高嶋ちさ子

高嶋 ちさ子
出生名 高嶋 知佐子[1]
生誕 (1968-08-24) 1968年8月24日(55歳)
出身地 日本の旗 日本 東京渋谷区
学歴 イェール大学音楽学部大学院修士課程アーティスト・ディプロマコース修了
ジャンル クラシック
職業 ヴァイオリニスト音楽プロデューサー、タレント
担当楽器 ヴァイオリン
活動期間 1995年 -
レーベル ハッツアンリミテッド
事務所 シンバ
公式サイト CHISAKO TAKASHIMA Official Web Site
著名使用楽器
ストラディバリウス「ルーシー(Roussy)」(1736年)

高嶋 ちさ子(たかしま ちさこ、1968年8月24日 - )は、日本ヴァイオリニストタレント血液型A型。身長158cm[2]東京都渋谷区出身。

年譜[編集]

東京都出身。父・高嶋弘之東芝EMIの元ディレクターで、ビートルズを日本に紹介した人物。その兄(伯父)が俳優の高島忠夫で、髙嶋政宏政伸兄弟は従兄[3]

6歳からヴァイオリンを習い始め[4][5]徳永二男江藤俊哉、ショーコ・アキ・アールに師事。愛器はストラディバリウス・ルーシー(1736年製)[6]

青山学院初等部青山学院中等部桐朋女子高校音楽科桐朋学園大学音楽学部卒業[7]イェール大学音楽学部大学院修士課程アーティスト・ディプロマコース修了[8]

1995年チェリスト大藤桂子ストリングスデュオ「CHOCOLATE FASHION(チョコレート・ファッション)」を結成[9]。同年5月24日、EMIミュージック・ジャパンからアルバム「チョコレート・ファッション1」でCDデビュー。1998年までにアルバム5枚、シングル3枚をリリースした[10][11][12][7]

1996年、ソロ活動開始[12]

1997年、フジテレビアナウンサー軽部真一と共に『めざましクラシックス』[13]を立ち上げ。

2006年には「観ても、聴いても、美しく、楽しい」を掲げた「高嶋ちさ子 12人のヴァイオリニスト」を立ち上げ、企画・プロデュース。

2018年には日本のトップチェロ奏者を集めた「Super Cellists」を立ち上げる。

現在、様々なコンサートを年間100本近く開催している。

人物[編集]

性格[編集]

子供時代のあだ名は「悪魔」、「Devil」[14]

兄弟は、年子の兄(太郎)と知的障害(ダウン症)を持つ姉(未知子 6歳上)[12][15]。父曰く、姉・未知子が生まれた頃はダウン症という言葉を医師も知らず「20歳まで生きない」と言われて、母はその場で卒倒してしまったが、60歳を超えて、ちさ子から「お医者さんの誤診だよ。」「みっちゃんはダウン症の歴史でもギネスに近いよ。」と語っていた。未知子はダウン症だが、料理・洗濯が出来、一人暮らし願望が強く、母に「そんなに一人暮らししたいの?やめなさい。」と言われていた。

周囲に厳しい性格として知られる[16]。元々口が悪かったが(ちさ子曰く「おばあちゃんも口が悪かった」)姉にひどい言葉を浴びせたり、いじめをする人々に反論・抗議をしているうちに短気な性格になってしまった[17]。また、姉がダウン症である事で世間では「ダウン症の兄弟を友達に会わせたくない」と言われがちだが、父曰く「ちさ子は青学でガキ大将をやっていて姉の面倒を子分に見させたり、友達と姉と一緒になって遊ぶというのは父として嬉しかった」と話している。

母の葬儀で「生前お母様が大切にされてたものを棺に入れてください」と言われて、兄が「やっぱそれみっちゃん(姉)じゃない?」と答え、「いやよ〜!私いやよ〜!」と揉めた事がある。

留学中にお金持ちの同級生の家でバーベキューをしている時に、同級生が「僕の両親は僕が何しても怒らない」と自慢した際に頭に来て「お前んちバーベキューの火で燃やしても親は何も言わないんだよな?」と言い、同級生が真っ青になった事がある。

モデルの清原亜希とは親友[18]

ゲーム機バキバキ事件[編集]

