山根万理奈

山根 万理奈
出生名 山根 万理奈[1]
別名 山音まー
生誕 (1989-07-17) 1989年7月17日(34歳)
出身地 日本の旗 日本 島根県松江市
学歴 島根県立大学総合政策学部卒業[2]
ジャンル J-POP
職業 シンガーソングライター
担当楽器 アコースティック・ギター
活動期間 2011年 -
レーベル ワーナーミュージック・ジャパン2011年 - 2012年
事務所 (有)バーガーインレコード
公式サイト http://yamanemarina.com/
SPEED
ゆず

山根 万理奈(やまね まりな、1989年7月17日[3] - )は、日本の女性シンガーソングライター。所属レコードレーベルワーナーミュージック・ジャパン

来歴[編集]

デビューまで[編集]

島根県松江市出身[3]。小学校低学年のときに歌手を志すようになり[4]、高校時代、同級生の女子と「ベリーベリー」というデュオを結成して路上ライブを行っていた[5]。しかし周囲の反対を押し切れず[4]、高校2年生の秋にデュオを解散する[5]

高校卒業後は島根県立大学短期大学部[6]に進学し、軽音楽部でバンドを結成する[5]。バンド活動の傍ら、2009年4月2日からYouTubeに動画を投稿し始め[5]、顔を出さずにアコースティック・ギターの弾き語りをする姿が話題となる[7]

2010年4月から島根県立大学総合政策学部に編入学して[8]教員を目指していた[9]が、ワーナーミュージック・ジャパンのスタッフからスカウトを受け[1]、契約を結ぶ。

デビュー以降[編集]

島根県立大学在学中の2011年6月22日BURGER INN RECORDSから「山音まー」名義でミニアルバム『人のオンガクを笑うな!』をリリースする[10]。このミニアルバムはニコニコ動画で人気を博したVOCALOID楽曲をカバーした作品であり[11]、収録曲の「すすすす、すき、だあいすき」がiTunes Storeの「今週のシングル」に選ばれる[12]など注目を集める。

2011年7月27日、ワーナーミュージック・ジャパンからシングル「ジャンヌダルク」を発売し、メジャー・デビューを果たす[13]

なお、メジャー・デビュー以降も学業を優先して顔出しを控えており[14]、テレビ番組に出演した際も終始顔を隠していた[15]が、2012年1月24日からメディアへの顔出しを始めた[16]

2012年3月19日に島根県立大学を卒業し[17]、同時に同大学初の広報大使に就任した[2]3月28日、島根県のPR活動を行う「遣島使」に委嘱される[18]

その後、2012年5月6日から6月24日にかけて、初のライブツアー「いいね!やまね!はじまりな!」を開催する[19]。また、NHK Eテレの『青春リアル』第10期で「努力の歌プランA」「努力の歌プランB」の作曲を担当し[20]、第11期からは番組内コーナー「メロディーのあるラブレター」を担当する[21]など活躍の幅を広げている。

ワーナーミュージックとの契約終了後も、所属事務所のバーガーインレコードで引き続き精力的なライブ・リリース活動を継続している。

音楽性[編集]

透き通る声と、声と一緒に漏れる感情的な息遣いが特徴[1]。本人曰く、歌唱の際は、歌詞を大事にするために「語り掛ける」ように歌うことを意識しているという[22]

影響を受けたアーティストはSPEEDゆず[23]。また音楽番組懐メロ特集の影響も受けており、YouTubeの投稿動画には当人より一世代以上離れている曲のカバーも多く含まれている[24]

YouTubeのユーザーIDは7208133であり[3]、メジャー・デビュー前の2010年12月24日、「7208133」名義でプレゼント用非売品として『My name is “まー”!』をリリースしている。デビューのきっかけとなったYouTubeについては「ホーム」と発言しており[25]、メジャー・デビュー以降もYouTubeへの投稿は続けている。投稿動画の総再生回数は430万回を超える[22]

ディスコグラフィー[編集]

シングル[編集]

