。
175 2022年9月11日01:20[80] Falcon 9 Block 5
B1058.14
KSC,
LC-39A
スターリンク グループ 4-2[81] (34 satellites)
BlueWalker-3
~11,938 kg (26,319 lb) LEO SpaceX
AST SpaceMobile
成功 成功
(無人船)
Bluewalker-3は、高度513 km、傾斜角53度へ打ち上げられる相乗りミッション[82][83]B1058は14回の打ち上げと回収を経験した初めてのブースターとなった。これに加えて、第2段はBluewalker-3を展開するために2回の燃焼を実行し、それに続いてスターリンクを高度330 km、傾斜角53.2どの軌道に投入するためにさらに2回の燃焼を実行し、最後に軌道離脱燃焼を行ったため、これまでのファルコン9のミッションの中でもっとも複雑なものとなった[84]
176 2022年9月19日00:18[85] Falcon 9 Block 5
B1067.6[86]
CCSFS,
SLC-40
スターリンク グループ 4-34 (54 satellites)[87] ~16,700 kg (36,800 lb) LEO SpaceX 成功 成功
(無人船)
東海岸のスターリンクネットワークの高度540 km、軌道傾斜角 53.2°の円軌道への打ち上げ
177 2022年9月24日23:32[88] Falcon 9 Block 5
B1073.4[89]
CCSFS,
SLC-40
スターリンク グループ 4-35 (52 satellites)[90] ~16,100 kg (35,500 lb) LEO SpaceX 成功 成功
(無人船)
東海岸のスターリンクネットワークの高度540 km、軌道傾斜角 53.2°の円軌道への打ち上げ
178 2022年10月5日16:00[91] Falcon 9 Block 5
B1077.1
KSC,
LC-39A
Crew-5[92]
(クルードラゴン C210.2 エンデュランス ♺ )
~13,000 kg (29,000 lb) LEO (ISS) NASA (CTS)[93] 成功 成功
(無人船)
NASAとの契約による6回のクルードラゴンのミッションの中の、5回目の商業乗員輸送計画による打ち上げで、ISSに4名の宇宙飛行士と100 kg (220 lb)を送り届けるとともに、非常事態においてISSから宇宙飛行士を脱出させる救命ボートとしての機能を提供した[93]。NASAの宇宙飛行士ニコール・アウナプ・マン英語版およびジョシュ・カサダ英語版、JAXAの宇宙飛行士若田光一、ロスコスモスの宇宙飛行士アンナ・キキナ英語版が搭乗した[94]。このミッションではNASA-ロスコスモス座席交換合意の一部として、ロシアの宇宙飛行士が初めてアメリカの商業有人宇宙船でで飛行した[95]
179 2022年10月5日23:10[96] Falcon 9 Block 5
B1071.5
VSFB,
SLC-4E
スターリンク グループ 4-29 (52 satellites) ~16,100 kg (35,500 lb) LEO SpaceX 成功 成功
(無人船)
西海岸のスターリンクネットワークの高度560 km、軌道傾斜角97.6°の太陽同期軌道への打ち上げ。スペースXは、2機のファルコン9を7時間10分という最短の時間間隔で打ち上げる記録を樹立した。これまでの記録は、SAR-Lupeと、グローバルスターおよびUSA328-331ミッションとの間の14時間8分だった。
180 2022年10月8日23:05[97] Falcon 9 Block 5
B1060.14[98]
CCSFS,
SLC-40
Galaxy 33およびGalaxy 34 (2 satellites)[99] 7,350 kg (16,200 lb) GTO[100] インテルサット 成功 成功
(無人船)
ノースロップ・グラマン製C-バンド周波数帯移行用衛星[101][102]。総重量7,350 kgのこの打ち上げは、これまでのスペースXによる静止トランスファ軌道(GTO)への打ち上げの中で最も重いもののひとつであり、このため通常のGTOよりも低エネルギーの軌道に打ち上げられる飛鳥があったため、最初の遠地点はおよそ19,800 km (12,300 mi)だった[103]
181 2022年10月15日05:22[104] Falcon 9 Block 5
B1069.3
CCSFS,
SLC-40
Hotbird 13F ~4,500 kg (9,900 lb) GTO ユーテルサット 成功 成功
(無人船)
Box containing 2 アル・リフラ balls (hosted) ~1 kg (2.2 lb) 弾道飛行
(最大高度 123 km (76 mi))
FIFAおよびカタール航空スペースX 成功
東経13度の軌道に移動するエアバスが建造した4,500 kgの衛星[105]。この衛星は27.1度傾斜した376 km x 55,950 kmの超同期静止トランスファ軌道に到達する。

