2013年の東京ヤクルトスワローズ

2013年の東京ヤクルトスワローズ
成績
セントラル・リーグ6位
57勝83敗4分 勝率.407
本拠地
都市 東京都新宿区
球場 明治神宮野球場
球団組織
オーナー 堀澄也
経営母体 ヤクルト本社
監督 小川淳司
選手会長 武内晋一
キャプテン 田中浩康
スローガン
心をひとつに ALL FOR WIN
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2013年の東京ヤクルトスワローズでは、2013年における東京ヤクルトスワローズの動向をまとめる。

この年の東京ヤクルトスワローズは、小川淳司監督の4年目(途中就任の2010年を含む)のシーズンであり、バレンティンが、シーズン本塁打の日本プロ野球記録を塗り替えたシーズンである。

概要[編集]

チームは開幕投手の館山昌平が先発第2戦で負傷してシーズン絶望になるなどの誤算が重なり[1]、5月以降、最下位に低迷した[2]。その一方、バレンティンが、9月15日の対阪神戦(神宮)で日本プロ野球新記録のシーズン56号本塁打とアジア野球新記録の57号本塁打を記録し[3]、最終的にシーズン本塁打を60本として3年連続本塁打王を獲得[4]。投手では新人の小川泰弘が16勝4敗で最多勝と勝率第1位投手賞の2冠を獲得した[5]。さらに、バレンティンはセ・リーグMVP[6]、小川はセ・リーグ新人王を獲得した[7]。最下位チームからMVPが選出されたのは史上初であった[6]

レギュラーシーズン[編集]

3月29日
開幕オーダー
1 [二] 田中浩康
2 [中] 上田剛史
3 [左] ミレッジ
4 [一] 畠山和洋
5 [右] 松井淳
6 [三] 宮本慎也
7 [遊] 森岡良介
8 [捕] 中村悠平
9 [投] 館山昌平

3月・4月[編集]

  • 28戦13勝15敗 勝率.464(首位巨人と6.0差の3位)

開幕2戦目の3月30日から4連勝、4月4日から3連敗、4月11日から4連敗、4月17日から5連敗、4月23日から6連勝と月の前半と後半は連勝を飾ったが、中盤の3回の連敗が響き、借金2で4月を終えた[8]。打撃陣はWBCオランダ代表の試合において負傷したバレンティンが開幕には間に合わず、開幕13試合目に今季初出場したが[9]、月間で打率3割超えの8本塁打の成績を残し、好調であった[10]。しかし、チーム全体では打率.221と低迷した。投手陣は開幕投手の館山が開幕2戦目に右肘に違和感を覚えて途中降板し、そのままシーズン絶望となったが[1]、ルーキーの小川が3勝を挙げ[11]、チーム防御率も3.38とまずまずの成績であった。

5月[編集]

  • 23戦7勝15敗1分 勝率.318(首位巨人と10.0差の6位)

5月は4月30日から続く4連敗の後に3連勝をしたが、その直後から4連敗し、交流戦前のセ・リーグとの対戦を終えた。交流戦が始まっても連敗が止まらず、交流戦前の4連敗を6連敗まで伸ばし、その後も負けが先行し、5月を借金8で終えた。また、神宮球場では6勝5敗であったのに対して、神宮球場以外の球場で1勝10敗1分と神宮球場以外で勝てない現象が起きた。打撃陣は、中村森岡が出塁率4割を超え、好調であったが、3・4月に3割を超える打率を打っていたバレンティンが2割台前半(6本塁打)、畠山が打率2割を切り、低迷した[12]。投手陣も防御率4.39と低迷した。

6月[編集]

  • 17戦6勝11敗 勝率.353(首位巨人と15.0差の6位)

6月に入っても負けが先行するチーム状態は変わらず、6月6日からの5連敗が響き、借金5で6月を終えた。5月は一時的に調子を落としていたバレンティンが11本塁打を放ち、復調した。また、開幕からの本塁打数を25本とし、開幕直後から本塁打数で独走していたブランコに6月終了時点で並んだ[13]

7月[編集]

