2016年リオデジャネイロオリンピックの開会式

リオデジャネイロオリンピックの開会式
Games of the XXXI Olympiad XXII Opening Ceremony
第31回オリンピック競技大会開会式
第31回オリンピック競技大会開会式
イベントの種類 開会式
開催時期 2016年8月5日20:16 – 23:54 BRT (UTC-3)
(3時間38分)
会場 ブラジルの旗 ブラジル リオデジャネイロ、エスタジオ・ド・マラカナン
主催 IOC
企画制作 フェルナンド・メイレリス
運営 リオデジャネイロオリンピック組織委員会
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2016年リオデジャネイロオリンピックの開会式（2016ねんリオデジャネイロオリンピックのかいかいしき）では、2016年8月5日午後8時（ブラジル時間、UTC-3）にリオデジャネイロのエスタジオ・ド・マラカナンで挙行されたリオデジャネイロオリンピック（第31回夏季オリンピック）の開会式について取扱う。

今大会は閉会式やパラリンピックの式典を含めた総監督に映画監督のフェルナンド・メイレリスが務めた。

開会式[編集]

開会式の会場となったエスタジオ・ド・マラカナンはサッカー専用の競技場であり、2014年FIFAワールドカップに合わせて改修された。夏のオリンピックの開会式が陸上競技場以外で開催されるのは1900年の第2回パリオリンピック以来で116年ぶりであった。

プロローグ[編集]

ブラジルの国旗の掲揚。国旗、オリンピック旗の掲揚台は「オスカー・ニーマイヤー風」である。

午後8時の定刻、開会式はルイス・メロディア歌唱の『抱擁（Aquele Abraço）』とともにリオデジャネイロの空撮の映像で始まった。リオデジャネイロの砂浜と波に、リオデジャネイロの各地でスポーツに興ずる人々の様子が映し出され、最後に正方形、あるいはそれを半分にした直角二等辺三角形の250枚の銀色のシートがランダムに並べられた地面が映し出された。それは開会式の始まったスタジアムの様子である。銀色のシートを広げて支えていた人々が、それに空気をはらませて、渦を巻きながら動き出すと花火が打ち上げられた。

プロジェクションマッピングの最初のイメージのあと、トーマス・バッハIOC会長が紹介された。歌手のパウリーニョ・ダ・ヴィオラがブラジリアを設計した建築家オスカー・ニーマイヤーの作品（cf.ブラジルの国会議事堂）に触発されたデザインの舞台の上でショーロ風に編曲されたブラジルの国歌を歌唱し観客を魅了した。 国歌の演奏には9人の弦楽がともなった。ブラジルの国旗がバーナ・ディアス、ロブソン・ダ・シルバ、マウレン・マギとフラビオ・カントによって運ばれ掲揚された。60のブラジルの国旗を身に巻いたダンサーが舞台を取り囲んだ[1]。

芸術的パフォーマンス[編集]

詳細は「ブラジルの歴史」を参照
ブラジルの先住民をテーマにした演技。
日系ブラジル人をテーマにした演技。
ブラジルの発明家で、「飛行機王」と呼ばれたアルベルト・サントス＝デュモンの14Bisのレプリカ。

芸術的なパフォーマンスはspirit of kludgeのオマージュを伴ったものになった。これは「虚無からきたる偉大なことをするための才能」としての創造主によって規定される。

このパートの始まりでは、ブラジルの幾何学的な図形として先住民の幾何学図形、アフリカ人の紋様、ポルトガルのタイルが取り上げられる。 平和と持続可能性が一本の木の平和のシンボルのプロジェクションマッピングで表される。 ブラジルを覆う果てしない森林にポルトガル人が到来したことが表現された。 生命の始まりから、先住民族工芸品製作中を模した演技中に先住民の構成が演じられブラジルの先住民に敬意が払われた。彼らは2つのw:Parintins Festivalの団体の72人のダンサーであった。 キャラベル船に乗ってブラジルに到来したヨーロッパ人、奴隷としてブラジルへの到来を強制されたアフリカ人、移民として到来したアラビア人、日本人などブラジルに到来した人々のパフォーマンスがそれぞれの子孫によって演じられた[2]。日系人の登場した時間帯はメイレレス監督の意向により、広島市への原子爆弾投下が行われた日本時間の午前8時15分の時間帯に合わせられた[3]。

Tribute to w:samba.