東京新聞コラムにて「長男が『平日にゲーム機で遊ぶのは禁止』とのルールを破ったため、6歳の次男のものと合わせて2台をバキバキにした」というエピソードを紹介し、真っ二つになったニンテンドーDSの写真も紙面に掲載された。これに対し「子供への虐待」などとネット上で批判が相次いだ。この件に関して、後日週刊誌『週刊文春』で「カッとなって壊したのではなく、あくまで子供達との『約束』だった」「実は、事前にいろいろと調べておいたんです。折る時はテコの原理で(蝶つがいの部分を)真っ二つにしましたが、ソフトは一切傷つけないように注意しました」「私が壊したものも、(壊してから)2か月後のクリスマスに『サンタさんから』と言って二人のところに戻しました」などと釈明したものの、高嶋が「ゲーム機バキバキ」をリアルタイムで報告したと思われる15年10月のツイートが発掘され、高嶋の上記の釈明と矛盾する「折ったら修理できると思っていなかった」と読める趣旨のツイートや「これで直したら本当の馬鹿親ですよね」と返信がなされており、「後付感満載だな」「苦しすぎる言い訳」といったコメントが寄せられている[19]

松本人志ダウンタウン)はこの件について「例えば僕の子どもがバイオリンを(約束を守らずに)弾いてて、バイオリンを『バキバキ』にしたら、この人は何て言うんでしょうね」「ゲーム機を一生懸命作っている人にしたら、この『バキバキ』写真はやっぱり良い気はしないですよ」「絶対にこの人は、バイオリンを『バキバキ』に折った写真を載せたら怒ってるよ」「俺、ゲームを完全に否定する人間嫌いやねん」「ゲームで感動することもあるんだぜ!」「学ぶこともあるし!」「『私はゲームを最初から最後まで1回でもクリアしたことがあります』と言うんだったら、僕は申し訳ございませんでしたと言ってもいい」「絶対にやってないと思いますね。しょうもないパズルゲームとか、そんなんしかたぶんやったことないと思います」「(ゲームを)えらい下に見てるなと思う」「ゲームをちゃんとクリアしたことがある人間は、こんなバッドエンディングは迎えないけどね!」と分析した[20]

その他エピソード[編集]

芸能活動

高嶋が演奏する楽曲がオープニング曲として使用されていた『金子柱憲・高田純次ゴルフの王道』(テレビ東京)に出演した際、高田純次から誘いを受けて、高田が所属していた事務所に入ることになり芸能活動を本格化させていった[5][21][9]

出産・育児

妊娠7か月となる2006年11月上旬まで、身重ながら、妊娠以前より受けた依頼を果たすため仕事を続けていた。日程が出産間近に予定されていたコンサートは約半年の延期となった。医師からは自然分娩での出産を勧められたが、陣痛に耐える自信が無かったため帝王切開を希望した。話し合いの結果、麻酔を使用する無痛分娩を選択することになったが、麻酔が効かず、分娩が始まらなかったため、最終的には帝王切開による出産となった[17]

2009年1月16日、自身のブログで切迫流産の恐れがあり、医師から即入院を言い渡されるが、演奏会があるため入院しないことを打ち明けている[22]。しかし、結果的に1月24日のブログで健康上の理由によって1月25日・2月1日の2つのコンサートを直前キャンセルすることを報告し、2月10日のブログで合計19コンサートのキャンセルを報告している。

ドラえもんファン

自他ともに認めるドラえもんファン(ドラフリーク)で、てんとう虫コミックス全45巻を3セット持っており、イェール大学留学中には、映画を観るため一年に一度必ず帰国していた[23]

一番好きな登場人物は骨川スネ夫で、人をからかったり、自慢話をしたり、意味もなくいじわるをする点が自分と共通しているからだという。嫌いなキャラクターはドラミで、いい子ちゃんで説教などをする点がうるさいとしている。源静香は、ピアノに目移りしたり、みんなと遊びに行ったりして、バイオリンの練習量が極端に少ないと指摘しているが、一方で静香はバイオリンが下手だからこそ静香なのであり、アドバイスする必要はないともしている[24]

出演[編集]

テレビ[編集]

CM[編集]

映画[編集]

ラジオ[編集]

作品[編集]

高嶋ちさ子名義[編集]