7月24日
後半戦
開幕オーダー
1 [二] 山田哲人
2 [中] 上田剛史
3 [左] ミレッジ
4 [右] バレンティン
5 [三] 川端慎吾
6 [一] 畠山和洋
7 [遊] 森岡良介
8 [捕] 中村悠平
9 [投] 八木亮祐
  • 21戦8勝13敗 勝率.381(首位巨人と21.5差の6位)

7月もチーム状態は上がらず、6月と同様に中盤に5連敗を喫し、月間の借金は7となった[14]。神宮球場では3勝2敗と勝ち越したが、神宮球場以外では5勝11敗と5月と同様に神宮球場以外で勝てない現象が起きた。バレンティンはこの月、9本塁打を放ち、開幕からの本塁打は34本で7月を終えた[15]

8月[編集]

  • 26戦11勝15敗 勝率.423(首位巨人と27.0差の6位)

8月は6日から4連勝したものの、中盤と終盤に5連敗と3連敗を喫し、借金4で8月を終えた。バレンティンは日本プロ野球新記録の月間18本塁打を記録し、開幕からの本塁打数は52本に達した[16]

9月・10月[編集]

  • 29戦12勝14敗3分 勝率.462(首位巨人と28.5差の6位)

5月から最下位に低迷していたチームは9月23日にBクラスが確定し[17]、10月1日に6試合を残した状態で最下位が確定した[18]。バレンティンは、11日の対広島戦(神宮)で日本プロ野球タイ記録のシーズン55号を放った後[19]、9月15日の対阪神戦(神宮)で日本プロ野球新記録のシーズン56号本塁打とアジア野球新記録の57号本塁打を記録し[3]、その後も3本塁打放ち、シーズン60本のプロ野球新記録を残した[4]

結果[編集]

セントラル・リーグ[編集]

2013年セントラル・リーグ順位変動
順位 4月終了時 5月終了時 6月終了時 7月終了時 8月終了時 最終成績
1位 巨人 -- 巨人 -- 巨人 -- 巨人 -- 巨人 -- 巨人 --
2位 阪神 3.5 阪神 1.5 阪神 2.5 阪神 6.5 阪神 8.0 阪神 8.0
3位 ヤクルト 6.0 広島 8.0 中日 12.0 DeNA 16.0 広島 20.0 広島 20.0
4位 広島 6.0 中日 9.0 広島 12.5 広島 17.5 中日 21.5 中日 21.5
5位 DeNA 7.0 DeNA 9.5 DeNA 13.0 中日 DeNA 23.5 DeNA 23.5
6位 中日 7.5 ヤクルト 10.0 ヤクルト 15.0 ヤクルト 21.5 ヤクルト 27.0 ヤクルト 28.5


2013年セントラル・リーグ最終成績
順位 球団 勝率
1位 読売ジャイアンツ 84 53 7 .613 優勝
2位 阪神タイガース 73 67 4 .521 12.5
3位 広島東洋カープ 69 72 3 .489 17.0
4位 中日ドラゴンズ 64 77 3 .454 22.0
5位 横浜DeNAベイスターズ 64 79 1 .448 23.0
6位 東京ヤクルトスワローズ 57 83 4 .407 28.5

交流戦[編集]

日本生命セ・パ交流戦2013 最終成績
順位 球団 勝率
優勝 福岡ソフトバンクホークス 15 8 1 .652 ---
2位 東北楽天ゴールデンイーグルス 15 9 0 .625 0.5
3位 読売ジャイアンツ 13 10 1 .565 2.0
4位 北海道日本ハムファイターズ 13 10 1 .565 2.0
5位 千葉ロッテマリーンズ 13 10 1 .565 2.0
6位 オリックス・バファローズ 13 10 1 .565 2.0
7位 阪神タイガース 12 11 1 .522 3.0
8位 広島東洋カープ 11 13 0 .458 4.5
9位 埼玉西武ライオンズ 11 13 0 .458 4.5
10位 中日ドラゴンズ 10 13 1 .435 5.0
11位 東京ヤクルトスワローズ 7 16 1 .304 8.0
12位 横浜DeNAベイスターズ 7 17 0 .292 8.5

[注 1]

主な投手成績[編集]