パルクール集団が、舞台を横切り、プロジェクションマッピングで映されたビルの屋根を飛び跳ねた。これは現代のブラジルの都市化と大都市への集中をハイライトしたものである。 シコ・ブアルキのクラシック音楽『建設（"Construção"）』の音とともに、アクロバットはシノグラフィーの建物のファサードを描き、白い壁を取り付け、その前でブラジルの発明家アルベルト・サントス＝デュモンが「14Bis」飛行機を製作する様子が俳優によって演じられた。

飛行機からの映像ではリオデジャネイロの上空を飛び、コルコバードの丘なども回遊していく。ここで、ジゼル・ブンチェンが『イパネマの娘』を演じて、会場をウォーキング。その時にはアントニオ・カルロス・ジョビンの孫ダニエル・ジョビンがクラシック音楽を演奏した。ブンチェンのウォーキングのあとをサン・フランシスコ礼拝堂 と ブラジリア大聖堂のようなニーマイヤーの作品の揺らめく曲線群がプロジェクションマッピングで描きだされ、後を追いかけるように映し出された。 [4][5]

ファベーラのアトラクション。

『イパネマの娘』のあと、サンバとファンク・キャリオカの音に合わせてリオデジャネイロのスラム「ファベーラ」が表現された。このときエルザ・ソアレスが『オサーニャの歌（Canto de Ossanha）』をルドミラが『ラップ・ダ・フェリシダーデ（Rap da Felicidade）』を演奏した。ラッパーのマルセロ・D2と歌手のゼカ・パゴディノが映像に流れていたカポエイラの決闘をシミュレイトした。w:maracatuとw:bumba-meu-boiのような文化的イベントのは会場の舞台を分かち合った。ジョルジ・ベンジョールとレジナ・カセが『熱帯の国（País Tropical）』を歌唱した。 [2]

カエターノ・ヴェローゾ、 アニッタとジルベルト・ジル。

選手入場の後、花火を持ったSpecial Groupの12のサンバチームが現れ、「争いをやめ、みんなで一緒に踊りましょう」と声をかけられると、アニッタ、カエターノ・ヴェローゾとジルベルト・ジルがアリー・バホーゾの『ここではこれは何？（Isto aqui, o que é?）』を歌った。

Lea Tが開会式に出席していた。そして最初のオリンピックに参加したトランスジェンダーになった [6]。

気候変動[編集]

人為的気候変動のショートビデオ-今年の出来事のテーマの一つ-はまた開会式の前にもたらされた。

オープニングメッセージでは「世界平和の促進はオリンピックの精神である。いまここにもこの惑星の平和を促進する緊急的な必要性が存在する」と述べられていた。 [7] ビデオはフェルナンダ・モンテネグロとアカデミー賞女優のジュディ・デンチによるナレーションで、エド・ホーキンズが指摘した人目に見える地球の気温の上昇を変化を紹介し、一緒アムステルダム、ドバイ、ラゴス、上海、フロリダとリオデジャネイロの海面上昇のアニメのプロジェクションが示された。 [8] ここでいったん照明が落とされ場面が転換する。世界中の環境問題を表す映像が流れる中、少年がさまよう。やがて少年は小さな木を見出す。

選手入場[編集]

ここで選手入場へと移り、選手入場はブラジルポルトガル語の各国表記でABC順となっている。会場にたくさんの金属製の四角柱が登場し、無数の投入口があり選手たちはそこへ植物の種を入れてから入場を始めた。 選手入場が終わると銀色の四角柱がスタジアム中央に五輪の形に並べられた後に緑の木が現れ、緑の五輪が表現され「環境五輪」の精神が改めて示された。

