1961年の読売ジャイアンツでは、1961年の読売ジャイアンツの動向をまとめる。
この年の読売ジャイアンツは、川上哲治監督の1年目のシーズンである。この年限りで、300勝投手の別所毅彦が引退した。
6年連続のリーグ優勝を逃したチームは監督が水原茂から川上哲治に交代。川上新監督は就任後初の海外キャンプをベロビーチで敢行し(以降定番となる)、大リーグ・ロサンゼルス・ドジャースの「ドジャースの戦法」をチーム内に導入。また、ユニフォームも水原時代のシングルラインからダブルライン(袖やズボンのラインが1本から2本になる)などリニューアルされた。川上新監督のもとチームは2年ぶりの優勝が期待されたが、開幕後は前年Bクラスの中日や国鉄が開幕から首位を走り巨人がそれをマークする展開が続いた。7月以降も監督交代の中日・国鉄との三つ巴が続いたが、その最中の7月25日に元中日コーチの牧野茂を一軍コーチに招聘。9月に入ると国鉄が脱落、さらに関西大学を中退して緊急入団した村瀬広基が5勝を挙げる活躍を見せて中日を引き離し、最終的に2年ぶりのリーグ優勝を達成。南海との日本シリーズは第4戦に相手の寺田陽介の落球や球審円城寺満の判定で逆転勝ちし流れをつかみ、4勝2敗で1955年以来の日本一となった。投手陣はチーム防御率が2.50のリーグ3位と健闘し、20完封はリーグ1位。打撃陣はリーグ1位の89本塁打を放つも、チーム打率がリーグ最下位に終わった。
チーム成績[編集]
レギュラーシーズン[編集]
1961年セントラル・リーグ順位変動 順位 | 4月終了時 | 5月終了時 | 6月終了時 | 7月終了時 | 8月終了時 | 9月終了時 | 最終成績 |
1位 | 中日 | --- | 中日 | --- | 国鉄 | --- | 巨人 | --- | 中日 | --- | 巨人 | --- | 巨人 | --- |
2位 | 国鉄 | 国鉄 | 0.0 | 巨人 | 1.5 | 国鉄 | 4.5 | 巨人 | 1.0 | 中日 | 3.5 | 中日 | 1.0 |
3位 | 巨人 | 2.0 | 巨人 | 0.5 | 中日 | 2.5 | 中日 | 5.5 | 国鉄 | 2.5 | 国鉄 | 6.5 | 国鉄 | 5.5 |
4位 | 広島 | 2.5 | 広島 | 6.5 | 広島 | 10.0 | 広島 | 15.5 | 広島 | 14.0 | 阪神 | 16.5 | 阪神 | 12.5 |
5位 | 阪神 | 4.5 | 大洋 | 8.5 | 阪神 | 12.0 | 大洋 | 18.0 | 阪神 | 15.0 | 広島 | 16.5 | 広島 | 13.5 |
6位 | 大洋 | 6.0 | 阪神 | 8.5 | 大洋 | 13.0 | 阪神 | 19.5 | 大洋 | 18.5 | 大洋 | 23.0 | 大洋 | 21.5 |
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日本シリーズ[編集]
1961年 日本シリーズ 日付 | 試合 | ビジター球団(先攻) | スコア | ホーム球団(後攻) | 開催球場 |
10月21日(土) | 第1戦 | 雨天中止 | 大阪球場 |
10月22日(日) | 読売ジャイアンツ | 0 - 6 | 南海ホークス |
10月23日(月) | 第2戦 | 雨天中止 |
10月24日(火) | 読売ジャイアンツ | 6 - 4 | 南海ホークス |
10月25日(水) | 移動日 |
10月26日(木) | 第3戦 | 南海ホークス | 4 - 5 | 読売ジャイアンツ | 後楽園球場 |
10月27日(金) | 第4戦 | 雨天中止 |
10月28日(土) |
10月29日(日) | 南海ホークス | 3 - 4 | 読売ジャイアンツ |
10月30日(月) | 第5戦 | 南海ホークス | 6 - 3 | 読売ジャイアンツ |
10月31日(火) | 移動日 |
11月1日(水) | 第6戦 | 読売ジャイアンツ | 3 - 2 | 南海ホークス | 大阪球場 |
優勝:読売ジャイアンツ(6年ぶり5回目) |
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オールスターゲーム1961[編集]
選手・スタッフ[編集]
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表彰選手[編集]
- 森昌彦(捕手、初受賞)
- 長嶋茂雄(三塁手、4年連続4度目)
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1945年は戦況悪化のため、公式戦を休止。合同チームによる非公式戦のみ開催。 |
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