発売日 タイトル 規格品番
1st 2011年7月27日 ジャンヌダルク WPCL-10981
2nd 2012年1月25日 STAR e.p. WPCL-11023
3rd 2012年3月7日 スタートライン WPCL-11046
4th 2013年1月23日 努力の歌プランA/努力の歌プランB BUCA-1034

スタジオ・アルバム[編集]

発売日 タイトル 規格品番
1st 2012年4月11日 空な色 WPZL-30366/7(初回盤)
WPCL-11063(通常盤)
2nd 2013年5月29日 好きで悩んでるわけじゃない BUCA-1035
3rd 2014年9月3日 歌ってhappy! BUCA-1037
4th 2015年6月24日 愛と妄想、25歳。 BUCA-1039
5th 2016年5月11日 山根万理奈とマリナッチ楽団 BUCA-1041
6th 2017年4月5日 YAMANEMAN BUCA-1042
7th 2018年4月4日 海とダイヤ BUCA-1043
8th 2019年3月6日 愛の me BUCA-1044

カバーアルバム[編集]

発売日 タイトル 規格品番
1st 2011年11月30日 ざっくばらん WPCL-11015

ミニアルバム[編集]

発売日 タイトル 規格品番 備考
1st 2011年6月22日 人のオンガクを笑うな! BUCA-1033 「山音まー」名義

非売品[編集]

発売日 タイトル 備考
1st 2010年12月24日 My name is “まー”! JASRAC R-1001721 「7208133」名義

タイアップ[編集]

楽曲 タイアップ
STAR TBS系『はなまるマーケット』2011年10月~12月エンディング・テーマ[26]
夢で逢えたら 映画『魚介類 山岡マイコ』主題歌[27]
努力の歌プランA NHK Eテレ青春リアル』第11期オープニング・テーマ
努力の歌プランB NHK Eテレ青春リアル』第11期エンディング・テーマ

出演番組[編集]

テレビ[編集]

ラジオ[編集]

