武田真一

たけた しんいち
武田 真一
プロフィール
愛称 たけたん
出身地 日本の旗 日本
熊本県の旗 熊本県阿蘇郡高森町熊本市育ち)
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1967-09-15) 1967年9月15日(56歳)
身長 172cm
血液型 B型[1]
最終学歴 筑波大学
第一学群社会学類卒業
職歴 NHKアナウンサー(熊本松山東京アナウンス室沖縄→東京アナウンス室→大阪、1990年 - 2023年)→フリーアナウンサー
活動期間 1990年 -
ジャンル 地域・報道番組、情報番組など
配偶者 あり
出演番組・活動
出演中DayDay.
出演経歴NHKニュース7
クローズアップ現代+
第67回NHK紅白歌合戦
ニュース きん5時
列島ニュース

武田 真一(たけた しんいち、1967年昭和42年〉9月15日 - )は、日本フリーアナウンサーNHKの元エグゼクティブ・アナウンサー[2]

経歴[編集]

男5人兄弟の長男として誕生。熊本県阿蘇郡高森町生まれだが熊本県熊本市出身としている。熊本市立西原中学校熊本県立熊本高等学校筑波大学第一学群社会学類(現在:社会・国際学群社会学類)卒業。

幼少期[編集]

幼少期はかなりのテレビっ子だったという[3]

学生時代[編集]

高校時代はバンド活動でオリジナル曲の作詞をするなどしており、NHKのプロフィールページにも「もしアナウンサーになっていなかったら…」の問いに「ロックンローラー、現実的にはコピーライター」と答えるほど[4]。大学時代はバンドを組んで歌い、中学生時代からの大ファンだった佐野元春に入れ込んだ[4]

大学時代の就職活動時に友人の誘いでNHKに応募し、当初はディレクター志望で応募したがアナウンサーとして採用された[4]。自分がアナウンサーの適性があるなどまったく思っていなかったので驚いたという[4]

NHK時代[編集]

1990年、入局。入局後は地域赴任および報道畑を歩み、多くの特番も担当した。

1999年4月に、土日正午の『NHKニュース』に抜擢、2000年4月からの6年間は平日正午の『NHKニュース』を担当し、大きな事件・事故、大規模災害、国際情勢緊迫の際の臨時・特設ニュースを数多く担当した。「災害報道が自分の原点」とインタビューで答えている[5]

本人の希望で2006年6月から2008年3月まで沖縄放送局に異動したが[6]、この間も全国放送の番組には度々出演していた。

東京アナウンス室に復帰後は『NHKニュース7』(平日)のメインキャスターとなり、2016年の『第67回NHK紅白歌合戦』では総合司会に起用され、「初の音楽番組」の司会に挑戦した[7]

2017年4月より報道ドキュメンタリー番組クローズアップ現代+』のメインキャスターとなる。2017年6月9日付けのNHK管理職異動で、局次長級のエグゼクティブ・アナウンサーへ昇格[8][9]

平成最終日(2019年4月30日)と令和初日(2019年5月1日)には、改元関連の特設ニュースにてキャスターを務めた。

2021年春から大阪放送局に赴任[10]。大阪赴任に際し、「日本で2番目の街なのに、大阪に住むことを考えたことがありませんでした。知らず知らずのうちに東京から日本を眺めることに慣れきっています。大阪の言葉に包まれて暮らすのはどんな感じ? 東京や他の地方はどう見える? 流れに身を任せ、呼び寄せられて人生を転がしてみるのも悪くない…」[10]とのコメントを発表している。赴任後も大阪放送局制作の『列島ニュース』、『ニュース きん5時』で全国放送に出演を継続している。大阪放送局への転籍については一部報道機関が、将来的な南関東直下地震南海トラフ巨大地震を想定した緊急報道を担当できる人材の配置と、後継者の育成を担うためであったと報じている[11]

「武田が年度内を目処にNHKを退職する公算」と2023年1月末に報道され[12]、その後NHK大阪放送局長・小池英夫が「早期定年退職制度を利用して武田が2月末日に退局する」と2023年2月2日に行われた定例会見にて発表した[13]。これに伴い『列島ニュース』は2月まで担当、3月からは外部出演者として、『ニュース きん5時』は3月10日まで出演、連続テレビ小説舞いあがれ!』振り返り放送のナレーションは4月1日の最終回まで担当した[14]

