池田ひとみ

獲得メダル
日本の旗 日本
柔道
アジア柔道選手権
2009 台北 78kg級

池田 ひとみ(いけだ ひとみ、1985年7月10日[1] - )は、沖縄県出身の女子柔道家である。現役時の階級は78kg級。埼玉大学大学院修了[1]自衛隊体育学校所属の幹部自衛官(2024年現在の階級は3等陸佐[2])。

人物

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沖縄県島尻郡南風原町出身[3]。身長158cm。得意技は背負投小内刈。段位は参段(2012年現在)。組み手は左組。血液型はA型[4]

経歴

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8歳で柔道を始めた[4]町立南風原中学校2年の時に、全国中学校柔道大会の56kg超級で優勝した[4]。翌年は新設された70kg級に出場するも2位に終わった[4]。東京の私立淑徳高校に進学し、2年の時に全国高校選手権78kg級で優勝した[4]埼玉大学1年の時には全日本ジュニアで優勝した勢いで世界ジュニアでもオール一本勝ちで優勝した[4]。その後シニアになってからは上位では活躍するものの今一歩のところで踏み止まっていたが、2011年には全日本体重別で優勝して同年の世界選手権代表に選ばれた[4]。8月に行われた世界選手権では、準々決勝でアメリカのケイラ・ハリソンに敗れるなどして7位に終わった[5]

なお、2010年と2011年の世界選手権70kg級3位の國原頼子とは高校時代の同級生で、1年の時は喧嘩ばかりしていたが、2年の時に仲直りをしてそれ以降はとても仲が良くなったという。その後は同じ自衛官として自衛隊体育学校でトレーニングを積んでいた[6]

2012年6月の全日本実業柔道団体対抗大会後には第一線から退くことを表明した[7]。その後は全日本の女子ジュニアコーチに就任した[8]。2018年には自衛隊体育学校の一員として実業団体に出場した[9]2020年東京オリンピックの柔道競技では自衛隊体育学校のコーチとして、同校の濵田尚里を女子78kg級金メダルに導いた[10]

戦績

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(出典[4]、JudoInside.com)

脚注

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  1. ^ a b 南京ユースオリンピック”. 日本オリンピック委員会 (2024年8月16日). 2025年3月11日閲覧。
  2. ^ ナノ・クリエイト (2024年). “柔道女子 銀メダリスト・新添左季2等陸尉「漫画『ハイキュー‼』に勇気をもらった」”. 2025年3月11日閲覧。
  3. ^ 自衛隊沖縄地方協力本部 [@okinawa_pco] (20 January 2025). “自衛隊体育学校より”. X(旧Twitter)より2025年3月12日閲覧.
  4. ^ a b c d e f g h 「柔道全日本強化選手名鑑 2012」近代柔道 ベースボールマガジン社、2012年4月号
  5. ^ 78キロ級、池田は力及ばず サンケイスポーツ 2011年8月27日
  6. ^ 「りれ~と~く」近代柔道 ベースボールマガジン社、2008年10月号、106頁
  7. ^ 柔道女子の国原が引退 池田も第一線から退く MSN産経ニュース 2011年6月2日
  8. ^ 日本柔道強化メンバー
  9. ^ 第68回全日本実業団体対抗大会
  10. ^ Noriko Kudo (2022年3月3日). “2020年五輪における陸上自隊員の歴史的な柔道金メダルへの道のり”. Defense Visual Information Distribution Service. United States Department of Defense. 2025年2月28日閲覧。

外部リンク

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