ミヒャエル・ギーレン

ミヒャエル・ギーレン
Michael Gielen
ミヒャエル・ギーレン(右側)。中央はアリベルト・ライマン。1965年
基本情報
生誕 (1927-07-20) 1927年7月20日
出身地 ドイツの旗 ドイツ国ドレスデン
死没 (2019-03-08) 2019年3月8日(91歳没)
 オーストリア・モントゼー
ジャンル クラシック音楽
職業 指揮者作曲家

ミヒャエル・ギーレン(Michael Gielen, 1927年7月20日 - 2019年3月8日)は、ドイツ生まれの指揮者作曲家

人物・来歴[編集]

ドレスデン生まれ。父ヨーゼフ・ギーレンドイツ語版ケルン生まれの舞台演出家。母ローザはユダヤ系。1940年、アルゼンチンに移住、ブエノスアイレスで哲学、ピアノ、音楽理論、作曲を学ぶ。このころカルロス・クライバーと知り合い、エーリヒ・クライバーの指揮するバッハの「マタイ受難曲」の通奏低音なども担当する。その後もザルツブルクなどでカラヤンプローベなどを一緒に勉強する。

演奏について[編集]

現代音楽を得意とし、グスタフ・マーラーアルノルト・シェーンベルクなど大編成の楽曲を精妙で色彩豊かなアンサンブルで聴かせる。何度か来日してNHK交響楽団にも客演し、マーラーの交響曲第6番第7番を指揮している。晩年の録音には、ヘンスラー・レーベルから発売された、南西ドイツ放送交響楽団とのマーラーの交響曲全集があるが、その一部(第4番、第7番)はインターコード・レーベルからリリースされていた録音と同一のものである。アルノルト・シェーンベルクなど現代曲とのカップリングが独特である。

脚注[編集]

注釈・出典[編集]

  1. ^ a b 1986年当時の「南西ドイツ放送交響楽団」は、のちに「バーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団」と改称したオーケストラである。一方、現在活動する「南西ドイツ放送交響楽団」はバーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団とシュトゥットガルト放送交響楽団の合併により誕生したものである。
  2. ^ “Michael Gielen beendet Dirigenten-Karriere”. WDR (Kulturnachrichten). (2014年10月30日). http://www1.wdr.de/themen/infokompakt/nachrichten/kulturnachrichten/kulturnachrichten9878.html 2018年12月30日閲覧。 
  3. ^ “ミヒャエル・ギーレン氏死去 ドイツの指揮者、91歳”. 共同通信. (2019年3月9日). https://web.archive.org/web/20190313153448/https://this.kiji.is/477105152311608417?c=39546741839462401 2019年3月9日閲覧。 
先代
 ?
ストックホルム王立歌劇場
首席指揮者
1960年 - 1965年
次代
 ?
先代
アンドレ・クリュイタンス
ベルギー国立管弦楽団
首席指揮者
1969年 - 1971年
次代
アンドレ・ヴァンデルノート
先代
 ?
ネーデルラント・オペラ
音楽監督
1972年 - 1975年
次代
 ?
先代
クリストフ・フォン・ドホナーニ
フランクフルト歌劇場
芸術総監督
1977年 - 1987年
次代
ガリー・ベルティーニ
先代
カジミエシュ・コルト
南西ドイツ放送交響楽団
首席指揮者
1986年 - 1999年
次代
シルヴァン・カンブルラン