フリーアナウンサー[編集]

NHK退局後、配偶者と立ち上げた個人事務所所属となり、2023年4月3日からは情報番組DayDay.』(日本テレビ)に司会として出演中である[15][16]

人物[編集]

趣味・嗜好[編集]

挿話[編集]

交友関係[編集]

評判[編集]

  • NHKの男性アナウンサーとしては屈指の人気を誇り、NHKの外でも話題となることが多い。
    • オリコンの集計している「好きな男性アナウンサーランキング」では、2012年の第8回以降、毎回上位にランクインしている。
      • 第8回:第8位(男性部門第6位、女性部門第8位)
      • 第9回:第6位(男性部門第7位、女性部門第7位)
      • 第10回:第5位
      • 第11回:第4位(男性部門第3位、女性部門第6位)
      • 第12回:第3位(男性部門第5位、女性部門第3位):NHKのアナウンサーがベスト3入りするのは、同ランキングでは初めてのこと。
      • 第13回:第2位(10代部門第5位、20代部門第1位、30代部門第2位、40代部門第2位、50代部門第2位)
      • 第14回:第3位(10代部門第3位、20代部門第3位、30代部門第4位、40代部門第2位、50代部門第4位)
      • 第15回:第3位(10代部門第3位、20代部門第3位、30代部門第3位、40代部門第2位、50代部門第2位)
      • 第16回:第2位(10代部門第3位、20代部門ランク外、30代部門第2位、40代部門第3位、50代部門第3位)
      • 第17回:第3位(10代・20代部門第3位、30代部門第3位、40代部門第3位、50代部門第3位)
      • 第18回:第3位(10代・20代部門ランク外、30代部門第3位、40代部門第3位、50代部門第3位)
  • 『NHKニュース7』担当時、裏番組であるアニメ『ヤッターマン(第2作)』(よみうりテレビ・日本テレビ)で、武田に似せたアナウンサー「武ッ田真イッチ」なるキャラクターが数度登場したことがある。
  • たけたん」の愛称で親しまれている。本人もこれを認知しており「たけたん、好きです。」、「そんなふうに呼んでいただけるなんて、ありがたいことです。」と語っている[25]
  • 田中好子が生前、武田のファンであることを自身のホームページで公言していた。また、豊川悦司がファンを公言している[26]

同期のアナウンサー[編集]

現在の出演番組[編集]

ゲスト出演[編集]

情報・バラエティ番組[編集]

ドラマ[編集]

ラジオ[編集]

連載[編集]

  • 武田真一のおしゃべり多様性(ダイバーシティー)(2023年10月14日-、熊本日日新聞

イベント[編集]

NHK時代の出演番組[編集]

熊本放送局(1990年度 - 1994年度)[編集]

松山放送局(1994年度 - 1997年7月)[編集]

東京アナウンス室 1度目(1997年8月 - 2006年6月)[編集]

  • おはよう5野村正育の代理:1998年8月10日 - 14日、8月17日 - 21日)
  • NHKニュース(キャスター)
    • 正午枠(土日:1999年度、平日:2000年度 - 2005年度)
    • 午後6時枠(平日:2000年度 - 2005年度)
  • 首都圏ニュース(土日:1999年度、祝日:2000年度 - 2005年度)
  • NHKスペシャル(2003年) - 文明の道〈全8集〉のナレーション
  • NHKスペシャル 「危機と闘う テクノクライシス」(3回シリーズ、2006年7月) - キャスター

沖縄放送局(2006年7月 - 2007年度)[編集]

東京アナウンス室 2度目(2008年度 - 2020年度)[編集]

大阪放送局(2021年度 - 2022年度)[編集]

