釈徹宗

釈 徹宗(しゃく てっしゅう[1]1961年 - )は、日本の仏教宗教学者大阪府池田市にある浄土真宗本願寺派如来寺住職相愛大学学長[1]人文学部教授[2])。特定非営利活動法人(NPO法人)リライフ代表。専門は比較宗教思想[3]人間学。[要出典]

来歴・人物[編集]

大阪府出身。大阪府立大学大学院人間文化研究科比較文化専攻博士課程修了。その後、如来寺住職の傍ら、龍谷大学文学部非常勤講師兵庫大学生涯福祉学部教授、相愛大学人文学部教授[4]を経て、同大学の金児曉嗣学長の任期満了に伴う次期学長選任のための理事会(2021年12月2日)で新学長就任に選任され、2022年4月1日に学長に就任した[5]。その他にはNPO法人リライフ代表も務める。内田樹と親しく、共著を多く出している。

2012年から開催されている釜ヶ崎芸術大学で講師を務める[6]2017年、『落語に花咲く仏教-宗教と芸能は共振する-』で第5回河合隼雄学芸賞受賞[7]

2022年11月、如来寺隣の古民家を改装して、自身と、長男で副住職である大智(だいち)の蔵書約3万冊を公開する「ふるえる書庫」を開設した[1]

主な著作[編集]

単著[編集]

共著[編集]

  • 『いきなりはじめる浄土真宗―インターネット持仏堂1』内田樹との共著 本願寺出版社、2005年 のち角川ソフィア文庫
  • 『はじめたばかりの浄土真宗―インターネット持仏堂2』内田樹との共著 本願寺出版社、2005年
  • 『現代霊性論』内田樹との共著 講談社、2010年 のち文庫
  • 『現代人の祈り-呪いと祝い』内田樹、名越康文との共著 サンガ、2010年
  • 『おせっかい教育論』鷲田清一、内田樹、平松邦夫との共著 140B 2010年
  • 『仏教シネマ お坊さんが読み説く映画の中の生老病死』秋田光彦との共著 サンガ、2011年のち文春文庫
  • 『とんぼの本 親鸞の「迷い」 仏教入門』梅原猛との共著 新潮社、2011年
  • 『自然を生きる』玄侑宗久との共著 東京書籍、2011年
  • 『大阪の神さん仏さん』高島幸次との共著 140B 2012年
  • 『聖地巡礼 ビギニング』内田樹との共著 東京書籍、2013年
  • 『この世を仏教で生きる 今から始める他力の暮らし』大平光代との共著 本願寺出版社、2013年
  • 『日本霊性論』内田樹との共著 NHK新書、2014年
  • 『聖地巡礼 ライジング』内田樹との共著 東京書籍、2015年
  • 『70歳! 人と社会の老いの作法』五木寛之との共著 文春新書、2016年
  • 歎異抄はじめました 親鸞聖人から届いたメッセージ』大平光代との共著 本願寺出版社、2018年)

監修[編集]

インタビュー[編集]

出演[編集]

テレビ[編集]

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c [Topics]価値観震わす交流拠点:大阪・池田 釈徹宗さんの蔵書中心/3万冊公開 古民家に書庫毎日新聞』夕刊2023年6月22日(文化面)2023年7月1日閲覧
  2. ^ 釈徹宗『いきなりはじめる仏教生活』(新潮社 2011年)筆者紹介
  3. ^ 内田樹・釈徹宗『聖地巡礼 ライジング』(東京書籍 2015年3月)著者略歴
  4. ^ 相愛大学 教員 教育研究業績データベース”. 2015年12月1日閲覧。
  5. ^ 新学長就任のご挨拶”. 2022年5月15日閲覧。
  6. ^ Motion-gallery.ヨコトリ出場「釜ヶ崎芸術大学」開校と、おっちゃんたちの旅費を!
  7. ^ 人文学部・釈徹宗教授が「第5回河合隼雄学芸賞」を受賞!|お知らせ|相愛大学”. 相愛大学. 2017年5月28日閲覧。
  8. ^ コロナの時代を詠む”. NHK (2020年9月6日). 2021年10月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月9日閲覧。
  9. ^ 地域でつなぐ“こころとこころ”精神科医・高木俊介”. NHK (2021年4月25日). 2021年4月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月30日閲覧。

外部リンク[編集]