大盛穂

大盛 穂
広島東洋カープ #59
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 大阪府大阪市都島区
生年月日 (1996-08-31) 1996年8月31日(27歳)
身長
体重
180 cm
77 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 外野手
プロ入り 2018年 育成選手ドラフト1位
初出場 2020年7月24日
年俸 1500万円(2024年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

大盛 穂(おおもり みのる、1996年8月31日 - )は、大阪府大阪市都島区出身のプロ野球選手外野手)。右投左打。広島東洋カープ所属。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

小学1年で野球を始め、守口シニアを経て高校は静岡の飛龍高校へ進学[2]大阪市立淀川中学校卒。

静岡産業大学進学後は4年春の静岡リーグで首位打者となり、秋季リーグでも打率4割を超え、チームの18年ぶりの東海大会進出の原動力となった[3]

2018年10月25日に行われたプロ野球ドラフト会議において、広島東洋カープから育成ドラフト1位で指名を受け[4]、11月16日に支度金300万円、年俸300万円(金額はともに推定)で仮契約した[5]。背番号は124[6]。静岡産業大学出身者としては初めてのプロ野球選手となった[7]

プロ入り後[編集]

2019年は、二軍でチームトップの109試合に出場し、打率.248、1本塁打、11打点、16盗塁を記録した[8]。11月12日に翌年より支配下選手登録されることが球団から発表された[9]。契約金1000万円、年俸500万円で[9]、背番号は59[10]

2020年は、7月24日に自身初めて一軍に登録されると、7月26日の横浜DeNAベイスターズ戦でプロ初安打を記録[11]。22試合で1番打者として先発出場するなど73試合に出場し、打率.259、2本、16打点、5盗塁の成績を残した[12]

2021年は、自身初めて開幕一軍入りするも、開幕2戦目の中日戦で「8番・中堅」で先発出場した1試合を除き、代走や守備固めの起用だった。15試合で打率.125。4月2日に登録を抹消された。5月3日に再度一軍登録された[13]。5月20日に、新型コロナウイルス感染を調べるPCR検査で、陽性判定を受けたと発表された[14]。陽性判定が明らかになる前の5月18日に、球団の判断により「感染拡大防止特例2021」の対象選手として出場選手登録を抹消されていた[15][16]。7月27日に右手有鈎骨骨折による骨片摘出手術を受け[17]、9月8日の二軍戦で実戦復帰した[18]。9月22日に一軍登録され[19]、同日の試合に先発出場した[20]。最終的に56試合に出場し、打率.270を記録した[21]

2023年は、開幕一軍入りを果たしたが定着できず、最終的に一軍で52試合出場で打率.203に終わった[22]

2023年は、一軍で59試合に出場し、打率.152に終わった[23]

プレースタイル・人物[編集]

遠投120メートルの肩と、50メートル6秒0の俊足が持ち味。大学4年間で打撃を磨き4年春のリーグ戦で首位打者を獲ったことで本人は「自信になった」と語り[2]、担当である広島の松本有史スカウトも「三拍子そろっている」と評価した[5]

同じ広島の木村聡司常葉橘高)と桒原樹常葉菊川高)とは同学年で、高校時代に対戦した思い出もある。「2人とも自分が出場できなかった甲子園に行っているので、負けたくない」と語った[5]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2020 広島 73 148 135 21 35 5 3 2 52 16 5 3 0 1 11 1 1 50 1 .259 .318 .385 .703
2021 56 41 37 9 10 1 1 0 13 3 5 1 2 0 1 0 1 19 2 .270 .308 .351 .659
2022 52 76 69 8 14 2 2 1 23 3 0 2 0 0 6 0 1 17 2 .203 .276 .333 .610
2023 59 71 66 10 10 2 0 1 15 5 4 3 1 0 2 0 2 22 1 .152 .200 .227 .427
通算:4年 240 336 307 48 69 10 6 4 103 27 14 9 3 1 20 1 5 108 6 .225 .282 .336 .618
  • 2023年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]



外野












2020 広島 56 61 1 0 0 1.000
2021 53 32 1 0 0 1.000
2022 42 32 2 0 1 1.000
2023 47 53 2 1 0 .982
通算 198 178 6 1 0 .995
  • 2023年度シーズン終了時

記録[編集]

初記録

背番号[編集]

