那覇タワー

那覇タワー
情報
用途 商業施設
設計者 金城信吉
構造形式 鉄骨鉄筋コンクリート造
敷地面積 2,367.96 m²
状態 解体
階数 地上19階・地下2階(タワー棟)
竣工 1973年
解体 2014年
所在地 900-0013
沖縄県那覇市牧志2丁目2-6
座標 北緯26度13分1.5秒 東経127度41分19.1秒 / 北緯26.217083度 東経127.688639度 / 26.217083; 127.688639 (那覇タワー)座標: 北緯26度13分1.5秒 東経127度41分19.1秒 / 北緯26.217083度 東経127.688639度 / 26.217083; 127.688639 (那覇タワー)
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那覇タワー(なはタワー)は、かつて沖縄県那覇市牧志に建っていたである。高さ82.6m。竣工の1973年から長らく国際通りのランドマークタワー的存在であった。商業施設及び雑居ビルであったが2008年に閉鎖され、2014年に解体された。

特徴[編集]

タワーは地下2階から地上19階のタワー棟と地下2階から地上7階の立体駐車場棟からなる[1]。後に立体駐車場棟はタワー棟と一体化し「FASHION CITY MAXY」として商業施設となる。立体駐車場棟はエレベーターフロアをはさんで二つに分かれており高低差もあったため、各階へ移動する際エレベーター・階段のほかに車の通路を改良したスロープがあった。

歴史[編集]

  • 1973年 - 建築家金城信吉によりタワー棟が竣工[1]
  • 1982年 - ファッションシティ・マキシーとして駐車場棟がリニューアル、以後、沖縄の若者文化を一時はリードする[2]
  • 1999年 - 運営会社の那覇タワー株式会社の親会社である宝観光開発が破産。テナントは営業を継続。
  • 2001年 - 土地・建物を合資会社コンパドールに売却。
  • 2003年 - ファッションビル「COM*D」(コムディ)としてリニューアル。
  • 2006年 - 株式会社ゼファーに所有権が移り、「ゼファー那覇タワー」と改名。
  • 2008年7月18日 - 株式会社ゼファーが民事再生法の適用を申請し経営破綻。
  • 2008年8月31日 - この日をもってテナント全ての営業が終了、閉鎖される。
  • 2011年8月22日 - 株式会社イントランスに所有権が移転[3]
  • 2014年7月2日 - グリーンホテル・ズ コーポーレションへ売却[4]
  • 2014年8月19日 - 解体工事開始を発表。2014年10月に建物の取り壊し作業に入り、2015年11月に完全に姿を消した。なお、解体中に作業員が1人事故で亡くなっている[5][6]

脚注[編集]

  1. ^ a b “那覇タワー売却 九州のホテル運営社に”. 琉球新報 (琉球新報社). (2014年5月22日). https://ryukyushimpo.jp/news/prentry-225753.html 2023年5月24日閲覧。 
  2. ^ 日本経済新聞九州B版 1982年11月13日
  3. ^ “那覇タワービル売却 ゼファー、民事再生手続き終結”. 琉球新報 (琉球新報社). (2012年1月17日). https://ryukyushimpo.jp/news/storyid-186342-storytopic-4.html 2023年5月24日閲覧。 
  4. ^ “那覇タワー土地建物 グリーンホテルが購入”. 沖縄タイムスプラス (沖縄タイムス社). (2014年7月4日). https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/41475 2023年5月24日閲覧。 
  5. ^ “那覇タワー、10月にも取り壊し”. 沖縄タイムスプラス (沖縄タイムス社). (2014年8月20日). https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/43201 2023年5月24日閲覧。 
  6. ^ “那覇タワー姿消す 解体工事でシート”. 沖縄タイムスプラス (沖縄タイムス社). (2014年12月1日). https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/46695 2023年5月24日閲覧。 

参考文献[編集]