井上朋也

井上 朋也
福岡ソフトバンクホークス #43
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 大阪府四條畷市
生年月日 (2003-01-28) 2003年1月28日(21歳)
身長
体重
181 cm
88 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 三塁手二塁手一塁手外野手
プロ入り 2020年 ドラフト1位
初出場 2023年9月6日
年俸 900万円(2024年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

井上 朋也(いのうえ ともや、2003年1月28日[2] - )は、大阪府四條畷市出身[3]プロ野球選手内野手外野手) 。右投右打。福岡ソフトバンクホークス所属。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

2020年甲子園高校野球交流試合川瀬堅斗(左)と共に選手宣誓を行う

四條畷市立四條畷中学校在学中は硬式野球のクラブチームである生駒ボーイズでプレーした[4]。3年生時には2017世界少年野球大会の日本代表に選出される。同大会には後に同期入団する桑原秀侍も選出されていた[5]

その後花咲徳栄高等学校に進学。1年春からベンチ入りして外野のレギュラーを掴み[4]、同年夏の第100回全国高等学校野球選手権記念大会に出場。鳴門との1回戦では3安打2打点の活躍で、チームの逆転勝利に貢献した[6]。2回戦では及川雅貴万波中正擁する横浜と対戦。1安打を記録したが、チームは敗れた[7]。1年秋からは中軸を任され、2年夏の第101回全国高等学校野球選手権大会に出場。初戦 (2回戦) で水上桂擁する明石商業と対戦。1安打を記録したが、チームは敗れ初戦敗退した[8]。2年秋から4番打者を務め、関東大会でベスト8に進出。大会後に三塁手にコンバートされた。3年春の第92回選抜高等学校野球大会への出場が決まっていたが、新型コロナウイルスの影響で同大会と、同年の春、夏の公式戦が中止となった。その後、2020年甲子園高校野球交流試合に出場し、大分商業川瀬堅斗と共に選手宣誓を行った。大分商業との対戦では2四球を選ぶも無安打に終わったが、チームは勝利した[9]。高校通算50本塁打。2学年上に野村佑希、1学年上に韮澤雄也がいた。

2020年9月4日にプロ志望届を提出。10月26日に行われたドラフト会議では、佐藤輝明の抽選を外した福岡ソフトバンクホークスから1位指名を受け[10]、12月4日に契約金8000万円、年俸880万円(金額は推定)で契約合意に達し[11]、12月10日に入団発表会見が行われた[12]背番号43

ソフトバンク時代[編集]

2021年は一軍出場が無く、二軍戦では45試合に出場し、打率.246、3本塁打、11打点を記録[13]。オフに、現状維持となる推定年俸880万円で契約を更改した[13]

2022年は、春季キャンプから初のA組に抜擢されるが、一軍出場にはならず[14]。二軍では23試合に出場し、打率.255、1本塁打の成績を残していたが、腰痛を訴え4月29日の出場を最後に実戦から離れる[15]。8月には椎間板ヘルニアの摘出術を受けて、その後はリハビリ生活でシーズンを終え、11月14日の契約更改では、回復状態である事を報告した[14]

2023年は9月6日にプロ初出場初スタメンを果たし、9月25日の千葉ロッテマリーンズ戦(ZOZOマリンスタジアム)で小島和哉からプロ初本塁打を放った[16]。計15試合に出場した。10月16日のCS第3戦でも「8番・指名打者」でスタメン出場を果たした。

選手としての特徴・人物[編集]

走攻守に優れ、高校通算本塁打は50本、50メートル走は6秒1[4][17]

愛称は「ゴリ」で、ソフトバンクコーチの松山秀明が命名[18]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2023 ソフトバンク 15 41 38 3 10 2 0 1 15 3 0 0 0 0 3 0 0 10 0 .263 .317 .395 .712
通算:1年 15 41 38 3 10 2 0 1 15 3 0 0 0 0 3 0 0 10 0 .263 .317 .395 .712
  • 2023年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]



一塁 三塁
























2023 ソフトバンク 3 13 1 0 2 1.000 12 7 10 0 0 1.000
通算 3 13 1 0 2 1.000 12 7 10 0 0 1.000
  • 2023年度シーズン終了時

記録[編集]

初記録

背番号[編集]