B1069.3の第1段には、FIFAが主催するプロモーション用ペイロードであるカタールで開かれる2022 FIFAワールドカップ使用される2個のアル・リフラボールが入れられたスターリンクを備えた箱が搭載されていたが、これはドーハにスターリンクのオフィスを開設するためのものだった[106]。この試合用ボールはブースターによるストレスに耐えて打ち上げられて無人船に着艦し、その後ワールドカップのためにカタールに運ばれた。これはファルコン9ブースターの最初のペイロードであり、再利用のしやすさを示した[107]

182 2022年10月20日14:50[108] Falcon 9 Block 5
B1062.10[109]
CCSFS,
SLC-40
スターリンク グループ 4-36 (54 satellites) ~16,700 kg (36,800 lb) LEO スペースX 成功 成功
(無人船)
東海岸のスターリンクネットワークの高度540 km、軌道傾斜角 53.2°の円軌道への打ち上げ。この年の48回目のファルコン9の打ち上げであり、1979年にソユーズUによる同種のロケットの打ち上げ記録を上回った[110][111]
183 2022年10月28日01:14:10[112] Falcon 9 Block 5
B1063.8
VSFB,
SLC-4E
スターリンク グループ 4-31[113] (53 satellites) ~16,400 kg (36,200 lb) LEO スペースX 成功 成功
(無人船)
西海岸のスターリンクネットワークの高度540 km、傾斜角53.2度の円軌道への打ち上げ
FH 4 2022年11月1日13:41[114] Falcon Heavy B5
B1066 (core)
KSC,
LC-39A
USSF-44(シェファード実証およびLDPE-2)[115] ~3,750 kg (8,270 lb) GEO USSFミレニアム・スペース・システム英語版ロッキード・マーティン・スペース英語版 成功 回収せず
B1064.1 (side) 成功
(ground pad)
B1065.1 (side) 成功
(ground pad)
新しいサイドブースターとセンターコアを使用して合計3,750 kg (8,270 lb)の機密ペイロードを搭載。コアは意図的に消耗するためにフィンも降着装置も備えておらず、STP-2ミッションよりも8.3%遠い1,300 km (810 mi)地点に墜落したが[116]、2本のサイドブースターは回収され、それぞれ150回目と151回目の着陸成功を記録するとともにLZ-1英語版への21回目と、LZ-2英語版への24回目の着陸を記録した。これは、この年の50回目のファルコンファミリーロケットの打ち上げとなった。この打ち上げではアメリカ宇宙軍向けの「安全で責任あるランデヴーと近接操作を強化するための新技術のテスト」を目的としたシェパード実証機とともに[117]、ペイロードを搭載したLDPE-2英語版宇宙タグ、Tetra-1[118]、Alpine、LINUSS A1およびA2が輸送された。熱制御のために暗色に塗装されたバンドを備えた第2段、加圧制御のための追加のCOPV英語版および追加のTEA-TEB点火液を備えたファルコン長時間飛行ミッション拡張キットを使用した3回目の飛行となった。このアップグレードによって第2段は打ち上げから6時間後にペイロードを静止軌道に直接投入するために必要な耐久性を獲得した[119]
184 2022年11月3日05:22[120] Falcon 9 Block 5
B1067.7
CCSFS,
SLC-40
Hotbird 13G ~4,500 kg (9,900 lb) GTO ユーテルサット 成功 成功
(無人船)
東経13度の軌道に移動するエアバスが建造した4,500 kgの衛星[105]。2022年のファルコン9の50回目の打ち上げ。この衛星は27.7度傾斜した410 km x 57,503 kmの超同期静止トランスファ軌道に到達する。
185 2022年11月12日
16:06[121]
Falcon 9 Block 5
B1051.14
CCSFS,
SLC-40
Galaxy 31およびGalaxy 32 (2 satellites) ~6,600 kg (14,600 lb) GTO インテルサット 成功 回収せず
マクサー・テクノロジーズ製C-バンド周波数帯移行用衛星[102][101]。インテルサットは、ペイロードの総質量が6,600 kg (14,600 lb)と大きいため、ファルコン9ロケットの推進剤を全て使って通常の分同期軌道英語版よりも高い軌道に衛星を投入するために、スペースXにつか料金を支払ったと述べている。このファルコン9の第1段ブースターB1051は14回目の飛行で回収されなかったが、これは2020年1月のB1046以来の意図的に回収されなかったブースターとなった[122]。衛星は傾斜角24.2°で283 km × 58,433 kmの長楕円静止トランスファ軌道に到達した。
186 2022年11月23日
02:57[123]
Falcon 9 Block 5
B1049.11[124]
CCSFS,
SLC-40
ユーテルサット 10B 5,500 kg (12,100 lb)[125] GTO ユーテルサット 成功 回収せず
