丸囲みC

丸囲みCは、囲み英数字の一種で、大文字または小文字Cで囲んだものである。

符号位置[編集]

大文字のCを丸で囲んだもの (Ⓒ) は、Unicodeでは"U+24B8"に収録されている。UTF-8では"e2 92 b8"とエンコードされる。

小文字のcを丸で囲んだもの (ⓒ) は、Unicodeでは"U+24D2"に収録されている。UTF-8では"e2 93 92"とエンコードされる。

記号 Unicode JIS X 0213 文字参照 名称
U+24B8 - Ⓒ
Ⓒ
CIRCLED LATIN CAPITAL LETTER C
U+24D2 1-12-35 ⓒ
ⓒ
丸C小文字
CIRCLED LATIN SMALL LETTER C
© U+00A9 - ©
©
COPYRIGHT SIGN

使用例[編集]

丸囲みCは、著作権マークとして使用されている。

1947年から1949年にかけて発売された千代田光学(後のミノルタコニカミノルタ)のカメラには、レンズに"ⓒ Super Rokkor"のように青いⓒマークが付いているものがあった。これは著作権表示ではなく、反射防止(coated)加工がされていることを示すものだった[1]。他のメーカーのレンズにも同様の意味の刻印があり、例えば、オリンパスズイコーレンズには、赤い"ZUIKO C."という表記があった。

このマークは、第二次世界大戦中に製造されたクルーバー社のプラスチック製の機体認識訓練用模型で広く使用された[2]

日本語敬称の「ちゃん (Chan)」の意味で丸囲みCが使用されることがある。

脚注[編集]

  1. ^ Kilpatrick, David (2007年). “70 years of Minolta - The 1940s and 1950s”. Photoclub Alpha. 2015年6月7日閲覧。
  2. ^ Collect Air | Friend or Foe? Museum”. collectair.org. 2017年4月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月16日閲覧。

関連項目[編集]