シングル
  1. CARMEN FANTASY(1997年5月28日)
アルバム
  1. めざましクラシックス(2000年5月20日)
  2. ニュー・シネマ・パラダイス〜Cinema on Violin(2000年9月21日)
  3. 風のとおり道(2000年11月18日)[30]
  4. Lovin' You〜Love Songs on Violin(2001年4月21日)
  5. めざましクラシックス 2(2001年6月16日)
  6. CHISAKO! EARLY BEST! 1995-1998(2001年10月17日)
  7. ANGEL'S DREAM 〜IN PARADIUM〜(2001年11月21日)
  8. Simba(2002年9月21日)
  9. MEZACLA2003(めざクラ2003)〜高嶋ちさ子と仲間たち(2002年12月21日)
  10. ARIA高嶋ちさ子 ベスト・コレクション(2003年2月1日)
  11. AROUND THE WORLD〜高嶋ちさ子&プラハカメラータ(2003年8月20日)
  12. めざましクラシックス・ベスト(2004年6月23日)
  13. freedom〜chisako style music(2004年7月21日)
  14. CROSSOVER SELECTION〜高嶋ちさ子が提案するヒーリングミュージック(2005年11月2日)
  15. CLASSICAL SELECTION〜高嶋ちさ子からはじめるクラシック(2005年11月2日)
  16. 12人のヴァイオリニスト(2006年11月22日)
  17. ヴァイオリン・ファンタジー(2008年5月21日)
  18. 高嶋ちさ子の名曲案内 〜心が10倍豊かになるクラシック〜(2008年10月1日)
  19. 高嶋ちさ子 plays ジブリ(2009年6月24日)
  20. めざましクラシックス 2010(2010年7月21日)
  21. アダージェット 〜マイ・ベスト・クラシカル・メロディーズ〜(2011年4月21日)
  22. ロマンティック・メロディーズ 〜マイ・ベスト・クラシックス(2013年9月4日)
  23. COLORS〜Best Selection〜(2014年7月2日)
  24. 高嶋ちさ子 クラシカル・ベスト(2014年9月17日)
  25. めざましクラシックス with フレンズ〜ベスト・ヴォーカリスト〜(2017年5月24日)
  26. Strings on Fire(2015年7月1日)
  27. 悪魔のロマンス〜Romance Del Diablo〜(2019年6月5日)

CHOCOLATE FASHION名義[編集]

※チェリスト・大藤桂子とのユニット

シングル
  1. THE CHARM OF ENGLISH MUFFIN(1996年3月20日)
  2. 哀愁のヨーロッパ(1996年9月19日)
  3. 黒ネコのタンゴ(1996年10月16日)
アルバム
  1. CHOCOLATE FASHION 1(1995年5月24日) ※CHOCOLATE FASHION名義
  2. CHOCOLATE MIX(1995年9月27日)※CHOCOLATE FASHION名義
  3. ENGLISH MUFFIN(1996年1月31日)
  4. 悪魔のロマンス(1996年12月21日)
  5. RARE CHOCOLATE(1998年7月8日)

CHISA&MINO名義[編集]

※ピアニスト・加羽沢美濃とのユニット

  1. CHISA & MINO(1999年7月17日)
  2. CHISA & MINO 2(2001年8月18日)
  3. ANNIVERSARY~CHISA&MINO 3(2008年1月23日)

参加作品[編集]

  1. Colorful(収録曲「Orange」のヴァイオリン)(1997年7月16日)
  2. 霧笛荘夜話(2005年1月19日〈初回限定盤〉・2月25日〈通常版〉、 日本コロムビア) - ミニアルバム
  3. 高嶋ちさ子×池谷裕二プレゼンツ ベイビー・ブレイン・クラシック(2010年2月24日)
  4. image 14 quatorze emotional&relaxing(2014年1月29日)
  5. SWEET CLASSIC(2015年1月21日)
  6. BEST OF THE THREE VIOLINISTS II(2017年3月15日)

成績・賞歴[編集]