  • 124(2019年)
  • 59(2020年 - )

登場曲[編集]

関連情報[編集]

ポスター
  • 広島県警察本部 総合通信指令室「110番は正しく利用 本当に必要な人のためにしっかり使い分け」2Version(2021年度)

脚注[編集]

  1. ^ 広島 - 契約更改 - プロ野球」日刊スポーツ。2023年11月3日閲覧
  2. ^ a b 【広島】育成1位・大盛、静岡産業大から初のプロ「ありがとうと母に伝えたい」」『報知新聞社』2017年10月26日。2018年12月8日閲覧
  3. ^ ドラフト 県内選手2人に指名」『中日新聞社』2018年10月26日。2018年12月8日閲覧
  4. ^ 2018ドラフト会議、12球団指名選手一覧」ベースボールチャンネル、2018年10月25日。2021年9月23日閲覧
  5. ^ a b c 【広島】育成1位・大盛が仮契約「守備でアピールして支配下目指したい」」スポーツ報知、2018年11月20日。2021年10月3日閲覧
  6. ^ 広島1位小園は背番51 今季まで鈴木誠也背負う」『日刊スポーツ』2018年11月22日。2019年12月21日閲覧
  7. ^ 静産大から初のプロ野球選手 大盛 穂選手 広島から育成ドラフト1位指名」静岡産業大学。2021年10月3日閲覧
  8. ^ 広島、大盛穂を支配下登録 18年育成ドラ1「本当のプロ野球選手のスタートラインに立てた」」『スポニチ』2019年11月12日。2021年2月23日閲覧
  9. ^ a b 広島育成大盛が支配下契約「スタートライン立てた」」『日刊スポーツ』2019年11月12日。2019年12月21日閲覧
  10. ^ 1位森下が「18」菊池保則「39」広島新背番一覧」『日刊スポーツ』2019年11月21日。2019年12月21日閲覧
  11. ^ 広島・大盛穂、足で稼いだ初安打「僕らしくて良いです」逆転勝利に「しびれました」」デイリースポーツ online、2020年7月26日。2022年7月26日閲覧
  12. ^ 広島大盛倍増1000万円で更改、スタメン奪取意欲」日刊スポーツ、2020年12月1日。2021年1月17日閲覧
  13. ^ 広島・大盛が一軍登録 前日5失点KOの野村は抹消」東京スポーツ、2021年5月3日。2021年5月26日閲覧
  14. ^ 鈴木、長野、羽月ら5選手とコーチ含め7人が陽性 新型コロナ」『中国新聞デジタル』2021年5月20日。2021年5月20日閲覧
  15. ^ 出場選手登録および登録抹消 | 公示」日本野球機構、2021年5月18日。2021年5月26日閲覧
  16. ^ 広島、8選手抹消 菊池涼らコロナ感染受け、2軍戦は中止」サンケイスポーツ、2021年5月18日。2021年5月26日閲覧
  17. ^ 【広島】大盛穂と羽月隆太郎が右手関節手術」スポーツ報知、2021年8月8日。2021年9月23日閲覧
  18. ^ <ウエスタン>9月8日オリックス戦 羽月・大盛が復帰、早速安打」中国新聞デジタル、2021年9月8日。2021年9月23日閲覧
  19. ^ 広島・大盛が1軍昇格 右有鈎骨骨折手術経て 野間が登録抹消」デイリースポーツ、2021年9月22日。2021年9月23日閲覧
  20. ^ 【巨人】ここが正念場!戸郷翔征が先発、広島は九里亜蓮…スタメン発表」スポーツ報知、2021年9月22日。2021年9月23日閲覧
  21. ^ 18年広島ドラフトは神ドラフト!?小園が初の規定打席到達、二桁本塁打、リリーフの柱も現れ、大成功!」『高校野球ドットコム』2021年11月13日。2024年4月16日閲覧
  22. ^ 【広島】大盛穂“第2の故郷”で飛躍誓う「スタメンを取りたい」母校静岡産大訪問」『日刊スポーツ』2022年12月15日。2024年4月16日閲覧
  23. ^ 大盛穂の打撃改革~近藤健介からの学びを大切に。先輩たちを超えるために~」『Carp Carp Carp』2024年3月4日。2024年4月16日閲覧

関連項目[編集]

外部リンク[編集]