タレス・アレーニア・スペースが製造したこの衛星は、東経10度のGSOスロットを目標とした静止トランスファ軌道に打ち上げられた。ファルコン9の第1段ブースターB1049にとって11回目のミッションとなるこのフライトでは、前回のGalaxy 31および32打ち上げに使用されたB1051同様の理由で、打ち上げ後に大西洋に投棄された。衛星は傾斜角22.8°で261 km × 59,831 kmの長楕円静止トランスファ軌道に到達した。B1049は、前回の飛行後に中間ステージをB1052に移植したため、この飛行ではテスト/予備ブロック4の中間ステージで飛行した[126][127]
187 2022年11月26日19:20[128] Falcon 9 Block 5
B1076.1
KSC,
LC-39A
スペースX CRS-26
ドラゴン C211.1[129]
3,528 kg (7,778 lb)[130] LEO (ISS) NASACRS) 成功 成功
(無人船)
NASAとのCRSフェーズ1契約での最初の20ミッションが2020年に完了したのちに追加されたフェーズ2の6ミッションの最後のフライト。
188 2022年12月8日
22:27[131]
Falcon 9 Block 5
B1069.4
KSC,
LC-39A
ワンウェブ Flight #15 / SpaceX Flight 1(衛星40機) 6,000 kg (13,000 lb) 極軌道 ワンウェブ 成功 成功
(陸上)
2022年ロシアのウクライナ侵攻を受けて、ワンウェブソユーズロケットでの打ち上げを停止した[132]。2022年3月、ワンウェブはスペースXとの間で衛星打ち上げ再開についての同意に署名したことを発表した。これは、2019年のArabsat-6AとなるLC-39Aからの、また2018年のEs'hail 2以来のファルコン9での純粋に商用の(Starlinkでも、NASA関連でも、政府関連でも、有人でもない)衛星の打ち上げとなった。
189 2022年12月11日07:38[133] Falcon 9 Block 5
B1073.5
CCSFS,
SLC-40
HAKUTO-R ミッション1[134]
エミレーツ・ルナー・ミッション英語版
ルナー・フラッシュライト[135]
~1,000 kg (2,200 lb)[136][137] 弾道月トランスファ(BLT) ispace
MBRSC英語版
JAXA
NASA
成功 成功
(陸上)
ispaceのHAKUTO-R(「R」はリブートの意)月着陸機英語版は、中止されたGoogle Lunar X Prizeに参加していたHAKUTOプロジェクトから派生したもの。HAKUTO-RはMBRSC英語版製のラシード・ローバー英語版およびJAXA製の変形月ロボットを輸送する。2023年の別のHAKUTO-Rミッションでは日本製のローバーを搭載する[138][139]カナダ宇宙庁はispaceで3つの民間ペイロードを後援しており、ミッション・コントロール・スペース・サービスは、人工知能アルゴリズムをテストするためにコンピューターをラシード・ローバーに搭載し、カナデンシス・エアロスペース・コーポレーションは360度カメラの飛行を手配しており、NGCエアロスペース社は軌道から写真を撮影し、地図と比較してナビゲーションシステムをテストする予定である[140]ルナー・フラッシュライトは、JPLが開発した、月面上の水の氷の存在をスキャンするためのCubeSatで、アルテミス1号の打ち上げ時に統合ウィンドウを逃した後、二次ペイロードとして再登場した。B1073.5はLZ-2に始めた着陸したファルコン9ブースターとなった。
190 2022年12月16日11:46[141] Falcon 9 Block 5
B1071.6
VSFB,
SLC-4E
表面水と海洋地形英語版(SWOT)[142] ~2,200 kg (4,900 lb)[143] LEO NASA/CNES 成功 成功
(陸上)
水域の表面高度をセンチメートルレベルの精度で測定することを目的としたアメリカとヨーロッパの衛星[144]
191 2022年12月16日22:48[145] Falcon 9 Block 5
B1067.8
CCSFS,
SLC-40
O3b mPOWER 1 & 2 ~4,100 kg (9,000 lb) MEO SES 成功 成功
(無人船)
2019年9月、SESは、O3bの低遅延、高性能接続サービス向けに7基のMEO衛星のうち最初の部分を打ち上げる契約を締結した[146][147]
192 2022年12月17日
21:32[145]
Falcon 9 Block 5
B1058.15
KSC,
LC-39A
スターリンク グループ 4-37[148] (54 satellites) ~16,700 kg (36,800 lb) LEO スペースX 成功 成功
(無人船)
東海岸のスターリンクネットワークの高度540 km、軌道傾斜角 53.2°の円軌道への打ち上げ。B1058は、それまでの記録を超える15回の打ち上げと回収を達成した最初のブースターとなった。
193 2022年12月28日
09:34[149]
Falcon 9 Block 5
B1062.11
CCSFS,
SLC-40