  • 1997年 コンチェルトコンペティション入賞

脚注[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ chisako824の2013年8月4日のツイート2019年8月15日閲覧。
  2. ^ 日本タレント名鑑(VIPタイムズ社)
  3. ^ 高嶋政伸と従兄弟の高嶋ちさ子 親戚関係は何年も断絶状態にNEWSポストセブン
  4. ^ #41 高嶋ちさ子 - BS日テレ おぎやはぎの愛車遍歴 NO CAR, NO LIFE!
  5. ^ a b 「一緒に死のうと思った」高嶋ちさ子を支えてきた“厳しい母”への思い - FNN.jpプライム 直撃!シンソウ坂上 2019年8月15日放送
  6. ^ Profile - 高嶋ちさ子オフィシャルサイト
  7. ^ a b 2020年8月12日放送 19:00 - 20:54 テレビ朝日 あいつ今何してる? 高嶋ちさ子&ミルクボーイ&かまいたち爆笑の(秘)原点2時間SP”. TVでた蔵. ワイヤーアクション. 2020年9月23日閲覧。
  8. ^ Profile”. 高嶋ちさ子 オフィシャルサイト. 2020年9月23日閲覧。
  9. ^ a b 高嶋ちさ子、「人生最高レストラン」で芸能界の恩人を明かす…「高田純次さんに拾ってもらったんです」”. スポーツ報知. 報知新聞社 (2023年7月2日). 2023年7月3日閲覧。
  10. ^ CHOCOLATE FASHION”. ORICON NEWS. oricon ME. 2023年7月3日閲覧。
  11. ^ チョコレート・ファッション1 チョコレート・ファッション [廃盤]CD Journal
  12. ^ a b c "賢人:高嶋ちさ子". ソロモン流. 1 December 2013. テレビ東京. 2013年12月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年12月8日閲覧
  13. ^ めざましクラシックス 〜since 1997〜”. めざましクラシックス 公式サイト. 2017年10月9日閲覧。
  14. ^ “【エンタがビタミン♪】「いじめに近いいたずらが好き」。超ドS高嶋ちさ子は“悪魔”。”. Techinsight. (2009年10月20日). https://japan.techinsight.jp/2009/10/maki20091019113.html 2013年12月8日閲覧。 
  15. ^ “高嶋ちさ子 ダウン症の姉は「本当に性格がキツイ」テレビで共演”. デイリースポーツ. (2019年12月18日). https://www.daily.co.jp/gossip/2019/12/18/0012970345.shtml 2019年12月26日閲覧。 
  16. ^ 本木雅弘、ネガティブを理由に妻・内田也哉子から怒られる「50過ぎてそれじゃダメでしょと」”. 日刊スポーツ (2021年11月11日). 2023年11月11日閲覧。
  17. ^ a b “【エンタがビタミン♪】高嶋ちさ子、分娩中に医者に怒り爆発。「○○だって、言ってんだろうが。コノヤロー!」”. Techinsight. (2010年6月25日). https://japan.techinsight.jp/2010/06/takasimatisako_ikaru1006240922.html 2013年12月8日閲覧。 
  18. ^ “高嶋ちさ子「股関節急激に痛く」→親友・亜希が夕食作りに自宅へ、羨む声続々 清原氏の元妻”. デイリースポーツ online (株式会社デイリースポーツ). (2023年4月25日). https://www.daily.co.jp/gossip/2023/04/25/0016283249.shtml 2023年4月25日閲覧。 
  19. ^ Jcastニュース2020.9.23閲覧
  20. ^ 松本人志、ゲーム機破壊の高嶋ちさ子に怒り「ゲームを完全否定する人嫌い」 | マイナビニュース
  21. ^ 高嶋ちさ子、無気力デビューからブレイク「恩人は高田純次」 - Smart FLASH、2019年5月16日
  22. ^ 高嶋ちさ子 (2009年1月16日). “大変なことに・・・!”. 高嶋ちさ子オフィシャルブログ「Monologue」. 2009年1月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年2月12日閲覧。
  23. ^ 高嶋ちさ子さん マル秘情報!! - ドラえもんチャンネル
  24. ^ ぼくドラえもん04(2004年4月20日、小学館)
  25. ^ a b c d e f 高嶋ちさ子 - オリコンTV出演情報
  26. ^ ブルボンとめざましクラシックス”. Find BOURBON. ブルボン. 2023年7月3日閲覧。
  27. ^ トミー、誰でもヴァイオリンが演奏できる「evio(エヴィオ)」を発売-テレビと接続でき、伴奏や採点機能も装備”. Impress AV Watch (2003年4月15日). 2021年6月24日閲覧。
  28. ^ 電気とガスをまとめておトク「初月ガス代半額キャッシュバック」キャンペーン開始~新テレビCMを2019年1月11日から放送開始!〜”. 東京電力エナジーパートナー (2019年1月10日). 2021年6月24日閲覧。
  29. ^ 羽生善治さん&高嶋ちさ子さんが初共演! 「DHA&EPA+セサミンEX」新TV-CM「細胞積木(さいぼうつみき)」篇 6月26日(土)より全国でオンエア開始”. PR TIMES (2021年6月24日). 2021年6月24日閲覧。
  30. ^ 旧公式ホームページより

外部リンク[編集]