Darlin' (フランスのバンド)

Darlin(ダーリン)は、1992年にローラン・ブランコウィッツ、トーマ・バンガルテルギ=マニュエル・ド・オメン=クリストによって結成されたフランスのロックバンド。ステレオラブのレコードレーベルDuophonicから楽曲をリリースした。1993年に解散、その後メンバーは、ダフト・パンクフェニックスのグループとして成功を収めている。

概要[編集]

バンドの名前はザ・ビーチ・ボーイズ同名の楽曲から取られた[1]ステレオラブのDuophonicレコードレーベルから曲をリリースし、ステレオラブ、Huggy Bear、Colmとのコンピレーション『Shimmies In Super 8』に収録された[2]。1995年、Banana Splitからリリースされたコンピレーション『De La Viande Pour Le Disco?』に参加。この貴重な限定版カセットには、「Untitled 18」と「Untitled 33」と名付けられた2曲のDarlin'の未発表曲が収録されている[3]

イギリスの音楽雑誌『Melody Maker』のレビューでは「ダフト・パンク的なスラッシュ("a daft punky thrash")」と評された[4]。こうしてこの短命なグループが解散した後、バンカルテルとド・オメン=クリストは1993年から2021年の解散まで、成功し世界的に知られる電子音楽プロジェクト、「ダフト・パンク」として活動した。一方、ブランコウィッツは弟のクリスチャン・マザレと一緒にバンド「フェニックス」に参加した。3人は友人であり続け、最近では2010年10月にマディソン・スクエア・ガーデンで行われたフェニックスのライブのアンコールでダフト・パンクがサプライズ出演した際に一緒に出演した[5]

ディスコグラフィ[編集]

  • Shimmies In Super 8 (1993年4月、Duophonic) (ステレオラブ、Huggy Bear、Colmとのコンピレーション) – "Cindy So Loud"、"ダーリン"
  • De La Viande Pour Le Disco? (1995年、Banana Split) (複数のアーティストとのコンピレーション) – "Untitled 18"、"Untitled 33"

脚注[編集]

  1. ^ Lynskey, Dorian (2013年5月18日). “Daft Punk: the midas touch” (英語). The Guardian. ISSN 0261-3077. https://www.theguardian.com/music/2013/may/19/daft-punk-release-a-new-album 2017年7月30日閲覧。 
  2. ^ Various - Shimmies In Super 8” (英語). Discogs. 2017年7月30日閲覧。
  3. ^ Various - De La Viande Pour Le Disco?” (英語). Discogs. 2017年7月30日閲覧。
  4. ^ "Review of Shimmies In Super 8." Melody Maker Apr.-May 1993: n. pag. Web. 6 Apr. 2013.
  5. ^ Daft Punk played w/ Phoenix @ Madison Square Garden (pics)”. Brooklynvegan.com (2010年10月20日). 2011年1月3日閲覧。