入場順 国名 ポルトガル語 旗手 出場競技
1 ギリシャ ギリシャ (GRE) Grécia ソフィア・ベカトル[9] セーリング
2 アフガニスタン アフガニスタン (AFG) Afeganistão ムハンマド・タウフィーク・バクシ[10] 柔道
3 南アフリカ 南アフリカ (RSA) África do Sul ウェイド・バンニーキルク[11] 陸上競技
4 アルバニア アルバニア (ALB) Albânia ルイザ・ゲガ[12] 陸上競技
5 ドイツ ドイツ (GER) Alemanha ティモ・ボル[13] 卓球
6 アンドラ アンドラ (AND) Andorra ラウラ・サレス[14] 柔道
7 アンゴラ アンゴラ (ANG) Angola ルイサ・キアラ[15] ハンドボール
8 アンティグア・バーブーダ アンティグア・バーブーダ (ANT) Antígua e Barbuda ダニエル・ベイリー[10] 陸上競技
9 サウジアラビア サウジアラビア (KSA) Arábia Saudita スレイマン・ハマド[10] 柔道
10 アルジェリア アルジェリア (ALG) Argélia ソニア・アッセラ[16] 柔道
11 アルゼンチン アルゼンチン (ARG) Argentina ルイス・スコラ[17] バスケットボール
12 アルメニア アルメニア (ARM) Armênia ヴァルン・キタリアン[18] 競泳
13 アルバ アルバ (ARU) Aruba ニコル・ファン・デル・フェルデン[10] セーリング
14 クウェート クウェート (KUW) Atletas Olímpicos Independentes （ボランティア）[10]
15 オーストラリア オーストラリア (AUS) Austrália アンナ・メアーズ[19] 自転車
16 オーストリア オーストリア (AUT) Áustria リュウ・ジャ[20] 卓球
17 アゼルバイジャン アゼルバイジャン (AZE) Azerbaijão テイムル・ママドフ[21] ボクシング
18 バハマ バハマ (BAH) Bahamas ショーナ・ミラー[22] 陸上競技
19 バングラデシュ バングラデシュ (BAN) Bangladesh シディクール・ラーマン[23] ゴルフ
20 バルバドス バルバドス (BAR) Barbados ラモン・ギテンス[24] 陸上競技
21 バーレーン バーレーン (BRN) Bareine ファルハーン・ファルハーン[25] 競泳
22 ベラルーシ ベラルーシ (BLR) Belarus ヴァシル・キリエンカ[26] 自転車
23 ベルギー ベルギー (BEL) Bélgica オリヴィア・ボルレー[27] 陸上競技
24 ベリーズ ベリーズ (BIZ) Belize ブランドン・ジョーンズ[28] 陸上競技
25 ベナン ベナン (BEN) Benim イエミ・アピティ[29] フェンシング
26 バミューダ バミューダ (BER) Bermuda タイロン・スミス[30] 陸上競技
27 ボリビア ボリビア (BOL) Bolívia アンジェラ・カストロ[31] 陸上競技
28 ボスニア・ヘルツェゴビナ ボスニア・ヘルツェゴビナ (BIH) Bósnia e Herzegovina アメル・トゥカ[32] 陸上競技
29 ボツワナ ボツワナ (BOT) Botsuana ナイジェル・アモス[10] 陸上競技
30 ブルネイ ブルネイ (BRU) Brunei Darussalam モハメド・ファクリ・イスマイル[33] 陸上競技
31 ブルガリア ブルガリア (BUL) Bulgária イベット・ラロワ[34] 陸上競技
32 ブルキナファソ ブルキナファソ (BUR) Burkina Faso ラシド・シディベ[35] 柔道
33 ブルンジ ブルンジ (BDI) Burundi オリヴィエ・イラバルタ[10] 陸上競技
34 ブータン ブータン (BHU) Butão カルマ[10] アーチェリー
35 カーボベルデ カーボベルデ (CPV) Cabo Verde マリア・アンドラーデ[10] テコンドー
36 カメルーン カメルーン (CMR) Camarões ウィルフリード・ヌツェンゲ[36] ボクシング
37 カンボジア カンボジア (CAM) Camboja ソーン・シウマイ[37] テコンドー
38 カナダ カナダ (CAN) Canadá ロザンナ・マクレナン[38] 体操
39 カタール カタール (QAT) Catar シェイク・アリ・アル＝サーニー[10] 馬術
40 カザフスタン カザフスタン (KAZ) Cazaquistão ルスラン・ザパロフ[39] テコンドー
41 ケイマン諸島 ケイマン諸島 (CAY) Cayman, IlhasIlhas Cayman ロナルド・フォーブス[40] 陸上競技
42 中央アフリカ 中央アフリカ (CAF) Centroafricana, RepúblicaRepública Centroafricana クロエ・サヴォウレル[10] 陸上競技
43 チャド チャド (CHA) Chade ビビロ・アリ・タヘール[41] 陸上競技
44 チリ チリ (CHI) Chile エリカ・オリヴェラ[42] 陸上競技