スターリンク グループ 5-1 (54 satellites) ~16,700 kg (36,800 lb) LEO スペースX 成功 成功
(無人船)
傾斜角43°の軌道を目標とした東海岸のスターリンクネットワークの打ち上げ[150]。この打ち上げは、スターリンクの第2世代コンステレーションの初めての打ち上げとなった。スペースXは、新たなFCCライセンスにより、ネットワークの容量をさらに増やす新たな軌道に衛星を配備できるようになったと述べている[151]
194 2022年12月30日07:38[152] Falcon 9 Block 5
B1061.11
VSFB,
SLC-4E
EROS-C3[153] ~400 kg (880 lb) 逆行LEO ImageSat International 成功 成功
(陸上)
OPTSAT-3000衛星をベースにしたイスラエルの電気光学地球観測衛星。これはスペースXにとってこれまでの逆行軌道は極軌道または太陽同期軌道であったので、低傾斜逆行軌道への最初の打ち上げとなった。傾斜角約140°の軌道を目標としていた。この打ち上げはスペースXが暦月で7回の打ち上げを完了した初めてのことであり、2022年の最後のロケット打ち上げとなった。スペースXのファルコン系列は、この打ち上げの後、1980年R-7系列が初めて記録した、あらゆるロケット系列による年間最多打ち上げ成功記録に並ぶことになった。B1061は、めったに使用されないLZ-2を除く、スペースXのさまざまな着陸ゾーンとドローン船のすべてに着陸した唯一のブースターとなった。

2023年の打ち上げ

[編集]

スペースXは2023年にファルコン系列のロケットを96回打ち上げた(ファルコン9が91回、ファルコンヘビーが5回)。同社のCEOのイーロン・マスクとスペースX社長のグウィン・ショットウェル英語版はそれぞれ2022年後半と2023年初頭に同社が2023年にファルコンの打ち上げを最大100回試みる予定であると述べていた[154][155]。いずれにせよ、スペースXは打ち上げ頻度を増やし、2023年9月までにこれまでの自社の年間打ち上げ回数記録の61回と、同一系列ロケットによる年間打ち上げ回数の世界記録である64回を上回った。その後、2023年の10月、11月、12月までにそれぞれ年間70回、80回、90回の打ち上げを完了した最初の系列となった[156]。注目すべき点は、スペースXが2022年12月8日 22:27 UTCから2023年12月8日 8:03 UTCまでの連続した365日(1年)で、2023年に飛行した2回のスターシップを含めて100回の打ち上げを完了したことにある[157]。非公開のペイロード質量を除いて、スペースXは2023年に1,200 トンを打ち上げたが[158]、これは離陸準備の整ったファルコン9ロケット自体の2.19倍の質量となる[159]

Flight No. 打上げ日時
(UTC)
形式 射場 搭載物 搭載物の重量 目標軌道 荷主 打ち上げ
結果
着陸
結果
195 2023年1月3日
14:56[160]
Falcon 9 Block 5
B1060.15[161]
CCSFS
SLC-40
Transporter-6:(115機の小型衛星の相乗り) 不明[注釈 1] SSO 複数 成功 成功
(陸上)
196 2023年1月10日
04:50[162]
Falcon 9 Block 5
B1076.2
CCSFS
SLC-40
OneWeb Flight #16 / SpaceX Flight 2[163][164] (40 satellites)[165] 6,000 kg (13,000 lb) 低軌道 OneWeb 成功 成功
(陸上)
FH 5 2023年1月15日
22:56[166]
ファルコンヘビー B5
B1070(コア)
KSC
LC-39A
USSF-67 (CBAS-2 & LDPE-3A英語版)[167] ~3,750 kg (8,270 lb) GEO USSF 成功 回収せず
B1064.2(サイド) 成功
(陸上)
B1065.2(サイド) 成功
(陸上)
197 2023年1月18日
12:24[168]
Falcon 9 Block 5
B1077.2
CCSFS
SLC-40

n

USA-343 / GPS III-06英語版(アメリア・アースサット)[169][170] 4,352 kg (9,595 lb) MEO USSF[171] 成功 成功
(無人船)
198 2023年1月19日
15:43[172]
Falcon 9 Block 5
B1075.1
VSFB,
SLC-4E
Starlink Group 2–4 (51 satellites) 15,000 kg (33,000 lb) 低軌道 スペースX 成功 成功
(無人船)
西海岸のスターリンクネットワークの高度570 km、軌道傾斜角70°の円軌道への打ち上げ。この打ち上げは、再利用ではないブースターを使用した初めてのスターリンク衛星の打ち上げとなった。
199 2023年1月26日
09:32[173]
Falcon 9 Block 5
B1067.9
CCSFS
SLC-40
Starlink Group 5-2 (56 satellites) ~17,400 kg (38,400 lb)[73] 低軌道 スペースX 成功 成功
