名鉄トフ60形貨車

名鉄トフ60形貨車
基本情報
車種 無蓋車
運用者 名古屋鉄道
所有者 名古屋鉄道
改造年 1941年昭和16年)
改造数 1両
消滅 1961年(昭和36年)
主要諸元
車体色
軌間 1,067 mm
全長 6,173 mm
全幅 2,286 mm
全高 2,527 mm
荷重t
自重 5.69 t
換算両数 積車 1.2
換算両数 空車 0.6
軸距 3,048 mm
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名鉄トフ60形貨車(めいてつトフ60がたかしゃ)[1]とは、かつて名古屋鉄道で運用されていた木造貨車無蓋車)である。

概要[編集]

  • 1922年大正11年)岡崎電気軌道で貨車輸送が開始されるのに伴い、フト1[2]として日本車輌製造で2両が製造される。1926年(大正15年)には1両が増備され計3両となる。妻面に手制動ハンドルが設置されていた。1927年(昭和2年)に三河鉄道と岡崎電気軌道が合併すると三河鉄道に引き継がれ、後にト71・ト72・ト73に改番する。1939年昭和14年)に2両(ト71・ト72)が廃車。同時にト73がト71に改番する。1941年(昭和16年)に三河鉄道が名古屋鉄道と合併した後、トフ60形(トフ61)に改番する。
  • 戦後は岡崎市内線に所属となったが、三河線挙母線などの鉄道線での運用が多かった。1960年(昭和35年)頃には軌道線用の区別がなくなり、三河線所属となる。1962年(昭和37年)に岡崎市内線が廃止されると鉄道線用として運用される。1965年(昭和40年)に廃車。

脚注[編集]

  1. ^ 名鉄での用途記号の「トフ」は手制動のある無蓋車のことであり、無蓋緩急車のことでは無い。
  2. ^ 藤井建『名鉄岡崎市内線』ではト1形。

参考文献[編集]