村上護

村上 護(むらかみ まもる、1941年11月28日 - 2013年6月29日)は、日本の文芸評論家俳人

愛媛県大洲市生まれ[1]愛媛大学教育学部[要出典]。26歳から上京して、様々な職に就きながら執筆活動を行う[1]1972年、初の著書『放浪の俳人 山頭火』でデビュー[1]。以後。文学者の伝記種田山頭火尾崎放哉といった放浪の俳人の評伝、俳句に関する著作を手がけた。

2013年6月29日、膵臓がんのため死去[2]。71歳没。

著書[編集]

  • 放浪の俳人 山頭火-行乞境涯の足跡を辿って(東都書房、1972年)
    • 『放浪の俳人 山頭火』(講談社、1988年8月/学陽書房・人物文庫、1997年1月)
    • 増訂版『山頭火 漂泊の生涯』(春陽堂書店、2007年6月)
  • 聖なる無頼-坂口安吾の生涯 (講談社、1976年)
  • 阿佐ヶ谷界隈 文壇資料 (講談社、1977年7月)
  • 山頭火 境涯と俳句 (昭和出版、1978年3月)
  • 四谷花園アパート 文壇資料 (講談社、1978年9月)(青山二郎
  • 中原中也の詩と生涯 (講談社、1979年10月)
  • 山頭火放浪記 漂泊の俳人 (新書館、1981年11月)
  • 日本の海賊 戦雲たなびく水軍旗 (講談社、1982年3月)
  • 安吾風来記 ファルスの求道者 (新書館、1986年3月)
  • 遍路まんだら 空海と四国巡礼を歩く (佼成出版社、1986年7月)
  • 山頭火の俳句 山頭火1 (本阿弥書店、1988年12月)
  • 山頭火の風土 山頭火3 (本阿弥書店、1989年6月)
  • 風の馬 西蔵求法伝 (佼成出版社、1989年4月)(能海寛河口慧海) 
  • 虹あるごとく 夭逝俳人列伝 (本阿弥書店、1990年4月)
  • 放哉評伝 (春陽堂書店〈俳句文庫〉、1991年6月)
  • 仏心の俳句 わが俳人伝記抄 (佼成出版社、1992年3月)
  • 道の空 山頭火百二十句 (春陽堂書店、1992年11月)
  • 山頭火と歩く 吉岡功治写真 (新潮社〈とんぼの本〉、1994年7月)
  • 今朝の一句 366日の俳句ごよみ (講談社、1995年12月)
  • 山頭火の手紙 (大修館書店、1997年10月)
  • 遍路の風景 空海のみち (愛媛新聞社、1999年9月)
  • 山頭火、飄々 流転の句と書の世界 (二玄社、2000年9月)
  • 俳句を訊く 村上護と25人の俳人たち (邑書林、2001年4月)
  • 教科書から消えた名作 (小学館文庫、2003年11月)
  • きょうの一句 名句・秀句365日 (新潮文庫、2005年1月)
  • けさの一句 1-5 (信濃毎日新聞社、2006年-10年)
  • 季のうた 1-2 (愛媛新聞社、2006年-07年)
  • 種田山頭火 うしろすがたのしぐれてゆくか (ミネルヴァ書房〈ミネルヴァ日本評伝選〉、2006年9月)
  • 朝の一句 1-3集 (福島民友新聞社、2006年-08年)
  • 山頭火名句鑑賞 (春陽堂書店、2007年5月)
  • 心にしみる仏心の俳句一〇八 (佼成出版社、2009年9月)
  • 山頭火俳句の真髄 (春陽堂書店、2010年11月)
  • 島地黙雷伝 剣を帯した異端の聖 (ミネルヴァ書房、2011年4月)

共編著[編集]

  • 私の上に降る雪は わが子中原中也を語る 中原フク (講談社、1973年) のち (講談社文芸文庫、1998年)  
  • ゆきてかへらぬ 中原中也との愛 長谷川泰子 (講談社、1974年) のち 『中原中也との愛』 (角川文庫、2006年) 
  • 伊予の伝説 和田良誉共著 (角川書店〈日本の伝説〉、1979年7月)
  • 近世畸人伝 アウトサイダー119人 伴蒿蹊(訳)(教育社、1981年6月)
  • 北嶺のひと 比叡山・千日回峰行者内海俊照 はやしたかし共著 (佼成出版社、1983年9月)
  • 四国〓礼霊場記 寂本 (教育社新書、1987年3月)
  • 山頭火 アルバム (春陽堂書店〈山頭火文庫 別巻〉、1990年7月)
  • 山頭火名句二十選 四季型絵 神崎温順共編 (春陽堂書店、1991年3月)
  • 山頭火 風の中ゆく ジョン・スティーブンス英訳 (春陽堂書店、1991年7月)
  • 山頭火句集 (ちくま文庫、1996年12月)
  • 俳句の達人30人が語る「私の極意」 (講談社文庫、1998年7月)
  • 放哉全集 全3巻 瓜生鐵二・小山貴子共編 (筑摩書房、2001年-02年)
  • 筆墨俳句歳時記 夏 /秋/ 春/ 冬・新年 (二玄社、2002年)
  • 響きあう俳句と書 日本詩文書作家協会共編 (天来書院、2007年3月)
  • 尾崎放哉全句集 (ちくま文庫、2008年2月)
  • 山頭火のぐうたら日記 (春陽堂書店、2008年6月)
  • 反骨無頼の俳人たち (春陽堂書店、2009年12月)  

参考[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c 村上護 | 著者プロフィール”. www.shinchosha.co.jp. 新潮社. 2023年5月11日閲覧。
  2. ^ 訃報:村上護さん 71歳=作家、文芸評論家”. 毎日新聞. 2013年6月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年6月29日閲覧。