運転士

EF65の機関士
西日本旅客鉄道(JR西日本)の運転士。運転席後ろに運転士の所属基地と氏名を表記した名札が掲示されている。担当交代の際には名札も挿し替えられる

運転士(うんてんし)とは、

基本的にその資格を持った者でないと運転することが許されない場合が多い。

鉄道の運転士[編集]

世界各鉄道運転士がいる。国ごとに免許制度が異なっている。

また、運転する車両によって、あるいは事業者(運営者)によっては、異なる職名が付けられている場合がある。

機関車を運転する職員は「機関士」という。

ヨーロッパ[編集]

ヨーロッパでは2004年1月に2か国以上の国際路線に乗務する運転士を対象とする欧州機関士免許が導入された(採用国の国内での免許や資格の補完)[2]

日本[編集]

日本の鉄道の運転士は、国土交通省より運転免許が交付される。

韓国[編集]

バスの運転士[編集]

ヨーロッパ[編集]

EUでは定員8人までので車両総重量3,500kgまでの四輪車であればBクラス免許で運転可能であるが、これを超える場合にはDグループ(Dl、DlE、D、DEのいずれか)の運転免許が必要である[3]。EUの免許制度ではトラックの運転免許(Cl、ClE、C、CEに区分されるCグループ)とバスの運転免許(Dl、DlE、D、DEに区分されるDグループ)は明確に区分されており、Cグループの免許でバスを運転したり、Dグループの免許でトラックを運転することはできない[3]

なお、バスやトラックを運転する場合にはEUの運転免許とは別に、各国のドライバー資格が必要である[3]

日本[編集]

日本では、一般乗合旅客自動車事業もしくは一般貸切旅客自動車事業において、その自動車を運転操作するものに対し「バス(旅客自動車)運転士」の呼称が用いられる。ただし、行政的には「運転手」と呼ばれることが多い。バスの運転士は、大型自動車第二種運転免許(小型バスであれば中型自動車第二種運転免許)が必要である。

その他の動力機械の運転士[編集]

日本では一定の動力機械について免許制となっており労働局より交付される。

などであり、それぞれ吊り上げ荷重(又は制限荷重)が5t以上のものを運転操作するためには、免許が必要である。

脚注[編集]

  1. ^ a b 広辞苑 p.277 運転-運転士
  2. ^ 最低労働基準の設定”. 国際運輸労連. 2017年9月3日閲覧。
  3. ^ a b c ドイツにおけるバスドライバーの不足と事業者による 人材確保・育成の取り組み”. 交通経済研究所. 2022年3月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月18日閲覧。

関連項目[編集]