(無人船)
200 2023年1月31日
16:15[174]
Falcon 9 Block 5
B1071.7[175]
VSFB,
SLC-4E
Starlink Group 2–6[176] (49 satellites)
ION SCV009 Eclectic Elena[177]
~15,200 kg (33,500 lb) 低軌道 スペースX
D-Orbit
成功 成功
(無人船)
201 2023年2月2日
07:58[174]
Falcon 9 Block 5
B1069.5
KSC
LC-39A
Starlink Group 5-3 (53 satellites)[178] 16,500 kg (36,400 lb) 低軌道 スペースX 成功 成功
(無人船)
202 2023年2月7日
01:32[179]
Falcon 9 Block 5
B1073.6[180]
CCSFS
SLC-40
Amazonas Nexus 4,146 kg (9,140 lb)[181] GTO Hispasat 成功 成功
(無人船)
203 2023年2月12日
05:10[182]
Falcon 9 Block 5
B1062.12[183]
CCSFS
SLC-40
Starlink Group 5-4 (55 satellites)[184] 17,100 kg (37,700 lb) 低軌道 スペースX 成功 成功
(無人船)
204 2023年2月17日
19:12[182]
Falcon 9 Block 5
B1063.9[175]
VSFB,
SLC-4E
Starlink Group 2–5 (51 satellites) 15,900 kg (35,100 lb) 低軌道 スペースX 成功 成功
(無人船)
205 2023年2月18日
03:59[185]
Falcon 9 Block 5
B1077.3[186]
CCSFS
SLC-40
インマルサット-6 F2[187][188] 5,470 kg (12,060 lb)[185] GTO インマルサット 成功 成功
(無人船)
206 2023年2月27日
23:13[189]
Falcon 9 Block 5
B1076.3[190]
CCSFS
SLC-40
Starlink Group 6-1[191] (21 satellites)[192] ~15,300 kg (33,700 lb) 低軌道 スペースX 成功 成功
(無人船)
207 2023年3月2日
05:34[193]
Falcon 9 Block 5
B1078.1
KSC
LC-39A
Crew-6

(クルードラゴン C206.4 エンデバー ♺ )[194]

~13,000 kg (29,000 lb) 低軌道 (ISS) NASACTS[93] 成功 成功
(無人船)
208 2023年3月3日
18:38[189]
Falcon 9 Block 5
B1061.12
VSFB,
SLC-4E
Starlink Group 2–7[195] (51 satellites) 15,900 kg (35,100 lb) 低軌道 スペースX 成功 成功
(無人船)
209 2023年3月9日
19:13[196]
Falcon 9 Block 5
B1062.13
CCSFS
SLC-40
OneWeb #17 / SpaceX OneWeb-3 (40 satellites).[197][164] 6,000 kg (13,000 lb) 低軌道 OneWeb 成功 成功
(陸上)
210 2023年3月15日
00:30[198]
Falcon 9 Block 5
B1073.7[199]
KSC
LC-39A
スペースX CRS-27
ドラゴン C209.3 ♺)[200]
2,852 kg (6,288 lb) 低軌道 (ISS) NASACRS 成功 成功
(無人船)
211 2023年3月17日
19:26[201]
Falcon 9 Block 5
B1071.8
VSFB
SLC-4E
Starlink Group 2–8 (52 satellites) ~16,200 kg (35,700 lb) 低軌道 スペースX 成功 成功
(無人船)
212 2023年5月17日
23:38[201]
Falcon 9 Block 5
B1069.6
CCSFS
SLC-40
SES-18 and SES-19 ~7,000 kg (15,000 lb) GTO SES 成功 成功
(無人船)
213 2023年3月24日
15:43[202]
Falcon 9 Block 5
B1067.10
CCSFS
SLC-40
Starlink Group 5-5[203] (56 satellites) ~17,400 kg (38,400 lb) 低軌道 スペースX 成功 成功
(無人船)
214 2023年3月29日
20:01[204]
Falcon 9 Block 5
B1077.4
CCSFS
SLC-40
Starlink Group 5–10 (56 satellites) ~17,400 kg (38,400 lb) 低軌道 スペースX 成功 成功
(無人船)
