1991年のNFL

1991年のNFL
レギュラーシーズン
日程 1991年9月1日 - 1991年12月23日
プレイオフ
開幕日 1991年12月28日
AFC優勝 バッファロー・ビルズ
NFC優勝 ワシントン・レッドスキンズ
第26回スーパーボウル
開催日 1992年1月26日
開催都市 ミネソタ州ミネアポリス
スタジアム メトロドーム
チャンピオン ワシントン・レッドスキンズ
プロボウル
開催日 1992年2月2日
開催都市 ハワイ州ホノルル
スタジアム アロハ・スタジアム
NFLシーズン
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1991年のNFL1991年9月1日NFL72回目のレギュラーシーズンが開幕し、1992年1月26日ミネソタ州ミネアポリスで開催された第26回スーパーボウルを経て、2月2日ハワイ州ホノルルでプロボウルが開催されてシーズンが終了した。

ドラフト[編集]

1991年4月21日-22日にドラフトが行われ、12巡334名が指名された。全体1位ラッセル・メリーランドダラス・カウボーイズに指名された。なおドラフト当日1位指名が予想されたラジブ・イスマイルCFLトロント・アルゴノーツに指名された。

主なルール変更[編集]

  • ドロップキック、フィールドゴール、パントは、全てスクリメージライン後方から行う、と変更された[1]
  • 前・後半残り 2 分以降を除き、反則により相手に怪我をさせた場合、チームタイムアウトを没収されなくなった。
  • 選手がアウトオブバウンズに出たとしても、攻守交代の際は次のスナップまでゲームクロックを動かさない。
  • 守備側のオフサイドで、クォーターバックへの威嚇の意図が明白な場合、審判は直ちにプレイを止める[2]
  • ファンブルしたボールが相手のエンドゾーンからアウトオブバウンズへ出た場合は、タッチバックになる。
  • ファンブルしたボールが自軍のエンドゾーンへ入り、相手側選手によりアウトオブバウンズへ出された場合は、セイフティではなく、タッチバックになる。
  • 攻撃側選手は、バックワードパスを故意に叩いてはならない。
  • ジャージの首元とパンツの左太腿に、リーグのマークを付けることになった。

レギュラーシーズン順位表[編集]

AFC東地区
チーム 勝率 Div Con 総得点 総失点 平均得点 平均失点 得失差
(1)バッファロー・ビルズ 13 3 0 .813 7-1 10-2 458 318 28.6 19.9 8.8
(6)ニューヨーク・ジェッツ 8 8 0 .500 4-4 6-6 314 93 19.6 5.8 13.8
マイアミ・ドルフィンズ 8 8 0 .500 4-4 5-7 343 349 21.4 21.8 -0.4
ニューイングランド・ペイトリオッツ 6 10 0 .375 4-4 5-9 211 305 13.2 19.1 -5.9
インディアナポリス・コルツ 1 15 0 .063 1-7 1-11 143 381 8.9 23.8 -14.9
AFC中地区
チーム 勝率 Div Con 総得点 総失点 平均得点 平均失点 得失差
(3)ヒューストン・オイラーズ 11 5 0 .688 5-1 10-2 386 251 24.1 15.7 8.4
ピッツバーグ・スティーラーズ 7 9 0 .438 4-2 7-5 292 344 18.3 21.5 -3.3
クリーブランド・ブラウンズ 6 10 0 .375 2-4 6-6 293 298 18.3 18.6 -0.3
シンシナティ・ベンガルズ 3 13 0 .188 1-5 2-10 263 435 16.4 27.2 -10.8
AFC西地区
チーム 勝率 Div Con 総得点 総失点 平均得点 平均失点 得失差
(2)デンバー・ブロンコス 12 4 0 .750 5-3 10-4 304 235 19.0 14.7 4.3
(4)カンザスシティ・チーフス 10 6 0 .625 6-2 8-4 322 252 20.1 15.8 4.4
(5)ロサンゼルス・レイダース 9 7 0 .563 5-3 7-5 298 297 18.6 18.6 0.1
シアトル・シーホークス 7 9 0 .438 2-6 6-6 276 261 17.3 16.3 0.9
サンディエゴ・チャージャーズ 4 12 0 .250 2-6 3-9 274 342 17.1 21.4 -4.3
NFC東地区
チーム 勝率 Div Con 総得点 総失点 平均得点 平均失点 得失差
(1)ワシントン・レッドスキンズ 14 2 0 .875 6-2 10-2 485 224 30.3 14.0 16.3
(5)ダラス・カウボーイズ 11 5 0 .688 5-3 8-4 342 310 21.4 19.4 2.0
フィラデルフィア・イーグルス 10 6 0 .625 5-3 6-6 285 244 17.8 15.3 2.6
ニューヨーク・ジャイアンツ 8 8 0 .500 3-5 5-7 281 297 17.6 18.6 -1.0
フェニックス・カージナルス 4 12 0 .250 1-7 3-11 196 344 12.3 21.5 -9.3
NFC中地区
チーム 勝率 Div Con 総得点 総失点 平均得点 平均失点 得失差
(2)デトロイト・ライオンズ 12 4 0 .750 6-2 8-4 339 295 21.2 18.4 2.8
(5)シカゴ・ベアーズ 11 5 0 .688 7-1 9-3 299 269 18.7 16.8 1.9
ミネソタ・バイキングス 8 8 0 .500 3-5 8-6 301 306 18.8 19.1 -0.3
グリーンベイ・パッカーズ 4 12 0 .250 3-5 3-9 273 313 17.1 19.6 -2.5
タンパベイ・バッカニアーズ 3 13 0 .188 1-7 2-10 199 365 12.4 22.8 -10.4
NFC西地区
チーム 勝率 Div Con 総得点 総失点 平均得点 平均失点 得失差
(3)ニューオーリンズ・セインツ 11 5 0 .688 4-2 8-4 341 211 21.3 13.2 8.1
(6)アトランタ・ファルコンズ 10 6 0 .625 5-1 7-5 361 338 22.6 21.1 1.4
サンフランシスコ・49ers 10 6 0 .625 3-3 7-5 393 239 24.6 14.9 9.6
ロサンゼルス・ラムズ 3 13 0 .188 0-6 2-10 234 390 14.6 24.4 -9.8
AFC