  • 色付き規定投球回(144イニング)以上の選手
  • 太字はリーグ最高
選手















































W
H
I
P
 
おかわ/小川泰弘 26 26 4 3 0 16 4 0 0 .800 722 178.0 155 9 45 1 2 135 2 0 63 58 2.93 1.12
やき/八木亮祐 26 26 1 1 1 5 13 0 0 .278 667 152.0 169 18 59 2 2 122 2 0 77 75 4.44 1.50
いしかわ/石川雅規 24 24 2 0 1 6 9 0 0 .400 623 148.1 149 15 33 1 6 85 6 1 73 58 3.52 1.23
むらなか/村中恭兵 25 18 0 0 0 5 9 0 0 .357 520 111.2 139 12 55 1 8 65 5 0 65 62 5.00 1.74
あかかわ/赤川克紀 9 9 0 0 0 0 5 0 0 .000 186 40.0 44 5 23 0 3 26 0 1 33 31 6.98 1.68
きたに/木谷良平 28 8 0 0 0 3 3 0 2 .500 333 78.2 77 5 24 1 3 55 0 0 36 35 4.00 1.28
まつおか/松岡健一 34 7 1 1 0 3 3 0 0 .500 299 66.0 73 12 26 0 3 64 1 0 48 42 5.73 1.50
ろまん/ロマン 30 7 0 0 0 3 6 1 4 .333 290 63.2 68 4 27 2 7 44 1 0 35 30 4.24 1.49
ふるの/古野正人 10 5 0 0 0 1 2 0 1 .333 135 31.0 31 5 18 1 1 15 0 0 17 16 4.65 1.58
らる/ラルー 5 5 0 0 0 0 2 0 0 .000 115 22.0 37 1 11 0 1 14 0 3 26 22 9.00 2.18
とくやま/徳山武陽 5 4 0 0 0 0 2 0 0 .000 83 18.1 13 3 13 0 3 8 0 0 12 9 4.42 1.42
なかさわ/中澤雅人 3 3 0 0 0 0 2 0 0 .000 63 11.1 19 4 11 0 0 8 0 0 13 10 7.94 2.65
たてやま/館山昌平 2 2 0 0 0 0 0 0 0 ---- 37 8.1 9 0 3 0 1 6 0 0 4 3 3.24 1.44
やまもと/山本哲哉 64 0 0 0 0 1 3 11 25 .250 250 59.2 57 8 17 1 2 38 3 0 24 19 2.87 1.24
いしやま/石山泰稚 60 0 0 0 0 3 3 10 21 .500 263 58.1 58 6 30 3 1 59 5 0 21 18 2.78 1.51
はねつと/バーネット 47 0 0 0 0 1 8 7 14 .111 176 40.1 36 4 19 2 2 62 0 0 29 27 6.02 1.36
きゆうこ/久古健太郎 38 0 0 0 0 2 1 0 9 .667 120 29.1 28 6 3 0 2 33 0 0 10 9 2.76 1.06
えむら/江村将也 31 0 0 0 0 3 0 0 4 1.000 122 26.2 33 5 11 0 2 24 3 0 18 16 5.40 1.65
しちしよう/七條祐樹 30 0 0 0 0 0 1 1 2 .000 149 35.2 34 6 10 0 1 30 1 0 16 16 4.04 1.24
おしもと/押本健彦 26 0 0 0 0 2 4 0 1 .333 140 31.0 36 1 13 0 1 19 1 0 19 17 4.94 1.58
ふした/藤田太陽 20 0 0 0 0 0 0 1 1 ---- 78 18.2 13 3 6 0 3 6 2 0 5 4 1.93 1.02
あへ/阿部健太 18 0 0 0 0 1 0 0 3 1.000 83 20.0 19 3 5 0 0 18 1 0 10 10 4.50 1.20
しようた/正田樹 15 0 0 0 0 1 1 0 1 .500 63 15.2 16 2 1 0 2 10 0 0 6 5 2.87 1.09

主な打撃成績[編集]

