台湾鉄路管理局DR3100型気動車

台湾鉄路管理局DR3100型気動車
台鉄DR3100型気動車
基本情報
運用者 台湾鉄路管理局
製造所 日本車輌製造
唐栄鉄工廠(ノックダウン生産)
製造年 1998年
製造数 10組30両
運用開始 1998年8月
投入先 北迴線、南迴線、臺東線(花東線)、宜蘭線、海線、屏東線、縱貫線(北段、南段)
主要諸元
編成 2M1T
軌間 1,067 mm
最高速度 110 km/h
車両定員 DR3100:44~46名 DR3150:52名
自重 DR3100: 38.5t DR3150: 36.23t
全長 20,274 mm
全幅 2,850 mm
全高 4,070 mm
車体 ステンレス鋼
台車 日本車輌製造 ND-727、ND-727T(動力がない)
動力伝達方式 液体式
機関 カミンズ NTA855-R1(は駆動用 )NT855-R4(は発電用)
機関出力 は駆動用 350~385hp(2100rpm) は発電用 270hp(1800rpm)
変速機 新潟鐵工所 DBSF-100C
変速段 変速1段 直結1段
編成出力 700~770 hp
制動装置 NABCO SMEE(電磁直通ブレーキ)
保安装置 ATP
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DR3100型気動車は、台湾鉄路管理局(台鉄)の自強号用の気動車

概要[編集]

台鉄では、東部幹線の自強号の慢性的な混雑を解消する為、1990年DR3000型81両を導入したが、それでも混雑は解消されなかった事から、1998年民国87年)に増備されたのが本形式である。1998年8月より運用を開始した。

製造は、DR3000型の日立製作所に代わって日本車輌製造となったが、電装系は引き続き日立製作所の担当であり、性能的にもほぼ同じである。車体艤装は、DR3000型に準じているものの、同時期に製造された支線用の気動車であるDRC1000型と共通した設計を取り入れている。客用扉は片開きの片側2扉を採用しており、これまでの優等列車より乗降時間が短縮された。

第一編成(DR3101-DR3051-DR3102)は完成車で輸入されたが、第二編成以降は日車の技術支援のもとで唐栄鉄工廠(現在の台湾車輌)にて製造された。なお台鉄では、東部幹線や南廻線の電化により、今後は気動車の増備を行わない方針を決定しており、本形式が台鉄最後の自強号用気動車になる見込み。

台東までの電化が開業して以降、主に南廻線を初めとする、台湾南部の自強号用として使用されているが、台東線では、故障の多いEMU500型の代車として、区間車として使用される事もある。

列車編成[編集]

DR3100
DR3150
DR3100
  • 制御車(DR3100): DR3100型、20両
  • 付随電源車(DR3150): DR3150型、10両

ギャラリー[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]