雨と君と
雨と君と | |
---|---|
漫画 | |
作者 | 二階堂幸 |
出版社 | 講談社 |
掲載誌 | 週刊ヤングマガジン |
レーベル | KCデラックス |
発表号 | ヤングマガジン38号 - |
発表期間 | 2020年8月17日[1] - |
巻数 | 既刊7巻(2024年9月5日現在) |
アニメ | |
原作 | 二階堂幸 |
監督 | 月見里智弘 |
シリーズ構成 | 待田堂子 |
キャラクターデザイン | 大和田彩 |
アニメーション制作 | レスプリ |
放送局 | テレビ朝日系列ほか |
放送期間 | 2025年7月 - |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画・アニメ |
ポータル | 漫画・アニメ |
『雨と君と』(あめときみと)は、二階堂幸による日本の漫画作品。『週刊ヤングマガジン』(講談社)にて、2020年8月17日から連載中[1]。
雨の降る日に出会った1人の女性と1匹の「自称」犬との日常を描くショートストーリー[1]。2024年8月時点で累計発行部数は50万部を突破している[2]。X(旧Twitter)にて1億6000万回閲覧され、第1巻が発売前に重版された[3]。2022年「でらコミ!3」にて準大賞を受賞。また、『次にくるマンガ大賞2022』にて4位に入賞した[4]。
テレビアニメが2025年7月より放送予定[5]。
あらすじ
[編集]藤は一人暮らしの小説家。ある雨の日、ずぶ濡れになって帰る道で段ボールに入って捨てられている動物を見つける。最初に『犬・・・かな?』とつぶやいた彼女に、スケッチブックを使った筆談で『犬です』『飼いやすい』」と主張した「犬」を連れて帰り"君"と呼んで一緒に暮らし始める。周囲の人間たちは他の動物であると考えることがあるが、藤は雑種犬であると紹介し"君"もそのたびに筆談で犬であると訴える。
物静かで繊細なお姉さんと芸達者な"君"の詩的でゆったりとした時間が織りなす物語。
登場人物
[編集]声の項はアニメ版の声優。
- 藤(ふじ)
- 声 - 早見沙織[6]
- 主人公、小説家。雨の日に後述の"君"を拾う。雨や暗い所、一人でいるのが好きな、もの静かな性格の女性。55話で名字が判明するまで名前は一切明かされず、講談社の公式ページでも「お姉さん」と表記されている[7]。
- 君(きみ)
- 声 - 麦穂あんな[6]
- 雨の日に藤に拾われた自称「犬」。藤も犬だと思っているが、外見はどう見てもタヌキである。スケッチブックを用いて人間と会話が可能。
- きいちゃん(クラウゼ・エラ・希依)
- 声 - 湯本柚子[8]
- 藤のことが大好きなおとなりさんの少女。
- きなこ
- きいちゃんの家の柴犬。"君"には攻撃的な性格を見せる。
- 辰雄(たつお)
- 声 - 上田燿司[6]
- 藤の父。見た目は強面であるが実は楽しい性格の料理人。"君"を見るなり「天使ちゃん」と呼んで可愛がる。虫が苦手な一面もある。
- 道子(みちこ)
- 声 - 園崎未恵[6]
- 藤の母。初対面の"君"を「思ってたのと違うわ」「天使ではないかな!」と評するストレートな性格の女性。お父さんの健康を気遣って厳しいカロリー制限や禁煙を求めている。
- テル
- 声 - 戸谷菊之介[6]
- 藤の双子の弟。お姉さんそっくりなため初対面時に"君"は少し混乱する。もうすぐ初めての子供が生まれる。
- ワコ
- 声 - 花守ゆみり[6]
- テルの妻。妊娠中。
- 黒猫
- テルとワコ夫妻が飼っている猫。
- ミミ(美々)
- 声 - 鎌倉有那[8]
- 高校生時代からの藤の友達。動物が好きだが、初対面で「たぬきにそっくり」と言ってしまったため"君"になついてもらえない。
- レン
- 声 - 佐藤聡美[8]
- 高校生時代からの藤の友達。"君"とは仲良し。ミミへのツッコミ役。
- 獣医さん
- 声 - 茶風林[6]
- 近所の動物病院の先生。"君"を犬ではないと考えているが、それを藤にはどうしても伝えられない。
- めだか
- "君"を公園で見て「アライグマだ…」「野生の…」と言った女子高校生。落としたリンゴを洗う姿を見て藤も「アライグマです」と言ってしまう。
- 猫耳の少女
- お下げでメガネ、猫耳に猫目コンタクトのの女子高校生。めだかの友達。
- 日浦
- 藤の小学校時代の同級生。"君"のことを「ラッシー」と呼ぶ。"君"と会話をする藤に、自分も動物園でカワウソと会話すると話す。
- アラタ
- 藤の小説を原作にした作品の漫画家。動物好き。
![]() | この節の加筆が望まれています。 |
書誌情報
[編集]- 二階堂幸『雨と君と』講談社〈KCデラックス〉、既刊7巻(2024年9月5日現在)
- 2021年3月5日発売[9][書誌 1]、ISBN 978-4-06-522583-7
- 2021年9月6日発売[書誌 2]、ISBN 978-4-06-524749-5