45 中国 中国 (CHN) China, República Popular daRepública Popular da China 雷声[43] フェンシング
46 キプロス キプロス (CYP) Chipre パブロス・コンティデス[44] セーリング
47 コロンビア コロンビア (COL) Colômbia ジュリ・アルベアル[45] 柔道
48 コモロ コモロ (COM) Comores ナズラティ・モハメド・アンドゥムディーン[10] 競泳
49 コンゴ共和国 コンゴ共和国 (CGO) Congo フランク・エレンバ[35] 陸上競技
50 コンゴ民主共和国 コンゴ民主共和国 (COD) Congo, República Democrática doRepública Democrática do Congo ローザ・ケレク[46] テコンドー
51 クック諸島 クック諸島 (COK) Cook, IlhasIlhas Cook エラ・ニコラス[47] カヌー
52 韓国 韓国 (KOR) Coreia, República daRepública da Coreia 具本佶[48] フェンシング
53 コートジボワール コートジボワール (CIV) Costa do Marfim ミュリエル・アウレ[49] 陸上競技
54 コスタリカ コスタリカ (CRC) Costa Rica ネリー・ブレネス[50] 陸上競技
55 クロアチア クロアチア (CRO) Croácia ヨシプ・パビッチ[51] 水球
56 キューバ キューバ (CUB) Cuba ミハイン・ロペス[52] レスリング
57 デンマーク デンマーク (DEN) Dinamarca キャロライン・ウォズニアッキ[53] テニス
58 ジブチ ジブチ (DJI) Djibuti アブディ・ワイス・ムヒャディン[10] 陸上競技
59 ドミニカ国 ドミニカ国 (DMA) Dominica ジョルダニス・ドゥラニョーナ[10] 陸上競技
60 ドミニカ共和国 ドミニカ共和国 (DOM) Dominicana, RepúblicaRepública Dominicana ルゲリン・サントス[54] 陸上競技
61 エジプト エジプト (EGY) Egito アハメド・アル＝アフマル[55] ハンドボール
62 エルサルバドル エルサルバドル (ESA) El Salvador リリアン・カストロ[56] 射撃
63 アラブ首長国連邦 アラブ首長国連邦 (UAE) Emirados Árabes Unidos ナダ・アル=ベドワウィ[57] 競泳
64 エクアドル エクアドル (ECU) Equador エステファニア・ガルシア[58] 柔道
65 エリトリア エリトリア (ERI) Eritreia （ボランティア）[10]
66 スロバキア スロバキア (SVK) Eslováquia ダンカ・ベルテコバ[59] 射撃
67 スロベニア スロベニア (SLO) Eslovênia ワシリー・ズボガル[60] セーリング
68 スペイン スペイン (ESP) Espanha ラファエル・ナダル[61] テニス
69 ミクロネシア連邦 ミクロネシア連邦 (FSM) Estados Federados da Micronésia ジェニファー・チエン[62] ボクシング
70 アメリカ合衆国 アメリカ合衆国 (USA) Estados Unidos da América マイケル・フェルプス[63] 競泳
71 エストニア エストニア (EST) Estônia カール＝マルティン・ラモ[64] セーリング
72 エチオピア エチオピア (ETH) Etiópia ツガブ・グルマイ[65] 自転車
73 マケドニア共和国 マケドニア共和国 (MKD) Ex-República Iugoslava da Macedônia アナスタシア・ボグダノフスキ[66] 競泳
74 フィジー フィジー (FIJ) Fiji オセア・コリニサウ[67] 7人制ラグビー
75 フィリピン フィリピン (PHI) Filipinas イアン・ラリバ[68] 卓球
76 フィンランド フィンランド (FIN) Finlândia トゥーリ・ペタヤ＝シレン[69] セーリング
77 フランス フランス (FRA) França テディ・リネール[70] 柔道
78 ガボン ガボン (GAB) Gabão アンソニー・オバメ[71] テコンドー
79 ガンビア ガンビア (GAM) Gâmbia ジーナ・バス[72] 陸上競技
80 ガーナ ガーナ (GHA) Gana フリングス・オウス＝アジャポン[73] 陸上競技
81 ジョージア ジョージア (GEO) Geórgia アブタンディル・チリキシビリ[74] 柔道
82 イギリス イギリス (GBR) Grã-Bretanha アンディ・マリー[75] テニス
83 グレナダ グレナダ (GRN) Granada キラニ・ジェームス[10] 陸上競技
84 グアム グアム (GUM) Guam ベンジャミン・シュルト[76] 競泳
85 グアテマラ グアテマラ (GUA) Guatemala アナ・ソフィア・ゴメス[77] 体操
