背徳のシナリオ
「背徳のシナリオ」 | ||||
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Wink の シングル | ||||
初出アルバム『Sapphire』 | ||||
B面 | 12月の織姫 | |||
リリース | ||||
規格 | 8cmCD デジタル・ダウンロード | |||
ジャンル | ポップス | |||
レーベル | ポリスター | |||
作詞・作曲 | 作詞:及川眠子 作曲:工藤崇 編曲:門倉聡 | |||
プロデュース | 水橋春夫 | |||
チャート最高順位 | ||||
Wink シングル 年表 | ||||
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「背徳のシナリオ」(はいとくのシナリオ)はWinkの12枚目のシングルとして、1991年10月16日にポリスターより発売された。
解説
[編集]表題曲は、作詞を及川眠子、作曲を工藤崇、編曲を門倉聡が担当したWinkの楽曲。『ザテレビジョン』では、「'70年代のディスコ調にロシア民謡をのせたユニークな曲調だ。詞は寒いシベリアのような地で、ひとり愛する男性を待っているという悲しい内容。ソ連情勢が世界の注目を集めている今[注 1]、タイムリーな曲になったかも。」として紹介されている[3]。
パナソニック・ヘッドホンステレオRQ-S35およびRQ-S35V(松下電器産業)のCMソングに起用された。
カップリング曲は「12月の織姫」。イギリスの女性歌手であるゾーイー・ヘイウッドの1987年の楽曲 "My World" [注 2]を原曲とする[5]。日本語詞は及川眠子、編曲は門倉聡が担当した。
1991年10月16日に発売。オリコンチャートの週間ランキングでは、10月28日付での初登場3位を最高位とし、以後、100位以内には、翌1992年1月20日付の89位まで、12週連続ランクインした[6][7]。同チャートの年間ランキングでは、1991年度においては14.972万枚の売上により108位[2]、1992年度においては4.629万枚の売上により285位となっており[8]、両年度で累計19.601万枚を売上げた。
収録曲
[編集]- 背徳のシナリオ
- 12月の織姫
- 作詞・作曲:ビリー・ヒューズ, ログザンヌ・シーマン、日本語詞:及川眠子、編曲:門倉聡
収録アルバム
[編集]- 背徳のシナリオ
- Fairy Tone 2
- Sapphire
- Diamond Box - リミックス・バージョンで収録。
- Raisonné
- Diary
- WINK MEMORIES 1988-1996 - 初回生産分のみ、ソロパートを入れ替えたバージョンで収録。
- 12月の織姫
テレビ番組における歌唱
[編集]※ 在京キー局のテレビ番組の放送日は首都圏のもの。地方の系列局の放送日は異なる場合がある。
- 背徳のシナリオ
放送日 (曜日) 番組名 放送局 衣装 備考 1991.10.11 (金)[9] ミュージックステーション[9] テレビ朝日 A Winkは同番組で杏里の楽曲「SUMMER CANDLES」も歌唱。 1991.10.13 (日)[注 3] スーパーJOCKEY[注 3] 日本テレビ A 1991.10.18 (金)[注 4] G-STAGE[注 4] フジテレビ B 1991.10.25 (金)[10] ミュージックステーション[10] テレビ朝日 B 1991.10.27 (日)[注 5] 歌謡びんびんハウス[注 5] テレビ朝日 A この日は『プロ野球日本シリーズ西武×広島~西武』放送の予定であったが[11][注 5]、雨天中止[12]により当番組放送。
Winkは同番組の次回11月3日(日)放送分にも出演[注 6]。1991.11.08 (金)[注 7] G-STAGE[注 7] フジテレビ A Winkは同番組でザ・ゴールデン・カップスの楽曲「長い髪の少女」も歌唱。 1991.11.12 (火)[注 8] 歌謡リクエストショー[注 8] NHK総合 A 1991.11.15 (金)[注 9][注 8] MUSICパフェ[注 9][注 8] 日本テレビ A 1991.12.07 (土)[注 10] 加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ[注 10] TBS A 1991.12.24 (火) 深夜[注 11][注 12] おしゃれ気分にX'mas Night[注 11][注 12] テレビ朝日 1992.01.02 (木)[注 13] タモリ・山田邦子のヤマモリ音楽ステーション[注 13] テレビ朝日 A Winkは山田邦子のコメディを交えて本曲のほか「きっと熱いくちびる」も歌唱。同番組で「追憶のヒロイン」も歌唱。 1992.06.15 (月)[13] Winkコンサートツアー'92[13] NHK BS2 C 同番組は1992年4月5日(日)に中野サンプラザで開催された「Sapphire」コンサートを収録したもの。Winkはコンサート用の衣装を着用[14]。
1993年1月3日(日)に再放送[15]。
ライブビデオ『WINK '92 CONCERT SAPPHIRE』(ポリスター、1992年9月26日)に本曲歌唱部分も収録[注 14]。
カバー
[編集]- 背徳のシナリオ
- Yoo Yoo – 英語カバー。タイトルは「Haitoku No Scenario」。Yoo YooによるWinkの楽曲のカバーアルバム『BEST OF WINK』(ポリスター、1991年11月25日)、同『WINK COLLECTION』(同前、1992年9月26日)に収録。
- ウィニー・ラウ(劉小慧、香港の女性歌手) - 広東語カバー。タイトルは「Do Re Mi Fa So」。ウィニー・ラウのアルバム『改改』[注 16](ポリグラム、1994年3月22日)に収録。広東語詞は陳少琪、編曲は方樹樑。