  • ニュース きん5時(2021年4月2日 - 2023年3月10日[注釈 3]) - キャスター
  • 列島ニュース(2021年4月7日 - 2023年2月28日) - キャスター
  • 関西のニュース、中継、リポート
  • ニュースほっと関西(2021年7月19日 - 7月21日、2022年2月14日 - 2月18日、8月15日 - 8月19日) - 二宮直輝アナウンサーのキャスター代行
  • 東京パラリンピック デイリーハイライト(2021年8月30日 - 9月4日) - キャスター
  • わが心の大阪メロディー(2021年10月26日、2022年10月25日) - 司会
  • 連続テレビ小説カムカムエヴリバディ(2021年11月1日 - 2022年4月7日) - 関連番組、ダイジェスト動画語り
  • ひめDON!(2021年12月10日[34]、2022年1月14日[35])※松山放送局に出張してゲストとして出演
  • BS1スペシャル「南阿蘇 傷ついた故郷と生きる〜熊本地震 5年間の記録」(2021年12月30日) - ナレーション
  • 2022年のフンガ・トンガ噴火」関連の深夜緊急報道(2022年1月16日) ※関西ローカル
  • NHKスペシャル
    • 「見過ごされた耐震化 阪神・淡路大震災 建物からどう命を守るか」(2022年1月17日) - キャスター
    • 「いつ逃げる? どこへ逃げる? 〜新・全国ハザードマップ 水害リスクを総点検〜」(2022年6月5日) - キャスター
    • 「住宅地に潜む”盛土リスク”阪神・淡路大震災 残された課題」(2023年1月14日) - キャスター
  • 大探検! 誕生 大阪中之島美術館~魅惑のアート巡り~(2022年2月11日)
  • きんくる 〜沖縄金曜クルーズ〜(2022年3月18日) - ゲスト出演
  • アナウンサー百年百話(2022年6月)
  • こころの時代 ~宗教・人生~(2022年6月12日、2022年9月25日) - 聞き手
  • 関西発ラジオ深夜便(2022年7月15日・2022年7月16日、11月18日・11月19日) - アンカー
  • アッコ恵美子(関西地方:2022年7月21日、2022年7月28日 全国版:2022年10月23日) - アシスタント
  • 連続テレビ小説舞いあがれ! 一週間総集編「舞いあがれ!第〇〇週」(2022年10月8日 - 2023年4月1日[注釈 3]) - 、ダイジェト動画語り、語り
  • めっちゃ関西秋の1ch感謝祭(関西地方・一部全国 2022年10月14日・10月15日) - 総合司会
  • ニュースウオッチ9(大阪放送局から放送 2022年10月14日) - メインキャスター
  • ウイークエンド関西(2022年12月10日) - 伊藤雄彦アナウンサーの代理

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 前任である古谷敏郎の転勤に伴い1997年3月まで担当。
  2. ^ 東京アナウンス室転勤のため短期降板した。
  3. ^ a b 2023年2月28日付でNHK退職のため、2023年3月以降分はフリーアナウンサーとして出演。

出典[編集]

