全国高等学校総合体育大会カヌー競技大会

全国高等学校総合体育大会カヌー競技大会(別名:全国高等学校カヌー選手権大会)は日本の高等学校カヌー対抗の大会である。選手権大会は1985年に初めて開催。2005年まで日本カヌー連盟が単独で開催していた。

概要[編集]

この大会は、国民体育大会カヌー競技と並ぶ高校生年代のカヌー2大大会で、2006年からはインターハイ開催地にて毎年持ち回りで開催されている。

まず男女それぞれフラットウォーターレーシング(200m・500m)のカヤックシングル、カヤックペア、カヤックフォア、カナディアンシングル、カナディアンペア、カナディアンフォアに分かれて競技を行う。

まず、シングルとペアは5組、カヤックフォアは4組、カナディアンフォアは3組に分かれ、予選を行い、カヤックシングル(200m・500m)、カナディアンシングル(200m・500m)はそれぞれ上位7名ないし8名が、カヤックペア(200m・500m)、カナディアンペア(200m・500m)は上位7ペアないし8ペアが、カヤックフォア(200m・500m)は、上位6チームから8チームが、カナディアンフォア(200m・500m)は決勝へ進むトップ通過のチームを除く下位6チームから7チームが準決勝へ進出できる。準決勝はカヤックシングル(200m・500m)、カナディアンシングル(200m・500m)は4組に分かれ、上位2名ないし3名が、カヤックペア(200m・500m)、カナディアンペア(200m・500m)は4組に分かれ、上位3ペアが、カヤックフォア(200m・500m)は3組に分かれ、上位3チームが決勝へ進出する。決勝はカヤックシングル、カナディアンシングルは9名で、カヤックペア、カナディアンペアは9ペア、カヤックフォア。カナディアンフォアは4チームで競技し、学校対抗得点という各種目の順位点の総合で順位が決定する。

学校対抗歴代優勝校[編集]

年度 開催地 男子優勝 女子優勝
1 1985年 山梨
2 1986年 沖縄
3 1987年 京都
4 1988年 山梨[1]
5 1989年 山梨
6 1990年 山梨 高瀬香川
7 1991年 山梨
8 1992年 山梨 高瀬(香川)
9 1993年 山梨 坂出工(香川) 高瀬(香川)
10 1994年 山梨 高瀬(香川)
11 1995年 山梨 高瀬(香川)
12 1996年 山梨 高瀬(香川)
13 1997年 山梨 高瀬(香川)
14 1998年 山梨 高瀬(香川)
15 1999年 山梨
16 2000年 山梨
17 2001年 山梨
18 2002年 山梨 谷地(山形)
19 2003年 山梨 中新田(宮城) 高瀬(香川)
20 2004年 山梨 球磨工(熊本) 高瀬(香川)
21 2005年 山梨 安達(福島)
22 2006年[2] 山梨 川根(静岡)
23 2007年 佐賀[3] 球磨工(熊本) 高瀬(香川)
  2008年 埼玉 球磨工(熊本)
  2009年 京都 球磨工(熊本) 谷地(山形)
  2010年 沖縄 高田(大分) 坂出(香川)
  2011年 宮城 三潴(福岡) 宮崎商(宮崎)
  2012年 石川 横浜修悠館 (神奈川) 谷地 (山形)
  2013年 大分 坂出 (香川) 水橋 (富山)
  2014年 山梨 谷地(山形) 谷地(山形)
  2015年 京都 名鉄学園杜若(愛知) 不来方(岩手)
  2016年 山口 谷地(山形) 不来方(岩手)
33 2017年 山形 谷地(山形) 谷地(山形)
34 2018年 岐阜 谷地(山形) 小見川(千葉)
35 2019年 鹿児島[4] 坂出工(香川) 小見川(千葉)
36 2020年 香川 大会中止
37 2021年 福井 谷地(山形) 宮崎商
38 2022年 香川 谷地(山形) 谷地(山形)
39 2023年 北海道(山形) 谷地(山形) 谷地(山形)
40 2024年 大分
41 2025年 島根

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 以降開催地を精進湖に固定化[1]
  2. ^ この年より、全国高等学校総合体育大会カヌー競技大会兼全国高等学校カヌー選手権大会
  3. ^ 以降、インターハイ夏季大会開催地での開催となる[2]
  4. ^ 台風8号・9号接近を考慮して500m決勝を繰り上げ・200mレースは中止・競技短縮された

外部リンク[編集]