- Kaya - Kayaの配信限定カバーアルバム『DRESS』(ビクターエンタテイメント、2019年6月23日)に収録[16]。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 本曲発売は1991年12月のソ連崩壊直前の時期に当たる。
- ^ ゾーイー・ヘイウッドのアルバム、ZOÉ(CBSソニー、1987年7月31日)に収録。同アルバムは、日本人スタッフにより日本で作成されている[4]。
- ^ a b 「NEWすたーれぽーと」(『ザテレビジョン』1991年第41号)p.46(各地方版共通)に番組放送・出演予定記載あり。
- ^ a b 「音楽」(『ザテレビジョン』1991年第41号)p.73(各地方版共通)に番組放送・出演・曲目予定記載あり。
- ^ a b c 「NEWすたーれぽーと」(『ザテレビジョン』1991年第43号)p.47(各地方版共通)に「※プロ野球日本シリーズ放送の場合あり」の但し書きとともに番組放送・出演予定記載あり。
- ^ 「NEWすたーれぽーと」(『ザテレビジョン』1991年第44号)p.40(各地方版共通)に番組放送・出演予定記載あり。
- ^ a b 「音楽」(『ザテレビジョン』1991年第44号)p.62(各地方版共通)に番組放送・出演・曲目予定記載あり。
- ^ a b c d 「音楽」(『ザテレビジョン』1991年第45号)p.65(各地方版共通)に番組放送・出演・曲目予定記載あり。
- ^ a b 『読売新聞』1991年11月15日朝刊第32面(『読売新聞縮刷版』1991年11月号p.714)および夕刊第20面(同前p.738)のテレビ番組表に番組放送予定と「ウィンク」の記載あり。
- ^ a b 『読売新聞』1991年12月7日朝刊第32面(『読売新聞縮刷版』1991年12月号p.352)および夕刊第20面(同前p.376)のテレビ番組表に番組放送予定と「ウィンク」の記載あり。
- ^ a b 『読売新聞』1991年12月24日朝刊第24面(『読売新聞縮刷版』1991年12月号p.1112)および夕刊第16面(同前p.1128)のテレビ番組表に番組放送予定と「ウィンク」の記載あり。
- ^ a b 「音楽」(『ザテレビジョン』1991年第51号)p.62(各地方版共通)に番組放送・出演・曲目予定記載あり。
- ^ a b 『読売新聞』1992年1月1日第2部第24面(『読売新聞縮刷版』1992年1月号p.56)のテレビ番組表に「爆笑ものまねウィンク」として番組放送予定記載あり。
- ^ 「外部リンク」の節の「背徳のシナリオ / Wink【Official Music Video】」と同じ。
- ^ 「外部リンク」の節の「背徳のシナリオ / Wink【Official Music Video】」。
- ^ 同アルバムには、観月ありさ「素直になりたい」のカバーである「怎會是沒有可能」や、森高千里「渡良瀬橋」のカバーである「一起走到明天」も収録される。
出典
[編集]- ^ 『オリコン・チャート・データ'91』, 1992, p.149。
- ^ a b 『オリコン・チャート・データ'91』, 1992, p.3。
- ^ 「NEWすたーれぽーと」(『ザテレビジョン』1991年第38号)p.48(各地方版共通)。
- ^ アルバム『ZOÉ』付属ブックレットpp.2-3。
- ^ "BILLIE HUGHES DISCOGRAPHY", NoaNoa MUSIC 2004年7月11日時点のアーカイブ。
- ^ 『オリコン・チャート・データ'91』 1992, pp.149-158。
- ^ 『オリコン・チャート・データ'92』 1993, pp.103-104。
- ^ 『オリコン・チャート・データ'92』 1993, p.5。
- ^ a b 「出演者ラインアップ - 1991.10.11.FRI」(『MUSIC STATION』)、2019年7月12日閲覧。
- ^ a b 「出演者ラインアップ - 1991.10.25.FRI」(『MUSIC STATION』)、2019年7月12日閲覧。
- ^ 『読売新聞』1991年10月27日朝刊第32面(『読売新聞縮刷版』1991年10月号p.1420)のテレビ番組表。
- ^ 「■ 1991年度日本シリーズ 試合結果」(『NPB.jp』)2016年1月5日時点のアーカイブ。
- ^ a b 「NHKクロニクル - 番組詳細検索結果」(『NHK ONLINE』)2019年10月29日時点のアーカイブ。
- ^ 「外部リンク」の節の「背徳のシナリオ / Wink【Official Music Video】」。
- ^ 「NHKクロニクル - 番組詳細検索結果」(『NHK ONLINE』)2019年10月29日時点のアーカイブ。
- ^ 「Kaya - DRESS」(『VICTOR ENTERTAINMENT』)2019年7月11日時点のアーカイブ。
参考文献
[編集]- 『オリコン年鑑1992別冊 オリコン・チャート・データ'91』オリジナルコンフィデンス、1992年5月10日。
- 『オリコン年鑑1993別冊 オリコン・チャート・データ'92』オリコン、1993年5月15日。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- YouTubeにおいてポリスターのYouTubeアカウント「PolystarTube」により公開されている公式ミュージックビデオ
- 背徳のシナリオ / Wink【Official Music Video】 - 映像は『WINK VISUAL MEMORIES 1988~1996』より
- 背徳のシナリオ(Film ver.)/ Wink【Official Music Video】 - 映像は『WINK VISUAL MEMORIES 1988~1996』より
- 背徳のシナリオ (Live ver.) / Wink【Official Movie】 - 映像は『WINK PERFORMANCE MEMORIES』より