全日本総合女子ソフトボール選手権大会

全日本総合女子ソフトボール選手権大会
開始年 1949
主催 日本ソフトボール協会
チーム数 32チーム
加盟国 日本の旗 日本
前回優勝 トヨタレッドテリアーズ(8回目)
ビックカメラ高崎ビークイーン(19回目)[注 1]
最多優勝 ビックカメラ高崎ビークイーン(19回)
テンプレートを表示

全日本総合女子ソフトボール選手権大会(ぜんにほんそうごうじょし―せんしゅけんたいかい)は、日本ソフトボール協会が主催する女子ソフトボールの全国大会である。

概要[編集]

1949年に大会創設。第1回大会(1949年)から第44回大会(1992年)までは全日本一般女子ソフトボール選手権大会として開催された。1993年に日本ソフトボール選手権(実業団・クラブ・大学・教員のチャンピオンチームが参加)と統合され、全日本総合女子ソフトボール選手権大会となった[1]。大会回数は全日本一般女子ソフトボール選手権大会のものを継承しており、1993年が第45回大会となっている。

大会は毎年9月に開催される。開催地は持ち回り制で、近年は国民体育大会のリハーサル大会として翌年の国体開催地で実施されている。サッカー皇后杯のような大会で、大学・実業団・クラブ等、登録するカテゴリーが違っても、各都道府県予選・地区予選を勝ち抜けば大会に参加することができる[1]

出場チームは32。内訳は以下の通り。

  • 前回優勝・準優勝チーム(2チーム)
  • 日本女子ソフトボールリーグ1部所属チーム(リーグ推薦)(10-12チーム)
  • 9地区の予選を勝ち抜いたチーム(17-19チーム)
  • 開催地枠での推薦出場1チーム

決勝戦を除き、5回以降に7点以上の差がついた場合はコールドゲームが適用される。サスペンデッドゲームも採用される。

歴代優勝チーム[編集]

年度 開催地 優勝チーム
1 1949 高島屋大阪
2 1950 高島屋大阪
3 1951 高島屋大阪
4 1952 塩野義製薬
5 1953 塩野義製薬
6 1954 伊予銀行[注 2]
7 1955 伊予銀行[注 2]
8 1956 伊予銀行[注 2]
9 1957 塩野義製薬
10 1958 倉敷紡績安城
11 1959 高島屋大阪
12 1960 ユニチカ垂井
13 1961 倉敷紡績安城
14 1962 ユニチカ垂井
15 1963 ユニチカ垂井
16 1964 伊予銀行[注 2]
17 1965 高島屋大阪
18 1966 高島屋大阪
19 1967 ユニチカ垂井
20 1968 高島屋大阪
21 1969 倉敷紡績安城
22 1970 高島屋大阪
23 1971 大和紡福井
24 1972 高島屋大阪
25 1973 倉敷紡績安城
26 1974 大和紡福井
27 1975 塩野義製薬
28 1976 倉敷紡績安城
29 1977 ユニチカ垂井
30 1978 ユニチカ垂井
31 1979 倉敷紡績安城
32 1980 倉敷紡績安城
33 1981 日本電装
34 1982 倉敷紡績安城
35 1983 高島屋大阪
36 1984 日本精工石部
37 1985 日本精工石部
38 1986 日本電装
39 1987 太陽誘電
40 1988 太陽誘電
41 1989 日立高崎
42 1990 太陽誘電
43 1991 太陽誘電
44 1992 日立高崎
45 1993 豊田自動織機
46 1994 日立高崎
47 1995 豊田自動織機
48 1996 日立高崎
49 1997 神奈川県 日立高崎
50 1998 熊本県 トヨタ自動車
51 1999 高知県 ミキハウス
52 2000 宮崎県 豊田自動織機
53 2001 石川県 日立高崎
54 2002 鳥取県 ミキハウス
55 2003 埼玉県 日立&ルネサス高崎
56 2004 広島県 日立&ルネサス高崎
57 2005 兵庫県 日立&ルネサス高崎
58 2006 秋田県 日立&ルネサス高崎
59 2007 大分県 ルネサス高崎
60 2008 新潟県 ルネサス高崎
61 2009 千葉県 ルネサステクノロジ高崎事業所
62 2010 山口県 トヨタ自動車
63 2011 岐阜県 ルネサスエレクトロニクス高崎
64 2012 東京都 ルネサスエレクトロニクス高崎
65 2013 長崎県 トヨタ自動車
66 2014 和歌山県 トヨタ自動車
67 2015 岩手県 豊田自動織機
68 2016 大分県 ビックカメラ高崎ビークイーン
69 2017 福井県 トヨタ自動車レッドテリアーズ
70 2018 茨城県 ビックカメラ高崎ビークイーン
71 2019 鹿児島県 トヨタ自動車レッドテリアーズ
72 2020 三重県 開催中止[注 3]
73 2021 栃木県 ビックカメラ高崎ビークイーン
74 2022 鹿児島県 トヨタレッドテリアーズ
75 2023 佐賀県 トヨタレッドテリアーズ、ビックカメラ高崎ビークイーン[注 1]
  • 第1回大会(1949年)から第44回大会(1992年)までは全日本一般女子ソフトボール選手権大会、第45回大会(1993年)以降は全日本総合女子ソフトボール選手権大会

チーム別優勝回数[編集]

チーム名 優勝 優勝年度
ビックカメラ高崎 19 1989, 1992, 1994, 1996, 1997, 2001, 2003, 2004, 2005, 2006, 2007, 2008, 2009, 2011, 2012, 2016, 2018, 2021, 2023[注 1]
高島屋大阪 10 1949, 1950, 1951, 1959, 1965, 1966, 1968, 1970, 1972, 1983
倉敷紡績安城 8 1958, 1961, 1969, 1973, 1976, 1979, 1980, 1982
トヨタ自動車 8 1998, 2010, 2013, 2014, 2017, 2019, 2022, 2023[注 1]
ユニチカ垂井 6 1960, 1962, 1963, 1967, 1977, 1978
豊田自動織機 4 1993, 1995, 2000, 2015
太陽誘電 4 1987, 1988, 1990, 1991
シオノギ製薬 4 1952, 1953, 1957, 1975
伊予銀行[注 2] 4 1954, 1955, 1956, 1964
SGホールディングス 2 1999, 2002
デンソー 2 1981, 1986
日本精工 2 1984, 1985
大和紡福井 2 1971, 1974
  •   は現在活動していないチーム

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ a b c d 雨天のため準決勝で打ち切り2チーム優勝
  2. ^ a b c d e 現在活動中の伊予銀行(1985年創部)との関係不明
  3. ^ 新型コロナウイルスの影響により開催中止

出典[編集]

  1. ^ a b 総合選手権女子/大会情報 日本ソフトボール協会

関連項目[編集]

外部リンク[編集]