閃光ライド

閃光ライド
ジャンル 自転車漫画競輪漫画
漫画
作者 スズキイッセイ
出版社 LINE Digital Frontier
掲載サイト LINEマンガ
レーベル LINEコミックス
発表期間 2017年11月29日 - 2020年5月13日
巻数 全7巻
話数 全57話
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画
ポータル 漫画

閃光ライド』は、スズキイッセイによる日本漫画作品。『LINEマンガ』(LINE Digital Frontier)にて2017年11月29日[1]から2020年5月13日まで2週間に一回のペースで連載された。単行本は全7巻。

引込み思案な少女、渡瀬矢切がガールズケイリンの選手を目指し成長していく物語である。

主な登場人物[編集]

渡瀬 矢切(わたせ やぎり)
主人公。女子高生。父親はおらず、母子家庭で育つ。
幼児期より辛いことがあるとそれを忘れるため自転車を全力で漕いでいたが、その成果か、高校生になるとママチャリで時速50キロのスピードを出せるほどの強靭な脚力を身に付けていた。
万場に強く誘われたこともあり、ガールズケイリン選手になることを決意するも、競輪学校[注釈 1]では全寮制であることを知り、人見知りの性格から恐怖を覚え、受験を一度は諦める。だが、その直後に母親が入院し、莫大な治療費がかかる(実際は、競輪選手になってほしい母親が嘘をついた)と知ったことで一念発起、母親の治療費を稼ぐためにガールズケイリン選手になることを決意、競輪学校の入学試験を受験する。
競輪学校第112期生入学試験当日、バンクでの実技試験直前にローラーでもがいていたところバランスを崩して落車、怪我を負っただけでなく自転車も破損してしまう。意地でも合格したかった矢切は実技試験を目の前にあったママチャリで挑んだものの規定違反[注釈 2]となり、入学試験は不合格となる。だが、その後に参加したワールドカップで3位に入賞した実績を買われ、特別選抜試験[注釈 3]を受験し競輪学校に合格する。
万場 健(ばんば けん)
かつて競輪選手を目指していたが断念し、予想紙の記者となる。道路で偶然猛スピードでママチャリを漕ぐ矢切を発見し、ガールズケイリンへスカウトする。のち新聞社を退職、ガールズケイリンを世界に広めようとアメリカへと渡る。

書誌情報[編集]

  • スズキイッセイ『閃光ライド』LINE Digital Frontier〈LINEコミックス〉、全7巻
    1. 2018年9月1日発売、ISBN 978-4-90-976702-8
    2. 2018年9月1日発売、ISBN 978-4-90-976703-5
    3. 2019年2月25日発売、ISBN 978-4-90-976736-3
    4. 2019年9月13日発売、ISBN 978-4-90-976783-7
    5. 2020年3月14日発売、ISBN 978-4-86-697034-9
    6. 2020年9月15日発売、ISBN 978-4-86-697092-9
    7. 2020年10月15日発売、ISBN 978-4-86-697100-1

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 連載での表記。競輪学校(正式には『日本競輪学校』)は2019年5月1日付で『日本競輪選手養成所』へと改称したが、本作は旧競輪学校時代から連載を開始しており、作中では競輪学校生徒としての生活が描かれているため、本項目でも『競輪学校』と表記。
  2. ^ 日本競輪選手養成所では、入所試験において実技で使用できる自転車について細かく規定されており、使用が認められていない自転車での受験はできないことになっている[2]。現在では、試験日前日に集合し車体検査を受けた上でなければ、翌日の実技試験は受験できないことになっている。
  3. ^ 一般試験と比べて、願書受付期間が大幅に延長されている(翌年3月中旬まで)ほか、試験内容が大幅に緩和されている。また、入所後は食費代や制服・ウェア代など最低でも100万円はかかる諸経費のうち食費代が免除される優遇措置がある[3]。なお、実在の日本競輪選手養成所では、女子で特別選抜試験の合格者は第124期(2022年5月入所)までではいない。

出典[編集]

外部リンク[編集]