  • 色付き規定打席(446打席)以上の選手
  • 太字はリーグ最高
選手











































O
P
S
 
はれんていん/バレンティン 130 547 439 94 145 17 0 60 342 131 0 0 0 4 103 9 1 105 14 .330 .455 .779 1.234
みれつし/ミレッジ 96 423 374 56 94 21 0 16 163 49 7 3 3 2 42 2 2 54 12 .251 .329 .436 .764
うえた/上田剛史 112 399 339 51 87 7 4 4 114 22 18 3 24 2 33 0 1 65 2 .257 .336 .323 .661
やまた/山田哲人 94 396 350 50 99 13 2 3 125 26 9 2 3 3 39 0 0 37 6 .283 .357 .354 .714
はたけやま/畠山和洋 99 393 360 28 79 18 0 12 133 51 0 0 2 1 30 1 0 69 10 .219 .279 .369 .648
もりおか/森岡良介 109 347 295 28 73 10 1 1 88 21 0 0 11 2 36 1 3 61 5 .247 .333 .298 .632
かわはた/川端慎吾 70 312 267 36 83 7 2 5 109 37 2 2 7 1 37 1 0 28 6 .311 .393 .408 .802
なかむら/中村悠平 84 286 239 17 56 5 2 4 77 24 1 1 12 2 30 2 3 37 8 .234 .325 .322 .647
かわしま/川島慶三 101 268 225 27 48 5 0 4 65 14 7 2 14 1 23 2 5 38 4 .213 .299 .289 .588
みやもと/宮本慎也 104 259 237 13 63 1 0 0 64 17 1 0 6 1 14 0 1 28 8 .266 .308 .270 .578
たなかひろやす/田中浩康 97 252 227 22 51 7 0 0 58 14 1 1 6 1 17 1 1 32 6 .225 .280 .256 .536
あいかわ/相川亮二 66 239 219 23 61 13 0 6 92 30 1 1 4 2 14 1 0 42 2 .279 .319 .420 .739
いいはら/飯原誉士 70 193 168 24 46 8 2 3 67 23 2 2 4 0 21 0 0 25 6 .274 .354 .399 .753
ひやね/比屋根渉 63 176 156 30 39 5 1 1 49 10 14 6 4 1 14 0 1 20 1 .250 .314 .314 .628
たけうち/武内晋一 76 165 146 8 27 8 0 3 44 19 1 0 3 1 14 0 1 23 3 .185 .259 .301 .560
いわむら/岩村明憲 75 159 142 11 35 4 0 3 48 17 0 0 0 2 15 0 0 48 0 .246 .314 .338 .652
まつもと/松元ユウイチ 44 153 139 19 43 1 1 4 58 25 0 0 1 0 10 1 3 17 4 .309 .368 .417 .786
みわ/三輪正義 75 56 45 10 15 0 0 0 15 5 6 0 5 0 6 0 0 6 0 .333 .412 .333 .745
たなかまさ/田中雅彦 23 48 41 6 10 1 0 0 11 0 0 0 2 0 5 0 0 14 0 .244 .326 .268 .594
あらき/荒木貴裕 12 44 43 6 11 1 0 1 15 3 0 1 1 0 0 0 0 3 0 .256 .256 .349 .605
ゆうへい/雄平 13 43 37 6 11 4 1 2 23 3 0 0 0 0 6 0 0 10 0 .297 .395 .622 1.017
まつい/松井淳 11 32 30 1 7 1 0 0 8 0 0 1 0 0 1 1 1 8 0 .233 .281 .267 .548
やち/谷内亮太 6 23 21 0 4 0 0 0 4 1 0 0 1 0 1 1 0 3 1 .190 .227 .190 .418
につた/新田玄気 14 18 17 4 6 0 0 1 9 7 0 0 0 0 1 0 0 5 0 .353 .389 .529 .918
かわさき/川崎成晃 11 15 12 1 3 1 0 0 4 1 0 0 0 0 2 0 1 3 0 .250 .400 .333 .733

獲得タイトル[編集]

  • 個人タイトル
タイトル 選手 成績
最優秀選手 バレンティン
最優秀新人 小川泰弘
本塁打王 バレンティン 60本
最高出塁率 バレンティン .455
最多勝利 小川泰弘 16勝
最高勝率 小川泰弘 .800
  • ベストナイン
守備位置 選手
外野手 バレンティン
  • ゴールデングラブ

