荒城神社

荒城神社

本殿(国の重要文化財)
所在地 岐阜県高山市国府町宮地1386
位置 北緯36度13分7.82秒 東経137度15分34.19秒 / 北緯36.2188389度 東経137.2594972度 / 36.2188389; 137.2594972座標: 北緯36度13分7.82秒 東経137度15分34.19秒 / 北緯36.2188389度 東経137.2594972度 / 36.2188389; 137.2594972
主祭神 大荒木之命
社格 式内社・県社・金幣社
本殿の様式 三間社流造
例祭 9月7日(秋の例祭)
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荒城神社(あらきじんじゃ)は、岐阜県高山市にある神社

式内社であり、延喜式神名帳飛騨国内八社の1つである。旧社格は県社。本殿は国の重要文化財に指定されている[1]。同じく本殿が2016年に日本遺産「飛騨匠の技・こころ / 国府盆地の中世社寺建築群」の一つとして認定された[2]

毎年9月7日の秋の例祭には、「荒城神社鉦打・獅子舞」(岐阜県重要無形文化財指定)が行われる[3]。秋の例祭は2016年より9月の第一日曜日となった。

由緒[編集]

一般的には創立年紀不詳とされるが、神社明細帳には「創立は遠く上代」とあり、日本三代実録には「清和天皇貞観九年(867年)10月5日庚午、授飛騨国五位下荒城神従五位」と記される。室町時代以降は河伯大明神と称されていたが、江戸時代の文化年間に荒城神社であることが調査で判明した。

主な文化財[編集]

重要文化財(国指定)
  • 本殿 - 国の重要文化財建造物である現在の本殿は1390年元中7年)の建立である。三間社流造杮葺の本殿は、明治42年(1909年)に、古社寺保存法に基づく特別保護建造物(国宝保存法により「国宝」、現行法により「重要文化財」に移行)に指定された。昭和38年(1963年)には棟札7枚が重要文化財の附(つけたり)として追加指定されている。
県指定重要文化財
  • 荒城神社神像(2躯)[4]
  • 随身(2躯)[5]
  • 鰐口(1口)
  • 面(4面)[6]
県指定重要有形民俗文化財
  • 獅子頭 9箇[7]
県指定史跡
  • 荒城神社遺跡 - 境内からは4基の縄文時代住居跡、および縄文土器(縄文中期 - 後期)、石器(打製石斧石鏃、磨製石斧、石刀、石冠、石皿など)が発見されており、「荒城神社遺跡」として岐阜県史跡に指定されている[8]

祭神[編集]

  • 主神
    • 大荒木之命(高御牟須比命の13世の孫)
    • 国之水国分神
    • 彌都波能売神
  • 末社
    • 秋葉神社
    • 稲荷神社
    • 津島神社
    • 荒神社

境内[編集]

交通[編集]

参考文献[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 荒城神社本殿”. 文化遺産オンライン/文化庁. 2021年6月26日閲覧。
  2. ^ 日本遺産ポータルサイト・飛騨匠の技・こころ”. 文化庁. 2019年2月21日閲覧。
  3. ^ 荒城神社鉦打獅子舞”. 岐阜県. 2016年2月6日閲覧。
  4. ^ 荒城神社神像”. 岐阜県. 2016年2月6日閲覧。
  5. ^ 随神”. 岐阜県. 2016年2月6日閲覧。
  6. ^ ”. 岐阜県. 2016年2月6日閲覧。
  7. ^ 荒城神社獅子頭”. 岐阜県. 2016年2月6日閲覧。
  8. ^ 荒城神社遺跡”. 岐阜県. 2016年2月6日閲覧。

外部リンク[編集]