86 ガイアナ ガイアナ (GUY) Guiana ハンニバル・ギャスキン[10] 競泳
87 ギニア ギニア (GUI) Guiné ママダマ・バングラ[78] 柔道
88 赤道ギニア 赤道ギニア (GEQ) Guiné Equatorial レイナ＝フロール・オコリ[79] 陸上競技
89 ギニアビサウ ギニアビサウ (GBS) Guiné-Bissau アウグスト・ミダナ[10] レスリング
90 ハイチ ハイチ (HAI) Haiti アスナージ・カステリー[80] レスリング
91 ホンジュラス ホンジュラス (HON) Honduras ロナルド・パラシオス[81] 陸上競技
92 香港 香港 (HKG) Hong Kong, China ステファニー・アウ[82] 競泳
93 ハンガリー ハンガリー (HUN) Hungria アーロン・シラーギ[83] フェンシング
94 イエメン イエメン (YEM) Iêmen ゼヤド・マテール[10] 柔道
95 インド インド (IND) Índia アビナヴ・ビンドラ[84] 射撃
96 インドネシア インドネシア (INA) Indonésia マリア・ナタリア・ロンダ[85] 陸上競技
97 イラン イラン (IRI) Irã, República Islâmica doRepública Islâmica do Irã ザハラ・ネマティ[86] アーチェリー
98 イラク イラク (IRQ) Iraque アブダル＝リダ・ワヒード[87] ボクシング
99 アイルランド アイルランド (IRL) Irlanda パディー・バーンズ[88] ボクシング
100 アイスランド アイスランド (ISL) Islândia ソルモウドゥル・アウルニ・ヨウンソン[89] 柔道
101 イスラエル イスラエル (ISR) Israel ネタ・リヴキン[90] 体操
102 イタリア イタリア (ITA) Itália フェデリカ・ペレグリニ[91] 競泳
103 ジャマイカ ジャマイカ (JAM) Jamaica シェリー＝アン・フレーザー＝プライス[92] 陸上競技
104 日本 日本 (JPN) Japão 右代啓祐[93] 陸上競技
105 ヨルダン ヨルダン (JOR) Jordânia フセイン・イアシャイシュ[10] ボクシング
106 キリバス キリバス (KIR) Kiribati デイヴィッド・カトアタウ[10] ウエイトリフティング
107 コソボ コソボ (KOS) Kosovo マイリンダ・ケルメンディ[94] 柔道
108 ラオス ラオス (LAO) Laos, República Popular Democrática doRepública Popular Democrática do Laos サイサ・アヌゥソン[10] 陸上競技
109 レソト レソト (LES) Lesoto モシト・レハタ[10] 陸上競技
110 ラトビア ラトビア (LAT) Letônia マーリス・シュトロムベルグス[95] 自転車
111 レバノン レバノン (LIB) Líbano ナシフ・エリアス[96] 柔道
112 リベリア リベリア (LBR) Libéria エマヌエル・マタディ[10] 陸上競技
113 リビア リビア (LBA) Líbia ムハマド・フレジ[97] 陸上競技
114 リヒテンシュタイン リヒテンシュタイン (LIE) Liechtenstein ユリア・ハスラー[98] 競泳
115 リトアニア リトアニア (LTU) Lituânia ギンタレ・ヴォルンゲビシウテ[99] セーリング
116 ルクセンブルク ルクセンブルク (LUX) Luxemburgo ジレ・ミュラー[100] テニス
117 マダガスカル マダガスカル (MAD) Madagascar エリアン・サホリニリナ[10] 陸上競技
118 マレーシア マレーシア (MAS) Malásia リー・チョンウェイ[101] バドミントン
119 マラウイ マラウイ (MAW) Maláui ケファシ・チツァラ[10] 陸上競技
120 モルディブ モルディブ (MDV) Maldivas アミナス・シャジャン[102] 競泳
121 マリ マリ (MLI) Mali ジェネブー・ダンテ[10] 陸上競技
122 マルタ マルタ (MLT) Malta アンドリュー・チェトクチ[103] 競泳
123 マーシャル諸島 マーシャル諸島 (MHL) Marshall, IlhasIlhas Marshall マスリン・サッサー[10] ウエイトリフティング
124 モロッコ モロッコ (MAR) Marrocos アブデルケビール・アウアダー[104] 馬術
125 モーリシャス モーリシャス (MRI) Maurício ケイト・フー・キュン[105] バドミントン
126 モーリタニア モーリタニア (MTN) Mauritânia ジドゥ・エル・モクタール[35] 陸上競技
127 メキシコ メキシコ (MEX) México ダニエラ・カンプサーノ[106] 自転車
128 モザンビーク モザンビーク (MOZ) Moçambique ジョアキン・ロボ[107] カヌー
