最小軌間鉄道

軌間
軌間の一覧
Graphic list of track gauges

最小軌間
  15インチ 381 mm (15 in)

狭軌
  2フィート、600 mm 597 mm
600 mm
603 mm
610 mm
(1 ft 11+12 in)
(1 ft 11+58 in)
(1 ft 11+34 in)
(2 ft)
  750 mm,
ボスニア,
2フィート6インチ,
800 mm
750 mm
760 mm
762 mm
800 mm
(2 ft 5+12 in)
(2 ft 5+1516 in)
(2 ft 6 in)
(2 ft 7+12 in)
  スウェーデン3フィート
900 mm
3フィート
891 mm
900 mm
914 mm
(2 ft11+332 in)
(2 ft 11+716)
(3 ft)
  1m軌間 1,000 mm (3 ft 3+38 in)
  3フィート6インチ 1,067 mm (3 ft 6 in)
  4フィート6インチ 1,372 mm (4 ft 6 in)

  標準軌 1,435 mm (4 ft 8+12 in)

広軌
  ロシア軌間 1,520 mm
1,524 mm
(4 ft 11+2732 in)
(5 ft)
  アイルランド軌間 1,600 mm (5 ft 3 in)
  イベリア軌間 1,668 mm (5 ft 5+2132 in)
  インド軌間 1,676 mm (5 ft 6 in)
  ブルネル軌間 2,140 mm (7 ft 14 in)
軌間の差異
軌間不連続点 · 三線軌条 · 改軌 ·
台車交換 · 軌間可変
地域別
軌間の分布を示した地図

最小軌間鉄道(さいしょうきかんてつどう : Minimum gauge railway)とは、狭軌の中で2フィート若しくは600mm以下の軌間の鉄道。381mm、400mm、457mm、500mmが最も一般的である。原型は1870年代アーサー・ヘイウッド)が英国庭園鉄道向けに、フランスポール・ドコービル専用鉄道向けに開発した。

最小軌間鉄道とミニチュア鉄道英語版との主な違いは、後者がフルサイズのプロトタイプモデルを使用していることである。ミニチュア鉄道には、たとえばウィックスティード公園英語版など610mmの軌間で走るものがあり、最小軌間鉄道にはラドヤード湖蒸気鉄道英語版のように260mmという非常に狭い軌間を走るものがある。一般的に最小軌間鉄道は、専用鉄道、産業鉄道としての機能を有する。もっとも、ほとんどの最小軌間鉄道は観光と関連していて、それらとは異なる機能を持ち、収益を上げるために観光に依存している。

一般的に最小軌間鉄道は、車両限界が最大化されている。これは、器具の寸法が軌間に対して可能な限り大きく製造されたためである。しかしその一方で、転倒しないように十分な安定性を保っている。


最小軌間鉄道の一覧[編集]

ダッフィールド・バンク鉄道の蒸気機関車
左側に立つのが建設を監督したアーサー・ヘイウッド

脚注[編集]

関連項目[編集]