北塩原村

きたしおばらむら ウィキデータを編集
北塩原村
北塩原村旗 北塩原村章
北塩原村旗 北塩原村章
日本の旗 日本
地方 東北地方
都道府県 福島県
耶麻郡
市町村コード 07402-1
法人番号 3000020074021 ウィキデータを編集
面積 234.08km2
総人口 2,301[編集]
推計人口、2024年3月1日)
人口密度 9.83人/km2
隣接自治体 喜多方市耶麻郡猪苗代町磐梯町
山形県米沢市
村の木 オオヤマザクラ
村の花 ミズバショウ
村の鳥 シジュウカラ
北塩原村役場
村長 遠藤和夫
所在地 966-0485
福島県耶麻郡北塩原村大字北山字姥ヶ作3151番地
北緯37度39分20秒 東経139度56分15秒 / 北緯37.65567度 東経139.93761度 / 37.65567; 139.93761座標: 北緯37度39分20秒 東経139度56分15秒 / 北緯37.65567度 東経139.93761度 / 37.65567; 139.93761
外部リンク 公式ウェブサイト

北塩原村位置図

― 市 / ― 町・村

ウィキプロジェクト
テンプレートを表示
秋元湖
雄国沼湿原とニッコウキスゲ

北塩原村(きたしおばらむら)は、福島県会津地方北部に位置し、耶麻郡に属する

概要[編集]

福島県の北西部に位置し、村の総面積の86%を山林が占める[1]日本百名山のひとつである磐梯山桧原湖五色沼をはじめとする大小300余りの湖沼群を有する「裏磐梯」の地元であり、農業のほか、自然豊かな観光資源を基とする産業が発達している[1]。村名は、合併前に存した 北山村大塩村檜原村から一字ずつ取ったもの。特産品に、ワカサギ、イワナ、ヤマメ、高原野菜、きゅうり、ソバ、アスパラガス、なめこ、じゅんさい、花嫁ささげ、会津山塩、ハーブ、木工品などがある[1]

地理[編集]

村の西部が北山、中央部が大塩、東部が桧原である。標高は北山が200~300m、大塩が400~500m、桧原が800~1000mである。 磐梯山の北麓に位置する地域は裏磐梯と呼ばれ、夏には登山客、冬にはスキー客が多く訪れる。桧原湖1888年の磐梯山噴火の際に周囲の川を堰きとめてできた湖であり、冬場は氷結した湖上でのワカサギ釣り、夏場はバスフィッシングなどでにぎわっている。高曽根山からは大塩川が大塩・北山地区を流れており、流域には農地が広がる。

隣接する自治体[編集]

気候[編集]

ケッペンの気候区分によると、北塩原村は亜寒帯湿潤気候湿潤大陸性気候に属する。12月から3月にかけて日平均気温が氷点下となり、寒さが厳しい。降雪量が多く、周辺の自治体と同様に特別豪雪地帯に指定されている。

