中央大学・明星大学駅

中央大学・明星大学駅
駅舎(2016年10月)
ちゅうおうだいがく・めいせいだいがく
Chuo-Daigaku・Meisei-Daigaku[注 1]
TT05 多摩動物公園 (1.1 km)
(0.9 km) 大塚・帝京大学 TT03
地図
所在地 東京都八王子市東中野742
北緯35度38分31秒 東経139度24分30.8秒 / 北緯35.64194度 東経139.408556度 / 35.64194; 139.408556座標: 北緯35度38分31秒 東経139度24分30.8秒 / 北緯35.64194度 東経139.408556度 / 35.64194; 139.408556
駅番号 TT04
所属事業者 多摩都市モノレール
所属路線 多摩都市モノレール線
キロ程 13.4 km(上北台起点)
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
[モノ 1]14,614人/日(降車客含まず)
-2022年-
乗降人員
-統計年度-
[モノ 1]29,320人/日
-2022年-
開業年月日 2000年平成12年)1月10日
テンプレートを表示
改札口(2014年4月)

中央大学・明星大学駅(ちゅうおうだいがく・めいせいだいがくえき)は、東京都八王子市東中野にある多摩都市モノレール線。周辺にある中央大学多摩キャンパス明星大学日野キャンパスに由来する。駅番号TT04[1]

歴史[編集]

駅構造[編集]

2面2線の相対式ホームを持つ地上駅橋上駅舎で、駅西側はペデストリアンデッキ中央大学、東側は歩道と学内エスカレータStarway」で明星大学の校舎と直結している。同線の駅では唯一、ホームの上に駅舎がかかっている。当駅を多摩センター方面に向かって路線が下り坂になっている。

大学最寄り駅のため通学時間帯の列車到着前後は非常に混雑する。自動改札の数は多摩都市モノレールの他駅と比較すると多い方だが、(一機分だけ両方行に一方通行)それでもラッシュ時の混雑解消にはなっていない。開業当初よりも、自動改札機を1機増やしたほか、階段やエスカレータ下の倉庫スペースを撤去してホームを拡張している。改札外にセブンイレブン中央大学・明星大学駅店(元ファミリーマート)がある。

のりば[編集]

番線 路線 行先[2]
1 TT 多摩都市モノレール線 上北台方面
2 多摩センター方面

利用状況[編集]

2022年度の1日平均乗車人員は14,614人である[モノ 1]。多摩都市モノレールの乗り換えのない駅では最も多い。なお、2020年度は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行による影響で大学へ直接通う学生が減少したため、2019年と比べて大きく下がった[3][4]。 開業以来の1日平均乗車人員推移は下記の通り。

年度別1日平均乗車人員推移[5][6]
年度 1日平均
乗車人員
1日平均
乗降人員
出典
1999年(平成11年) 3,067 6,826 [モノ 2]
2000年(平成12年) 9,287 19,037 [モノ 2]
2001年(平成13年) 11,159 22,726 [モノ 2]
2002年(平成14年) 11,943 24,203 [モノ 2]
2003年(平成15年) 13,039 26,403 [モノ 2]
2004年(平成16年) 12,933 26,167 [モノ 2]
2005年(平成17年) 12,949 26,189 [モノ 2]
2006年(平成18年) 13,068 26,466 [モノ 2]
2007年(平成19年) 14,024 28,267 [モノ 2]
2008年(平成20年) 14,981 30,086 [モノ 2]
2009年(平成21年) 15,242 30,594 [モノ 2]
2010年(平成22年) 15,876 31,887 [モノ 2]
2011年(平成23年) 16,005 32,111 [モノ 2]
2012年(平成24年) 16,505 33,118 [モノ 2]
2013年(平成25年) 17,279 34,698 [モノ 2]
2014年(平成26年) 17,108 34,326 [モノ 2]
2015年(平成27年) 17,598 35,342 [モノ 2]
2016年(平成28年) 17,639 35,461 [モノ 2]
2017年(平成29年) 17,367 34,933 [モノ 3]
2018年(平成30年) 17,283 34,769 [モノ 4]
2019年(令和元年) 16,750 33,675 [モノ 5]
2020年(令和02年) 2,911 5,917 [モノ 6]
2021年(令和03年) 7,378 14,887 [モノ 1]
2022年(令和04年) 14,614 29,320 [モノ 1]