129 モルドバ モルドバ (MDA) Moldova, República daRepública da Moldova ニコライ・セバン[108] レスリング
130 モナコ モナコ (MON) Mônaco ブリス・エテス[10] 陸上競技
131 モンゴル モンゴル (MGL) Mongólia バトトルガ・テムーレン[109] 柔道
132 モンテネグロ モンテネグロ (MNE) Montenegro ボヤナ・ポポビッチ[110] ハンドボール
133 ミャンマー ミャンマー (MYA) Myanmar ヤン・ナイン・ソー[10] 柔道
134 ナミビア ナミビア (NAM) Namíbia ユニウス・ジョナス[111] ボクシング
135 ナウル ナウル (NRU) Nauru エルソン・ブレクトフェルド[10] ウエイトリフティング
136 ネパール ネパール (NEP) Nepal プープ・ラム・クハトリ[112] 柔道
137 ニカラグア ニカラグア (NCA) Nicarágua ラファエル・ラカヨ[113] 射撃
138 ニジェール ニジェール (NIG) Níger アブドゥル・ラザク・イソフ[114] テコンドー
139 ナイジェリア ナイジェリア (NGR) Nigéria オルフンケ・オショナイケ[115] 卓球
140 ノルウェー ノルウェー (NOR) Noruega オーレ・クリスチャン・ブリン[116] 射撃
141 ニュージーランド ニュージーランド (NZL) Nova Zelândia ピーター・バーリング[117] セーリング
142 オマーン オマーン (OMA) Omã ハミド・サイード・アル＝ハトリ[118] 射撃
143 オランダ オランダ (NED) Países Baixos ヨルン・デュベルダム[119] 馬術
144 パラオ パラオ (PLW) Palau フロリアン・テメンギル[10] レスリング
145 パレスチナ パレスチナ (PLE) Palestina マヤダ・アル＝サイード[10] 陸上競技
146 パナマ パナマ (PAN) Panamá アロンソ・エドワード[120] 陸上競技
147 パプアニューギニア パプアニューギニア (PNG) Papua Nova Guiné ライアン・ピニ[121] 競泳
148 パキスタン パキスタン (PAK) Paquistão グラーム・ムスタファー・バシール[10] 射撃
149 パラグアイ パラグアイ (PAR) Paraguai フリエタ・グラナダ[122] ゴルフ
150 ペルー ペルー (PER) Peru フランシスコ・ボサ[123] 射撃
151 ポーランド ポーランド (POL) Polônia カロル・ビェレツキ[124] ハンドボール
152 プエルトリコ プエルトリコ (PUR) Porto Rico ハイメ・エスピナル[125] レスリング
153 ポルトガル ポルトガル (POR) Portugal ジョアン・ロドリゲス[126] セーリング
154 ケニア ケニア (KEN) Quênia シェザナ・アンワル[127] アーチェリー
155 キルギス キルギス (KGZ) Quirguistão エルキン・アディルベク・ウウル[128] ボクシング
156 北朝鮮 北朝鮮 (PRK) República Popular Democrática da Coreia チェ・ジョンウィ[10] ウエイトリフティング
157 ルーマニア ルーマニア (ROU) Romênia カタリナ・ポノル[129] 体操
158 ルワンダ ルワンダ (RWA) Ruanda アドリアン・ニヨンシュティ[130] 自転車
159 ロシア ロシア (RUS) Rússia, Federação daFederação da Rússia セルゲイ・テチューヒン[131] バレーボール
160 ソロモン諸島 ソロモン諸島 (SOL) Salomão, IlhasIlhas Salomão ジェンリー・テグ・ウィニ[10] ウエイトリフティング
161 サモア サモア (SAM) Samoa マリー・オペロゲ[10] ウエイトリフティング
162 アメリカ領サモア アメリカ領サモア (ASA) Samoa Americana タヌマフィリ・ヤングブルト[10] ウエイトリフティング
163 サンマリノ サンマリノ (SMR) San Marino アリアナ・ペリリ[132] 射撃
164 セントルシア セントルシア (LCA) Santa Lúcia ラヴァーン・スペンサー[10] 陸上競技
165 セントクリストファー・ネイビス セントクリストファー・ネイビス (SKN) São Cristóvão e Névis アントワーヌ・アダムス[10] 陸上競技
166 サントメ・プリンシペ サントメ・プリンシペ (STP) São Tomé e Príncipe ブリー・トリステ[10] カヌー
167 セントビンセント・グレナディーン セントビンセント・グレナディーン (VIN) São Vicente e Granadinas キニーク・アレクサンダー[10] 陸上競技
168 セーシェル セーシェル (SEY) Seicheles ロドニー・ゴヴィンデン[133] セーリング
169 セネガル セネガル (SEN) Senegal イサベル・サンブ[134] レスリング
