長浜鉄道スクエア

長浜鉄道スクエア
Nagahama Railway Square[1]
旧長浜駅舎
地図
施設情報
正式名称 長浜鉄道スクエア[2]
専門分野 長浜鉄道
事業主体 長浜市
管理運営 公益社団法人長浜観光協会(指定管理者[3]
所在地 526-0057
日本の旗 日本滋賀県長浜市北船町1-41
位置 北緯35度22分36.77秒 東経136度15分56.88秒 / 北緯35.3768806度 東経136.2658000度 / 35.3768806; 136.2658000座標: 北緯35度22分36.77秒 東経136度15分56.88秒 / 北緯35.3768806度 東経136.2658000度 / 35.3768806; 136.2658000
外部リンク http://kitabiwako.jp/tetsudou/
プロジェクト:GLAM
テンプレートを表示
長浜鉄道文化館・北陸線電化記念館

長浜鉄道スクエア(ながはまてつどうスクエア)は、滋賀県長浜市にある長浜市立の鉄道保存展示施設

旧長浜駅舎(第1回鉄道記念物)に隣接して2000年平成12年)10月14日に長浜鉄道文化館が開館し、さらに2003年(平成15年)7月17日には隣接して北陸線電化記念館が開館[4]。このとき、この3施設を総称して「長浜鉄道スクエア」と命名された[5]

所在地[編集]

滋賀県長浜市北船町1番41号

最寄り駅は北陸本線JR西日本長浜駅

施設内容[編集]

長浜駅舎・長浜鉄道文化館・北陸線電化記念館の3館で構成されている。

旧長浜駅舎[編集]

現存する日本最古の駅舎である初代長浜駅舎をそのまま保存している。東西24.5m、南北9.7m、木骨構造の石灰コンクリート造り2階建て[6]。外壁はコンクリート素面仕上げで、壁の厚さは50cmあり、四隅の角は花崗岩の切石を積み、窓枠と出入口はレンガを使っている[6]。1階は駅事務所と待合室、2階は敦賀線の管理を扱った鉄道事務部門があった[6]。1階2階ともに暖炉が設けられ、回り階段、彫刻入りの欄干など鹿鳴館調の建築様式で、当時の地元民を驚かせた[6]。当時鉄道局の長であった井上勝の直接指揮のもと、設計はホルサムらイギリス人鉄道技師が行ない、施工は神戸の稲葉弥助が担当した[6]。ホルサム(Edmund Gregory Holtham)は1873年に明治政府のお雇い外国人として来日し[7]、駅舎開業の前年まで8年間滞日し、帰国後著書『Eight Years In Japan』を上梓した[8]

1903年(明治36年)に2代目駅舎が完成してからは倉庫として使われ、1958年(昭和33年)に第1回の鉄道記念物に指定された。

長浜鉄道文化館[編集]

北陸本線に関する鉄道史料や鉄道模型が展示されている。

北陸線電化記念館[編集]

鉄道車両2両が保存されている[4]

建築以外の保存物[編集]

車両[編集]

いずれも静態保存[4][9]

施設[編集]

  • 旧長浜駅29号分岐器ポイント部(鉄道記念物)

ギャラリー[編集]

周辺[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 長浜駅周辺散策マップ/長浜市広域観光マップ”. パンフNAVI. 2014年4月2日閲覧。
  2. ^ 歴史文化を紹介する観光施設条例
  3. ^ 指定管理者制度を導入している施設
  4. ^ a b c d e 「北陸線電化記念館オープン」『RAIL FAN』第50巻第9号、鉄道友の会、2003年9月1日、16頁。 
  5. ^ 『RAIL FAN』第50巻第10号、鉄道友の会、2003年10月1日、23頁。 
  6. ^ a b c d e 旧長浜駅舎とは長浜鉄道スクエア公式サイト
  7. ^ 『夜明け前』第13章島崎藤村、1936、青空文庫
  8. ^ Eight Years In Japan, 1873-1881Edmund Gregory Holtham, London, K. Paul, Trench & co, 1883
  9. ^ a b c 「RAILWAY TOPICS(「総合」◆ED70形1号機が長浜鉄道文化館入り)」『鉄道ジャーナル』第37巻第8号、鉄道ジャーナル社、2003年8月1日、92頁。 

外部リンク[編集]