駅名決定の経緯[編集]

当駅は「大学」の語が2つも含まれている珍しい駅名である。

そのような奇妙な駅名となったのには以下のような経緯がある。

地名から採った「東中野駅」を仮名称として計画されていたが、JR中央・総武線に既に東中野駅が存在していたことにより、新名称が検討された。

当初は「中央大学」に決まりかけたものの、多摩都市モノレール軌道およびそれに付随する側道はいずれも明星大学日野キャンパスのグラウンドの一部を利用した用地であった。

新駅名称を周辺自治会および中央大学が「中央大学駅」を、明星大学が「明星大学駅」をそれぞれ主張し、地元議員・周辺自治会を巻き込んだ陳情が行われ、また一部には地名の東中野を含めてほしいという意見もあった。駅名の選定にあたっては多摩都市モノレールの役員でもあった八王子市長の意見が参考にされ、自治会・中央大学側と明星大学側に併記する妥協案を提出された。当初の駅名および自治会の意見が多かった中央大学を先に持ってくることで一応の決着を見た。

利用者の間では「中央大学駅」「中大駅」と略されることが多く、駅周辺に教室を構える資格予備校も中大校・中大駅前校と称する例が多い。明星大学側は「明星大学駅」「明星大駅」と言うことが多い。また、双方で「中明(ちゅうめい)」と称される場合もある。

駅周辺[編集]

駅付近

多摩モノレールと並行する多摩モノレール通り(東京都道156号町田日野線)は、当駅及び多摩動物公園駅の周辺部分は長らく道路整備が行われていたため全通しなかったが、2008年4月26日に開通し、これにより同都道が全通した。

バス路線[編集]

当駅より西寄りのトンネルの先に「中央大学」停留所(徒歩10分)がある。 また、長らくモノレール側道にはバス路線が走っていなかったが、2015年4月に多18系統が運行開始し、駅近隣に「明星大学南」停留所が設置された。 明星大学南〜多摩センター駅間はモノレールよりもバスの方が運賃は安いが運行本数は少ない。

すべて京王バスによる運行。

  • 中央大学 - 徒歩10分
    • 豊32、豊33 豊田駅南口行
    • 豊32、豊33 多摩センター駅行
    • 多13 多摩センター駅行(朝の1本のみ)
  • 明星大学南 - 徒歩2分
    • 豊33 多摩センター駅行(豊田駅南口行きは経由しない)
    • 多18 多摩センター駅行(明星大学・大塚団地循環)
  • 中大隧道 - 徒歩3分
    • 豊33 豊田駅南口行(多摩センター駅行きは経由しない)
    • 多18 多摩センター駅行(明星大学・大塚団地循環)

隣の駅[編集]

多摩都市モノレール
多摩都市モノレール線
多摩動物公園駅 (TT05) - 中央大学・明星大学駅 (TT04) - 大塚・帝京大学駅 (TT03)

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 元町・中華街駅栂・美木多駅のローマ字表記は中黒ハイフンに置き換えるが、当駅は既に他の場所でハイフンを使用しているため、中黒をそのままローマ字表記に使用している。

出典[編集]

多摩都市モノレールの1日平均利用客数
  1. ^ a b c d e 駅別乗降人員(一日平均)” (pdf). 多摩都市モノレール. 2023年8月1日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 多摩都市モノレール株式会社. “駅別乗車人員(一日平均)- 多摩モノレール” (PDF). 2017年10月22日閲覧。
  3. ^ 多摩都市モノレール株式会社. “駅別乗降人員(一日平均)- 多摩モノレール” (PDF). 2018年10月11日閲覧。
  4. ^ 多摩都市モノレール株式会社. “駅別乗降人員(一日平均)- 多摩モノレール” (PDF). 2020年6月14日閲覧。
  5. ^ 多摩都市モノレール株式会社. “駅別乗降人員(一日平均)- 多摩モノレール” (PDF). 2020年9月30日閲覧。
  6. ^ 多摩都市モノレール株式会社. “駅別乗降人員(一日平均)- 多摩モノレール” (PDF). 2021年8月23日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]