新井ゆたか

あらい ゆたか 新井 ゆたか
生誕	(1962-09-14) 1962年9月14日（61歳） 長野県長野市
国籍	日本
職業	国家公務員
活動期間	1987年−
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新井 ゆたか（あらい ゆたか、1962年9月14日 - ）は、日本の農林水産官僚。消費者庁長官。農林水産省本省初の女性局長^[1]。女性初の農林水産審議官^[2]。

人物[編集]

長野県長野市出身。長野県長野高等学校を卒業。東京大学法学部卒業。良好な人間関係が築けそうなところ、幅が広く興味が持続しそうなところを選択しようと考え、1987年、農林水産省入省（農蚕園芸局総務課配属）^[3]。林野庁森林総合利用・山村振興室長、大臣官房国際部国際調整課国際調整官、大臣官房企画評価課政策研究管理官、消費・安全局表示・規格課長、総合食料局食品産業企画課長、食料産業局産業連携課長、水産庁漁政部企画課長、漁政部漁政課長を経て、2015年から山梨県初の女性副知事を務めた。

2017年に後任副知事に同じく農林水産省出身の女性官僚柵木環を据え、農林水産省に復帰。農林水産省大臣官房輸出促進審議官を経て、2018年、農林水産省初の女性局長として食料産業局長に就任。農産物の輸出拡大で実績を上げた^[4][5]。

2019年4月、消費・安全局長就任。防疫対策のトップとして、農林水産省顧問の池田一樹前局長とともに、家畜伝染病豚熱（豚コレラ）の蔓延防止を主導する^{[6][7][8][9][10]}。

2021年、農林水産審議官^[11]に就任し、東京電力福島第一原子力発電所事故に伴い諸外国が導入した被災地食品の規制撤廃に向けて各国と交渉を行い、米国の規制撤廃に繋がった。

2022年、消費者庁長官（事務次官と同じ指定職8号俸）に就任。

略歴[編集]

• 1987年4月 農林水産省採用 農蚕園芸局総務課
• 1994年4月 経済局国際部国際経済課課長補佐（ガット企画班担当） ・
• 1995年4月 経済局国際部国際経済課課長補佐（協定企画班担当）
• 1996年1月 経済局国際部国際経済課課長補佐（総括及び総務班担当）
• 1997年6月 経済局国際部技術協力課海外技術協力官
• 1998年9月 構造改善局農政部農業経営課課長補佐（企画班担当）
• 1999年4月 構造改善局農政部農業経営課農業者年金調整官
• 2000年4月 構造改善局総務課課長補佐（国際対策）
• 2000年7月 大臣官房文書課付（併）内閣官房内閣内政審議室（併）中央省庁等改革推進本部事務局参事官補佐（～2001年6月）
• 2001年1月 （併）内閣官房副長官補付
• 2001年8月 農林水産技術会議事務局総務課課長補佐（総括）
• 2003年8月 生産局総務課調査官
• 2004年1月 林野庁林政部林政課調査官（併）林野庁林政部木材課
• 2004年7月 林野庁森林整備部計画課森林総合利用・山村振興室長
• 2005年7月 大臣官房国際部国際調整課国際調整官
• 2005年10月 大臣官房企画評価課政策研究管理官
• 2006年10月 消費・安全局表示・規格課長
• 2009年5月 総合食料局食品産業企画課長
• 2011年9月 食料産業局産業連携課長
• 2012年1月 水産庁漁政部企画課長
• 2014年4月 水産庁漁政部漁政課長
• 2015年7月 山梨県副知事
• 2017年7月 大臣官房付
• 2017年7月 大臣官房輸出促進審議官（併）食料産業局付(併）内閣官房副長官補付（命）内閣官房農林水産業輸出力強化等推進室室員
• 2018年7月 食料産業局長
• 2019年4月 消費・安全局長
• 2021年7月 農林水産審議官
• 2022年 消費者庁長官

著書[編集]

• 編著『Next Marketを見据えた食品企業のグローバル戦略』ISBN 978-4324099759 ぎょうせい、2015年。

脚注[編集]

外部リンク[編集]

• アキタフーズ収賄事件で農林族議員「粛清」の余波、農水省次官候補に女性が急浮上