東海岸のスターリンクネットワークの第2世代ネットワークへの打ち上げ。この打ち上げで、スペースXは単一暦月内で8回の打ち上げを完了した。
215 2023年4月2日
14:29[205]
Falcon 9 Block 5
B1075.2
VSFB,
SLC-4E
トランスポート&トラッキング・レイヤー(Tranche 0A)英語版(トランスポート・レイヤー衛星8機、トラッキング・レイヤー衛星2機) 不明 低軌道 SDA英語版 成功 成功
(陸上)
216 2023年4月7日
04:30[206]
Falcon 9 Block 5
B1076.4
CCSFS
SLC-40
Intelsat 40e
TEMPO
~5,588 kg (12,319 lb)[207] GTO インテルサット
NASA
成功 成功
(無人船)
217 2023年4月15日
06:47[208]
Falcon 9 Block 5
B1063.10
VSFB,
SLC-4E
Transporter-7: (51機の小型衛星が相乗り) 不明 SSO 複数 成功 成功
(陸上)
218 2023年4月19日
14:31[209]
Falcon 9 Block 5
B1073.8
CCSFS
SLC-40
Starlink Group 6-2 (21 satellites) ~15,300 kg (33,700 lb) 低軌道 スペースX 成功 成功
(無人船)
219 2023年4月27日
13:40[210]
Falcon 9 Block 5
B1061.13
VSFB,
SLC-4E
Starlink Group 3–5 (46 satellites) ~14,100 kg (31,100 lb) SSO スペースX 成功 成功
(無人船)
220 2023年4月28日
22:12[211]
Falcon 9 Block 5
B1078.2[212]
CCSFS
SLC-40
O3b mPOWER 3 & 4 ~4,100 kg (9,000 lb) MEO SES 成功 成功
(無人船)
FH 6 2023年5月1日
00:26[213]
ファルコンヘビー B5
B1068 (core)[214]
KSC
LC-39A
ViaSat-3 Americas[215][216]
Aurora 4A (Arcturus)[217][218]
G-Space 1 (a.k.a. Nusantara-H1-A)
~6,722 kg (14,819 lb) GEO ViaSat
Astranis / Pacific Dataport
PT Pasifik Satelit Nusantara
成功 回収せず
B1052.8(サイド)[214] 回収せず
B1053.3(サイド)[214] 回収せず
221 2023年5月4日
07:31[219]
Falcon 9 Block 5
B1069.7[219]
CCSFS
SLC-40
Starlink Group 5–6[220] (56 satellites) ~17,400 kg (38,400 lb) 低軌道 スペースX 成功 成功
(無人船)
222 2023年5月10日
20:09[221]
Falcon 9 Block 5
B1075.3[222]
VSFB,
SLC-4E
Starlink Group 2–9 (51 satellites) 15,900 kg (35,100 lb) 低軌道 スペースX 成功 成功
(無人船)
223 2023年5月14日
05:03[223]
Falcon 9 Block 5
B1067.11
CCSFS
SLC-40
Starlink Group 5–9[224] (56 satellites) ~17,400 kg (38,400 lb) 低軌道 スペースX 成功 成功
(無人船)
224 2023年5月19日
06:19[225]
Falcon 9 Block 5
B1076.5
CCSFS
SLC-40
Starlink Group 6-3[226] (22 satellites) ~16,100 kg (35,500 lb) 低軌道 スペースX 成功 成功
(無人船)
225 2023年5月20日
13:16[225]
Falcon 9 Block 5
B1063.11
VSFB,
SLC-4E
Iridium-NEXT[227] (5 satellites)
OneWeb (15 Gen1 plus a Gen2 test satellite)[228]
~6,600 kg (14,600 lb) 低軌道 イリジウム & OneWeb 成功 成功
(無人船)
226 2023年5月21日
21:37[229]
Falcon 9 Block 5
B1080.1
KSC
LC-39A
Ax-2
(クルードラゴン C212.2 フリーダム ♺) [227]
~13,000 kg (29,000 lb) 低軌道 (ISS) アクシオム・スペース 成功 成功
(陸上)
227 2023年5月27日
04:30[230]
Falcon 9 Block 5
B1062.14
CCSFS
SLC-40
ArabSat 7B (Badr-8)[231] ~4,500 kg (9,900 lb) GTO Arabsat 成功 成功
