水戸黄門 (第22-28部)

水戸黄門 第22 - 28部
ジャンル 時代劇
原作 葉村彰子(第24部まで)
原案 葉村彰子(第25部以降)
企画 逸見稔
脚本 各項目を参照
監督 各項目を参照
出演者 佐野浅夫
あおい輝彦(第18部から)
伊吹吾朗(第14部から)
由美かおる(第16部から)
野村将希(第17部から)
高橋元太郎(第2部から)
宮園純子(第3部から、第26部まで)
中谷一郎(第1部から、第27部まで[1])ほか
オープニングああ人生に涙あり
エンディング 同上
製作
製作総指揮 松下正治
森下洋一(制作代表)
プロデューサー 五十嵐通夫(第27部まで)
大庭喜儀(第5部から、第25部まで)
山田勝
樋口祐三(第25部より)
本間信行(第25部より)
中尾幸男(第27部より)
藤田知久(第28部より)
制作 C.A.L
(放送局:TBS
放送
音声形式モノラル放送(第25部まで)
ステレオ放送(第26部から)
放送国・地域日本の旗 日本
第22部
放送期間1993年5月17日 - 1994年1月24日
放送時間月曜日20:00 - 20:54
放送枠ナショナル劇場
放送分54分
回数36
第23部
放送期間1994年8月1日 - 1995年5月15日
放送時間同上
回数40
第24部
放送期間1995年9月11日 - 1996年6月10日
放送時間同上
回数37
第25部
放送期間1996年12月9日 - 1997年10月27日
放送時間同上
回数43
第26部
放送期間1998年2月9日 - 1998年8月17日
放送時間同上
回数26
第27部
放送期間1999年3月22日 - 1999年10月18日
放送時間同上
回数30
第28部
放送期間2000年3月6日 - 2000年11月20日
放送時間同上
回数34

特記事項:
ナレーション:杉山真太郎(第20部~第24部)、柴田秀勝(第25部~第27部)、鈴木史朗(第28部のみ、以降第41部まで)
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本項では、TBSナショナル劇場(後にパナソニック ドラマシアター月曜ミステリーシアター)において放送された日本時代劇水戸黄門』(みとこうもん)のうち、1993年放送の第22部から2000年放送の第28部までの佐野浅夫が主演したシリーズについて記述する。

出演者[編集]

各部の概要[編集]

放送日はTBSテレビおよび同時ネット局を基準とし、レギュラー・準レギュラーの経験があるゲストは太字で表記する。

第22部[編集]

水戸黄門 第22部
ジャンル テレビドラマ
原作 葉村彰子
脚本 葉村彰子
櫻井康裕
大西信行
芦沢俊郎
佐藤五月
監督 矢田清巳
井上泰治
山内鉄也
髙倉祐二
出演者 佐野浅夫
あおい輝彦
伊吹吾朗
由美かおる
野村将希
高橋元太郎
中谷一郎
オープニングああ人生に涙あり
製作
製作総指揮 松下正治
森下洋一(制作代表)
プロデューサー 五十嵐通夫
大庭喜儀
山田勝
制作 TBS
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1993年5月17日 - 1994年1月24日
放送時間月曜日20:00 - 20:54
放送枠ナショナル劇場
放送分54分
回数全36
水戸黄門 第22部
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水戸黄門 第22部」(みとこうもん だい22ぶ)は1993年5月17日から1994年1月24日までTBSで放送されたナショナル劇場のドラマ。製作はC.A.L。全36話(通算700回)。

ストーリー[編集]

将軍後継を巡る紀州藩の内紛を解決するために旅立つ。

キャスト[編集]

メインレギュラー[編集]
準レギュラー[編集]

スタッフ[編集]

 

行程[編集]

解説[編集]

