森上駅

森上駅
駅舎(2018年6月)
もりかみ
MORIKAMI
BS05 上丸渕 (1.5 km)
(1.1 km) 山崎 BS07
地図
所在地 愛知県稲沢市祖父江町森上本郷七30番地
北緯35度14分51秒 東経136度44分13秒 / 北緯35.24750度 東経136.73694度 / 35.24750; 136.73694座標: 北緯35度14分51秒 東経136度44分13秒 / 北緯35.24750度 東経136.73694度 / 35.24750; 136.73694
駅番号 BS  06 
所属事業者 名古屋鉄道
所属路線 尾西線
キロ程 16.2 km(弥富起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗降人員
-統計年度-
2,507人/日
-2020年-
開業年月日 1899年明治32年)2月17日
備考 無人駅駅集中管理システム導入駅)
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森上駅(もりかみえき)は、愛知県稲沢市祖父江町森上本郷にある、名古屋鉄道尾西線である。駅番号はBS06。稲沢市西部の主要駅であり、旧祖父江町の代表駅である。

歴史・概要[編集]

1943年昭和18年)発行の名鉄路線案内では萩原駅丸渕駅と共に尾西線内において準主要駅とされており、特急が存在した時代は特急停車駅であった。

かつては、同市内の木曽川沿いにある旧三興製紙(現在の王子マテリア祖父江工場)までの専用鉄道が分岐していた[1]

2007年平成19年)にはそれまでの駅舎(1939年(昭和14年)5月築)を取り壊し新駅舎が建てられた。2台の自動改札ではICカードmanacaが利用可能。

2021年令和3年)10月30日のダイヤ改正にて名鉄一宮始発・当駅止まり、当駅始発・名鉄一宮止まりの定期列車が日中と夜間時間帯に設定された。また、尾張津島天王祭開催時は当駅始発列車が津島駅発として延長運転の形で数本設定される。

年表[編集]

駅構造[編集]

島式と片面による2面3線のホームを持つ地上駅で、駅集中管理システムを導入した無人駅である。かつては津島駅 - 名鉄一宮駅間では唯一の終日有人駅であった。駅そのものは単線上の駅だが、この駅のすぐ南の場内信号のあたりから南方面の津島駅の場内までは複線化されている(駅まで複線化しなかったのは用地が確保できなかったため)。

1番線は6両、2・3番線は4両に対応。1番線は営業列車には使用せず、普段は留置線として使用されている[7]。かつては1番線も両方面に繋がっていたが、現在は津島方面しか発着できない[8][9]2021年(令和3年)10月30日の改正で10時〜14時台に設定された名鉄一宮発森上行きは3番線に停車後、始発の名鉄一宮行きとして折り返す。

駅自動放送が導入されている。ホームにトイレ設置済み。駅舎外にロータリーが整備されておりタクシー乗り場、駐車場(有料)、自転車置き場(無料)、自動販売機がある。また、国府宮駅同様、駅務室に稲沢市のマスコットキャラいなッピーのぬいぐるみが設置されている。

のりば
番線 路線 方向 行先 備考
1 BS 尾西線(名鉄一宮〜津島)[10] 上り 津島方面[11] 当駅始発 現在は留置線
2 下り 名鉄一宮ゆき[11] 終日名鉄一宮行き
3 上り 津島方面[11] 津島経由須ヶ口・名古屋方面の列車は平日朝のみ。名鉄一宮方面への折り返し列車も使用。

配線図[編集]

森上駅 構内配線略図

名鉄一宮方面
森上駅 構内配線略図
津島方面
凡例
出典:[8][9]
破線は旧配線。かつては1番線も一宮方面と繋がっていた[9]


利用状況[編集]

  • 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は3,269人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中130位、尾西線(22駅)中6位であった[12]
  • 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は3,538人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中124位、尾西線(23駅)中4位であった[13]
  • 「稲沢の統計」、「移動等円滑化取組報告書」によると1日の平均乗降者数は下記の通りであった[14][15]
年度 1日平均
乗降人員
2004年 2,849
2005年 2,910
2006年 2,963
2007年 3,061
2008年 3,179
2009年 3,167
2010年 3,149
2011年 3,245
2012年 3,210
2013年 3,269
2014年 3,111
2015年 3,165
2016年 3,147
2017年 3,194
2018年 3,120
2019年 3,062
2020年 2,507

愛知県立杏和高等学校が開校した2005年(平成17年)以降通学利用者が増加、近年の乗降者平均数は3,000人台となっている。乗客の流動は概ね当駅を境に変わり、当駅以北の利用客は名鉄一宮駅方面へ向かうことが多い。日中に当駅から津島方面へ向かう利用客は少ないため2021年(令和3年)10月より津島方面へ向かう普通列車は半減している。

駅周辺[編集]

バス路線[編集]

※ かつては名鉄名古屋本線 国府宮駅から当駅まで名鉄バスが走っていた。

隣の駅[編集]

名古屋鉄道
BS 尾西線(名鉄一宮〜津島)
上丸渕駅(BS05) - 森上駅(BS06) - 山崎駅(BS07)

脚注[編集]


  1. ^ 日本国有鉄道貨物局 著「専用線一覧表 昭和45年10月1日」、名取紀之・滝澤隆久 編『トワイライトゾーン MANUAL―全国鉄道面白謎探検』ネコ・パブリッシング、2003年、394頁。ISBN 978-4777000487 
  2. ^ a b c d e 徳田耕一著『まるごと名古屋の電車ぶらり沿線の旅 名鉄・地下鉄編』2011年。97頁
  3. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、1042頁。 
  4. ^ “トランパス15駅に導入/名鉄、14日から”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2007年12月7日) 
  5. ^ a b c 福本英司 (2015年11月6日). “ギンナン産地に石碑 稲沢 森上駅前で除幕式”. 中日新聞 (中日新聞社): p. 朝刊 尾張版 20 
  6. ^ 一部の駅における窓口係員配置時間の変更について”. 名古屋鉄道 (2024年3月1日). 2024年3月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月1日閲覧。
  7. ^ 川島令三『東海道ライン 全線・全駅・全配線 第5巻 名古屋駅 - 米原エリア』講談社、2009年、60頁。ISBN 978-4062700153 
  8. ^ a b 川島令三『東海道ライン 全線・全駅・全配線 第5巻 名古屋駅 - 米原エリア』講談社、2009年、24頁。ISBN 978-4062700153 
  9. ^ a b c 宮脇俊三、原田勝正『東京・横浜・千葉・名古屋の私鉄 (JR・私鉄全線各駅停車)』小学館、1993年、211頁。ISBN 978-4093954112 
  10. ^ 各駅詳細情報”. 名古屋鉄道. 2021年10月7日閲覧。
  11. ^ a b c 森上(BS06)(もりかみ) 路線一覧”. 名古屋鉄道. 2021年10月3日閲覧。
  12. ^ 名鉄120年史編纂委員会事務局(編)『名鉄120年:近20年のあゆみ』名古屋鉄道、2014年、160-162頁。 
  13. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、651-653頁。 
  14. ^ 稲沢の統計2021 - 稲沢市
  15. ^ 移動等円滑化取組計画書・報告書 - 名古屋鉄道

関連項目[編集]

外部リンク[編集]