この年のヤクルトからは選出が無かった

マツダオールスターゲーム2013[編集]

  • 選出選手及びスタッフ
ポジション 名前 選出回数
コーチ 小川淳司
投手 石山泰稚
山本哲哉
小川泰弘
三塁手 宮本慎也 8
外野手 バレンティン 3
  • 太字はファン投票による選出、※印は選手間投票による選出、他は監督推薦による選出。

できごと[編集]

3月[編集]

4月[編集]

  • 4月7日 - 5日のヤクルト対DeNA戦(明治神宮野球場)で、4回表途中で右肘の故障を理由に途中降板した館山昌平が記者会見を行い「右肘靭帯の断裂(全治1年)と診断された為、肘の手術を受ける」ことを表明。このため、館山の今季の試合出場が絶望となった[21]
  • 4月23日 - ヤクルト対広島戦(神宮)8回表に、代打出場の広島の前田智徳江村将也から左手首に死球を受けた場面を巡って揉み合いになり、その際に広島の投手コーチの古沢憲司が投手コーチの荒木大輔に暴力を働いたとして退場処分を宣告。両球団に対して審判団から警告を与えられた。[22]
  • 4月26日 - ヤクルト対広島戦(神宮)11回裏ヤクルトの攻撃中に、スコアボードの電光表示が故障して4分間試合が中断するトラブルが発生。故障は回復しないまま試合を再開、ボールカウントが表示されなくなったことから審判団は指サインで一球ごとにボールカウントを示すなどの対応を行った。なお、球場側によれば故障原因は不明という[23]

5月[編集]

6月[編集]

  • 6月3日 - クリス・ラルーが対ロッテ戦でセ・リーグタイ記録の1試合3ボーク

7月[編集]

  • 7月3日 - 阿部健太が対DeNA戦(横浜)で3点ビハインドの状況で2番手として登板し、1イニングを無失点に抑え、試合はその後逆転勝利で、阿部は近鉄時代の2003年9月14日以来、3580日ぶりの勝利投手となる。日本国内だけでプレーした選手としては史上最長で、国外を含めると史上2位[28]
  • 7月7日 - 中日対ヤクルト戦で、中日は7回に1イニング3死球のセ・リーグタイ記録。同イニングで木谷良平が中日の平田良介に頭部に危険球を投じたとして退場処分[29]

8月[編集]

  • 8月4日 - ウラディミール・バレンティンが対広島戦(神宮)でNPB通算100本塁打、史上270人目。326試合目での達成は球団最速記録[30]
  • 8月22日 - ウラディミール・バレンティンが対巨人戦(神宮)で球団新記録のシーズン45本塁打[31]
  • 8月26日 - 宮本慎也が今季限りでの現役引退を表明[32]
  • 8月28日 - ヤクルト対中日戦(神宮)でウラディミール・バレンティンが日本プロ野球新記録の月間17本塁打[33]中日の山本昌が48歳以上としては日本プロ野球史上2人目、先発では史上初の勝利投手となる週刊ベースボール2013年9月16日号95ページ

9月[編集]

  • 9月9日 - 藤本敦士が今季限りでの現役引退を表明[34]
  • 9月11日 - ウラディミール・バレンティンが対広島戦(神宮)で6回裏に大竹寛から日本プロ野球タイ記録、史上4人目のシーズン55本塁打となる右越えソロ本塁打を放つ、122試合目での到達は最速[35]
  • 9月15日 - NPBは前日のヤクルト対阪神戦(神宮)で乱闘となり、退場処分となった阪神のマット・マートンと相川亮二に対し、共に厳重注意と罰金15万円。シーズン2度目の退場処分となったマートンに1試合の出場停止処分[36]
  • 9月15日 - ウラディミール・バレンティンが対阪神戦(神宮)の1回裏の第1打席で榎田大樹から右中間へシーズン本塁打の日本プロ野球新記録の56号本塁打、続く3回裏の第2打席で同じく榎田からシーズン本塁打のアジア野球新記録の57号本塁打[37]
  • 9月21日 - 藤本敦士が対阪神戦(甲子園)でNPB通算1000試合出場、史上459人目[38]
  • 9月24日 - イースタン・リーグはヤクルト楽天に勝利し、ヤクルトの優勝が決定。またウェスタン・リーグは2位の広島中日と引き分けたため、ソフトバンクの優勝が決定[39]
  • 9月24日 - 石川雅規が対巨人戦(神宮)でNPB通算2000投球回、史上86人目[40]
  • 9月25日 - NPBコミッショナーは前日のヤクルト対巨人戦(神宮)で三振の判定を不服として、審判に暴言を吐いて退場処分となったウラディミール・バレンティンに制裁金10万円と厳重注意処分を科した[41]