- 2022年3月4日発売[書誌 3]、ISBN 978-4-06-527052-3
- 2022年9月6日発売[書誌 4]、ISBN 978-4-06-529068-2
- 2023年5月8日発売[書誌 5]、ISBN 978-4-06-531378-7
- 2023年12月6日発売[書誌 6]、ISBN 978-4-06-533932-9
- 2024年9月5日発売[書誌 7]、ISBN 978-4-06-535820-7
テレビアニメ
[編集]![]() | この節には放送または配信開始前の番組に関する記述があります。 |
2025年7月よりテレビ朝日系列『NUMAnimation』枠ほかにて放送予定[5][10][11]。
スタッフ
[編集]- 原作 - 二階堂幸(講談社「週刊ヤングマガジン」連載)[8]
- 監督 - 月見里智弘[8]
- シリーズ構成 - 待田堂子[8]
- キャラクターデザイン - 大和田彩[8]
- アニメーション制作 - レスプリ[8]
放送局
[編集]放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [12] | 備考 |
---|---|---|---|---|
2025年7月 - | 未発表 | テレビ朝日系列全24局 | 日本国内[注 1] | 『NUMAnimation』枠 |
BS朝日 | 日本全域 | BS/BS4K放送 |
テレビ朝日系列 NUMAnimation | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
小市民シリーズ(第2期) | 雨と君と | - |
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c “二階堂幸の新連載「雨と君と」がヤンマガで、雨の日に出会った1人と1匹を描くショート”. コミックナタリー. 株式会社ナターシャ (2020年8月17日). 2024年8月23日閲覧。
- ^ “累計発行数50万部突破の癒し系コミック『雨と君と』が2025年にTVアニメ化決定! 二階堂幸先生から描き下ろしイラスト&コメントも到着”. PASH! PLUS. 主婦と生活社 (2024年8月21日). 2024年8月23日閲覧。
- ^ “漫画『雨と君と』1巻、発売前重版決定 編集長「感激しています」”. ORICON NEWS. オリコン株式会社 (2021年3月1日). 2024年8月23日閲覧。
- ^ “次にくるマンガ大賞2022、コミックス部門1位はつるまいかだ「メダリスト」”. コミックナタリー. 株式会社ナターシャ (2022年8月31日). 2024年8月23日閲覧。
- ^ a b “二階堂幸「雨と君と」2025年にTVアニメ化、二階堂からイラスト&コメント到着”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年8月21日). 2025年3月17日閲覧。
- ^ a b c d e f g “『雨と君と』2025年7月より放送開始|麦穂あんなら追加キャスト発表”. アニメイトタイムズ. 2025年3月17日閲覧。
- ^ “雨と君と(5)”. マンガIPサーチ. 講談社. 2025年3月27日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “アニメ「雨と君と」主人公・藤役は早見沙織 制作はレスプリ、監督は月見里智弘(コメントあり)”. コミックナタリー (2025年1月20日). 2025年3月17日閲覧。
- ^ “雨の日に出会った1人の女性と1匹の自称“犬”の日常ショート「雨と君と」1巻”. コミックナタリー. 株式会社ナターシャ (2021年3月5日). 2024年8月23日閲覧。
- ^ 『週刊ヤングマガジン 2025年8号』講談社、2025年1月20日。
- ^ a b “アニメ「雨と君と」自称“犬”の君役に麦穂あんな、追加キャスト6人を発表”. コミックナタリー (2025年3月17日). 2025年3月17日閲覧。
- ^ テレビ放送対象地域の出典:
- 政府規制等と競争政策に関する研究会 (2009年10月9日). “放送分野の動向及び規制・制度(資料2)” (PDF). 通信・放送の融合の進展下における放送分野の競争政策の在り方. 公正取引委員会. p. 2. 2018年10月24日閲覧。
- “基幹放送普及計画”. 郵政省告示第六百六十号. 総務省 (1988年10月1日). 2022年5月11日閲覧。
- “地デジ放送局情報”. 一般社団法人デジタル放送推進協会. 2022年8月5日閲覧。
書誌情報出典
[編集]外部リンク
[編集]- 雨と君と - ヤングマガジン公式サイト
- TVアニメ『雨と君と』公式サイト