(無人船)
228 2023年5月31日
06:02[232]
Falcon 9 Block 5
B1061.14
VSFB,
SLC-4E
Starlink Group 2–10[233] (52 satellites) ~16,400 kg (36,200 lb) 低軌道 スペースX 成功 成功
(無人船)
229 2023年6月4日
12:20[232]
Falcon 9 Block 5
B1078.3
CCSFS
SLC-40
Starlink Group 6-4[234] (22 satellites) ~16,100 kg (35,500 lb) 低軌道 スペースX 成功 成功
(無人船)
230 2023年6月5日
15:47[235]
Falcon 9 Block 5
B1077.5[236]
KSC
LC-39A
スペースX CRS-28
(ドラゴン C208.4 ♺ )[237]
~9,525 kg (20,999 lb) 低軌道 (ISS) NASA (CRS) 成功 成功
(無人船)
231 2023年6月12日
07:10[238]
Falcon 9 Block 5
B1073.9
CCSFS
SLC-40
Starlink Group 5–11[239] (52 satellites) ~16,400 kg (36,200 lb) 低軌道 スペースX 成功 成功
(無人船)
232 2023年6月12日
21:35[240]
Falcon 9 Block 5
B1071.9
VSFB,
SLC-4E
Transporter-8: (72 payloads Smallsat Rideshare) 不明[注釈 1] SSO 複数 成功 成功
(陸上)
233 2023年6月18日
22:21[241]
Falcon 9 Block 5
B1067.12[242]
CCSFS
SLC-40
SATRIA[243] ~4,580 kg (10,100 lb) GTO PT Pasifik Satelit Nusantara 成功 成功
(無人船)
234 2023年6月22日
07:19[241]
Falcon 9 Block 5
B1075.4[244]
VSFB,
SLC-4E
Starlink Group 5–7[245] (47 satellites) ~14,500 kg (32,000 lb)[246] 低軌道 スペースX 成功 成功
(無人船)
235 2023年6月23日
15:35[247]
Falcon 9 Block 5
B1069.8
CCSFS
SLC-40
Starlink Group 5–12 (56 satellites) ~17,400 kg (38,400 lb) 低軌道 スペースX 成功 成功
(無人船)
236 2023年7月1日
15:12[248]
Falcon 9 Block 5
B1080.2
CCSFS
SLC-40
ユークリッド[249] ~2,160 kg (4,760 lb) 太陽–地球 L2投入 ESA 成功 成功
(無人船)
237 2023年7月7日
19:29[250]
Falcon 9 Block 5
B1063.12[251]
VSFB,
SLC-4E
Starlink Group 5–13[252] (48 satellites) ~14,900 kg (32,800 lb) 低軌道 スペースX 成功 成功
(無人船)
238 2023年7月10日
03:58[250]
Falcon 9 Block 5
B1058.16
CCSFS
SLC-40
Starlink Group 6-5[253] (22 satellites) ~16,100 kg (35,500 lb) 低軌道 スペースX 成功 成功
(無人船)
239 2023年7月16日
03:50[254]
Falcon 9 Block 5
B1060.16[255]
CCSFS
SLC-40
Starlink Group 5–15[256] (54 satellites) ~16,700 kg (36,800 lb) 低軌道 スペースX 成功 成功
(無人船)
240 2023年7月20日
04:09[257]
Falcon 9 Block 5
B1071.10
VSFB,
SLC-4E
Starlink Group 6–15[258](15 satellites)[259] ~12,000 kg (26,000 lb) 低軌道 スペースX 成功 成功
(無人船)
241 2023年7月24日
00:50[257]
Falcon 9 Block 5
B1076.6
CCSFS
SLC-40
Starlink Group 6-6[260] (22 satellites) ~16,100 kg (35,500 lb) 低軌道 スペースX 成功 成功
(無人船)
242 2023年7月28日
04:01[261]
Falcon 9 Block 5
B1062.15
CCSFS
SLC-40
Starlink Group 6–7 (22 satellites) ~16,100 kg (35,500 lb) 低軌道 スペースX 成功 成功
(無人船)
FH 7 2023年7月29日
03:04[262]
ファルコンヘビー B5
B1074 (core)