10月[編集]

11月[編集]

12月[編集]

  • 12月5日 - 川島慶三の背番号が00から13へ変更[56]
  • 12月25日 - 戦力外通告した水野祐希、太田裕哉の現役引退と、2014年1月1日付で水野が二軍スタッフ、太田が打撃投手に就任すること、同じく今季コーチをつとめた松井優典が編成部長に就任することを発表[57]
  • 12月25日 - 新外国人選手のクリス・ナーブソンと契約締結したことを発表、背番号は38[58]

入団・退団[編集]

シーズン開幕前[編集]

本節では、前レギュラーシーズン終了から本シーズン開幕までの支配下選手・育成選手の登録・抹消について記述する。なお、抹消の去就は、球団職員又はスポーツ関係・芸能関係の職業に転身した場合等、去就が公のものとして扱われるもののみを記載し、空欄は前述以外の一般職業に転身もしくは去就不明を示す。また、退団区分は自由契約・任意引退・詳細不明である場合については、記載しない。

支配下選手
登録 抹消
No 選手名 前所属 区分 No 選手名 去就 区分
投手
12 石山泰稚 ヤマハ ドラフト1位 12 林昌勇 アメリカ合衆国の旗 カブス傘下
29 小川泰弘 創価大学 ドラフト2位 29 小野寺力 埼玉西武ライオンズ二軍用具担当
35 田川賢吾 高知中央高 ドラフト3位 43 一場靖弘
43 江村将也 ワイテック ドラフト4位 46 加藤幹典
49 大場達也 日立製作所 ドラフト7位 48 渡邉恒樹 打撃投手
51 藤田太陽 埼玉西武ライオンズ 自由契約 51 山岸穣 埼玉西武ライオンズ一軍用具担当
62 木下達生
捕手
28 田中雅彦 千葉ロッテマリーンズ トレード 28 川本良平 千葉ロッテマリーンズ トレード
37 星野雄大 四国IL香川 ドラフト5位 37 福川将和 ブルペン捕手
内野手
46 谷内亮太 國學院大學 ドラフト6位
48 岩村明憲 東北楽天ゴールデンイーグルス 自由契約
外野手
3 福地寿樹 二軍外野守備走塁コーチ
49 宮出隆自 二軍打撃コーチ
育成選手
登録 抹消
No 選手名 前所属 区分 No 選手名 去就 区分
投手
118 上野啓輔
内野手
114 麻生知史 二軍サブマネージャー兼用具担当
外野手
116 北野洸貴 社会人警視庁
117 曲尾マイケ


シーズン開幕後[編集]

本節では、本シーズン開幕後から本シーズン終了までの入退団について記述する。

支配下選手
登録
No 選手名 守備 前所属 区分
5月 17 ラルー 投手 アメリカ合衆国の旗 パイレーツ 新外国人

選手・スタッフ[編集]

  • 育成選手からの支配下選手登録
    • 徳山武陽
  • コンバート
    • 川上竜平 内野手→外野手
  • 登録名変更
    • ウーゴ→金伏ウーゴ

ドラフト[編集]

順位 選手名 守備位置 所属 結果
1位 杉浦稔大 投手 國學院大學 入団
2位 西浦直亨 内野手 法政大学 入団
3位 秋吉亮 投手 パナソニック 入団
4位 岩橋慶侍 投手 京都産業大学 入団
5位 児山祐斗 投手 関西高 入団
6位 藤井亮太 捕手 シティライト岡山 入団

出典[編集]