170 シエラレオネ シエラレオネ (SLE) Serra Leoa ブントゥラビー・ジャロー[10] 競泳
171 セルビア セルビア (SRB) Sérvia イヴァナ・マクシモビッチ[135] 射撃
172 シンガポール シンガポール (SIN) Singapura ジ・リャン・デレク・ウォン[136] バドミントン
173 シリア シリア (SYR) Síria, República Árabe daRepública Árabe da Síria マジェド・アルディン・ガザル[10] 陸上競技
174 ソマリア ソマリア (SOM) Somália モハメド・ハッサン・モハメド[10] 陸上競技
175 スリランカ スリランカ (SRI) Sri Lanka アヌラダ・コーライ[137] 陸上競技
176 スワジランド スワジランド (SWZ) Suazilândia シブシソ・マツェンジワ[10] 陸上競技
177 スーダン スーダン (SUD) Sudão アブダラ・ユーシフ[10] 陸上競技
178 南スーダン 南スーダン (SSD) Sudão do Sul グオル・マリアル[10] 陸上競技
179 スウェーデン スウェーデン (SWE) Suécia テレーズ・アルシャマー[138] 競泳
180 スイス スイス (SUI) Suíça ジウリア・シュタイングルーバー[139] 体操
181 スリナム スリナム (SUR) Suriname ソレン・オプティ[140] バドミントン
182 タジキスタン タジキスタン (TJK) Tadjiquistão ディルショド・ナザロフ[141] 陸上競技
183 タイ タイ (THA) Tailândia ラチャノック・インタノン[142] バドミントン
184 チャイニーズタイペイ チャイニーズタイペイ (TPE) Chinesa, TaipéTaipé Chinesa ウォン・イショウ[143] 馬術
185 タンザニア タンザニア (TAN) Tanzânia, República Unida daRepública Unida da Tanzânia アンドリュー・トーマス・ムルグ[144] 柔道
186 チェコ チェコ (CZE) Tcheca, RepúblicaRepública Tcheca ルカシュ・クルパレク[145] 柔道
187 東ティモール 東ティモール (TLS) Timor-Leste, República Democrática deRepública Democrática de Timor-Leste フランセリーナ・カブラル[10] 自転車
188 トーゴ トーゴ (TOG) Togo アッゾ・ポッシ[146] 競泳
189 トンガ トンガ (TGA) Tonga ピタ・タウファトファ[147] テコンドー
190 トリニダード・トバゴ トリニダード・トバゴ (TTO) Trinidad e Tobago ケショーン・ウォルコット[148] 陸上競技
191 チュニジア チュニジア (TUN) Tunísia ウサマ・メルーリ[149] 競泳
192 トルクメニスタン トルクメニスタン (TKM) Turcomenistão メルダン・アタエフ[10] 競泳
193 トルコ トルコ (TUR) Turquia リザ・カヤルプ[150] レスリング
194 ツバル ツバル (TUV) Tuvalu エティモニ・ティムアニ 陸上競技
195 ウクライナ ウクライナ (UKR) Ucrânia ニコラ・ミルチェフ[151] 射撃
196 ウガンダ ウガンダ (UGA) Uganda ジョシュア・ティアテムア[10] 競泳
197 ウルグアイ ウルグアイ (URU) Uruguai ドローレス・モレイラ[152] セーリング
198 ウズベキスタン ウズベキスタン (UZB) Uzbequistão バホディル・ヤロロフ[153] ボクシング
199 バヌアツ バヌアツ (VAN) Vanuatu ヨシュア・シン[154] 卓球
200 ベネズエラ ベネズエラ (VEN) Venezuela ルーベン・リマルド[155] フェンシング
201 ベトナム ベトナム (VIE) Vietnã ヴー・ティー・ハン[156] フェンシング
202 アメリカ領ヴァージン諸島 アメリカ領ヴァージン諸島 (ISV) Virgens Americanas, IlhasIlhas Virgens Americanas サイ・トンプソン[157] セーリング
203 イギリス領ヴァージン諸島 イギリス領ヴァージン諸島 (IVB) Virgens Britânicas, IlhasIlhas Virgens Britânicas アシュリー・ケリー 陸上競技
204 ザンビア ザンビア (ZAM) Zâmbia マシューズ・パンザ[10] 柔道
205 ジンバブエ ジンバブエ (ZIM) Zimbábue カースティ・コベントリー[158] 競泳
206 難民 難民 (ROA)[159] Time Olímpico de Refugiados ローズ・ナティケ・ロコニエン[160] 陸上競技
207 ブラジル ブラジル (BRA) Brasil ヤネ・マルケス[161] 近代五種