連載[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c 山音まー(インタビュアー:水嶋美和)「山音まー『人のオンガクを笑うな!』」『ototoy』、2011年6月21日http://ototoy.jp/feature/index.php/201106212012年7月29日閲覧 
  2. ^ a b 広報大使に山根万理奈さん就任”. 島根県立大学 (2012年3月19日). 2012年7月29日閲覧。
  3. ^ a b c プロフィール”. 山根万理奈オフィシャルサイト. 2012年4月25日閲覧。
  4. ^ a b 山根万理奈 (2012年6月18日). “「素敵な声です」夢へGO”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞社. 2012年7月29日閲覧。
  5. ^ a b c d もりひでゆき. “ネット動画サイト発の新鋭シンガー、初の本格インタビューで素顔を明かす”. ナタリー. ナターシャ. p. 3. 2012年4月25日閲覧。
  6. ^ 謎の歌姫、母校県立大の顔に”. 中国新聞. 中国新聞社 (2012年3月21日). 2012年4月24日閲覧。
  7. ^ 山根万理奈(インタビュアー:山田邦子)「たくさんの出会いを通して生まれてきた、山根万理奈の音楽。」『EMTG MUSIC』、2012年4月6日https://music.fanplus.co.jp/special/201204013880c0a752012年7月29日閲覧 
  8. ^ 島根県立大の山根さん広報大使に”. 山陰中央新報. 山陰中央新報社 (2012年3月19日). 2012年4月24日閲覧。
  9. ^ 僕らはこんなシンガーを待っていた。初のフルアルバムがここに堂々完成。”. MUSIC LOUNGE. キャンシステム (2012年4月9日). 2012年4月25日閲覧。
  10. ^ YouTube発注目アーティストがニコ動神曲を全力カバー”. ナタリー. ナターシャ (2011年5月7日). 2012年4月25日閲覧。
  11. ^ 山根万理奈(インタビュアー:久保田泰平)「山根万理奈『STAR e.p.』」『bounce』、2012年1月25日https://tower.jp/article/interview/2012/01/25/b2032012年7月29日閲覧 
  12. ^ 山根万理奈、ニコ動神曲カバーがiTS今週のシングルに”. ナタリー. ナターシャ (2011年5月28日). 2012年4月25日閲覧。
  13. ^ YouTube発、謎の女性シンガー山根万理奈に大接近”. ナタリー. ナターシャ (2011年7月22日). 2012年4月25日閲覧。
  14. ^ もりひでゆき. “5大ニュース&アルバム解説で迫る意外な素顔”. ナタリー. ナターシャ. p. 2. 2012年4月25日閲覧。
  15. ^ "顔出しNG"の女子大生シンガー・ソングライター山根万理奈とは 番組で生弾き語り”. ニコニコニュース (2011年11月22日). 2012年4月25日閲覧。
  16. ^ 山根万理奈、関取花 他、若き才能が晴れ豆に集結”. Musicman-NET. エフ・ビー・コミュニケーションズ (2012年1月26日). 2012年4月25日閲覧。
  17. ^ 歌手の山根万理奈さん、広報大使に 島根県立大が委嘱”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞社 (2012年3月22日). 2012年7月29日閲覧。
  18. ^ 山根万理奈さんに「遣島使」を委嘱します”. 島根県 (2012年3月26日). 2012年7月29日閲覧。
  19. ^ 山根万理奈 (2012年7月2日). “応援が支えにツアー終了”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞社. 2012年7月29日閲覧。
  20. ^ AKB増田有華&山根万理奈、Eテレ番組で「努力の歌」披露”. ナタリー. ナターシャ (2012年8月29日). 2012年10月13日閲覧。
  21. ^ 山根万理奈 (2012年9月20日). “「メロディーのあるラブレター」、始まります。”. ぼく、パパラッチ。. 2012年10月13日閲覧。
  22. ^ a b 山根万理奈(インタビュアー:奥“ボウイ”昌史)「旅の終着駅は6/24(日)心斎橋JANUS!メジャー1stアルバム『空な色』を携え初の全国ツアー中の YouTube発の話題のシンガー山根万理奈が音楽人生の第一章を語るインタビュー」『ぴあ関西版』、2012年6月20日http://kansai.pia.co.jp/interview/music/2012-06/yamanemarina-soranairo.html2012年7月29日閲覧 
  23. ^ 注目のアーティスト 山根万理奈”. mFound. mFound entertainment. 2012年4月25日閲覧。
  24. ^ 『ざっくばらん』11/30リリース 山根万理奈に10の質問!”. Forest Plus. 紀伊國屋書店 (2011年10月26日). 2012年7月29日閲覧。
  25. ^ もりひでゆき. “初カバーアルバム“ざっくばらん”解説”. ナタリー. ナターシャ. p. 1. 2012年4月25日閲覧。
  26. ^ 山根万理奈、弾き語りカバー集「ざっくばらん」発表”. ナタリー. ナターシャ (2011年9月30日). 2012年4月25日閲覧。
  27. ^ 山根万理奈 待望の弾語りカヴァーALBUMをリリース!”. mFound. mFound entertainment (2011年9月30日). 2012年10月13日閲覧。
  28. ^ 山根万理奈 (2012年10月10日). “「青春リアル」第11期、始まります!”. ぼく、パパラッチ。. 2012年10月13日閲覧。
  29. ^ プライムS 園山俊二と「国境の二人」”. NHK松江放送局. 2015年12月11日閲覧。
  30. ^ 山根万理奈 (2012年4月5日). “第1回”. Music Spice!オフィシャルブログ. 2012年10月13日閲覧。
  31. ^ 山根万理奈 (2012年9月27日). “第26回”. Music Spice!オフィシャルブログ. 2012年10月13日閲覧。
  32. ^ 山根万理奈 (2012年6月4日). “歌手の扉 開く動画サイト”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞社. 2012年7月29日閲覧。
  33. ^ 山根万理奈 (2012年8月13日). “歌ってハッピー 一歩ずつ”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞社. 2012年10月13日閲覧。

外部リンク[編集]