水谷瞬

曖昧さ回避 「水谷駿」とは別人です。
水谷 瞬
北海道日本ハムファイターズ #53
2024年3月
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 愛知県津島市
生年月日 (2001-03-09) 2001年3月9日（23歳）
身長
体重		 193 cm
87 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 外野手
プロ入り 2018年 ドラフト5位
初出場 2024年4月11日
年俸 560万円（2024年）[1]
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
この表について

水谷 瞬（みずたに しゅん、2001年3月9日 - ）は、愛知県津島市出身[2]のプロ野球選手（外野手）。右投右打。北海道日本ハムファイターズ所属。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

小学4年生から「神島田クラブ」において軟式野球を始め、津島市立暁中学校時代は硬式野球の「愛知津島ボーイズ」で投手兼一塁手としてプレーする[2]。

高校は島根県江津市の石見智翠館高等学校に進学。甲子園出場の経験は無いが、左翼手のレギュラーを掴んだ2年生の秋には、秋季中国大会進出を果たす[3]。4番に座った3年生の春の春季島根大会を制し、春季中国大会に進出[4]。1回戦の対宇部鴻城高校戦では、5打数3安打、1本塁打、2打点の活躍をする[5]。3年生の夏の第100回選手権島根大会は、決勝戦で益田東高校に敗れ準優勝だった[6]。高校通算21本塁打[2]。

2018年10月25日に行われたプロ野球ドラフト会議において、福岡ソフトバンクホークスからドラフト5巡目指名され[7]、11月13日、江津市内にて入団交渉を行い、契約金3500万円、年俸500万円（金額は推定）で契約合意に達し[2]、12月6日、福岡市内のホテルで入団発表会見が行われた[8]。背番号は59。

ソフトバンク時代[編集]

2019年は、主に三軍の試合に出場。打率.216、23打点、2本塁打の成績を残した。

2020年は、二軍公式戦では50試合に出場し、打率.250、4本塁打、15打点、5盗塁[9]。三軍戦において17試合に出場し、打率.358、2本塁打、3打点の成績を残した[10]。

2021年は、二軍公式戦では69試合に出場し、打率.276、4本塁打、29打点、8盗塁[11]。三軍戦において32試合に出場し、打率.295、0本塁打、10打点、4盗塁の成績を残した[12]。

2023年はオープン戦途中までは一軍メンバーだったものの、この年も開幕を二軍で迎えた。開幕直後は打撃不振に陥り、4月下旬には一時三軍降格も味わったものの[13]、終盤には打撃の調子が上向き[14]、二軍公式戦83試合の出場で、打率.259、4本塁打、35打点、1盗塁の成績だった[15]。この年も一軍での出場は無く、11月8日に球団との契約更改交渉に臨んだが、条件提示について考える時間が欲しいとの理由で翌年の契約を保留した[14]。18日に臨んだ2度目の交渉では、20万円増の推定年俸560万円でサインした。取材に対し、前回は金額面についての保留ではなく「いろいろ話をしたくて、前回は時間がなくなって保留の形になった」と改めて保留した理由を説明した[16]。

日本ハム時代[編集]

2023年12月8日、現役ドラフトで北海道日本ハムファイターズに指名され、移籍することが決まった[17][18][19][20]。

2024年の春季キャンプは第4クールから一軍に合流し、オープン戦3試合に出場するも7打数無安打で、開幕を二軍で迎えた[21]。二軍戦13試合に出場して打率.286、4本塁打、12打点[22]、特に14安打のうち8本が長打と好調な打撃を見せ、4月9日にソフトバンク時代も合わせて初の一軍昇格を果たした[21]。4月11日、北九州市民球場で行われた古巣・ソフトバンク戦で6番・左翼手として一軍初スタメンを果たし、第2打席で左翼前にプロ初安打・初打点を記録した[23]。

選手としての特徴[編集]

50メートル6秒の俊足と140メートル越えの飛距離も魅力の大型外野手[7]。

人物[編集]

ナイジェリア人の父と日本人の母とのハーフ。初心を思い出すという意味で、小学校6年生の時に祖父からオーダーメイドで作って貰ったグラブをお守りにしている[24]。

「ジェッシー」というミドルネームを持つ[25]。愛称はジェッシーを略した「ジェシー」[25]、または目標とする選手から「スタントン」と呼ばれている[26][27]。

詳細情報[編集]

記録[編集]

初記録

背番号[編集]

  • 59（2019年 - 2023年）
  • 53（2024年 - ）

登場曲[編集]

  • 「Bang Bang」Jessie J（2019年）
  • 「I'll Be Missing You」Puff Daddy（2019年）
  • 「Back Stage」BAD HOP（2020年）
  • 「Stronger」Dove Cameron（2020年）
  • 「Back Stage feat. Tiji Jojo」YZERR（BAD HOP）（2021年 - ）
  • 「Superhero」Unknown Brain feat. Chris Linton（2021年 - ）

[29]