  • この第22部から水戸光圀役に佐野浅夫を迎え、プロデューサーにはC.A.L五十嵐通夫が就任[2]、また長らく助監督を務めた井上泰治が監督に昇進するなど新しいスタートを切る事となる。他のレギュラー陣の顔ぶれは不動で、西村黄門時代の流れもかなり残っている第1話冒頭で、かげろうお銀が、第21部最終話(第32話)の流れを受け継ぐかのように光圀の前で藤林無門のもとに戻りたいと胸中を告白するシーンがある[3]。更に格之進が光圀の肩をもんでいる時に光圀が格之進の母親・多加の事を思い出すシーンがある。収録は順調に進むも風車の弥七を演じる中谷一郎が、第10話をもって一時降板[4]。第15話から復帰し、第27話まで出演。その後、第29話から第31話まで出演し、二役を演じた第31話以降は、第34話にのみ出演した。
  • 紀州藩国家老・安藤陳武高城淳一)の娘・百合(中野みゆき)と音羽の小弥太(石野太呂字)、寛坊(西尾塁)の三人が道中のお供に、またその道中を付け狙う刺客として首領(石橋雅史)、千丈坊(大前均)、竜神坊(内田勝正)が登場する。
  • 第21部に引き続き、旅の初めの刺客として内田勝正と大前均が続投している。
  • これまで葉村彰子は「原案」としてのクレジットだったが、今作では「原作」としてクレジットされている。第1話も「原作・脚本 葉村彰子」との表記に置き換わっている。
  • 今シリーズより、高橋元太郎のクレジットの順番が、野村将希の後に来るようになる。その関係で、今シリーズ以降第27部まで弥七役の中谷一郎が休演した回のOPのレギュラークレジットでは八兵衛役の高橋元太郎が最後に表記されている。また、弥七役の中谷一郎が第27部をもって降板したため、第28部のOPのレギュラークレジットでも八兵衛役の高橋元太郎が最後に表記されている。
  • 佐野浅夫演じる光圀は涙を多く流すことで有名だが、早くも第2話で涙を流している[5]
  • 西尾が二役を演じた第5話では老公一行と小弥太、寛坊との絡みがほとんどない。なお、絡みがあったのは、エンディングシーンのみだけである。
  • 第10話のエンディングシーンで、飛猿が弥七の風車を自分の荷物に刺して旅立っていた。
  • 第15話では、助三郎、格之進が立ち回りの場面で光圀不在のまま悪人に印籠を見せる[6]。そのため印籠披露する際の台詞が普段とは異なるものであった。[7]
  • 第2話から、たびたび本編の映像の一部に、VTRで撮影しフィルムに転写した映像が含まれている。

外部リンク[編集]

第23部[編集]

水戸黄門 第23部
ジャンル テレビドラマ
原作 葉村彰子
脚本 葉村彰子
櫻井康裕
大西信行
佐藤五月
監督 矢田清巳
山内鉄也
髙倉祐二
井上泰治
出演者 佐野浅夫
あおい輝彦
伊吹吾朗
由美かおる
野村将希
高橋元太郎
中谷一郎
オープニングああ人生に涙あり
製作
製作総指揮 松下正治
森下洋一(制作代表)
プロデューサー 五十嵐通夫
大庭喜儀
山田勝
制作 TBS
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1994年8月1日 - 1995年5月15日
放送時間月曜日20:00 - 20:54
放送枠ナショナル劇場
放送分54分
回数全40
水戸黄門 第23部
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水戸黄門 第23部」(みとこうもん だい23ぶ)は1994年8月1日から1995年5月15日までTBSで放送されたナショナル劇場のドラマ。製作はC.A.L。全40話(通算740回)。

ストーリー[編集]

加賀百万石のお家騒動を解決するために金沢に向かう。

キャスト[編集]

メインレギュラー[編集]
準レギュラー[編集]

スタッフ[編集]

行程[編集]

解説[編集]