KSC
LC-39A
Jupiter-3 (EchoStar-24)[263] ~9,200 kg (20,300 lb) GTO EchoStar 成功 回収せず
B1064.3(サイド) 成功
(陸上)
B1065.3(サイド) 成功
(陸上)
243 2023年8月3日
05:00[264]
Falcon 9 Block 5
B1077.6
CCSFS
SLC-40
Galaxy 37[101]
Horizons-4
~5,063 kg (11,162 lb) GTO インテルサット 成功 成功
(無人船)
244 2023年8月7日
02:41[265]
Falcon 9 Block 5
B1078.4
CCSFS
SLC-40
Starlink Group 6–8 (22 satellites) ~16,100 kg (35,500 lb) 低軌道 スペースX 成功 成功
(無人船)
245 2023年8月8日
03:57[266]
Falcon 9 Block 5
B1075.5
VSFB,
SLC-4E
Starlink Group 6–20[258](15 satellites) ~12,000 kg (26,000 lb) 低軌道 スペースX 成功 成功
(無人船)
246 2023年8月11日
05:17[267]
Falcon 9 Block 5
B1069.9
CCSFS
SLC-40
Starlink Group 6–9[268] (22 satellites) ~16,100 kg (35,500 lb) 低軌道 スペースX 成功 成功
(無人船)
247 2023年8月17日
03:36[269]
Falcon 9 Block 5
B1067.13
CCSFS
SLC-40
Starlink Group 6–10[270] (22 satellites) ~16,100 kg (35,500 lb) 低軌道 スペースX 成功 成功
(無人船)
248 2023年8月22日
09:37[271]
Falcon 9 Block 5
B1061.15
VSFB,
SLC-4E
Starlink Group 7-1[272] (21 satellites) ~15,300 kg (33,700 lb) 低軌道 スペースX 成功 成功
(無人船)
249 2023年8月26日
07:27[273]
Falcon 9 Block 5
B1081.1[274]
KSC
LC-39A
Crew-7[275]
(クルードラゴン C210.3 エンデュランス ♺)[276]
~13,000 kg (29,000 lb) 低軌道 (ISS) NASA (CTS)[93] 成功 成功
(陸上)
250 2023年8月27日
01:05[277]
Falcon 9 Block 5
B1080.3
CCSFS
SLC-40
Starlink Group 6–11[278] (22 satellites) ~16,100 kg (35,500 lb) 低軌道 スペースX 成功 成功
(無人船)
251 2023年9月1日
02:21[279]
Falcon 9 Block 5
B1077.7
CCSFS
SLC-40
Starlink Group 6–13[280] (22 satellites) ~16,100 kg (35,500 lb) 低軌道 スペースX 成功 成功
(無人船)
252 2023年9月2日[281]
14:25[282]
Falcon 9 Block 5
B1063.13
VSFB,
SLC-4E
トランスポート&トラッキング・レイヤー(Tranche 0B)英語版(トランスポート・レイヤー衛星11機、トラッキング・レイヤー衛星2機) 不明 低軌道 SDA英語版 成功 成功
(陸上)
253 2023年9月4日
02:47[283]
Falcon 9 Block 5
B1073.10
KSC
LC-39A
Starlink Group 6–12[284] (21 satellites) ~15,300 kg (33,700 lb) 低軌道 スペースX 成功 成功
(無人船)
254 2023年9月4日
03:12[285]
Falcon 9 Block 5
B1076.7
CCSFS
SLC-40
Starlink Group 6–14[286] (22 satellites) ~16,100 kg (35,500 lb) 低軌道 スペースX 成功 成功
(無人船)
255 2023年9月12日
06:57[287]
Falcon 9 Block 5
B1071.11
VSFB,
SLC-4E
Starlink Group 7-2[288] (21 satellites) ~15,300 kg (33,700 lb) 低軌道 スペースX 成功 成功
(無人船)
256 2023年9月16日
03:38[289]
Falcon 9 Block 5
B1078.5
CCSFS
SLC-40
Starlink Group 6–16 (22 satellites) ~16,100 kg (35,500 lb) 低軌道 スペースX 成功 成功
(無人船)
257 2023年9月20日
03:38[290]
Falcon 9 Block 5
B1058.17
CCSFS