冬季に-20℃前後の気温を観測することが珍しくなく、近年でも2012年2月1日に-22.9℃、2018年1月15日に-21.7℃を観測している。

桧原(1991年 - 2020年)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 10.0
(50)
13.9
(57)
16.1
(61)
24.4
(75.9)
29.2
(84.6)
30.1
(86.2)
31.5
(88.7)
32.0
(89.6)
30.4
(86.7)
25.5
(77.9)
20.6
(69.1)
16.6
(61.9)
32.0
(89.6)
平均最高気温 °C°F −0.6
(30.9)
0.2
(32.4)
3.9
(39)
10.8
(51.4)
17.4
(63.3)
20.7
(69.3)
24.1
(75.4)
25.5
(77.9)
21.3
(70.3)
15.2
(59.4)
8.9
(48)
2.4
(36.3)
12.5
(54.5)
日平均気温 °C°F −4.2
(24.4)
−4.0
(24.8)
−0.7
(30.7)
5.0
(41)
11.5
(52.7)
15.7
(60.3)
19.7
(67.5)
20.6
(69.1)
16.4
(61.5)
10.1
(50.2)
4.2
(39.6)
−1.2
(29.8)
7.8
(46)
平均最低気温 °C°F −8.8
(16.2)
−9.4
(15.1)
−5.7
(21.7)
−0.4
(31.3)
5.4
(41.7)
10.8
(51.4)
15.7
(60.3)
16.4
(61.5)
12.0
(53.6)
5.3
(41.5)
−0.3
(31.5)
−5.1
(22.8)
3.0
(37.4)
最低気温記録 °C°F −21.7
(−7.1)
−22.9
(−9.2)
−18.1
(−0.6)
−10.9
(12.4)
−2.9
(26.8)
0.5
(32.9)
4.8
(40.6)
5.6
(42.1)
0.5
(32.9)
−5.5
(22.1)
−11.9
(10.6)
−16.7
(1.9)
−22.9
(−9.2)
降水量 mm (inch) 145.1
(5.713)
110.3
(4.343)
119.1
(4.689)
113.1
(4.453)
117.9
(4.642)
151.4
(5.961)
259.2
(10.205)
214.7
(8.453)
160.1
(6.303)
136.2
(5.362)
130.7
(5.146)
165.2
(6.504)
1,822.8
(71.764)
平均降水日数 (≥1.0 mm) 19.9 17.3 16.9 13.8 12.3 12.3 16.3 12.9 13.4 12.7 15.6 20.3 183.8
平均月間日照時間 42.9 53.3 92.7 143.1 166.6 134.1 112.6 151.5 115.8 108.1 82.3 53.1 1,256.1
出典1:Japan Meteorological Agency
出典2:気象庁[2]

歴史[編集]

年表[編集]

人口[編集]


北塩原村(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より


行政[編集]

歴代村長(1954年から)
  • 加勢粂治
  • 小椋美登利 (1958-1962)
  • 武藤正雄 (1962-1970)
  • 鈴木格 (1970-1985)
  • 安部耕吉 (1985-1992)
  • 高橋伝 (1992-2008)
  • 小椋敏一 (2008-2020)
  • 遠藤和夫 (2020-)

経済[編集]

主な産業

郵便[編集]

  • 北塩原郵便局(集配局) 
  • 裏磐梯郵便局 
  • 檜原郵便局 
  • 北山簡易郵便局

学校・育児機関[編集]

幼稚園
  • 北塩原村立さくら幼稚園
  • 北塩原村立裏磐梯幼稚園

交通[編集]

鉄道[編集]

村内を鉄道路線は通っていない。鉄道を利用する場合の最寄り駅は、JR東日本磐越西線猪苗代駅あるいは喜多方駅

路線バス[編集]

道路[編集]

観光名所[編集]

小野川不動滝
諸橋近代美術館

祭事[編集]

  • 裏磐梯火の山まつり - 明治21年の磐梯山噴火の犠牲者と水没集落に眠る先祖を供養する慰霊祭。毎年7月21日開催[1]
  • 2つ児参り - 2歳児の無病息災を祈願する北山漆薬師如来の縁日。9月7~9日開催[1]

史跡[編集]

関連項目[編集]

  • 磐梯高原
  • 猪苗代町
  • 杉並区
  • 合成地名
  • 小椋佳 - 大学時代に法律の勉強でこの地に滞在していた時期があり、滞在していた地区では周辺住民の苗字の大半が「小椋」姓だったことが芸名の由来となった。2010年(平成22年)より裏磐梯観光大使を委嘱[6]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e 北塩原村福島県市町村要覧2015(財)福島県市町村振興協会
  2. ^ 桧原 過去の気象データ検索”. 気象庁. 2024年2月7日閲覧。
  3. ^ 江戸期の文献に「大塩村(現在の北塩原村)に弘法大師(空海)が封じたという谷からの潮の涌き出しがあり、これを竃で煮詰めて焼き塩としたものを、会津守護が毎年、公方様に献上した」とする旨の記載がある。大田南畝『半日閑話』吉川弘文館(日本随筆大成 巻4)、1927年,337頁より。
  4. ^ 北塩原村温泉健康増進施設条例 平成24年3月15日条例第10号
  5. ^ 商標取消の審決|取消2013-300082商標審決データベース
  6. ^ あゆみ”. 北塩原村. 2022年12月2日閲覧。

外部リンク[編集]