鏡山 (大阪相撲)

鏡山(かがみやま)は、かつて存在した大坂相撲の頭取名跡のひとつ。現存する年寄名跡鏡山とは別の名跡である。宝暦時代に初代・鏡山が四股名として名乗っていたもので、その由来は定かではない。1927年の東西合併の際に一代限りで加入したが、1929年死去により廃家となった。

代々[編集]

  • 代目の太字は、部屋持ち親方。
代目 引退時しこ名 最高位 現役時の所属部屋 襲名期間 備考
初代 鏡山佐兵衛 宝暦年間
2代 1770年 - 1783年 世話人
3代 1784年 - 1792年 世話人
4代 1796年 - 1800年 世話人
5代 1801年 - 1828年 4代と同一の可能性あり
6代 荒金文五郎 1808年 - 1825年 5代と併存
7代 荒金岩之助 1826年 - 1837年9月(死去)
8代 熊高熊吉 1838年 - 1850年7月
9代 男石増五郎 上取 1854年5月 - 1862年6月
10代 男石大五郎 1868年 - 1871年6月
11代 藤見山庄吉 1872年
12代 宮勇喜太郎 1873年8月 - 1878年9月
13代 高田川音吉 1902年6月 - 1904年6月(死去) 初代高田川
14代 釈迦ヶ嶽清一郎 大関 1905年1月 - 1929年9月(死去) 直前に廃業の可能性あり

2代~5代、8代は現役時代の経歴が不明

参考資料[編集]

  • 『大坂相撲』、1910年、佐々木由治郎発行
  • 月刊相撲 1990年11月号 「年寄名跡の代々 鏡山代々の巻」

関連項目[編集]