北海市

中華人民共和国 広西自治区 北海市
北海銀灘
北海銀灘
北海銀灘
広西チワン族自治区中の北海市の位置
広西チワン族自治区中の北海市の位置
広西チワン族自治区中の北海市の位置
簡体字 北海
繁体字 北海
拼音 Bĕihăi
カタカナ転写 ベイハイ
粤拼 Bakhoi
チワン語 Baekhaij
公用語 広東語
国家 中華人民共和国の旗 中華人民共和国
自治区 広西
行政級別 地級市
面積
総面積 3,337 km²
市区 957 km²
人口
総人口() 148 万人
経済
電話番号 0779
郵便番号 536000
ナンバープレート 桂E
行政区画代碼 450500
公式ウェブサイト http://www.beihai.gov.cn

北海市(ほっかいし)は中華人民共和国広西チワン族自治区地級市代に発生した新興港湾都市。市名は北部湾の北にあることに由来する。

地理[編集]

広西チワン族自治区南端、トンキン湾(中国では北部湾という)に面する。

北海 (1991–2020, 極端 1971–2010)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 27.9
(82.2)
29.9
(85.8)
31.5
(88.7)
33.4
(92.1)
35.8
(96.4)
36.2
(97.2)
36.2
(97.2)
37.1
(98.8)
36.4
(97.5)
34.7
(94.5)
32.0
(89.6)
28.8
(83.8)
37.1
(98.8)
平均最高気温 °C°F 18.7
(65.7)
20.3
(68.5)
23.1
(73.6)
27.3
(81.1)
30.6
(87.1)
31.8
(89.2)
31.9
(89.4)
31.8
(89.2)
31.3
(88.3)
29.3
(84.7)
25.6
(78.1)
21.0
(69.8)
26.89
(80.39)
日平均気温 °C°F 14.7
(58.5)
16.4
(61.5)
19.4
(66.9)
23.7
(74.7)
27.2
(81)
28.9
(84)
29.1
(84.4)
28.6
(83.5)
27.6
(81.7)
25
(77)
21.1
(70)
16.6
(61.9)
23.19
(73.76)
平均最低気温 °C°F 12
(54)
13.9
(57)
16.9
(62.4)
21.3
(70.3)
24.6
(76.3)
26.6
(79.9)
26.6
(79.9)
26.0
(78.8)
24.8
(76.6)
22.0
(71.6)
18.0
(64.4)
13.7
(56.7)
20.53
(68.99)
最低気温記録 °C°F 2.0
(35.6)
2.5
(36.5)
3.5
(38.3)
9.6
(49.3)
15.0
(59)
19.2
(66.6)
20.2
(68.4)
18.7
(65.7)
16.1
(61)
12.0
(53.6)
6.4
(43.5)
2.0
(35.6)
2
(35.6)
降水量 mm (inch) 38.2
(1.504)
30.5
(1.201)
50.5
(1.988)
71.6
(2.819)
127.3
(5.012)
299.4
(11.787)
384.5
(15.138)
440.4
(17.339)
217.4
(8.559)
83.3
(3.28)
48.8
(1.921)
29.9
(1.177)
1,821.8
(71.725)
平均降雨日数 (≥0.1 mm) 7.8 8.5 12.2 10.0 10.4 13.7 16.0 17.1 12.4 6.4 5.4 6.2 126.1
湿度 78 82 84 83 81 82 82 84 80 75 74 72 79.8
出典:China Meteorological Administration[1]

歴史[編集]

清の康熙初年に初めて北海の名が見え、嘉慶年間に市街が形成され始めた。1876年イギリスとの芝罘条約煙台条約)により開港場となった。今も当時の領事館や商社、教会などの西洋建築が残る。

1949年12月4日人民解放軍が入城したが、当時は合浦県所属の鎮にすぎなかった。1951年1月広東省の省市轄となったが、同年5月広西省の指導に委託され、1952年3月正式に広西省に帰属した。1955年5月には再び広東省に改められ、1956年には県級市に降格された。1958年にはさらに合浦県北海人民公社となったが、1959年鎮となり、1964年には県級市を回復、1965年6月再び広西に帰属した。

