犬上県

犬上県(いぬかみけん)は、1872年明治4年)に近江国北部を管轄するために設置された。現在の滋賀県北部(東近江市の大部分を含む)にあたる。本項では前身の長浜県(ながはまけん)についても述べる。

概要[編集]

沿革[編集]

後年作成された1872年(明治4年)旧12月の行政区画地図における長浜県。ただしこの地図では高島郡の所属が長浜県ではなく大津県となっている。
後年作成された1872年(明治4年)旧12月の行政区画地図における長浜県。ただしこの地図では高島郡の所属が長浜県ではなく大津県となっている。

管轄地域[編集]

旧・彦根藩の飛地領で彦根県が管轄した武蔵国荏原郡多摩郡の各一部も一時的に管轄した。

歴代知事[編集]

長浜県[編集]

犬上県[編集]

  • 明治5年2月27日(1872年4月4日) - 明治5年9月28日(1872年10月30日) : 権令・神山郡廉(前長浜県権令)

関連項目[編集]

先代
彦根県宮川県山上県朝日山県
行政区の変遷
1871年 - 1872年 (長浜県→犬上県)
次代
滋賀県