袋駅 (熊本県)

袋駅
駅舎
ふくろ
Fukuro
OR13 水俣 (5.8 km)
(5.9 km) 米ノ津 OR15
地図
所在地 熊本県水俣市
北緯32度9分55.93秒 東経130度22分27.82秒 / 北緯32.1655361度 東経130.3743944度 / 32.1655361; 130.3743944座標: 北緯32度9分55.93秒 東経130度22分27.82秒 / 北緯32.1655361度 東経130.3743944度 / 32.1655361; 130.3743944
駅番号 OR14
所属事業者 肥薩おれんじ鉄道
所属路線 肥薩おれんじ鉄道線
キロ程 55.4 km(八代起点)
門司港から287.7 km
電報略号 オレフロ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
26人/日
-2019年-
開業年月日 1926年大正15年)7月21日
備考 無人駅
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袋駅(ふくろえき)は、熊本県水俣市袋永尾にある肥薩おれんじ鉄道線である。駅番号OR14。同路線及び営業中の熊本県内の鉄道路線最南端の駅[1]

歴史[編集]

駅名の由来[編集]

開業時の地名(葦北郡水俣村袋)が由来。

「袋」と言う地名の由来は、この地が山に囲まれて袋状になった小平地が多かった事から「袋」になったと言われる。

年表[編集]

駅構造[編集]

ホーム

相対式ホーム2面2線を有する地上駅。簡易駅舎を備える。無人駅

海岸に近いことと、九州新幹線開業による第三セクター鉄道移行が決まっていたためか、九州旅客鉄道(JR九州)時代末期には駅名標が錆び放題となっていた。これは海浦駅湯浦駅等も同様である。

かつては有人駅で木造駅舎が建ち、さらに駅前広場には大きな鉄筋コンクリート製国鉄官舎「水俣鉄道寮・第2水俣荘」が建っていた。駅舎は1979年に解体されたが官舎はJR九州時代まで残っており、肥薩おれんじ鉄道に経営移管された後の2005年頃に取り壊された。現在は官舎跡地は空き地や駐車場になっている。

現在の簡易駅舎は旧国鉄熊本鉄道管理局管内の標準のもので、肥後二見駅とほぼ同じ規格の駅舎である。かつては駅舎にトイレも設置されていたが、老朽化のため2021年1月に閉鎖された。以降はトイレ出入口が板張りされ、入ることが出来なくなっている。

のりば[編集]

のりば 路線 方向 行先 備考
1 肥薩おれんじ鉄道線 下り 出水阿久根川内方面  
上り 水俣佐敷八代方面 原則としてこのホーム
2 列車行違い時のみ
  • 2番のりばを上下本線とした一線スルーとなっている。このため、通過列車は方向を問わず、2番のりばを通過する。

利用状況[編集]

1日乗降人員推移 [5]
年度 1日平均人数
2011年 25
2012年 22
2013年 16
2014年 20
2015年 20
2016年 23
2017年 20
2018年 25
2019年 26

駅周辺[編集]

駅南方を少し離れて北西流する境川は、古くは肥後国薩摩国の国境を成しており街道沿いには関所も設けられていた。現在も熊本県と鹿児島県の県境であり、当線の走る境川鉄橋の山側には当時の国境であった境橋(太鼓橋)が今も現存していて車窓からもはっきりと見ることが出来る。

※「グリーンスポーツみなまた」というキャンプ場は海側にあるが、駅からはやや離れている。

バス路線[編集]

駅から少し離れた所を並行する国道3号に、「袋駅前」と言う停留所がある。

隣の駅[編集]

肥薩おれんじ鉄道
肥薩おれんじ鉄道線
水俣駅(OR13) - 袋駅(OR14) - 米ノ津駅(OR15)

脚注[編集]

  1. ^ 最南端の駅はJR九州肥薩線矢岳駅だが、同線が八代駅 - 吉松駅間不通のため
  2. ^ a b c 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、687頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  3. ^ 「日本国有鉄道公示第341号」『官報』、1970年8月26日。
  4. ^ 「通報 ●鹿児島本線千丁、肥後高田、肥後二見、湯浦、津奈木及び袋駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報日本国有鉄道総裁室文書課、1970年8月26日、2面。
  5. ^ 国土数値情報(駅別乗降客数データ) - 国土交通省、2021年9月5日閲覧
  6. ^ 水俣車庫⇔出水駅⇔高尾野駅前⇔阿久根駅前⇔佐潟口 路線図”. 出水市・長島町 バス時刻表 | 南国交通株式会社. 南国交通. 2022年8月9日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]