  • 43(2021年 - )

登場曲[編集]

[21]

脚注[編集]

  1. ^ ソフトバンク - 契約更改 - プロ野球”. 日刊スポーツ. 2023年11月29日閲覧。
  2. ^ 井上朋也 | 花咲徳栄高 | 選手”. 週刊ベースボールONLINE. 2020年10月28日閲覧。
  3. ^ "花咲徳栄・井上はソフトバンク1位 高校通算50発". 日刊スポーツ. 日刊スポーツ新聞社. 26 October 2020. 2020年10月26日閲覧
  4. ^ a b c “ソフトB1位指名の井上、高校生野手で12球団唯一の1位に「心臓バクバクだった」”. スポーツニッポン. (2020年10月27日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2020/10/27/kiji/20201027s00001173114000c.html 2021年1月23日閲覧。 
  5. ^ 2017世界少年野球大会 ジャパンチーム役員、選手名簿”. 日本少年野球連盟. 2021年3月16日閲覧。
  6. ^ 夏連覇狙う花咲徳栄、1年生井上の逆転打で初戦突破”. 日刊スポーツ (2018年8月8日). 2020年10月29日閲覧。
  7. ^ 横浜、花咲徳栄の連覇阻止 松坂Vの時と同じ粘り”. 日刊スポーツ (2018年8月15日). 2020年10月29日閲覧。
  8. ^ 春4強の明石商が夏初勝利、17年V花咲徳栄は敗退”. 日刊スポーツ (2019年8月11日). 2020年10月29日閲覧。
  9. ^ “50発男”プロ注目・花咲徳栄の井上朋也は悔しい無安打 中日・正津スカウトの評価は「ソフト・松田タイプ。2位までには消える」”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ (2020年8月10日). 2020年10月29日閲覧。
  10. ^ 【ドラフト】1位は井上選手!計13人を指名”. ソフトバンクホークス オフィシャルサイト (2020年10月26日). 2020年10月28日閲覧。
  11. ^ “ソフトバンク1位井上が仮契約「3割30本が目標」に”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2020年12月4日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/202012040000981.html 2021年3月15日閲覧。 
  12. ^ 2020/12/10(木) 選手 新入団会見レポ。1位井上選手は「背番号43」”. 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト (2020年12月10日). 2021年3月15日閲覧。
  13. ^ a b ソフトバンク20年ドラ1井上朋也、現状維持で更改「1軍に食い込みたい」”. 日刊スポーツ (2021年11月26日). 2022年1月28日閲覧。
  14. ^ a b 【ソフトバンク】20年ドラフト1位井上朋也20万ダウン ヘルニア手術後リハビリ中”. 日刊スポーツ (2022年11月14日). 2023年1月28日閲覧。
  15. ^ ソフトバンク2年目の井上朋也が椎間板ヘルニア手術 復帰まで3~4カ月の見込み”. 西日本スポーツ (2022年8月12日). 2023年1月28日閲覧。
  16. ^ 【ソフトバンク】井上朋也、ロッテ小島和哉からプロ初本塁打「甘いストレートを完璧に捉えた」”. 日刊スポーツ. 2023年9月25日閲覧。
  17. ^ “ソフトバンク・ドラ1井上 新ヘッド・小久保流で「3割、30本塁打」狙う!”. スポーツニッポン. (2020年12月5日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2020/12/05/kiji/20201204s00001173731000c.html 2021年1月23日閲覧。 
  18. ^ また1軍舞台に ソフトバンク野生的な19歳「ゴリ・井上」は必ずやり返す!”. スポニチ Sponichi Annex (2022年3月15日). 2022年3月17日閲覧。
  19. ^ a b c 【動画】「技術の詰まったプロ初安打」「伝説の始まり」ソフトバンク3年目ドラ1の井上朋也が初昇格・初スタメン・初安打・初得点!”. 西スポWEB OTTO! (2023年9月6日). 2023年9月6日閲覧。
  20. ^ ソフトバンク井上朋也、勝ち越しのプロ初本塁打 高卒3年目のドラフト1位 プロ通算31打席目で大仕事”. 西スポWEB OTTO! (2023年9月25日). 2023年9月25日閲覧。
  21. ^ チーム情報 球場使用曲一覧”. 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト. 2023年12月19日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]