  1. ^ 勝率が同率で並んだ場合、(1)勝利数(2)当該チーム間の当年度交流戦の直接対決成績(3チーム以上並んだ場合は省略)(3)得点/攻撃イニング-失点/守備イニング(4)前項を自責点に置き換えたもの(5)チーム打率(6)前年度の交流戦順位で順位が決定される。
  1. ^ a b 館山、今季絶望…再び右肘靭帯手術、全治1年「そろそろ来ると…」スポニチ2013年4月7日配信
  2. ^ ヤクルト 5連敗で最下位…6、7回の満塁機生かせず 嘆く指揮官スポニチ2013年5月14日配信
  3. ^ a b バレンティン プロ野球新の次は2打席連続57号弾!アジア記録も抜くスポニチ2013年9月15日配信
  4. ^ a b バレ 3冠王ならず 今季最終戦、打点でブランコを下回るスポニチ2013年10月8日配信
  5. ^ ライアン小川 17勝目ならず それでも最多勝&勝率の2冠スポニチ2013年10月8日配信
  6. ^ a b バレ 史上初最下位からMVP 60発男、巨人勢寄せ付けずスポニチ2013年11月27日配信
  7. ^ ライアン小川、新人王!チーム“史上初の大役”候補だスポニチ2013年11月26日配信
  8. ^ ヤクルト、連勝ストップ…勝率5割復帰ならずスポニチ2013年4月30日配信
  9. ^ ヤクルト貧打…12日復帰バレンティンに期待スポニチ2013年4月12日配信
  10. ^ バレンティン 本塁打でヤクルト11連勝 1試合3本は歴代3位タイの4度目スポニチ2013年4月30日配信
  11. ^ 小川3連勝!「巨人と菅野投手に勝てたのはうれしい」スポニチ2013年4月28日配信
  12. ^ ヤクルト今季8度目零敗 交流戦はチーム打率・199スポニチ2013年5月27日配信
  13. ^ バレ ブラ砲並んだ25号 6月15試合で11本のハイペーススポニチ2013年6月28日配信
  14. ^ ヤクルト、ついに借金20…1、2回の満塁機で得点できずスポニチ2013年7月31日配信
  15. ^ バレンティン 故障後初の34号も空砲に「うれしくない」スポニチ2013年7月31日配信
  16. ^ バレ不発 月間18本塁打でフィニッシュ、世界記録20発届かずスポニチ2013年8月31日配信
  17. ^ ヤクルト 3年ぶりBクラス決定 見せ場は引退表明の宮本だけスポニチ2013年9月24日配信
  18. ^ ヤクルト 6年ぶり最下位決定「申し訳ない。監督の力不足」スポニチ2013年10月1日配信
  19. ^ バレンティン 55号本塁打!4人目の日本タイ記録は史上最速スポニチ2013年9月11日配信
  20. ^ トレード成立のお知らせ” (2013年3月25日). 2013年8月24日閲覧。[リンク切れ]
  21. ^ “館山、今季絶望…再び右肘靭帯手術、全治1年「そろそろ来ると…」”. スポーツニッポン. (2013年4月7日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2013/04/07/kiji/K20130407005564020.html 
  22. ^ “【広島】前田智激高!死球で球場騒然”. 日刊スポーツ. (2013年4月23日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20130423-1116684.html 2013年4月23日閲覧。 
  23. ^ “神宮球場、電光板故障で熱戦に水=プロ野球”. 時事通信. (2013年4月26日). http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2013042600011 2013年4月26日閲覧。 
  24. ^ “ヤクルト 大型右腕ラルーと契約 WBCカナダ代表「先発 自信ある」”. スポーツニッポン. (2013年5月2日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2013/05/02/kiji/K20130502005724370.html 
  25. ^ “畠山 球団史上初の逆転サヨナラ満塁弾”. スポーツニッポン. (2013年5月18日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2013/05/18/kiji/K20130518005826640.html 
  26. ^ “「つり銭なし」逆転サヨナラ満弾は史上15本目”. スポーツニッポン. (2013年5月18日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2013/05/18/kiji/K20130518005826660.html 
  27. ^ 週刊ベースボール2013年6月17日号107ページ
