三代直樹

三代 直樹
みしろ なおき
Portal:陸上競技
選手情報
フルネーム 三代 直樹
国籍 日本の旗 日本
種目 長距離種目
所属 元・富士通陸上競技部
生年月日 (1977-03-16) 1977年3月16日(47歳)
生誕地 日本の旗 日本島根県松江市
身長 166cm
体重 53kg
自己ベスト 5000m 13分36秒79
10000m 27分59秒39
マラソン 2時間10分33秒
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三代 直樹(みしろ なおき、1977年3月16日 - )は、日本陸上競技選手。陸上競技指導者。専門は長距離種目島根県松江市出身。島根県立松江商業高等学校順天堂大学卒業。富士通陸上競技部所属。世界陸上選手権エドモントン大会日本代表。身長166cm、体重53kg。

略歴・人物[編集]

順天堂大学時代は長距離トラック種目を中心に優れた結果を残し、日本インカレではダニエル・ジェンガ小林雅幸、山本佑樹(日本大学)らと頂点を競い、4年時(1998年)には5000m・10000mともに優勝を飾った。駅伝では、箱根駅伝に1年(1996年)から出場し、2年時1997年以降順天堂大学のエースとして、当時の駒澤大学のエース藤田敦史東海大学諏訪利成らと名勝負を演じた。4年時(1999年)の箱根駅伝では、花の2区で渡辺康幸の区間記録を2秒更新する1時間06分46秒をマークし順天堂大学の箱根駅伝総合優勝に貢献した。この記録は2008年メクボ・ジョブ・モグス山梨学院大学)によって23秒更新された。ただし、20km地点ではモグスは三代の記録を1分近く上回っており、難所で知られる最後の約3kmを三代がいかに快走したかを物語る。その後も「2区日本人最速」として長く君臨した記録は、2019年に順大の後輩である塩尻和也が1時間06分45秒で走り抜き、20年ぶりに塗り替えられた。

富士通入社後は、1999年にスペインパルマ・デ・マヨルカで開かれたユニバーシアード[1]で5000m銅メダル10000m銀メダルに輝き、日本選手権では入賞を果たすなど結果を残し、エドモントン世界選手権をはじめとする国内外の主要大会に出場した[2]2003年には東京国際マラソンで初マラソンを走り、2時間10分33秒で4位に入った[3]。しかし社会人になってからは坐骨神経痛や度々「脚が抜ける」ような症状に悩まされ、2008年の姫路城ロードレース大会を最後に競技生活現役を引退した。現在は富士通の広報を務める。

主な戦績[編集]

大会 区間 距離 結果 タイム etc.
1994 富山インターハイ 5000m 5位 14分21秒02
1996 第72回箱根駅伝 1区 21.4km 区間3位 1時間03分33秒
1996 世界ジュニア選手権 10000m 7位
1996 第65回日本インカレ 5000m 2位 13分48秒13
1996 第65回日本インカレ 10000m 2位 29分06秒61
1997 第73回箱根駅伝 2区 23.2km 区間8位 1時間13分23秒
1997 第19回ユニバーシアード 5000m 4位 14分01秒90
1997 第19回ユニバーシアード 10000m 7位 28分41秒12
1997 第66回日本インカレ 5000m 2位 14分01秒54
1997 第66回日本インカレ 10000m 2位 29分18秒60
1997 第9回出雲駅伝 6区 11.3km 区間賞 33分47秒
1998 第74回箱根駅伝 2区 23.2km 区間3位 1時間08分18秒
1998 第67回日本インカレ 5000m 優勝 13分46秒91
1998 第67回日本インカレ 10000m 優勝 28分30秒87
1998 第10回出雲駅伝 6区 11.3km 区間賞 33分20秒
1999 第75回箱根駅伝 2区 23.2km 区間賞 1時間06分46秒 区間新記録
1999 第27回世界クロスカントリー 12km 103位 44分23秒
1999 第83回日本選手権 5000m 5位 13分52秒16
1999 第20回ユニバーシアード 5000m 3位 13分39秒10
1999 第20回ユニバーシアード 10000m 2位 29分39秒14
2000 第84回日本選手権 10000m 5位 27分59秒39
2000 第84回日本選手権 5000m 3位 13分36秒79
2001 第85回日本選手権 10000m 4位 28分25秒18
2001 世界陸上エドモントン大会 10000m 22位 28分42秒68
2003 第24回東京国際マラソン 4位 2時間10分33秒
2007 第61回福岡国際マラソン 9位 2時間12分56秒

自己記録[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 国際総合競技大会 財団法人日本オリンピック委員会 2009年11月27日閲覧。
  2. ^ 「もう一度フルマラソンを走りたい」 富士通陸上競技部(2007) 2009年11月27日閲覧。
  3. ^ 東京国際マラソン フジテレビ 2009年11月27日閲覧。

参考文献[編集]

関連項目[編集]

  • 高橋健一 - 三代が憧れ、目標とした選手であり順天堂大学・富士通での先輩
  • 永田宏一郎 - 共に第20回ユニバーシアード、世界陸上エドモントン大会の日本代表となるなど活躍

外部リンク[編集]