横網

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横網
両国国技館、江戸東京博物館、NTTドコモ墨田ビル(北東方向を望む)
両国国技館、江戸東京博物館、NTTドコモ墨田ビル(北東方向を望む)
横網の位置(東京23区内)
横網
横網
横網の位置
北緯35度41分49.07秒 東経139度47分41.9秒 / 北緯35.6969639度 東経139.794972度 / 35.6969639; 139.794972
日本の旗 日本
都道府県 東京都
特別区 墨田区
人口
2017年(平成29年)12月1日現在)[1]
 • 合計 1,523人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
130-0015[2]
市外局番 03[3]
ナンバープレート 足立

横網(よこあみ)は、東京都墨田区の地名。現行行政地名は横網一丁目および横網二丁目。郵便番号は130-0015[2]

地理[編集]

地名の由来は江戸時代初期に海苔干場があり、海苔採り網を干す風景からついた説がある[4]

東京都墨田区の南西部、本所地域内に位置する町。墨田区役所の南方約1.1kmにある。北で本所、東で石原および亀沢、南で両国、西で隅田川を境に対岸に台東区蔵前および柳橋と隣接する。町域の東辺を清澄通り、西辺を隅田川と接し、同川の上空を首都高速道路の高架橋が走る。丁目は、町域の南側から横網一丁目、北側が同二丁目。

両国駅の北隣に両国国技館江戸東京博物館がある。両国国技館の北隣には旧安田庭園がある。旧安田庭園の一角にはドーム型屋根を持つ両国公会堂があったが、老朽化と耐震性の問題から2001年(平成13年)に使用停止、2015年(平成27年)に解体された。跡地には刀剣博物館が新築され、2018年(平成30年)開館した。

旧安田庭園の北東側、清澄通り蔵前橋通りに面した角の一角には都立横網町公園がある。ここは関東大震災で多数の犠牲者を出した陸軍本所被服廠跡地で(ちなみに震災当時は既に「跡地」であった)、東京都立公園の中でも慰霊を目的とした特異な存在である。敷地内には震災犠牲者と東京大空襲犠牲者を祀る東京都慰霊堂震災復興記念館東京空襲犠牲者追悼碑などが建てられており、毎年3月10日9月1日には慰霊法要が営まれる。

また両国国技館、江戸東京博物館の北側には、NTTドコモ墨田ビルがあり、その中には、NTTドコモ歴史展示スクエアというNTTドコモ携帯電話PHSポケットベル衛星電話船舶電話といった、通信機器の科学館がある。

なお、両国国技館や相撲関連施設の存在から「横綱(よこづな)」と誤記・誤読されることがあるが、正しくは「横(よこあみ)」である。このことは両国国技館にある街区表示板にも、「あみ」を強調するような張り紙がされていたことがある[5]江戸時代から存在する由緒ある地名であるが、1960年代半ばには、世間話程度のものではあるものの、区から「横」への改名を打診されたこともある[5]

歴史[編集]

世帯数と人口[編集]

2017年(平成29年)12月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]

丁目 世帯数 人口
横網一丁目 137世帯 301人
横網二丁目 724世帯 1,222人
861世帯 1,523人

小・中学校の学区[編集]

区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[6]

丁目 番地 小学校 中学校
横網一丁目 全域 墨田区立二葉小学校 墨田区立両国中学校
横網二丁目 全域

交通[編集]

鉄道[編集]

道路[編集]

橋梁
  • 隅田川
    • 蔵前橋(東京都道315号御徒町小岩線(蔵前橋通り))

施設[編集]

関連項目[編集]

参考文献[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 月別世帯人口”. 墨田区 (2017年12月1日). 2017年12月27日閲覧。
  2. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2018年8月30日閲覧。
  3. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2017年12月27日閲覧。
  4. ^ 大相撲の町なのに…なぜ「横綱」でなく「横網」? 2/3 NIKKEI STYLE(日本経済新聞社)、2013年9月18日(2020年3月1日閲覧)
  5. ^ a b 大相撲の町なのに…なぜ「横綱」でなく「横網」? 1/3 NIKKEI STYLE(日本経済新聞社)、2013年9月18日(2016年7月19日閲覧)。
  6. ^ 通学区域”. 墨田区 (2017年4月1日). 2017年12月27日閲覧。

外部リンク[編集]