  • 前シリーズの放送中に中谷が病に倒れたため、シリーズで初めて弥七不在のまま物語がスタートした。中谷は第34話で復帰した。
  • 第11話まで加賀藩の密使・香織(古柴香織)、加賀藩首席家老・郷田頼母(川合伸旺)が放った刺客・くれないお蓮(芦川よしみ)が第17部以来、約7年ぶりに再登場した。
  • くれないお蓮は、根来雑賀党の流れをくむ祖父伏見从賽(ふしみしょうさい)一門の再興と一味の召し抱えを願い、家老側につき、光圀の命を狙う。二親の顔を知らない乳飲み子だったお蓮は、伏見从賽に助けられたのに恩を感じ、一門の為に命をかける。第11話で鬼顕坊に裏切られ、命の危機に陥るが光圀の意向で命を助けられ、最後の立ち回りでは光圀の危機を救った。鬼顕坊も飛猿から「忍びの恥晒しめ!」と痛め付けられて捕らえられて光圀の前に引き出されるがその後どうなったのかは触れられておらず、お蓮のその後も第17部のような別れの場面は無くどうなったかは触れられていない。普段は尼僧を装い総髪で笠を被っているが、第4話のみ尼僧頭巾を被っていた。
  • 第1話で湯治中の光圀がくれないお蓮に命を狙われた際に、お銀は全身網タイツにハイレグ水着風の衣装を着た姿でお蓮と戦い、光圀の危機を救った。
  • 今作も前作(第22部)と同様、葉村彰子のクレジットが「原案」ではなく、「原作」となっている。
  • このシリーズ以降ネガテレシネ・完パケVTR方式となる(ただし、完パケVTR方式は第22部第19話で試験的に実施している)。それにより、第1部から第22部よりも画質が良くなっている。完パケVTR方式へ移行したことから、現像を担当するIMAGICAのクレジットが「現像・テレシネ IMAGICA」に差し替わった(ただし、第1話のみ「現像 IMAGICA」表記)。
  • 第22話でお銀が毛利綱広(森繁久彌)の元へ光圀からの書状を届けに行った際に、綱広に忍びの姿で脚線美を披露した。
  • 最終話(第40話)では、これまで西山荘に八兵衛とともに光圀の身の回りの世話をしていたお銀が、藤林無門の顔を見たくなったという理由から、飛猿とともに無門のいる故郷へと帰る描写がなされている。このストーリー描写がナショナル劇場内次回作のかげろう忍法帖に繋がる(繋げる)描写となっている。
  • 最終話で江戸城に登城した際、これまでは「水戸光圀様」と茶坊主が叫ぶところが、「水戸中納言光圀様」と普段と違う呼び方をしていた。
  • 第23部のポスターからTBSのロゴマークが一新され、2020年3月まで使われた書体となった。また、第23部のポスターは2種類制作されている。
  • 1994年9月26日放送の『関口宏の東京フレンドパークII』(スペシャル)でレギュラーメンバー(弥七役の中谷はリハビリ中で欠場)が出場し、グランドスラムを獲得した。
  • 第6話放送後の1994年9月8日、第1部から第13部まで初代光圀を演じた東野英治郎が心不全で逝去した。
  • 2013年7月16日よりTBSチャンネル1で再放送開始。

外部リンク[編集]

第24部[編集]

水戸黄門 第24部
ジャンル テレビドラマ
原作 葉村彰子
脚本 葉村彰子
櫻井康裕
大西信行
佐藤五月
田口耕三
寺島誓
山内鉄也
監督 矢田清巳
髙倉祐二
山内鉄也
井上泰治
金鐘守
出演者 佐野浅夫
あおい輝彦
伊吹吾朗
由美かおる
野村将希
高橋元太郎
中谷一郎
オープニングああ人生に涙あり
製作
製作総指揮 松下正治
森下洋一(制作代表)
プロデューサー 五十嵐通夫
大庭喜儀
山田勝
制作 TBS
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1995年9月11日 - 1996年6月10日
放送時間月曜日20:00 - 20:54
放送枠ナショナル劇場
放送分54分
回数全37
水戸黄門 第24部
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水戸黄門 第24部」(みとこうもん だい24ぶ)は1995年9月11日から1996年6月10日までTBSで放送されたナショナル劇場のドラマ。製作はC.A.L。全37話(通算777回)。

ストーリー[編集]

薩摩藩のお家騒動を解決するために旅立つ。

キャスト[編集]

メインレギュラー[編集]
  • 水戸光圀:佐野浅夫
  • 佐々木助三郎:あおい輝彦
  • 渥美格之進:伊吹吾朗
  • かげろうお銀:由美かおる
  • 柘植の飛猿:野村将希
  • うっかり八兵衛:高橋元太郎
  • 風車の弥七:中谷一郎 (第1話~第2話、第4話、第6話、第8話~第20話、第22話、第27話、第30話~第32話、第35話~第37話)
  • 靜香:伊織靜香 (第1話~第14話)
  • 阿修羅の玄鬼:沢竜二 (第1話~第2話、第8話、第13話~第14話)
  • 呉屋の羅刹:亀石征一郎 (第1話~第4話、第6話~第8話、第11話、第13話~第14話)
  • 呑竜:大前均 (第1話~第4話、第6話~第8話、第11話、第13話~第14話)
準レギュラー[編集]

