宇草孔基

宇草 孔基
広島東洋カープ #38
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 東京都墨田区
生年月日 (1997-04-17) 1997年4月17日(27歳)
身長
体重
185 cm
82 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 外野手
プロ入り 2019年 ドラフト2位
初出場 2020年10月6日
年俸 900万円(2024年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

宇草 孔基(うぐさ こうき、1997年4月17日 - )は、東京都墨田区出身のプロ野球選手外野手)。右投左打。広島東洋カープ所属。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

墨田区立向島中学校卒。墨田リトルリーグ、シニアを経て常総学院高等学校に入学[2]。在学中の2015年には第87回選抜高等学校野球大会に出場し準々決勝に進出、2015 WBSC U-18ワールドカップに出場するU-18代表に選出された[3][4]法政大学進学後3年生の秋季にレギュラーとなり、4年生の春季にはベストナインに選出、第43回日米大学野球選手権大会にも選出されている[2][5]。高校・大学の1年後輩に鈴木昭汰がいる。

2019年10月17日に行われたドラフト会議広島東洋カープから2位指名を受け[6]、11月19日に契約金8000万円、年俸1200万円(金額は推定)で入団に合意した[7]。背番号は38[8]

プロ入り後[編集]

2020年は、10月6日の一軍初昇格から13試合で打率.256、0本塁打、3打点、3盗塁の成績を残した[9]。10月21日の阪神戦で青柳晃洋から死球を受け途中交代し、翌10月22日に右腓骨骨折の手術を行った[9]

2021年は、4月30日の二軍・阪神戦に2番・左翼で先発出場し、3回裏にソロ本塁打を放つなどの活躍を見せ、実戦復帰を果たす[10]。5月18日に一軍昇格を果たすと、6月5日の楽天戦で、2回裏に田中将大からプロ初本塁打を放つ。しかし、徐々に調子を落とし、7月2日に登録を抹消[11]。後半戦の10月5日に一軍再昇格を果たすと、1番・中堅に定着し、リードオフマンとしての仕事を果たした[12]。オフの11月4日に右腓骨固定プレート除去手術を行った[13]。11月18日、100万円増となる推定年俸1200万円で契約を更改した[14]

2022年は、6月22日の対阪神戦(マツダスタジアム)で4-4の同点で迎えた延長11回二死無走者の打席でラウル・アルカンタラから自身初のサヨナラ本塁打を放った[15]

2023年は、プロ入り後初めて一軍出場が無かった。二軍成績は打率.210(166打席33安打)、1本塁打、11打点だった[16]

2024年は、ウエスタン・リーグでの好調を受け4月9日に一軍昇格すると[17]、4月20日の対巨人戦(マツダスタジアム)で2年ぶりの本塁打を代打で放ち、4月23日の対ヤクルト戦、4月27日の対中日戦でも本塁打を記録し、1週間で3本塁打の活躍を見せた[18]

選手としての特徴・人物[編集]

俊足巧打が魅力の外野手[19]。打撃では積極性があり[8]、パンチ力も秘める[20]。30m走では3秒98を[21]、50m走では5秒8を記録し[22]、全力疾走を心掛けている[8]

愛称は「ウグ[23]

広島入団後につける背番号38について「赤松(真人)さんがつけられていた番号。僕も泥のようにして食らいついていきたいです」と語っている[8]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2020 広島 13 47 43 5 11 1 1 0 14 3 3 2 0 0 3 0 1 7 0 .256 .319 .326 .645
2021 43 158 148 18 43 7 1 4 64 14 6 5 1 0 6 0 3 42 1 .291 .331 .432 .764
2022 45 98 88 6 18 2 0 1 23 6 0 1 1 0 4 0 5 23 2 .205 .278 .261 .540
通算:3年 101 303 279 29 72 10 2 5 101 23 9 8 2 0 13 0 9 72 3 .258 .312 .362 .674
  • 2023年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]



外野












2020 広島 13 18 1 1 0 .950
2021 52 95 2 2 0 .980
2022 23 24 2 0 0 1.000
通算 88 137 5 3 0 .979
  • 2023年度シーズン終了時

表彰[編集]

記録[編集]

初記録

背番号[編集]

  • 38(2020年 - )

登場曲[編集]

