古今十傑

古今十傑(ここんじっけつ)は、大相撲の歴史上の中で、江戸時代から昭和時代初期にかけて特に最強と言われた10名の力士の総称である。
雷電爲右エ門以外は全員が横綱である。
十傑は以下の10人で固定化されており、今後、十傑と互角かそれ以上の実力を持つ者(或いは、十傑と同等かそれ以上の実績を遺した者)が現れたとしても、この一覧に加えられて十一傑としたり、或いは人物を入れ替えて十傑入りすることは無い。

四股名 最高位 代数 現役期間 備考
谷風梶之助 横綱 4代 1769年1794年 小野川とは同時昇進
小野川喜三郎 横綱 5代 1776年1797年 谷風とは同時昇進
雷電爲右エ門 大関 76代 1789年1811年 江戸相撲としての初土俵は1790年
稲妻雷五郎 横綱 7代 1821年1839年 雷電と比較されるほどの強者だった
陣幕久五郎 横綱 12代 1850年1867年 横綱在位は2場所と極めて少ない
梅ヶ谷藤太郎 横綱 15代 1871年1885年 歴代横綱で最長寿記録保持者(83歳)
常陸山谷右エ門 横綱 19代 1892年1914年 名門・出羽ノ海部屋を創設
太刀山峯右エ門 横綱 22代 1900年1918年 雷電の再来と言われ、突きは「四十五日の鉄砲」と恐れられた
栃木山守也 横綱 27代 1911年1925年 歴代横綱の中では最軽量、スピード感溢れる近代相撲を完成させた
双葉山定次 横綱 35代 1927年1945年 史上最長記録の69連勝を記録、戦前を代表する大横綱で晩年は相撲協会理事長を務めた

関連項目[編集]