スタッフ[編集]

行程[編集]

解説[編集]

  • 薩摩藩国家老・伊織頼母(久米明)の娘・靜香(伊織靜香)、阿修羅の玄鬼(沢竜二)、呉屋の羅刹(亀石征一郎)、呑竜(大前均)が第14話まで登場する。伊織はこれがデビュー作であった。
  • 第1話は、第23部最終話(第40話)でお銀と飛猿が西山荘を離れて旅に出た関係で、(かげろう忍法帖的な内容)2人がそろって江戸にもどってくる様子が描かれている。
  • 水戸黄門外伝 かげろう忍法帖」の後日談であるため、レギュラーであった名張の翔(京本政樹)が3回出演している(第3話、第7話、第34話)。なお翔が登場する回には弥七が登場しない。
  • 第14話で助三郎が光圀に扮して、阿修羅の玄鬼一味に捕まって磔にされたお銀を助けに行った。
  • 第27話の2時間スペシャルに里見浩太朗横内正山口いづみの歴代レギュラーのほか、西郷輝彦山口崇松山政路の豪華ゲストが特別出演してい。なお、27話は再放送では欠番となる。
  • このシリーズも第22部第23部と同様、葉村彰子のクレジットが「原案」ではなく、「原作」となっている。
  • このシリーズの撮影終了前に、番組の生みの親であるプロデューサー・逸見稔1995年12月9日に急逝した。そのため、それまではオープニングの表記が「制作 逸見稔」であったが、第28話以降は「企画 逸見稔」の表記となった。
  • 逸見稔の死去に伴い、最終話(第37話)の脚本担当が葉村彰子ではなくなった。
  • 第20部から登場していた堀田備前守役の永井秀明の最終シリーズである。
  • 第20部からナレーターを務めていた杉山真太郎の最終シリーズである。
  • 2013年9月10日から、TBSチャンネル1にて再放送開始。通例では、2時間枠で放送した場合、再放送では前後編に分割されるが、今回の放送では、上述第27話は欠番扱いとなっている。
  • 2020年2月19日から、BS-TBSの18:00の時代劇再放送枠で放送。なお、BS-TBS版再放送のため、第19話で一時中断された。

外部リンク[編集]

第25部[編集]

水戸黄門 第25部
ジャンル テレビドラマ
原案 葉村彰子
脚本 櫻井康裕
大西信行
田口耕三
寺島誓
鶴島光重
田上雄
佐藤五月
藤井邦夫
井上泰治
山内鉄也
監督 山内鉄也
矢田清巳
井上泰治
金鐘守
髙倉祐二
出演者 佐野浅夫
あおい輝彦
伊吹吾朗
由美かおる
野村将希
高橋元太郎
中谷一郎
オープニングああ人生に涙あり
製作
製作総指揮 松下正治
森下洋一(制作代表)
プロデューサー 五十嵐通夫(チーフプロデューサー)
樋口祐三
大庭喜儀
本間信行
山田勝
制作 TBS
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1996年12月9日 - 1997年10月27日
放送時間月曜日20:00 - 20:54
放送枠ナショナル劇場
放送分54分
回数全43
水戸黄門 第25部
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水戸黄門 第25部」(みとこうもん だい25ぶ)は1996年12月9日から1997年10月27日までTBSで放送されたナショナル劇場のドラマ。製作はC.A.L。全43話(通算820回)。

ストーリー[編集]

実子・松平頼常の後継者を見定めるため、高松へ向けて旅立つ。

キャスト[編集]

メインレギュラー[編集]
  • 水戸光圀:佐野浅夫
  • 佐々木助三郎:あおい輝彦
  • 渥美格之進:伊吹吾朗
  • かげろうお銀:由美かおる(第1話~第9話、第11話~第25話、第27話~第43話)
  • 柘植の飛猿:野村将希(第1話~第9話、第11話~第25話、第27話~第43話)
  • うっかり八兵衛:高橋元太郎(第1話~第14話、第16話~第43話)
  • 風車の弥七:中谷一郎 (第1話~第3話、第7話~第10話、第12話~第16話、第23話~第32話、第35話~第38話)
準レギュラー[編集]

スタッフ[編集]

行程[編集]