Sバンド

AN/SPY-1。Sバンドを利用する多機能レーダー。
電子レンジ
病院のMRI

Sバンド(S帯、英語: S-band)は、マイクロ波の周波数帯域の一種である。3ギガヘルツ (GHz) 帯(2–4GHz:波長75–150ミリメートル (mm))で、極超短波 (UHF) からセンチメートル波 (SHF) が該当する。ISMバンドの2.45GHz帯としてアマチュア無線無線LANなどのほか、固定無線、移動体向け衛星放送レーダーなど[1][2]で使用する。

第二次世界大戦中の技術革新に応じて帯域呼称が設定されて、当初は1.5–5GHz帯を指したが、後にIEEEによって体系的に整理されて現在の周波数帯域とされた。「Sバンド」は波長の「Short」[3]に由来する。

Sバンドを利用する機器の例[編集]

出典[編集]

  1. ^ 古野電気 (2012年). “レーダーの構成”. 2014年3月4日閲覧。
  2. ^ 株式会社Wave Technology. “【参考】 電波の周波数による分類・定義”. 2014年3月3日閲覧。
  3. ^ 野木恵一「艦載レーダーの歩み」『世界の艦船』第433号、海人社、1991年3月、69–75頁。