1982年観光対外開放都市となり、1983年10月地級市の地位を回復した。1984年4月にはさらに対外開放された沿海都市となり、1987年には合浦県を併合している。

行政区画[編集]

3市轄区・1県を管轄下に置く。

北海市の地図

年表[編集]

この節の出典[2][3]

広東省北海市(第1次)[編集]

  • 1950年1月12日 - 広東省南路専区合浦県の一部が分立し、北海市が発足。(1市)
  • 1951年5月14日 - 北海市が広西省欽廉専区に編入。

広東省欽廉専区(1950年-1951年)[編集]

  • 1950年1月12日 - 南路専区合浦県霊山県防城県欽県を編入。欽廉専区が成立。(4県)
  • 1951年5月14日 - 広東省の分割により、広西省欽廉専区となる。

広西省欽廉専区[編集]

  • 1951年5月14日 - 広東省の分割により、広東省欽廉専区が広西省欽廉専区となる。(1市4県)
    • 広東省北海市を編入。北海市が県級市に降格。
  • 1951年6月 - 南寧専区邕寧県の一部が欽県に編入。(1市4県)
  • 1951年9月21日 - 霊山県の一部が南寧専区邕寧県に編入。(1市4県)
  • 1951年10月 - 欽廉専区が欽州専区に改称。

広東省北海市(第2次)[編集]

  • 1955年5月31日 - 広西省欽州専区北海市が地級市の広東省北海市に昇格。(1市)
  • 1956年1月4日 - 北海市が合浦専区に編入。

広東省欽廉専区(1955年-1956年)[編集]

  • 1955年5月31日 - 広西省欽州専区欽県合浦県霊山県防城県を編入。広東省欽廉専区が成立。(4県)
  • 1955年7月9日 - 広西省容県専区浦北県を編入。(5県)
  • 1955年7月 - 欽県の一部が広西省桂西チワン族自治区邕寧県に編入。(5県)
  • 1956年1月4日 - 合浦県・浦北県・欽県・防城県・霊山県が合浦専区に編入。

合浦専区[編集]

  • 1956年1月4日 - 北海市、欽廉専区合浦県浦北県欽県防城県霊山県を編入。合浦専区が成立。北海市が県級市に降格。(1市5県)
  • 1957年3月26日 (1市5県2自治県)
  • 1958年2月22日 - 十万山トン族ヤオ族自治県が東興各族自治県に改称。(1市5県2自治県)
  • 1959年3月22日 (3県1自治県)
    • 北海市・浦北県が合浦県に編入。
    • 欽北チワン族自治県が欽県に編入。
    • 防城県が東興各族自治県に編入。
  • 1959年3月31日 - 合浦県・欽県・霊山県・東興各族自治県が湛江専区に編入。

広西チワン族自治区北海市[編集]

  • 1983年10月8日 - 広西チワン族自治区欽州地区北海市が地級市の北海市に昇格。(1市)
  • 1984年9月11日 - 海城区郊区を設置。(2区)
  • 1987年5月21日 - 欽州地区合浦県を編入。(2区1県)
  • 1990年7月21日 - 郊区の一部が海城区に編入。(2区1県)
  • 1994年12月17日 (3区1県)
    • 合浦県・郊区・海城区の各一部が合併し、銀海区が発足。
    • 合浦県の一部が分立し、鉄山港区が発足。
    • 郊区の残部が海城区に編入。

経済[編集]

近年、外資導入を図って、工業立市を目指し、2003年の生産総額は前年比12%増の150億人民元を記録した。

開発区[編集]

  • 北海輸出加工区(国家級)
    • 入居企業:16社
外資:12社 - 日本米国イギリスシンガポール香港台湾企業など
  • 北海工業園区(省級)
    • 入居企業数:100社以上
外資: タイ韓国、台湾、米国企業など

交通[編集]

観光[編集]

健康・医療・衛生[編集]

  • 北海市人民医院
  • 北海市結核病防治院

友好都市[編集]

脚注[編集]

  1. ^ CMA台站气候标准值(1991-2020)”. 2023年4月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月14日閲覧。
  2. ^ 广西壮族自治区 - 区划地名网
  3. ^ 广东省 - 区划地名网

外部リンク[編集]