新党

新党(しんとう)とは、新たに結成した政党の総称。

概要[編集]

新党が結成される背景には、政治の考え方の違いの影響で既存の政党から分裂して結成される場合や、今までと全く異なった政治を行おうと全く新しい政党が結成されることもある。

1995年に導入された政党交付金制度において政党交付金の算定の基準日は1月1日のため、年末になると駆け込みのような形で新党騒動が持ち上がりやすくなる[1]

大物政治家が主導する新党構想を大物政治家の名前をとって○○新党と仮称で呼ばれることもある(例:石原新党、平沼新党、小沢新党、橋下新党、小池新党など)。

「1992年から1998年まで」と「2005年から2012年まで」は新党結党が多くあり、「新党ブーム」となった。新党ブームの1993年から1998年には所属政党名が頻繁に変わった国会議員がいたことから、1997年4月15日に毎日新聞で「今ワシは、何党かねと、秘書に聞き」という万能川柳が掲載され、年間賞を受賞したことがあった。

選挙直前に新党を結党すると、選挙管理委員会が選挙への投票を呼びかける標語に新党党名の一部と重複してしまい、中立的立場から特定の政党を連想や応援となる恐れを避けるためにポスター等を発注中止や回収をする事態になることもある。

腐敗政治との決別をうたって自民党から分かれる事が多いが、熱気が冷めると自民に戻ることも多い[2]。結党時にメディアから注目されるが、大半は定着せず、それ以降は結党時並み又はそれ以上の注目を集めることは殆どない。特に名前を「新党」「新○○党」などとしたものは泡沫政党に終わるか、他党と合流するか、分裂するか、党勢衰退するかして、大政党になった例がほぼ皆無というジンクスがある(誕生当時大政党であった新進党もすぐ瓦解した)。

法人格上は既存政党の改名でも新党首就任等の一部構成員変更を「新党結党」として「新党」をアピールすることがある(例:「改革クラブ」→「新党改革」、「たちあがれ日本」→「太陽の党」、「次世代の党」→「日本のこころを大切にする党」、「民主党」→「民進党」→「国民民主党」など)。

「新党」を冠した政党[編集]

「新」を冠した政党[編集]

海外の新党[編集]

「New」などがつく政党。

脚注[編集]

関連項目[編集]