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ 「ソフトバンク - 契約更改 - プロ野球」『日刊スポーツ』。2024年2月17日閲覧。
  2. ^ a b c d 「ソフトＢドラ５水谷、規格外のスケール　日本人野手最長身１９２センチ　スカウト「トリプルスリーも狙える」」西日本スポーツ、2018年11月14日。2019年4月10日閲覧。
  3. ^ 「秋季中国大会（2017年）おかやま山陽―石見智翠館（1回戦）」朝日新聞デジタル バーチャル高校野球、2017年10月27日。2019年4月10日閲覧。
  4. ^ 「春季島根大会（2018年）石見智翠館―立正大淞南（決勝）」朝日新聞デジタル バーチャル高校野球、2018年5月4日。2019年4月10日閲覧。
  5. ^ 「春季中国大会（2018年）宇部鴻城―石見智翠館（1回戦）」朝日新聞デジタル バーチャル高校野球、2018年6月2日。2019年4月10日閲覧。
  6. ^ 「第100回全国高校野球選手権島根大会 益田東―石見智翠館（決勝）」朝日新聞デジタル バーチャル高校野球、2018年7月26日。2019年4月10日閲覧。
  7. ^ a b 「２０１８年ドラフト　ソフトバンク指名選手一覧」西日本スポーツ、2018年10月25日。2019年4月10日閲覧。
  8. ^ 「2018/12/06(木) 選手 新入団会見レポ。1位甲斐野投手の背番号は20」福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト、2018年12月6日。2018年3月7日閲覧。
  9. ^ 「2020年度 福岡ソフトバンクホークス 個人打撃成績（ウエスタン・リーグ）」NPB.jp 日本野球機構。2020年12月8日閲覧。
  10. ^ 「3軍選手成績 非公式戦個人成績 打撃成績 2020/10/20(火)現在」福岡ソフトバンクホークス オフィシャルサイト。2020年11月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月8日閲覧。
  11. ^ 「2021年度 福岡ソフトバンクホークス 個人打撃成績（ウエスタン・リーグ）」日本野球機構。2022年1月5日閲覧。
  12. ^ 3軍選手成績 - ウェイバックマシン（2021年12月4日アーカイブ分）
  13. ^ 鬼塚淳乃介「「ゆっくりしている時間はない」3軍降格の5年目水谷瞬、気持ちをリフレッシュし反転攻勢誓う」『西スポWEB OTTO!』2023年4月30日。2023年11月8日閲覧。
  14. ^ a b 「ソフトバンク5年目の水谷瞬が契約更改で保留　１軍プレー経験なし」『西スポWEB OTTO!』2023年11月8日。2023年11月8日閲覧。
  15. ^ 「2023年度 福岡ソフトバンクホークス 個人打撃成績（ウエスタン・リーグ）」日本野球機構。2023年11月8日閲覧。
  16. ^ 「【ソフトバンク】水谷瞬２度目の交渉でサイン「前回よりも思っていること伝えられた」20万円増」『日刊スポーツ』2023年11月18日。2023年12月8日閲覧。
  17. ^ 「2023年度現役ドラフト結果」『NPB.jp 日本野球機構』2023年12月8日。2023年12月8日閲覧。
  18. ^ 「水谷瞬選手 移籍のお知らせ」『福岡ソフトバンクホークス』2023年12月8日。2023年12月8日閲覧。
  19. ^ 「現役ドラフトで長谷川威展投手が移籍、水谷瞬選手を獲得」『北海道日本ハムファイターズ』2023年12月8日。2023年12月8日閲覧。
  20. ^ 「【現役ドラフト】ソフトバンク、日本ハムの変則左腕・長谷川威展を獲得 水谷瞬が日本ハムへ」『スポーツ報知』2023年12月8日。2023年12月8日閲覧。
  21. ^ a b 「【日本ハム】現役ドラフトで加入の水谷瞬が９日の古巣・ソフトバンク戦から１軍合流へ　６年目で初昇格」『スポーツ報知』2024年4月8日。2024年4月9日閲覧。
  22. ^ 「【日本ハム】現役ドラフトで加入の水谷瞬が古巣戦で1軍登録　プロ6年目で公式戦出場無しも今季2軍で4本塁打」『日テレNEWS NNN』2024年4月9日。2024年4月9日閲覧。
  23. ^ 「日本ハム・水谷瞬 プロ初スタメンで古巣ソフトバンクから初安打＆初打点！新庄監督も右腕を上げて祝福」『スポーツニッポン』2024年4月11日。2024年4月11日閲覧。
  24. ^ 「ソフトバンク５位水谷、祖父手作りグラブ持参し入寮」日刊スポーツ、2019年1月8日。2019年4月10日閲覧。
  25. ^ a b 「【筑後鷹】水谷はなぜ？打撃開眼したか 8月の月間打率5割超えから好調維持」『スポニチ Sponichi Annex』2023年10月2日。2023年12月12日閲覧。
  26. ^ 「ソフトバンクが放出「足のサイズ31…衝撃のロマン砲」に“ある予感”…日本ハムが欲しがった水谷瞬とは何者？ 本人が明かす現役ドラフト「当日の電話」（田尻耕太郎）」『Number Web』2023年12月10日。2023年12月12日閲覧。
  27. ^ 只松憲「【現役ドラフト】日本ハムがソフトバンク水谷瞬を獲得 ミドルネーム「ジェシー」のロマン砲」『日刊スポーツ』2023年12月8日。2023年12月12日閲覧。
  28. ^ a b “【日本ハム】水谷瞬が古巣・ソフトバンク戦でプロ初安打初打点「九州で打ちたかった」一問一答”. スポーツ報知. (2024年4月11日). https://hochi.news/articles/20240411-OHT1T51309.html 2024年4月12日閲覧。 
  29. ^ 「チーム情報 球場使用曲一覧」福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト。2021年3月13日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

 
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