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ 広島 - 契約更改 - プロ野球」日刊スポーツ。2023年11月12日閲覧
  2. ^ a b 宇草 孔基」野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト、2019年。2019年11月24日閲覧
  3. ^ 侍ジャパンU-18代表選手紹介/宇草孔基(常総学院高等学校 3年・内野手)」野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト、2015年8月22日。2019年11月24日閲覧
  4. ^ 統計」『2015 WBSC U-18ワールドカップ』世界野球ソフトボール連盟。2019年11月24日閲覧
  5. ^ 岡本朋祐「広島2位・宇草が持つプロで成功するメンタリティーとは?」『週刊ベースボールONLINE』ベースボール・マガジン社、2019年10月27日。2019年11月24日閲覧
  6. ^ 広島東洋カープ 選択選手一覧」日本野球機構。2019年10月17日閲覧
  7. ^ 広島2位宇草が仮契約「やるぞ」憧れ鈴木誠也目指す」日刊スポーツ、2019年11月19日。2021年12月31日閲覧
  8. ^ a b c d 広島ドラ2・宇草「赤松魂」継承誓い 背番38「足が僕の生命線」」『スポニチ Sponichi Annex』2019年12月9日。2021年12月30日閲覧
  9. ^ a b 広島宇草、死球骨折で腓骨を手術 今季復帰は絶望的」『日刊スポーツ』2020年10月22日。2021年12月30日閲覧
  10. ^ 広島宇草孔基、復帰2軍戦で本塁打含む2安打1打点 昨年10月右腓骨骨折」『日刊スポーツ』2021年4月30日。2021年12月30日閲覧
  11. ^ 広島・宇草 1軍昇格即1番即マルチ安打!レギュラー獲り猛アピール」『デイリースポーツ online』2021年10月6日。2021年12月30日閲覧
  12. ^ 宇草孔基がカープの新たな1番像をつくる。攻撃型1番打者が心がける打席でのルール【SELECT INTERVIEW】」『広島アスリートマガジン』2021年10月25日。2021年12月30日閲覧
  13. ^ 広島宇草孔基が右足手術 右腓骨固定プレート除去 復帰時期は未定」『日刊スポーツ』2021年11月4日。2021年12月30日閲覧
  14. ^ 広島宇草孔基が100万円増の1200万円でサイン「悔しいシーズン」」日刊スポーツ、2021年11月18日。2021年12月31日閲覧
  15. ^ 広島・宇草が初のサヨナラ弾で阪神に負け無し9連勝!3位キープ 初回のアクシデントものともせず」『デイリースポーツ online』神戸新聞社、2022年6月22日。2022年11月4日閲覧
  16. ^ 2023年度 広島東洋カープ 個人打撃成績(ウエスタン・リーグ)」日本野球機構。2024年4月28日閲覧
  17. ^ 中村奨成の代わりに宇草が昇格」『中国新聞デジタル』中国新聞、2024年4月9日。2024年4月28日閲覧
  18. ^ 【広島】宇草孔基、チーム単独最多3号 昨季1軍出場なしの5年目が1週間で3発の大暴れ」報知スポーツ、2024年4月27日。2024年4月28日閲覧
  19. ^ 「早く治ってくれ」渇望から始まった今シーズン。宇草孔基を突き動かす野球への思い」『広島アスリートマガジン』2021年9月11日。2021年12月30日閲覧
  20. ^ 「かきまわせる1、2番」をつくれるか!? セ6球団「1、2番打者成績」に見る広島の課題」『BASEBALL KING』2021年12月27日。2021年12月30日閲覧
  21. ^ 広島ドラ2宇草 やっぱり速い!30メートル走新人断トツ 目指すは柳田&誠也化」スポニチアネックス、2020年1月12日。2020年1月12日閲覧
  22. ^ 広島2位宇草が初1軍昇格 50m5秒8の快足武器」『日刊スポーツ』2020年10月5日。2021年12月30日閲覧
  23. ^ ドラフト2位・宇草孔基「持ち味はスピードです。 今後も攻める気持ちを貫きたい」【2020年度 新入団選手発表記者会見】(2/2)」『広島アスリートマガジン』2020年1月13日。2021年12月30日閲覧

関連項目[編集]

外部リンク[編集]