ボーン・トゥ・プレイ・ギター

ボーン・トゥ・プレイ・ギター
バディ・ガイスタジオ・アルバム
リリース
録音 テネシー州ナッシュビル ブラックバード・スタジオ[1]
アディショナル・レコーディング:テネシー州ナッシュビル ザ・スウィッチヤード、カリフォルニア州オーシャンサイド セイクレッド・キャット・スタジオ[1]
ジャンル ブルース
時間
レーベル RCAレコード/シルヴァートーン
プロデュース トム・ハンブリッジ英語版
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 13位(スイス[2]
  • 30位(オランダ[3]
  • 37位(ベルギー・ワロン地域[4]
  • 47位(オーストラリア[5]
  • 60位(アメリカ[6]
  • 78位(ドイツ[7]
  • 84位(ベルギー・フランデレン地域[8]
  • 100位(イギリス[9]
  • 104位(フランス[10]
  • バディ・ガイ アルバム 年表
    リズム&ブルース
    (2013年)
    ボーン・トゥ・プレイ・ギター
    (2015年)
    ザ・ブルース・イズ・アライヴ・アンド・ウェル
    (2018年)
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    ボーン・トゥ・プレイ・ギター』(Born to Play Guitar)は、アメリカ合衆国ブルース・ミュージシャン、バディ・ガイ2015年に発表したスタジオ・アルバム

    2016年、第58回グラミー賞において最優秀ブルース・アルバム賞を受賞。

    背景[編集]

    『Skin Deep』(2008年)以降の作品でガイのパートナーを務めてきたトム・ハンブリッジが、引き続きプロデュースやソングライティング等に貢献した[11][12]ヴァン・モリソンがゲスト参加した「フレッシュ&ボーン」は、2015年に死去したB.B.キングに捧げられた曲で、「カム・バック・マディ」はマディ・ウォーターズに捧げられた曲である[11][13]。「(ベイビー)ユー・ガット・ホワット・イット・テイクス」にゲスト参加したジョス・ストーンは、2007年にもファッツ・ドミノのトリビュート・アルバム『Goin' Home: A Tribute to Fats Domino』でガイと共演している[14]

    反響・評価[編集]

    母国アメリカでは、総合アルバム・チャートのBillboard 200で60位に達し、『ビルボード』のブルース・アルバム・チャートでは自身5度目の1位獲得を果たした[6]

    スイスでは2015年8月9日付のアルバム・チャートで初登場13位となり、前作『リズム&ブルース』(2013年)に引き続きトップ20入りした[2]。イギリスでは2015年8月13日付の全英アルバムチャートで100位となり、自身22年ぶりの全英トップ100入りを果たした[9]

    Stephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け「ガイが近年に発表したレコードの多くは、大体同じテーマを引き継いでいるが、『ボーン・トゥ・プレイ・ギター』はかなり直接的で、正にガイの規格外のストラトキャスター演奏を披露するために作られた曲のコレクションとなっている」「ハンブリッジは『ボーン・トゥ・プレイ・ギター』に、幾分大胆で予想以上に賑やかな色付けを、巧みにもたらしている」と評している[12]。また、David Frickeは『ローリング・ストーン』誌において5点満点中3.5点を付け「ここでガイは4曲を共作しただけだが、彼の歌やソロは確固たる獰猛さを伴っており、ハーピストのキム・ウィルソンと共演した2曲は、往年のジュニア・ウェルズとの協力関係を思わせる」と評している[13]

    収録曲[編集]

    特記なき楽曲はトム・ハンブリッジとリチャード・フレミングの共作。

    1. ボーン・トゥ・プレイ・ギター - "Born to Play Guitar" - 4:56
    2. ウェア・ユー・アウト - "Wear You Out" (Tom Hambridge, Gary Nicholson) - 3:30
    3. バック・アップ・ママ - "Back Up Mama" - 4:42
    4. トゥー・レイト - "Too Late" (Charles Brwon, John Phillips, Willie Dixon) - 2:46
    5. ウィスキー、ビア&ワイン - "Whiskey, Beer & Wine" (Buddy Guy, T. Hambridge) - 4:30
    6. キス・ミー・クイック - "Kiss Me Quick" - 2:55
      • フィーチャリング:キム・ウィルソン(ハーモニカ)
    7. クライング・アウト・オブ・ワン・アイ - "Crying Out of One Eye" (B. Guy, T. Hambridge, G. Nicholson) - 4:01
    8. (ベイビー)ユー・ガット・ホワット・イット・テイクス - "(Baby) You Got What It Takes" (Clyde Otis, Murray Stein, Brook Benton) - 3:17
    9. ターン・ミー・ワイルド - "Turn Me Wild" (B. Guy, T. Hambridge) - 4:36
    10. クレイジー・ワールド - "Crazy World" (B. Guy, T. Hambridge, G. Nicholson) - 5:15
    11. スマーター・ザン・アイ・ワズ - "Smarter Than I Was" (T. Hambridge) - 5:27
    12. シック・ライク・ミシシッピ・マッド - "Thick Like Mississippi Mud" (B. Guy, T. Hambridge) - 4:03
    13. フレッシュ&ボーン(デディケイテッド・トゥ・B.B.キング) - "Flesh & Bone (Dedicated to B.B. King)" (T. Hambridge, G. Nicholson) - 4:01
    14. カム・バック・マディ - "Come Back Muddy" - 5:11

    日本盤ボーナス・トラック[編集]

    1. トラブル・ノー・モア - "Trouble No More" (McKinley Morganfield) - 3:39
    2. カム・バック・マディ(エレクトリック・ヴァージョン) - "Come Back Muddy (Electric Version)" - 5:01

    参加ミュージシャン[編集]

    フィーチャリング・ゲストに関しては上記「収録曲」参照。

    脚注・出典[編集]

    1. ^ a b CD英文ブックレット内クレジット
    2. ^ a b Buddy Guy - Born To Play Guitar - hitparade.ch
    3. ^ Buddy Guy - Born To Play Guitar - dutchcharts.nl
    4. ^ ultratop.be - Buddy Guy - Born To Play Guitar
    5. ^ australian-charts.com - Buddy Guy - Born To Play Guitar
    6. ^ a b Buddy Guy - Awards”. AllMusic. 2016年3月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月17日閲覧。
    7. ^ Offizielle Deutsche Charts
    8. ^ ultratop.be - Buddy Guy - Born To Play Guitar
    9. ^ a b BUDDY GUY | full Official Chart Company | Official Charts Company - 「Albums」をクリックすれば表示される
    10. ^ lescharts.com - Buddy Guy - Born To Play Guitar
    11. ^ a b Graff, Gary (2015年7月30日). “Buddy Guy Pays Tribute to B.B. King on 'Flesh & Bone', With Help From Van Morrison”. Billboard. 2016年2月1日閲覧。
    12. ^ a b Erlewine, Stephen Thomas. “Born to Play Guitar - Buddy Guy”. AllMusic. 2016年2月1日閲覧。
    13. ^ a b Fricke, David (2015年7月31日). “Buddy Guy Born to Play Guitar Album Review”. Rolling Stone. 2016年2月1日閲覧。
    14. ^ Tamarkin, Jeff. “Goin' Home: A Tribute to Fats Domino - Various Artists”. AllMusic. 2016年2月1日閲覧。