チーム
勝率 DIV CON SOS SOV
地区優勝
1 ビルズ 13 3 0 .813 7-1 10-2
2 ブロンコス 西 12 4 0 .750 5-3 10-4
3 オイラーズ 11 5 0 .688 5-1 10-2
ワイルドカード
4 チーフス 西 10 6 0 .625 6-2 8-4
5 レイダース 西 9 7 0 .563 5-3 7-5
6 ジェッツ 8 8 0 .500 4-4 6-6
レギュラーシーズン敗退
7 ドルフィンズ 8 8 0 .500 4-4 5-7
8 シーホークス 西 7 9 0 .438 2-6 6-6
9 スティーラーズ 7 9 0 .438 4-2 7-5
10 ブラウンズ 6 10 0 .375 2-4 6-6
11 ペイトリオッツ 6 10 0 .375 4-4 5-9
12 チャージャーズ 西 4 12 0 .250 2-6 3-9
13 ベンガルズ 3 13 0 .188 1-5 2-10
14 コルツ 1 15 0 .063 1-7 1-11
NFC

チーム
勝率 DIV CON SOS SOV
地区優勝
1 レッドスキンズ 14 2 0 .875 6-2 10-2
2 ライオンズ 12 4 0 .750 6-2 8-4
3 セインツ 西 11 5 0 .688 4-2 8-4
ワイルドカード
4 ベアーズ 11 5 0 .688 7-1 9-3
5 カウボーイズ 11 5 0 .688 5-3 8-4
6 ファルコンズ 西 10 6 0 .625 5-1 7-5
レギュラーシーズン敗退
7 49ers 西 10 6 0 .625 3-3 7-5
8 イーグルス 10 6 0 .625 5-3 6-6
9 バイキングス 8 8 0 .500 3-5 8-6
10 ジャイアンツ 8 8 0 .500 3-5 5-7
11 パッカーズ 4 12 0 .250 3-5 3-9
12 カージナルス 4 12 0 .250 1-7 3-11
13 ラムズ 西 3 13 0 .188 0-6 2-10
14 バッカニアーズ 3 13 0 .188 1-7 2-10

プレイオフ[編集]

トーナメント表[編集]

                                   
12月29日
ソルジャー・フィールド
  1月5日
ポンティアック・シルバードーム
         
 5  カウボーイズ  17
 5  カウボーイズ  6
 4  ベアーズ  13     1月12日
RFKスタジアム
 2  ライオンズ  38  
NFC
12月28日
ルイジアナ・スーパードーム
 2  ライオンズ  10
1月4日
RFKスタジアム
   1  レッドスキンズ  41  
 6  ファルコンズ  27 NFC チャンピオンシップ
 6  ファルコンズ  7
 3  セインツ  20   1月26日
HHHメトロドーム
 1  レッドスキンズ  24  
ワイルドカード・プレーオフ  
ディビジョナル・プレーオフ
12月29日
アストロドーム
 N1  レッドスキンズ  37
1月4日
マイルハイ・スタジアム
   A1  ビルズ  24
 6  ジェッツ  24 第26回スーパーボウル
 3  オイラーズ  24
 3  オイラーズ  17     1月12日
リッチ・スタジアム
 2  ブロンコス  26  
AFC
12月28日
アローヘッド・スタジアム
 2  ブロンコス  7
1月5日
リッチ・スタジアム
   1  ビルズ  10  
 5  レイダース  6 AFC チャンピオンシップ
 4  チーフス  14
 4  チーフス  10  
 1  ビルズ  37  
  • 対戦カード及びスタジアムはシード順で決定され、そのラウンドに登場する最上位チームが最下位チームとホームで対戦、残った2チームが上位チームのホームで対戦する(つまり、ワイルドカードプレーオフの第3シード対第6シードの結果によって、ディヴィジョナルプレーオフの対戦カードが決まる)。
  • スーパーボウル開催地は事前にオーナー会議で決定。
  • チーム名の左の数字は、1991年レギュラーシーズンの結果に基づいて決定されたシード順。
  • * 延長戦決着
  • 日付はアメリカ東部時間

受賞者[編集]

受賞者 ポジション チーム
スーパーボウルMVP マーク・リッピン QB ワシントン・レッドスキンズ
MVP サーマン・トーマス RB バッファロー・ビルズ
最優秀攻撃選手 サーマン・トーマス RB バッファロー・ビルズ
最優秀守備選手 パット・スウィリング LB ニューオーリンズ・セインツ
最優秀コーチ ウェイン・フォンテス HC デトロイト・ライオンズ
最優秀新人攻撃選手 レナード・ラッセル RB ニューイングランド・ペイトリオッツ
最優秀新人守備選手 マイク・クロール LB デンバー・ブロンコス

プロボウル[編集]

詳細は「1992年のプロボウル英語版」を参照

脚注[編集]

  1. ^ これまでは、フィールドのどこからでもドロップキックでフィールドゴールを行えた
  2. ^ 普通、守備側のオフサイドは、スナップされなければ成立しない