開会宣言[編集]

カルロス・ヌズマン五輪組織委員長、トーマス・バッハIOC会長（英語版）のあいさつが行われ、キプチョゲ・ケイノに今回の五輪で創設された五輪名誉賞が授与された。ケイノはここで「平和の象徴鳩を飛ばすの決まりに従い」鳩凧を上げた。ミシェル・テメル大統領代行が開会を宣言した。テメル大統領代行は通例と異なり開会式の冒頭に現れず、バッハ会長のスピーチの後に紹介された[162]。ジルマ・ルセフ大統領が汚職容疑で弾劾され職務停止となり、代行が開会宣言をする異例の事態に会場から大ブーイングが飛んだ。

オリンピック旗掲揚[編集]

掲揚されるオリンピック旗。

オリンピック旗が掲揚台に8人の選手によって運ばれ、ブラジルのスラム街出身の少年少女たちによる合唱団によってオリンピック賛歌が奉唱される中掲揚された。これに引き続き、オリンピック宣誓（選手宣誓、審判宣誓、コーチ宣誓）が行われた。

聖火点灯[編集]

詳細は「2016年リオデジャネイロオリンピックの聖火リレー」を参照
2016年リオ五輪の聖火台。

サンバのダンサーが会場を所狭しと踊り、リオデジャネイロのカーニバルの熱狂が再現された。その中で、グスタボ・クエルテンが聖火ランナーとして聖火をともしたトーチを持って登場。それをオルテンシア・マルカリが引継ぎ、さらにそれを元男子マラソンのバンデルレイ・デ・リマが最終聖火ランナーとして引継いだ。積み重なっているボックス状のセットのうちの一つに階段が設けられており、それを上ると聖火台があり、点火がなされた[163]。聖火台は金属の球体であり、小さいものである。聖火が点灯された聖火台はピアノ線によって懸垂されるようになっており上空へと上がっていく。すると、多数の金属の球や円盤のついた棒がリング状のジョイントで放射状に取り付けられたオブジェが現れる。その中心に聖火台が懸垂され、オブジェの棒がらせんを描くように回旋すると、聖火の火がまるで太陽光のように会場に降り注ぎ、太陽を表すオブジェが完成した。また外でも聖火が見えるようにと会場の外に設置された聖火台にも14歳の少年によって聖火が点灯された。ここでいっせいに花火が打ち上げられ開会式は終わった。

日本での放送[編集]

テレビ[編集]

7時30分からNHK Eテレ（総合テレビはとと姉ちゃんと広島平和記念式典中継のため）[164]、8時43分以降[165]は総合テレビ（キャスター：阿部渉アナウンサー、森花子アナウンサー）で生中継された[166]。また、テレビ朝日で録画放送（実況：吉野真治、ゲスト：松岡修造、福山雅治）された。

ラジオ[編集]

7時30分からNHK-FM（NHKラジオ第1放送は広島平和記念式典中継のため）[167]、9時以降はNHKラジオ第1放送にて生中継された[168]。

注釈[編集]

[脚注の使い方]
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