  1. ^ 武田真一のプロフィール・画像・写真 | WEBザテレビジョン”. ザテレビジョン. 2023年3月2日閲覧。
  2. ^ [1] NHK視聴者ふれあい報告書(PDF。当時はチーフアナウンサーと表記
  3. ^ NHK・武田アナ、巨泉さんの訃報原稿を「書き換えた方がいいんじゃないかと思った」”. スポーツ報知 (2016年7月23日). 2016年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月9日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g アナウンサー仕事の流儀 パンク少年から一転、NHKのアナウンサーに”. NHK アナウンスルーム. 2012年7月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月9日閲覧。
  5. ^ アナウンサー仕事の流儀 災害報道が自分の原点[2] - NHK アナウンスルーム
  6. ^ 頑張れ!後輩たち | 川端義明オフィシャルブログ「鎌倉から」Powered by Ameba
  7. ^ “紅白総合司会は武田真一アナ「情熱と真心を込めて」”. 日刊スポーツ. 日刊スポーツ新聞社. (2016年11月24日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/1742524.html 2016年11月24日閲覧。 
  8. ^ NHK武田真一アナ 最高位のアナに昇格 阿部渉アナ、野村正育アナらも昇格/デイリースポーツ online”. デイリースポーツ online. 2022年2月15日閲覧。
  9. ^ NHK武田、阿部アナらが昇格 6月9日付の管理職人事”. 共同通信 47NEWS (2017年5月26日). 2017年12月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年5月28日閲覧。
  10. ^ a b NHKホームページ 2021年2月
  11. ^ “「NHKの顔」武田真一アナウンサーが退社へ、新天地求める背景に“冷遇人事”と“局への不信”「アナウンサー職は“不当評価”」”. 週刊女性PRIME. (2023年1月30日). https://www.jprime.jp/articles/-/26644?page=2 2023年2月2日閲覧。 
  12. ^ NHK武田真一アナがフリー転身へ 今年度内にも退局「ニュース7」「クロ現」など報道の顔 : スポーツ報知”. スポーツ報知. 2023年2月2日閲覧。
  13. ^ “NHK武田真一アナ2月末で退局、早期定年退職制度を利用 NHK大阪放送局長が発表”. 日刊スポーツ. (2023年2月2日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202302020000650.html 2023年2月2日閲覧。 
  14. ^ NHK武田真一アナ 2月末退職後も番組出演「ニュースきん5時」3・10は最後“外部の出演者”として,スポーツニッポン,2023年2月22日
  15. ^ NHK退局明らかな武田真一アナが日テレ「スッキリ」後番組のMC就任へ 山里亮太と2人体制”. 日刊スポーツ. 2023年1月31日閲覧。
  16. ^ 武田真一アナが日テレ朝の顔に…年度内NHK退局し南キャン山ちゃんらと「DayDay.」でMC”. スポーツ報知. 2023年1月31日閲覧。
  17. ^ [3],J=CASTニュース,2019年7月23日
  18. ^ NHK武田真一アナが出たい日テレ「イッテQ!」,日刊スポーツ,2018年9月3日
  19. ^ NHK×日テレ、コラボで同時生放送 両局の顔揃う「あの人があの番組に?」<特番進行アナコメント>,modelpress,2018年9月3日
  20. ^ ニュース7ブログ - ひそかな楽しみ - 武田真一
  21. ^ https://www.sankei.com/article/20240209-F2O72IDY5BIELGM2KGZWHNMPNE/
  22. ^ DayDay.』(日本テレビ)2023年5月23日オープニングトーク
  23. ^ 武田真一 自身も出場経験ありの『高校生クイズ』 敗れた高校生に「これまでの努力の量を数えてほしい」と頑張りを称える”. entax(エンタックス). 2023年11月14日閲覧。
  24. ^ 武田真一 (2023年4月22日). “FM802のDJ・中島ヒロトさんは中学校と高校が同じ。…”. Instagram. 2023年5月23日閲覧。
  25. ^ an・an」2010年9月8日号、「NHKウイークリーステラ」2018年6月1日号より
  26. ^ [あさイチ 【プレミアムトーク 豊川悦司】 の番組概要ページ - gooテレビ番組(関東版)]”. web.archive.org (2016年10月2日). 2023年11月14日閲覧。
  27. ^ “視聴者参加型ミステリー『THE MYSTERY DAY』“容疑者”22人に 江戸川コナンも考察合戦に参加”. ORICON NEWS (oricon ME). (2023年9月23日). https://www.oricon.co.jp/news/2295952/full/ 2023年9月23日閲覧。 
  28. ^ 【GirlsAward】武田真一アナ、ランウェイデビュー 講師はアンミカ「全部ぶっ飛びました」(オリコン)”. Yahoo!ニュース. 2023年11月14日閲覧。
  29. ^ 「DayDay.」武田真一アナ、OWV浦野秀太&中川勝就と初ランウェイ 講師はアンミカ<GirlsAward 2023 A/W> - モデルプレス”. モデルプレス - ライフスタイル・ファッションエンタメニュース (2023年6月16日). 2023年11月14日閲覧。
  30. ^ 私も担当しました | おはよう日本出演者ブログ:NHK”. おはよう日本出演者ブログ. 2018年9月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月6日閲覧。
  31. ^ NHK 番組表 | Nらじ きょうのニュースぷらす 武田真一 黒崎瞳”. NHK. 2020年5月29日(金)閲覧。
  32. ^ SONGS | 第551回 佐野元春|NHK”. archive.is (2020年12月6日). 2020年12月6日閲覧。
  33. ^ 武田真一、佐野元春に聞く 大好評を博したNHK「SONGS」の未公開トークが「クローズアップ現代+」のWEBに掲載”. archive.is (2020年12月6日). 2020年12月6日閲覧。
  34. ^ https://www.nhk.jp/p/himedon/ts/6853Y7282V/episode/te/3M2J8L3ZJW/
  35. ^ https://web.archive.org/web/20220114070228/https://www.nhk.or.jp/matsuyama-blog/himedon/459657.html

外部リンク[編集]

先代
ニュース きん5時
初代メインキャスター
武田真一
2021年4月2日 - 2023年3月10日
次代
高瀬耕造