西洋音楽年表

キタラを持つアポローン

西洋音楽年表(せいようおんがくねんぴょう)では、西洋音楽に関する主な出来事の年表を提示する。なお、各時代ごとで区分した解説については、音楽史を参照のこと。

6世紀以前[編集]

7世紀[編集]

  • ca.650年 - スコラ・カントルム(聖歌の演奏/教育機関)がローマに創設。

8世紀[編集]

9世紀[編集]

グレゴリオ聖歌の楽譜の一例。『リベル・ウズアリスキリエ・エレイソン(オルビス・ファクトール)の冒頭部のネウマ譜

10世紀[編集]

11世紀[編集]

12世紀[編集]

13世紀[編集]

14世紀[編集]

15世紀[編集]

16世紀[編集]

17世紀[編集]

18世紀[編集]

18世紀後半から古典派を代表する作曲家、ハイドンモーツァルトらが活躍した時代である。この時代にドイツ古典音楽の形式が完成される。

19世紀[編集]

ベートーヴェンリストワーグナーらが活躍した。古典派の技法とロマン主義の精神を融合させようと試みたシューマンブラームスといった作曲家も現れた。また、伝統的な西洋音楽の枠を飛び出し、自国の民謡に題材を求めた国民楽派と呼ばれる作曲家たちが現れるなど、多くの個性的な作曲家が活躍した。ベートーヴェンのソナタによって表現の幅を急激に広げたピアノショパンリストなどによって音楽的、技術的革新がさらに進む。

前半[編集]

後半[編集]

20世紀[編集]

前半[編集]

ラヴェルストラヴィンスキーバルトークらが活躍した。このころの芸術音楽界ではドイツの影響が弱まり、フランスロシアの作曲家が台頭する。アメリカにてジャズが誕生し、狂騒の20年代を境に西洋ポピュラー音楽の中心地となっていく。

後半[編集]

ケージシュトックハウゼンペンデレツキらが活躍。アメリカが音楽の中心となりポピュラー音楽とレコード産業が発展し、ロックバンドが台頭する。

21世紀[編集]

20世紀末に起こったポストモダンが相互作用し音楽のジャンルが多種多様に分化する。コンピューター技術の発達により「音楽のあり方」が再構築される。

脚注[編集]

  1. ^ 門馬直美著『西洋音楽史概説』春秋社、1976年、ISBN 4-393-93001-0、307頁。
  2. ^ ウルリヒ・ミヒェルス編『図解音楽事典』角倉一朗 日本語版監修、白水社、1989年、ISBN 4-560-03686-1、481頁。

参考文献[編集]

  • パウル・ベッカー『西洋音楽史』京文社、1929年
  • アルノルト・シェーリング、 ハンス・ヨアヒム・モーザー『西洋音楽史年表』音楽之友社、1971年
  • 岸辺成雄ほか編 『音楽大事典』 平凡社、1981年10月~1983年12月
  • ドナルド・H. ヴァン・エス『西洋音楽史-音楽様式の遺産』新時代社、1986年
  • 『ミュージック・ガイドブック』ミュージック・マガジン、1994年
  • 久保田慶一ほか『はじめての音楽史 古代ギリシアの音楽から日本の現代音楽まで』音楽之友社、1996年
  • 三井徹、藤田正、北中正和、脇谷浩昭『クロニクル 20世紀のポピュラー音楽』平凡社、2000年
  • 『21世紀の音楽入門1-7』教育芸術社、2000-2005年
  • 長峰和子、吉田泰輔『 ピアニストに贈る音楽史』音楽之友社、2003年
  • 「オールタイム・ベストアルバム500」ローリング・ストーン、2003年
  • 皆川達夫倉田喜弘『詳説総合音楽史年表』教育芸術社、2004年
  • 鈴木創『音魂大全-史上最強の20世紀ミュージック・エンサイクロペディア』洋泉社、2006年
  • ルシアンジェンキンズ『DISCOVER 西洋音楽史I-IV』学習研究社、2010年
  • 久保田慶一 『西洋音楽史100エピソード』教育芸術社、2012年