最高インパクト責任者

2019年までWeWorkのCHIMPOだったレベッカ・ニューマン英語版

最高インパクト責任者(Chief Impact Officer, CHIMPO)は、アムネスティ・インターナショナル・アメリカユナイテッドウェイ英語版などの非営利活動団体にみられる役職の1つ[1]。CHIMPOが所管する(社会的)インパクトは「組織のヴィジョンとミッションに沿って行われた事業の成果」とも説明される[2]。その役割が組織の大切にしているものを「守る」(champion)仕事であることから、この肩書はその略称にかけてユーモラスに「CHAMPO」と表現されることもある[3]

2021年にはイギリスのヘンリー王子がアメリカのスタートアップ企業のCHIMPOに就任している[4]。営利企業にこのポジションが設けられることは比較的珍しく、例えばセールスフォースはその例外的な存在である[1]。ミネソタ公共ラジオが運営するメディア「マーケットプレイス」が実施したインタビューでは、取材対象となったのは皆その企業・団体で最初のCHIMPOだった[2]。この役職が数年前に初めて設置されたという例も多かった[2]

脚注[編集]

  1. ^ a b Chip Cutter (2021年3月28日). “Prince Harry Is Taking on a New Job Title: Chief Impact Officer at BetterUp”. The Wall Street Journal. 2021年4月29日閲覧。
  2. ^ a b c Janet Nguyen (2021年3月25日). “Prince Harry is now a chief impact officer. What does that actually mean?”. Marketplace. 2021年4月29日閲覧。
  3. ^ A leaked memo from a chief impact officer”. The Economist (2021年4月8日). 2021年4月29日閲覧。
  4. ^ ヘンリー王子、米新興企業の「最高インパクト責任者」に就任”. REUTERS (2021年3月24日). 2021年4月29日閲覧。

関連項目[編集]