大島 (徳島県)

大島

牟岐大島の空中写真。
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成(1975年撮影)
所在地 日本の旗 日本 徳島県
座標 北緯33度38分10秒 東経134度29分30秒 / 北緯33.63611度 東経134.49167度 / 33.63611; 134.49167
海岸線長 8 km
最高標高国土地理院)216 m
大島の位置(徳島県内)
大島
大島
大島 (徳島県)
大島の位置(日本内)
大島
大島
大島 (日本)
プロジェクト 地形
テンプレートを表示

大島(おおしま)とは、徳島県牟岐町にある周囲約8kmの無人島である。徳島県海部郡牟岐町に所属するため、牟岐大島(むぎおおしま)と呼ばれる事も多い。今でも多くの自然が残されており、徳島県内では釣りダイビングの名所として有名である。とくしま88景に選定。

地形[編集]

周囲約8 km、高さ約200 mの、かなり急勾配な地形を持つ島である。島の周囲も切り立っており、島の西部にある船着き場以外から上陸することは難しい。島の西部には鰹のタタキの形をした高さ100mの岩壁「カツオのタタキ岩」がある[1]。このような厳しい環境が人を寄せ付けず、今日まで多くの自然を残す結果となっている。

北方には櫂投島、西方には津島小津島出羽島がある。

動植物[編集]

島のほぼ全域に渡って樹木に覆われており、豊かな森林を形成している。タブノキシラタマカズラが主である。では珊瑚礁が広く分布しており、イサキクマノミなど温帯亜熱帯の楽園となっている。また、日本紅斑熱を媒介するマダニも多く、死者も出ているので注意が必要である[2]

交通手段[編集]

牟岐港からに乗る以外に島に渡る手段はない。また、定期便は無いため、事前に地元のダイビングクラブや渡船業者に依頼する必要がある。島は個人所有の為、無断で立ち入る事はできない。

脚注[編集]

  1. ^ 小阪健一郎「徳島・牟岐大島 カツオのタタキ岩」『ROCK & SNOW』103号、山と溪谷社、2024年3月、40-43頁。 
  2. ^ 馬原文彦「徳島県大島における日本紅斑熱媒介マダニ調査」『日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集』第63巻、日本衛生動物学会、2011年、doi:10.11536/jsmez.63.0_68_2 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]