生名村
いきなむら 生名村 | |||||
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廃止日 | 2004年10月1日 | ||||
廃止理由 | 新設合併 生名村、弓削町、岩城村、魚島村 → 上島町 | ||||
現在の自治体 | 上島町 | ||||
廃止時点のデータ | |||||
国 | 日本 | ||||
地方 | 四国地方 | ||||
都道府県 | 愛媛県 | ||||
郡 | 越智郡 | ||||
市町村コード | 38351-1 | ||||
面積 | 3.87 km2 | ||||
総人口 | 2,124人 (2000年10月1日) | ||||
隣接自治体 | 越智郡弓削町・岩城村 広島県因島市(すべて海上により隣接) | ||||
村の木 | 松 | ||||
村の花 | ツツジ | ||||
生名村役場 | |||||
所在地 | 〒794-2550 愛媛県越智郡生名村621番地の1 | ||||
外部リンク | 生名村(Internet Archive) | ||||
座標 | 北緯34度16分07秒 東経133度11分06秒 / 北緯34.26861度 東経133.18503度座標: 北緯34度16分07秒 東経133度11分06秒 / 北緯34.26861度 東経133.18503度 | ||||
ウィキプロジェクト |
生名村(いきなむら)は、かつて愛媛県に存在した村である。越智郡に属した。
2004年(平成16年)に弓削町、岩城村、魚島村との1町3村の合併により上島町となり、現在に至っている。
下記以外の詳細については、生名島の記事を参照のこと。
地理[編集]
今治市と、広島県尾道市のほぼ中央に位置していた。芸予諸島に属する有人島の生名島と、無人島の平内島(へないしま)、鶴島、坪木島、亀島(竹島)、能小島、大島、小島および甑島(こしきしま)の9島からなる[1]。なお、生名島の東部にある厳島と呼ばれる半島部は、もとは独立した島だったが、大正末期の埋め立てで生名島と陸続きになった[1]。
総面積は3.87km²であった(生名島3.67km²、平内島0.10km²、鶴島0.08km²など)[1]。
離島ではあるがすぐ近くの因島へのフェリーの便数も頻繁に運航されていた。
歴史[編集]
- かつては松山藩の流刑地であった。
- 昭和の合併当時は東隣の因島との合併を志向する動きもあった。しかし因島は広島県であり、行政上の障害も多く実を結ばなかった。その結果、昭和の合併は経験していない。[2]
- 1889年(明治22年)12月15日 - 町村制施行により越智郡生名村が成立。
- 2004年(平成16年)10月1日 - 弓削町、岩城村、魚島村と合併して上島町となる。
生名村の系譜 (町村制実施以前の村) (明治期) (昭和の合併) (平成の合併) 町村制施行時 生名━━━━━━━━━━生名村━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 平成16年10月1日 ┃ 新設合併 魚島村━━━━╋━━上島町 弓削町━━━━┫ 岩城村━━━━┛ (注記)魚島村以下の町村の合併以前の系譜はそれぞれの町・村の記事を参照のこと。
平成の大合併[編集]
平成の大合併に際しては、弓削町、岩城村、魚島村とともに広島県因島市との県境を越えた合併を目指して「因島・上島諸島連携交流協議会」が2000年5月に設置された[3]。因島市との合併を志向する背景としては、村内在住の従業者の7~8割が因島への通勤であることが挙げられる[4]。また、愛媛県が2000年10月に示した合併の試案では、越智郡の16市町村(朝倉村、玉川町、波方町、大西町、菊間町、吉海町、宮窪町、伯方町、魚島村、弓削町、岩城村、上浦町、大三島町、関前村)とともに今治市に合併する案とともに、弓削町、岩城村、魚島村と合併する副案が示された[5]。また、2001年1月に県が明らかにした「基本パターン」では2000年の試案通りの今治市を核とした16市町村での合併、「参考パターン」では2000年の試案で副案として示された4町村での合併が合併推進綱領に盛り込まれることとなった[6]。2002年2月25日の第2回合併問題検討首長会で2001年に示された「参考パターン」で合併を目指すことが決まった[7]。2003年11月4日には、合併後の新町名が「上島」「愛北」「芸予上島」「伊予上島」の4候補から選定され、「上島」となることが決定された[8]。2004年2月26日に調印され、合併が成立した[9]。
村名の由来[編集]
「生名」の「名」は古語で魚を意味しており、「生きた魚を獲る島」であったことが由来ではないかと日本地名研究所の所長を務めた谷川彰英が指摘している[10]。
教育[編集]
高等学校[編集]
村内に高等学校はない。
中学校[編集]
小学校[編集]
交通[編集]
航路[編集]
鉄道[編集]
町内に鉄道はない。
道路[編集]
町内に国道、主要県道はない。
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ^ a b c 塚本秀史「明治22年に測量された生名島の海岸線」『弓削商船高等専門学校紀要』第26巻、弓削商船高等専門学校。
- ^ 『ありがとう因島市 〜因島市閉市記念誌〜』広島県因島市、広島県因島市土生町箱崎区7番地4、2006年1月 。2014年10月17日閲覧。
- ^ “知事、「県境越え」容認 因島市、愛媛側と模索 市町村合併/広島”. 朝日新聞. (2000年11月21日)
- ^ “広島側との合併希望 トップミーティングで島しょ部 /愛媛”. 朝日新聞. (2000年10月31日)
- ^ “70市町村を13自治体に 県が合併試案、早期実現へ努力 /愛媛”. 朝日新聞. (2000年10月5日)
- ^ “基本パターンは11自治体 市町村合併、県が公表 /愛媛”. 朝日新聞. (2001年2月1日)
- ^ “合併「上島4町村で」 弓削町など意思表明 /愛媛”. 朝日新聞. (2002年2月26日)
- ^ “上島諸島4町村、新町名「上島」に 法定合併協で決定 /愛媛”. 朝日新聞. (2003年11月5日)
- ^ “「上島町」へ合併調印式 弓削町・岩城村・生名村・魚島村 /愛媛”. 朝日新聞. (2004年4月27日)
- ^ 谷川 2015, p. 205.
参考文献[編集]
- 谷川彰英『47都道府県・地名由来百科』丸善出版、2015年。ISBN 978-4-621-08761-9。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
行政[編集]
- “愛媛県生名村ホームページ”. 愛媛県越智郡生名村. 2004年9月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年9月30日閲覧。