  28. ^ “ヤクルト 阿部 10年ぶり勝った!国内最長ブランク、遠山超えた”. スポーツニッポン. (2013年7月4日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2013/07/04/kiji/K20130704006145640.html 
  29. ^ “松下がプロ初登板、右肩手術乗り越えた「死ぬ気で」1回無失点”. スポーツニッポン. (2013年7月7日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2013/07/07/kiji/K20130707006171210.html 
  30. ^ “バレンティン通算100号 326試合は7番目の速さ”. スポーツニッポン. (2013年8月4日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2013/08/04/kiji/K20130804006356770.html 
  31. ^ “バレンティン 新記録にも謙虚「今でも日本野球を学んでいる最中」”. スポーツニッポン. (2013年8月22日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2013/08/22/kiji/K20130822006467830.html 
  32. ^ 宮本、今季限りでの現役引退を正式表明「引く時かなと感じた」スポーツニッポン2013年8月26日配信
  33. ^ バレンティン 月間本塁打日本新!8月17本目の51号スポーツニッポン2013年8月28日配信
  34. ^ 藤本選手が現役引退を表明「1年1年がむしゃらにやってきました」ヤクルト球団公式サイト2013年9月9日配信
  35. ^ バレンティン 55号本塁打!4人目の日本タイ記録は史上最速スポーツニッポン2013年9月11日配信
  36. ^ 相川に罰金15万円 2度目退場のマートンは1試合出場停止スポーツニッポン2013年9月15日配信
  37. ^ バレンティン プロ野球新の次は2打席連続57号弾!アジア記録も抜くスポーツニッポン2013年9月15日配信
  38. ^ 藤本、甲子園で涙の1000試合出場 虎ファンからも応援スポーツニッポン2013年9月21日配信
  39. ^ ファーム日本選手権はヤクルトVSソフトバンクスポーツニッポン2013年9月24日配信
  40. ^ 石川、完投で2000投球回!引退表明の石井に感謝の思いスポーツニッポン2013年9月24日配信
  41. ^ 【ヤクルト】バレンティン制裁金10万円ニッカンスポーツ2013年9月25日配信
  42. ^ ヤクルト 3選手に戦力外を通達スポーツニッポン2013年10月1日配信
  43. ^ バレンティン60号本塁打!ついに大台 ルースに並んだ!宮本引退に花スポーツニッポン2013年10月4日配信
  44. ^ 戦力外通告のお知らせヤクルト球団公式サイト
  45. ^ バレ、3年連続本塁打王、ブランコ2冠、新人の小川が投手2冠スポーツニッポン2013年10月8日配信
  46. ^ 朝日新聞2013年10月9日スポーツ面
  47. ^ 契約満了のお知らせ(コーチ)ヤクルト球団公式サイト2013年10月9日配信
  48. ^ 投手コーチに高津氏、真中氏1軍へ ヤクルトが来季スタッフ発表スポーツニッポン2013年10月23日配信
  49. ^ http://www.yakult-swallows.co.jp/information/detail.php?article_seq=16658ヤクルト球団公式サイト2013年11月11日配信
  50. ^ 育成契約のお知らせスポーツニッポン2013年11月12日配信
  51. ^ 宮本にゴールデンスピリット賞 「野球の賞に匹敵するくらいうれしい」スポーツニッポン2013年11月22日配信
  52. ^ セパ新人王 ヤクルト・小川と楽天・則本スポーツニッポン2013年11月25日配信
  53. ^ 菅野と藤浪に新人特別賞 小川に次ぐ得票2、3位スポーツニッポン2013年11月25日配信
  54. ^ マー君 48年ぶり満票でMVP バレンティン 最下位球団から初の受賞スポーツニッポン2013年11月26日配信
  55. ^ ヤクルト 真田と基本合意 巨人、横浜で24勝スポーツニッポン2013年11月28日配信
  56. ^ 【契約更改】相川選手が「負けないキャッチャーになりたい」と闘争心! 川島選手は背番号13番へヤクルト球団公式サイト2013年12月5日配信
  57. ^ スタッフ契約についてヤクルト球団公式サイト2013年12月25日配信
  58. ^ クリス・ナーブソン投手と契約ヤクルト球団公式サイト2013年12月25日配信